食器と雑貨が大好きな元ライフスタイル雑誌編集者。カオス状態の部屋をなんとかするべくミニマムに暮らすことを目指しています。雑誌編集者の経験を生かしたコーディネート記事やミニマムな暮らしに関する記事を配信中。
マーナの「つけ置き洗いキャップ」。一人暮らしの人もみんな続々と買っていて、今話題なんです。
年末の大掃除時期でもないのに、みんなそんなにつけ置き洗いしているの?と疑問に思った私。実は意外な目的が判明してやってみたらめちゃくちゃよかったので、その様子をリポートします!
「つけ置き洗い」をするはずがない!一人暮らしの人たちが続々購入するワケ
マーナの「つけ置き洗いキャップ」って知ってますか?
その名の通り。キッチンシンクを使ってつけ置き洗いするための止水キャップです。
耐熱・耐薬性のあるシリコーンゴム製で、排水口に吸い付くようにフィット! のせるだけで水をせき止めてくれるので、タライや桶を用意しなくてもつけ置き洗いができてしまうというアイテムです。
使い方は下記のマーナの宣材写真の通り。
五徳(ごとく)やコンロ周りで油に汚れたもの、漂白したい布巾をキッチンシンクへ丸ごとイン。そして水と洗剤を投入して、しばらく置いておく。簡単そうではあるけれど、なんとなくハードルが高く感じてしまうつけ置きという掃除方法。よっぽどのキレイ好きさんでないと「しないだろう」と思い込んでいた私。仕事が忙しく時間がない(つまり、つけ置きする時間さえない)、しかも一人暮らしでそんなにキッチンが汚れないこともあって、私とは最も縁遠いアイテムだ思っていたのですが……。
でも最近、ハウジーマガジンの店長もSNS担当者もみんなこれを続々と買っているんです! しかもみーんな一人暮らし!
ええっ!? 「つけ置き洗い」って流行っているの? なんでなんで?
実はつけ置きするためじゃなかった! 判明した意外すぎる目的
そこでこのアイテムを買ったという二人に買ったワケを聞いてみました。
制作スタッフS「私もつけ置きなんてやってません! 実はこれ、水をためてそのまま流して使っています。」
つけ置きなんてやってないというSさん。単に水をためて排水しているだけ!? どういこと?
ハウジーSNS担当ひかる「SNSでもちょっと前にバズっていました。その理由は、排水パイプの掃除にも使えるということから。たぶん、みんなそれを見て買ってるんじゃないでしょうか」。
お掃除関連バイヤーケンジ「レビューでもそういった声があがっていますね。暑くなると排水溝の奥からイヤなニオイがしてしまうこともある時期。ジメジメとした梅雨があけたこの時期に掃除してしまおうという人もいるのかもしれません」。
そんな使い方があったんですね!
実はうちの家の排水溝。引っ越してからたいして掃除もしていなく、ごくたまに水を流すと奥の方でゴボゴボという音が! 実はこの音、詰まりかけのサイン。しかもヤバイ状態らしい……。
早速試さなきゃ!
「つけ置きキャップ」の一石二鳥の掃除術にチャレンジ
本体のサイズは直径17㎝。なので、排水口部分が直径15cm以内ならOK。うちの家のシンクは水がスムーズに排水できるよう高くなっていて、フラットになっている部分は19cm。ちゃんとははまるのか少し心配だったのですが、「つけ置き洗いキャップ」をはめてみたらご覧の通り!
そこまでフィットしている感じがしなかったので、水漏れしないか水を入れてみました。
すると、水圧のせいもあって吸い付くようにフィット! みるみる水が面白いように溜まっていきます。ただし、水位は10cmまでが限界なので注意して!
一石二鳥その1:排水口パーツのつけ置き洗いにチャレンジ
つけ置き洗いが目的なのではなく、あくまで第1目的は排水溝掃除。だからこのまま排水してもいいのですが、どうせならつけ置き洗いも一緒に挑戦してみることに。排水溝の掃除をするために、あらかじめ取り外して軽く洗っていたパーツをたまった水の中にイン。
この排水口周りのパーツ。特に、網状になった「ゴミ受け」と鐘のカタチをした「排水トラップ」って、ちゃんと洗ったつもりでも隅っこに水アカが残ってしまいがち。キッチン用漂白剤を入れた水でつけ置き洗いするといいよと聞いたのでやってみました!
「つけ置き洗いキャップは」耐薬性のあるシリコーンを使っているので、キッチン用漂白剤をいれても大丈夫。
ちなみに、つけ置きするのに相性のよい洗剤はこちら
- 五徳……重曹、オキシクリーン
- 排水パイプ……重曹
- 水アカ汚れ……クエン酸
このあとどんなふうに排水されていくか、実況でお届けします。
一石二鳥その2:ゴボゴボ異音さようなら!排水溝掃除を実況レポート!
では早速、水抜いてみます。つけ置きしていたパーツを取り出して、排水スタート。
キッチン用漂白剤を入れたので、水に手が触れないよう慎重に「つけ置き洗いキャップ」のフック部分にお箸をひっかけます。
一気に水が流れ出しました。ただし、水を排水するとき、少し慎重にやらないと水が飛び跳ねるので注意してください。
こんな感じですっきり!
気になっていたゴボゴボとした排水溝からする異音はどうなったかというと……。
この後、もう一度パイプ用洗浄剤を使って、今度は普通のお水で排水をしたところ、ゴボゴボ音も解消!
パイプ洗浄剤+普通に水で流すだけでは、何回やっても解消せず、「業者を呼ばないといけないかな」と思っていたところでした。それがこのお掃除方法で解決!
「つけ置きキャップ」で排水溝も排水口もすっきりキレイに!
排水の奥「排水溝」も「排水口まわりのパーツ」も一気にきれいになった今回のお掃除。
定期的につけ置き洗いキャップで排水をすれば、パイプ洗浄剤いらずになるのもうれしいところ。パイプ洗浄剤って、地味にお財布に痛いアイテム。しかもあの黄色いパッケージは、収納場所がごちゃごちゃ見えてしまう一因だなと思っていました。
今からミニマリストを目指す私は、なるべく常備する洗剤は減らしたいところ。これでひとつ常備するお掃除道具が減ったのもうれしいポイントです。
つけ置き洗いをする人にもしない人にも自信をもっておすすめするアイテムです。