家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
わが家では当たり前。でも他の家ではどうしてるの?今回のテーマは「トイレ掃除の頻度」。
みなさんどれぐらいマメに掃除しているのでしょうか?
そんな「気になるよそん家事情」について、主婦100人にアンケートを実施しました。
おうちのトイレ、どのくらいの頻度で掃除してる?
まずはズバリ、おうちのトイレの掃除頻度について聞いてみました。
アンケート結果は以下の通り。
50%以上の人が「週1~2回くらい」の頻度でトイレを掃除をしているということが明らかに!
毎日掃除している人や週5~6回掃除している人、週3~4回掃除している人を含めると、およそ83%の人が週1回以上掃除をしている、ということになります。
掃除頻度についてくわしく聞いてみた
なぜその頻度で掃除をしているのか、理由も聞いてみました。
毎日・週5~6回掃除している理由
まずは毎日、もしくは週5~6回のかなりの高頻度で掃除をしている、という人の意見をみてみましょう。
「朝のルーティンになっているから。家族も多いので、毎日しないと汚れが気になる。」(30代主婦・4人暮らし・子ども3人)
「毎朝自分がトイレに行くタイミングでついでに掃除しています。朝一のトイレは掃除するまでがルーティンのような感じです。」(40代主婦・4人暮らし・子ども2人)
トイレ掃除を朝のルーティンにしている、という人もいるようです。習慣化してしまえば「めんどくさい」という思いもしなくなりますし、トイレをいつでもキレイな状態に保てるのでとてもいいアイデアですね。
「毎日掃除すれば短時間で終わるため。壁→床(シート捨てる)→便座フタ→便座裏(シート捨てる)→便器(ブラシ)、という流れを決めて毎日掃除をしています。」(50代主婦・4人暮らし・子ども2人)
毎日掃除をすることで、結果的にトイレ掃除にかかる時間が短縮できている、という意見もありました。確かに、掃除の手順を決めておけば、流れ作業で掃除ができますよね。
「トイレの神様はいると信じているので、トイレは毎日キレイにしておきたいから。」(50代主婦・2人暮らし)
2010年に「トイレの神様」という楽曲が話題になりましたね。トイレ掃除が苦手な人は「トイレの神様が見てくれているからがんばろう!」と自分に言い聞かせるのもいいかもしれません。
週3~4回掃除している理由
続いて、約2日に1回の頻度で掃除をしているという人の意見です。
「本当は毎日したいけど、平日は仕事で忙しいので土日しかできないから、というのが本音です。
なので、土日にはしっかりめの掃除をしています。平日は汚れが気になったときに気になった人が掃除するというスタイルです。
訪問介護をしていたときの経験談ですが、掃除してもニオイが気になるときは便座裏に汚れが残っているのが原因のことがあるので、便座が外せるなら外して掃除するのがおすすめです。
排水からのニオイだったりすることもあるので、タンクに入れるタブレットタイプの洗浄剤をこまめに使用するのもおすすめ。
わが家ではドラッグストアなどどこにでも売ってる洗浄剤を使っています。」
(30代主婦・4人暮らし・子ども2人)
「毎日したいけどなかなかできないです。」(40代主婦・4人暮らし・子ども3人)
「本当は毎日したい。でもなかなか時間が取れないのでこの頻度です。」(30代主婦・4人暮らし・子ども2人)
1番多かったのは「本当は毎日したいけど忙しくて難しい」という意見でした。
特にいろんな年代の子どもを抱える主婦さんは、朝の支度や帰宅の時間が家族全員バラバラ、ということも影響するようです。シビアな問題ですね。
「汚れが気になるタイミングだから。」(40代主婦・4人暮らし・子ども2人)
「汚れたりニオイが気になってきたタイミングや気が向いたときにしています。」(20代主婦・2人暮らし)
「汚れが気になり始めたら掃除する」という意見も多かったです。汚れの溜まり方はトイレの使用回数によって変わってきそうですが、だいたい2日くらい経つと気になってくる、という意見が多いようでした。
「便器の裏やフチなどの汚れやすいところはなるべく頻繁に掃除しています。流せるトイレブラシを使った掃除は週1でやっていて、これは交代制にしている。」(30代主婦・2人暮らし)
「週に1回トイレブラシで便器を掃除、2日に1回ペーパークリーナーで便座と床を掃除。これで充分かなと。」(40代主婦・4人暮らし・子ども2人)
1週間の中で「この掃除は頻繁に、この掃除はたまに」というルールを決めているという意見も!
これくらいの頻度ならキレイな状態を保てる、というのが分かっていると、掃除のスケジュールも組みやすいですね。
最も多かった週1~2回の掃除。その理由
最も回答数が多かったのが、週1~2回の頻度で掃除をしているという意見。気になる理由を見ていきましょう。
「平日は仕事で忙しいので土日しかしっかりと掃除できない。平日は気になればさっと掃除する。」(40代主婦・3人暮らし・子ども1人)
「仕事から帰ってきてから掃除するのしんどいので、基本は休みの土曜日にします。
平日でも汚れが気になった時は、シートで便器を拭いて、ハイターで10分放置して流してます。」(40代主婦・4人暮らし・子ども3人)
1番多かった意見は、「平日は忙しくて掃除できない」というもの。やはり平日の多忙さが理由で、やりたくてもできないという悩みを抱えている人が多いようです。
「大人2人だけだし、見た目はそんなに汚れてないと感じるから。」(40代主婦・2人暮らし)
「平日は日中職場にいるし、使用頻度が少ないので汚れもあまり気にならないから。」(20代主婦・2人暮らし)
お子さんのいないご家庭で目立っていた意見が、トイレを使う人数が少ないためそもそも汚れが気にならない、というものでした。
仕事が休みである土日に1~2回掃除するだけで十分、という人が多いようですね。
「平日は時間がないので、土曜か日曜にまとめて掃除しています。平日は汚れが目立っていたら、そこだけ掃除します。ゴミ箱がいっぱいだったら袋の交換もします。」(40代主婦・5人暮らし・子ども3人)
「掃除のタイミングを日曜日に固定しているからです。
毎週土日が休みなので、わが家では土曜日にお買い物で外出、日曜は家でまったり、というのがルーティンになっています。
なので、家にいる日曜日に掃除をまとめて片付けています!
トイレ掃除をラクにするために、トイレマットを敷かないなどの工夫もしています。」
(20代主婦・2人暮らし)
トイレ掃除はこの曜日にする!と決めているという意見も。週1回の掃除で済ませるために考えて工夫をしている、というのは参考になりますね。
月に数回掃除している理由
最後に、月に数回掃除をしているという人の意見をみてみましょう。
「時間がないので汚れ具合にあわせて適度に掃除します。トイレスタンプで便器を汚れにくくしています。」(30代主婦・3人暮らし・子ども1人)
「便器に貼りつけるトイレスタンプがなくなると掃除のサイン。」(40代主婦・4人暮らし・子ども2人)
「汚れが気になるタイミングが月に数回だから。週に1回洗剤でつけ置きするだけで汚れが付きにくいです。」(20代主婦・3人暮らし・子ども1人)
「トイレが自動洗浄機能付きなのであまり汚れません。汚れ防止洗剤を使うことも。使用後に気になる汚れをサッと拭くなどの軽いお手入れはしていますし、子どもが汚したときは都度報告するように言ってあるので、すぐにきれいにするようにしています。」(40代主婦・3人暮らし・子ども1人)
ほとんどの人が、トイレ掃除を月数回で済ませる工夫をされていたのが驚きです!
便利なトイレスタンプや強力な洗剤を使うことで、汚れが気になる頻度が減るというのがよく分かりました。
トイレ掃除を時短するための工夫を聞いてみた
「本当は毎日掃除をしたいけど、平日は忙しくてトイレ掃除する時間が作れない」という人のために、トイレ掃除を時短するためにいろんな工夫をこらしている人のアドバイスをまとめてみました!
使う度にキレイになるアイテムを併用!
トイレの汚れの中でも、とくに気になるのが便器の黒ずみですよね。毎日は掃除できなくても、こういったイヤな黒ずみが付かないようにする工夫もあります。
アンケートでは、置くだけ・貼るだけで汚れを落とせたり予防できたりするものを使って掃除の手間を省いている、という意見が多く見受けられました。
「わが家のトイレ掃除の頻度は週3~4回。本当は毎日したいけどなかなか時間が取れないのでこの頻度です。
そこで、便器に貼りつけるだけで汚れを軽減できるトイレスタンプを活用しています。小さくなっていれば隣にもう1個スタンプします。」(30代主婦・4人暮らし・子ども2人)
トイレマットを敷かないor洗わない!
トイレマットを敷くと足元が寒くないというメリットがあります。が、定期的に洗濯をする必要があるというのは、人によってはデメリットに感じることも…。
今回、「トイレマットを敷くのをやめて洗濯の手間を省いている」、「トイレマットは敷いているけど洗濯をやめた」という方が多かったのが印象的でした。
●トイレマットを敷くのをやめた人の意見
「トイレマットがないと、床掃除もラクになります。ホコリや髪の毛が落ちているときはトイレットペーパーでササっと拭けばOK。
床が汚れてるなぁってときは便器掃除にも使ってる流せるトイレ掃除シートでフキフキしています!」
(20代主婦・2人暮らし)
●トイレマットの洗濯をやめた人の意見
「子どもが床を汚しやすいころは、都度洗うほうが掃除がラクだと感じていたのですが、今はもう子どもが大きくなって床を汚さないので、マットを洗う手間が面倒になりました。
今では、布製のトイレマットをやめて、サッと拭くだけのPVC素材のトイレマットを使っています。
わが家は100均のトイレマットを使っていて、気軽に交換できるので衛生面でも気がラクな気がします。」
(40代主婦・5人暮らし・子ども3人)
トイレ用品の収納を見直す!
トイレは家の中でも狭い空間。真ん中に便器がある分、床掃除がしにくいと感じている人も多いのではないでしょうか?
トイレの床掃除をラクにするために、トイレ用品の収納方法に気を付けている人も!
「わが家では掃除用ブラシなどトイレ掃除に使うものを半透明のファイルボックスにキャスターを付けて収納しています。
キャスターがあれば、トイレの床掃除をする際に動かしやすいので便利です。」
(30代主婦・4人暮らし・子ども2人)
「気になる汚れはその場で」を鉄則に!
掃除頻度は違えど、多くの主婦さんが実践していた工夫…それは、汚れが気になったらその場で軽く掃除をする、ということ。
「なかなか床の拭き掃除ができないので、髪の毛やトイレットペーパーの切れ端などのゴミを見つけたら都度取るようにしてます。」(20代主婦・2人暮らし)
「使う度にトイレットペーパーで軽く拭いていると、そう汚れはたまらないです。」(50代主婦・3人暮らし)
「汚したらその場で拭きましょう、と家族に言っています。」(30代主婦・4人暮らし・子ども2人)
自分だけでがんばらず家族の力も借りて、みんなでトイレのキレイを保つ工夫ができるといいですね。
主婦の声、参考になりましたか?
今回は「おうちのトイレ掃除事情」に着目して、リアルな主婦の声をまとめてみました。
- しっかりめの掃除、たまにする掃除を分けて、掃除のスケジュールを組む
- 床掃除がラクになるよう、マットを敷くのをやめたり収納を見直したりする
- 忙しいときは便利なトイレスタンプや強力な洗剤を活用!
これらのトイレ掃除をラクにする工夫も参考にして、気になったものはぜひあなたのおうちにも取り入れてみてくださいね。
<調査概要>
- 調査手法:オンラインアンケート
- 調査期間:2022年7月20日(水)~2022年7月27日(水)
- 調査対象:20代~60代の男女
- 有効回答数:108人以上