インテリア・整理収納・リメイク・DIYなと暮らしを楽しむコツを発信。 美容室、サロンなど空間プロデュースやコーディネーターとしても活動中。 著書に『おうち時間を楽しむインテリア』(宝島社)。 2018年オリジナルブランド[VIEJOUER]を立ち上げる。
よく使う食器はつい水切りラックなどにおきっぱなしになりがちですよね。
ライフオーガナイザー山本瑠実が暮らしやすくなる収納をご提案する教室2回目。今回は、よく使う食器の収納についてご提案します。
洗い終わった食器を水切りかごに放置するのはNG?
洗い終わった食器を水切りかごに入れたまま、食器棚に戻すことなく寝てしまったり、朝食後に食器を洗って、昼食までそのまま放置してしまうこと、ありますよね。
お気持ちはよく分かりますが、キッチンはG……つまりゴキブリが大好きな場所です。排水口に少しでも何かが残っていれば、そこはGにとってビュッフェ会場。食器が水切りかごに残ったままだと、そこは人間に見つからずゆっくりくつろげる場所となります。
G対策のためにも、寝る前には食器棚に全ての食器を片付けられるといいですね。
「片付けるのが少し面倒」と感じる方は、食器を片付ける場所やモノの量に問題があるかもしれません。
【山本瑠実流】よく使う食器類の片付けアドバイス
負担にならないよう食器を収納するには、以下の3つを見直してみて下さい。
Advice1:食器を収納する場所とシンクとの距離をチェック
食器を収納している場所は、シンクから近いでしょうか?
ときどきダイニングに食器を収納している方もいらっしゃいますが、できるだけ収納場所をシンクに近づける方がお片付けも楽になります。
食器を収納している場所が遠い場合は、収納場所の見直しをしてみましょう。
Advice2:よく使う食器だけをまとめて収納
「食器を片付けるのが1番つらい時間帯はいつか」を考えてみましょう。夕食後が1番つらいという方が多いかなと思います。
その場合は、夕食のときによく使う食器をまとめておくものいいですね。
例えば、わが家では夕食のときに必ず使うご飯茶碗、汁椀、カトラリーはまとめて近くの引き出しに収納しています。
ここはシンクの真後ろで、炊飯器の真下の位置です。
食器を洗って、拭きながらどんどん片付けられるのでオススメですよ!
Advice3:必要以上に食器が多いなら減らす
少しテーマとずれているように感じるかもしれませんが、食器を減らすのもひとつの手。
私がアドバイスに伺ったご家庭では、食器が必要以上に多いおうちは、シンクに洗っていない食器をたくさん放置している方が多いように思います(もちろんそうでない場合もあります)。
そして食器棚の中を見てみると、食器を上へ上へと重ねているので、片付けるのが大変そうなんです。
モノが多いと、その分片付ける時間も必ず多くなります。
使っていない食器は思い切って手放して、食器は同じ種類のものだけを重ねて収納するようにします。
食器棚の見た目もスッキリしますし、お片付けもサッと済みますよ。
【ワンポイントアドバイス】洗う食器を減らすのもアリ
「今日は片付けるのつらいな」と感じたときは、ワンプレートにしてもいいですね。
毎日必ず主食・副菜2つ・主菜などきっちりした夕食にしなくても大丈夫!たまには「疲れちゃった」とオムライスだけの日があっても問題ありません。
使用する調理用品や食器自体を減らしてお片付けの負担を軽減するのもアリです。
手を抜いてバランスを取るのって、悪いことではありませんよ。
山本瑠実、おすすめの収納アイテムはコレ!
トトノの「ディッシュスタンド」
おすすめの理由は?
シンク下に食器を立てて収納できたら素敵ですね。片付けるのも楽しくなりそうですし、お気に入りの食器が並ぶとうっとりできそう。
山崎実業towerの「伸縮&スライドカトラリートレー」
おすすめの理由は?
わが家でも使っていますが、伸縮するのでおうちの引き出しに合ったサイズにできます。丸洗いできてとても便利です。
Lesson2のまとめ「食器の収納は手抜きも必要です」
これからの季節はコバエやGの活動が活発になります。できれば出会いたくないですよね。
食器の片付けは全部がんばるとどうしても疲れてしまうので、手を抜くところは上手に抜いて、スッキリキレイなキッチンを目指しましょう。