インテリア・整理収納・リメイク・DIYなと暮らしを楽しむコツを発信。 美容室、サロンなど空間プロデュースやコーディネーターとしても活動中。 著書に『おうち時間を楽しむインテリア』(宝島社)。 2018年オリジナルブランド[VIEJOUER]を立ち上げる。
靴下や下着、ハンカチ……こういった細々したものって、油断するとあっという間に散らかってしまいます。
「何度片付けても散らかる!」という悩みを持つ人のために、今回は小物をスッキリ収納するヒントを実例つきでご紹介します!
下着、靴下、ハンカチなど小物収納をスッキリさせるポイント
衣類の中でも、靴下や肌着、ハンカチ、ネクタイといった小物の収納には悩みが多いものです。
衣装ケースの引き出しに収納している方が多いと思いますが……
靴下はいつの間にかペアがいなくなってソロになってしまう。肌着はキレイに畳んで立ててしまっても、素材が薄くて柔らかいから少し雑に扱っただけでクタッと横たわってしまう。さらにそこから上に上にと重ねる収納になってぐちゃぐちゃに。
気が付くと衣装ケースの中はカオスな状態というのは、あるあるですよね。小物を収納するときにのポイントは以下の2つです。
<クローゼットの中の小物を収納するポイント>
- 衣装ケースの選び方
- 引き出しの中での仕切り方
この2つのポイントについて、実例をもとに収納のヒントをご紹介します。
小物が散らからない! 衣装ケースの選び方
わが家のクローゼットです。無印良品の「ポリプロピレン衣装ケース引出式」を重ねて使ってます。
靴下や肌着、ハンカチなどの細々としたものは、このような深さのないタイプの衣装ケースにしまっています。
深さのある衣装ケースを使うと、ついつい上に重ねたり、余計なモノも入れたりしてしまいがちです。
なので、持っているモノの量より「少し余裕があるかな?」ぐらいのサイズ感の衣装ケースを用意するといいと思います。
小物が片付く!引き出しの中の仕切り方の実例3つ
衣装ケースの中を散らからないようスッキリ収納には、仕切るアイテムをうまく活用することが大事です。3つの仕切りアイテムを使って収納の仕方をご紹介します。
オーガナイズ作業へうかがうと、先ほどご紹介した無印良品の衣装ケースを使っている方が多いので、無印良品の衣装ケースを例にします。
【1】100均の「不織布仕切りケース」を使った場合
ダイソーで大人気の不織布仕切りケースです。
無印のケースと相性がよく、どう並べてもいい感じに収まります。
小さい方のケースにはハンカチと靴下を、大きい方のケースには肌着を入れてみました。
<実際使ってみて感じたこと>
やわらかい布でできているので、少し多めに入れても問題なく馴染んでくれます。また、使わないときも小さくたためるので、邪魔にならずに置いておけます。お手頃価格なのもうれしいポイントですね!
ただ、肌着などを入れると形が崩れやすいです。キレイをキープするのは少し難しいかなと思いました。そして見た目の美しさには多少欠けますね。きっちり・ピッタリとした感じがないので、そこはマイナスかなと思います。
【2】「整理収納アドバイザーが考えた収納ケース」を使った場合
こちらは、整理収納アドバイザーの方がメーカーさんと一緒に商品開発してできた収納用品です。
正直言って「このような収納ケースなら100均でいいのでは?」と思いましたが、実際使ってみると「いや、これはオススメしたい」と思えるポイントがいくつかあったのでご紹介します!
サイズはS・M・Lの3つ。1番のポイントは、S・M・Lをどう組み合わせてもキレイな形になること。
実際にSサイズとMサイズを適当に置いてみても、このように上手く収まるんです。無印良品の衣装ケースとの相性も抜群です!
ハンカチ・ネクタイ・ベルトはSサイズのケースに、靴下はMサイズのケースに入れてみました。Lサイズは肌着がちょうどしまえそうですね。
そして、この収納ケースには仕切り板がついているんです。
仕切り板は、半袖・長袖で仕切ったり、色で仕切ったりするのに大活躍。肌着などやわらかい素材を入れても崩れにくくなります。
「これはいい!」と思ったのが、ベルトの収納です。
Sサイズのケースにちょうど2本ベルトが収納できるのですが、こうして仕切りをしておくと崩れないので、簡単にキレイをキープできますね。
<実際使ってみて感じたこと>
このアイテムのいいところは、組み合わせが無限大というところです。 なので、収まりがいい! 仕切り板もあるので崩れを防止できます。見た目も美しいので、ワクワクする仕切りケースです。
ただし、ベルトやネクタイに関しては、毎回クルクルと巻く作業をどう思うかが問題ですね。面倒だと感じる方もいらっしゃるのでは?と思います。また、使わないときはコンパクトにならないので、置き場所に困ることもあるかもしれません。あとは、もう少しキレイにスタッキングできるといいなと思いました。
【3】組み合せる仕切り板「ハニカムパーティション」
こちらはアイデアがおもしろくて試してみました!組み合わせるとハニカム型になる仕切り板です。
スナップが付いていて、パチッと留めてつないでいきます。つなげると幅は43cmあります。
無印良品の衣装ケースには縦向きしか入らないですね。横向きだと少しはみ出てしまいました。
「カットしても使えます。」と書いてあるのですが、カットは力が必要で少し難しかったので、できる限りそのままで使うことをオススメします。
隅々まで収納できるのがおもしろいし、見た目がかわいいですね! ハンカチも靴下もネクタイもキレイに収まりました。
1つの場所に1つのモノを入れるので、倒れたり崩れたりする心配がないのがすばらしい!! とても気持ちのいい収納です。
ネクタイはクルクルと丸めて入れてみると、幅も高さもピッタリキレイに入りました! ネクタイのサイズとちょうど合っているので、シワにならないところもいいですね。
<実際使ってみて思ったこと>
隅々まで収納できるので、キレイをキープしやすいですね。1つの場所に1つのモノしか入れないので、崩れる心配がなく、片手で簡単に出し入れできます。使わないときはバラして重ねることで、小さくたたんで置いておくことができます。
できたらハサミでもう少し簡単にカットできたら……と思いました。あとは、毎回ネクタイをクルクル巻くのが面倒に感じるかどうかですね。
【番外編】衣装ケースを使わない!小物収納のヒント
ネクタイなどをクルクル巻いて収納するのって少し面倒ですよね。衣装ケースに入れるのが面倒に感じるなら、衣装ケースを使わない「たたまない収納」を試してみては?と思ったので、こちらも実例付きで紹介します。
MAWAハンガーに吊るす収納
MAWAハンガーなら引っ掛けるだけで簡単に片付けることができます。
こういったハンガーってよくありますが、MAWAハンガーは滑らない素材でできているので一度引っ掛けると落ちることはないし、シワも気にならないのでオススメですよ!
<実際使ってみて感じたこと>
しまう作業がとにかく楽です! シワを気にしなくていいし、キレイをキープしやすいです。
ただ、見た目がどうかな?と思います。ただし、本当にお気に入りのネクタイばかりであれば、とてもいい「魅せる収納」になります。
100均のピンチハンガーにぽいぽい収納
これは洗濯物を干すときに使うピンチハンガーです。ピンチを入れる収納ケースですが、ここに靴下をぽいぽい入れるようにしています。
大人サイズの靴下が4足しか入らないので無駄に靴下が増えることを防げるし、4足しかないので必ずペアを見つけてきちんと入れよう!と思えるんです。少し変わった収納ですが、とてもお気に入りで6年程続けています。
<実際使って感じたこと>
4足しか入らないので、確実にペアを探してしまうようになります。自然とモノを大切にすることを覚えるので、お子さんのお片付けにいいかなと思います。
個人的に気になるのは、やはり見た目が………。美しくはないですね。
クローゼットの中の小物収納は、チャレンジが大切
下着や靴下、ネクタイなどの小物収納について、衣装ケースを使う収納アイデア3つ、使わない収納アイデア2つをご紹介しました。
全員が絶対に片付けられる収納って「ない」と言ってもいいと思います。自分に合うor合わないがあるので、もし失敗しても「片付けが苦手なんだ」なんて思わないでください。片付け方が合っていないだけです。
散らかりがちな小物の収納は、何度もチャレンジして、自分に合った続けられる片付け方法を探してみてくださいね。