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ゴミ箱のサイズ選びで失敗しない! 実際に入る量の目安を調査

ゴミ箱選びで失敗しない! 入る量の目安で分かったおすすめサイズ

家事のコツ

ゴミ箱は大きすぎても小さすぎても使いづらいもの。でも「サイズ選びに失敗した」と思っても、捨てるのも大変で、気軽に買い替えられるアイテムではありません。
そこで今回は「ゴミ箱のサイズ選びに失敗したくない!」という人に向けて、入る量の目安を調査しました。ぜひ参考にしてください。

ハウジーマガジンを運営するキッチン・雑貨の専門卸売り「クラスフィルグループ」で実験を担当するリケジョ。「何を買ったらいいの?」という悩みに応えるべく、商品を実験して徹底調査していきます!

使いやすいゴミ箱のサイズは、どうやって決める?

キッチンに置くゴミ箱として一般的なサイズは「20L」「30L」「45L」です。サイズを選ぶ時は、「1回分のゴミ出しの量」を基準にするのが鉄則。でも、その量がどのくらいなのか、分からないと決められませんよね。

そこで一般的な3サイズのゴミ箱で、実際にゴミを入れて、目安となる量を調査します。

<p>「SOLOW」</p>

「SOLOW」

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使用するゴミ箱は「SOLOW」。サイズ違いで並べても高さが「そろう」ことで人気のゴミ箱です。「SOLOW」は「20L」「35L」「45L」の3サイズが展開されています。この3サイズを一般的なゴミ箱サイズとみなして調べます。

入れるゴミは「紙ゴミ」「プラスチックゴミ」「ペットボトル」の3種類。それでは早速、調査を開始します。

「紙ゴミ」はどのくらい入る?サイズ別の目安

まずは、「紙ゴミ」を入れていきます。紙ゴミの量の目安として使うのは新聞紙。見開き1枚を丸めて紙玉を作り、入る個数を比較します。

ゴミ箱のサイズの目安として、入る紙ゴミの量を比較

3サイズのゴミ箱に紙玉を入れると、このくらいの差になりました。紙玉1個の大きさは、直径約12cm。入った個数は以下の通りです。

  • 20L……紙玉12個
  • 35L……紙玉21個
  • 45L……紙玉28個

実際に持ってみると、20Lは片手でサッと持ち上げられるくらい、35Lは両手で軽く持てるくらい、45Lは両手で抱えてよいしょと持つくらいに感じました。紙なので軽いのかなと思っていましたが、丸めて入れたせいか45Lの量では意外と重く、水分のある生ゴミを入れると、もっと重くなるだろうなと感じました。

「プラスチックゴミ」はどのくらい入る?サイズ別の目安

次は、プラスチックゴミ。実際に集めた、トレーや卵パック、ペットボトルのラベルといったプラスチックのゴミを集めて入れてみました。

ゴミ箱のサイズの目安として、入るプラスチックゴミの量を比較

並べてみると、差はこのくらいになりました。プラスチックゴミは、いろいろな形や大きさがあるせいか、ゴミとゴミの間に隙間ができ、どのサイズも思ったより入らないように感じました。上から押し込むと中身が圧縮されて多少追加できますが、今度は取り出すときにゴミ袋を引っ張り出すのが大変なので、入れすぎもストレスになりそうです。

「ペットボトル」はどのくらい入る?サイズ別の目安

最後は、ペットボトルで比較します。2Lの同じ形のペットボトルを使い、それぞれのゴミ箱に何本入るのか比べました。

ゴミ箱のサイズの目安として、入るペットボトルの量を比較

3サイズに入った量の差はこのくらい。本数にすると以下のとおりです。

  • 20L……2Lのペットボトル4本(つぶせば6本)
  • 35L……2Lのペットボトル7本(つぶせば10本)
  • 45L……2Lのペットボトル9本(つぶせば14本)

ペットボトルは、ゴミ箱に入れる時にどうしても隙間ができてしまい、きっちりとは入りませんでした。ただ出してみると、どのサイズも、けっこうかさばる量が入っていたんだなという印象。ゴミ箱に入れることで、リサイクルなどに出すまで、すっきりまとめておけそうです。

【ライフスタイル別】使いやすいゴミ箱のおすすめサイズ

実際に量を比べた結果から、ライフスタイル別におすすめのゴミ箱のサイズをご紹介します。

一人暮らしなら

一人暮らしでは、自炊するしないでもゴミの量が変わってきます。おすすめのサイズはこちら。

  • 自炊しないなら20L・自炊するなら30Lを使う
  • 45Lを中で分別する

20Lはあまり入らない分、中身をすぐに回収に出せるのでニオイ対策になるという面も。ただ自炊する人は、30Lの容量があるほうがストレスなく使えるでしょう。

燃えるゴミとプラスチックゴミの分別が必要だけど、ゴミ箱を2つ並べるスペースがないという場合もありますよね。

45Lのゴミ箱の中を仕切って、ゴミを分別して捨てる

そんな時は、45Lのゴミ箱を使い、中で半分に仕切ってゴミを捨てるという手もあります。

袋止めの枠に、ミゾがついたタイプなら簡単に仕切ることができるのでおすすめ。実験に使った「SOLOW」も、袋止めにミゾがついて中で仕切ることができます。

2人暮らしなら

2人暮らしにおすすめのサイズはこちら。

  • 30Lを燃えるゴミ用、45Lをプラスチックゴミ用にする
  • 分別しないなら45Lを使う
  • 将来家族が増えるなら45Lを使う

燃えるゴミ用には、ゴミ出しがしやすい30Lがベスト。プラスチックゴミは、ゴミ出しを週1回行う場合は30Lで十分ですが、2週間ためておくなら45Lを用意しておくとストレスが少ないでしょう。

またゴミを分別しない場合も、たっぷり入る45Lがおすすめです。

ただ、将来子どもやペットが増える予定があるなら、30Lより45Lを選ぶのが無難。ゴミ箱が数年で使いづらくなって、買い替えが必要という事態を避けられます。

ファミリーなら

3人以上の家族なら、以下がおすすめです。

  • 燃えるゴミ用とプラスチック用で、45Lを2個使う
  • 分別しないor家族が多いなら45L以上も検討を

45Lは一般家庭でよく使われるサイズ。分別する場合は、燃えるゴミ用とプラスチック用で2つ並べて使うとよいでしょう。

また1回のゴミ出しでためておく量が多かったり、ゴミを分別する必要がない場合は、70Lのゴミ箱を使うという選択肢もあります。ただし、ゴミ箱のサイズが大きくなるので、置き場所の問題やいっぱいになると中身が重くなる点を頭に入れておきましょう。

ライフスタイルの変化も視野に入れて、ゴミ箱を選ぼう

ゴミ箱は、置き場所やデザインも選ぶ際の要素となりますが、毎日の使い勝手を考えると、やはりサイズ選びは重要なポイントと言えます。

また一度買うと頻繁に買い替えるものではないだけに、将来の引っ越しやライフスタイルの変化も視野に入れて選ぶことが大切。

今回、ゴミ箱のサイズ別に調査した目安の量を参考に、自分のライフスタイルに合った、ベストなゴミ箱を選んでみてくださいね。

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※本記事は、メーカーからのサンプル協力をいただいて執筆しています。ただし、記事内容やランキングへの意思決定に関与するものではありません。

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