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カーテンの掃除と洗う方法

カーテンの掃除の方法とは? 洗い方・プレ掃除・乾かし方まで、おそうじペコさんが解説

掃除

部屋を掃除しているのに、なんとなく空気が重い・ホコリっぽいと感じたら、もしかしてカーテンが汚れているのかもしれません。
カーテンは折り目が多く付着した汚れがたまりやすい上に、しかも布製なので、ホコリの発生元にもなっています。
ついお掃除を忘れてしまいがちな場所ですが、カーテンも大切な部屋の一部。お部屋のリフレッシュのためにも丸洗いしてみましょう。
今回は、洗濯機でカーテンを洗うときのカーテンの洗い方のコツなどを、くわしくご紹介します。

ブログを中心にWEB連載や雑誌等で掃除の楽しさを発信しています。掃除が趣味!と言い切れるほどの掃除好き。お掃除は裏切りません、必要なのはやる気だけ。必ず綺麗な部屋という結果がついてきます。 みなさん一緒に掃除を楽しみましょう! 著書「暮らしを楽しむお掃除エッセンス」「魔法の1分掃除」「掃除やる気スイッチ」など。

まずは、「カーテンを診断」してみましょう

カーテンは、窓から差し込む紫外線や外気の汚れなどを浴び続けているため、改めて見ると素材が意外と傷んでいることがあります。特に、レース素材のカーテンは薄いため、影響を受けやすくなっています。

手で軽くひっぱるだけで破けてしまう、ほつれや破れがある場合は、洗うとさらに傷んでしまう可能性があります。素材があまりに傷んでいる場合は、買い替えのタイミングかもしれません。

また、カーテンのお手入れ表記も必ず確認してください。ご自宅で洗える素材であれば大丈夫ですが、ドライクリーニングのみ可能と記載がある場合は、無理をせず洗濯業者に依頼しましょう。

カーテンを掃除・洗うのに「用意する道具」

カーテンを掃除・洗うのに、用意する道具

<カーテンを洗うのに必要なもの>

  • 洗濯機の説明書
  • 酸素系漂白剤(カーテンの染み抜き用)
  • 中性洗剤(カーテンの染み抜き用)
  • スポンジ(カーテンの染み抜き用)
  • おしゃれ着洗い用洗剤
  • 大物洗い用の洗濯ネット

洗濯機の説明書は、事前に確認をしておきましょう。カーテンといった大物を洗う時の設定方法は、洗濯機の機種によって違います。

酸素系漂白剤と中性洗剤は、カーテンの汚れがひどい時の染み抜き用洗剤に使います。スポンジも汚れがひどい場合の染み抜きをするときに使います。

汚れがひどくない場合は、おしゃれ着洗い用洗剤を使って洗濯機で丸洗いしてもかまいません。カーテンの素材を傷めないよう、大き目のサイズの洗濯ネットに入れて洗います。

<カーテンを掃除するのに必要な道具>

  • マスク
  • 掃除機用ブラシノズル
  • 洗面器
  • ブラシ
  • お掃除手袋(ブラシなどでも可能)

カーテンを洗ったり掃除するときには、ホコリが舞うのでマスクは必須です。掃除用ブラシノズルは、洗う前のプレ掃除に、洗面器とブラシはカーテンフックのつけ置き洗いに使います。

お掃除手袋は、カーテン周りの掃除に使いますが、他のものを使ってもよいでしょう。

【STEP1】洗う前にカーテンの「プレ掃除」をする

重くて大きなカーテンを洗うのは、意外と大変な作業です。洗う前に以下のことをしっかりして、効率よく作業していきましょう。

カーテンは、部屋の掃除をする前に洗う

ホコリが大量に立つので、カーテンを洗う作業は、部屋の掃除をする前がベストタイミングです。
また、ホコリを吸い込まないようにしっかりマスクをしましょう。

カーテンについたホコリを掃除機で吸う

カーテンのプレ掃除

まず、カーテンを触ってみてください。

かなりホコリっぽい、ねっとりした手触りがある場合、空気中の油を含み重くなったホコリが付着しています。
洗う前にプレ掃除として掃除機で表面のホコリを吸引しておきましょう。

カーテンのホコリを吸い取るときは生地が傷まないよう、掃除機に「ブラシ付きノズル」をつけ、上から下へと吸引していきます。折り目の間床に近い場所は、ホコリが付きやすく汚れているので、特に念入りに。

フックを外し、浸け置き洗いする

掃除機でカーテンのおおまかなホコリをとったら、次にカーテンを取り外していきます。高所の場合脚立に上っての作業なので、足元の安全には気を付けましょう。

取り外したフックは洗剤を溶かした洗面器に浸け置きしておきます。時間と共に洗剤が黒くなり、汚れが浮いてくるのがわかります。

【STEP2】カーテンの汚れがひどい場合は、「下洗い」をする

カーテンの下洗い

カーテンに手垢やカビなど酷い汚れがある場合、ピンポイントで洗っておきます。

汚れている場所の下にタオルを敷き、「酸素系漂白剤1:中性洗剤1:お湯1」の割合で溶かした洗剤を、スポンジに含ませて汚れの上からポンポンとたたきます。

強くこすると素材を傷めるだけでなく、汚れが拡がる原因に。上からたたいて、下のタオルに汚れをしみこませるイメージで、行いましょう。

【STEP3】カーテンを「洗濯機で丸洗い」する

いよいよ、ここからは洗濯機でカーテンを丸洗いしていきます。カーテンを傷めずに洗えるように、基本の手順ときれいに洗うコツについてご紹介します。

手順1.カーテンを折り目に従って畳む

洗濯機で洗うためカーテンを折り目にそって畳んだところ

カーテンのドレープがなくならないように、折り目を意識して、縦に畳みさらに横に畳んみます。その後洗濯ネットに入れます。このとき、汚れがつきやすい上部と、裾部分は表に出るようにします。

ただし、洗濯機の機種によってはネットに入れない方がよい場合もあります。取扱説明書を読んで、確認してください。

手順2.洗濯機にカーテンを入れて洗う

洗濯機にカーテンを入れて洗っているところ

おしゃれ着洗い用の中性洗剤をたっぷりの水量で泡立てます。 その後、カーテンを入れてドライコースで洗います。

コツは、カーテンをゆったりと泳がせて洗えるくらい多めの水量で洗うこと。脱水時間は30秒から1分程度に設定します。

【STEP4】洗濯中、「カーテン周りの掃除」をする

カーテンを洗っている間は、窓掃除や窓枠掃除のチャンスです。

窓周りの掃除をする

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特に、カーテンレールや窓枠など普段掃除できない細かい場所を拭き掃除しておきましょう。凹凸が多い場所なので、お掃除手袋が便利です。

カーテンフックをつけ置き洗いする

カーテンの洗濯中に、カーテンフックを洗っているところ

カーテンを洗濯している間に、カーテンフックをつけ置き洗いします。つけ置きした後、柔らかいブラシで洗い、すすいでおきます。

【STEP5】カーテンを設置する

掃除・洗濯した後のカーテン

洗い終わったら、時間をおかずにすぐに洗濯機から出すようにします。脱水は軽くして、少し濡れた状態でフックをつけ窓に設置して、自然乾燥させます。

気になるカーテンのシワについては、乾かしている間にカーテンの重みで伸びるので、心配はいりません

カーテンを洗う頻度とよい季節は?

カーテンの汚れが気になるからといって、あまり頻繁に洗うと縮みや痛みの原因になってしまうので注意しましょう。

カーテンは、風が強く花粉が舞う季節の春の終わり(初夏)、冬の乾燥で埃がついている年末(大掃除時期)の年2回くらい洗うのがベストです。

また、天候は晴天の日よりも、少し曇りの日の方がむいています。曇りの日の方が、一気に乾くことなく時間がかかるので、ドレープが綺麗によみがえりますよ。

見渡すと部屋の壁一面分は窓とカーテンが占有しています。思い切って洗濯することで、くすんだカーテンが綺麗によみがえり部屋も明るく、空気も気持ちも澄んだ気持ちになります。

また、ついでに窓掃除もしようという動機付けにもなります。ぜひカーテン洗いをしてみてください。

公開日:2017年12月20日
更新日:2025年5月10日

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