北海道の庭で、野菜と共にハーブ・野草・山菜を育てる菜園家。また、それらの食材の楽しみ方・調理方法をプロとして、Yahoo!などの様々なメディアで発信している。Instagram・ブログ『料理+菜園づくり 食育インストラクターracssの日々の暮らし』で、その様子を公開中。
プレゼントを自分でラッピングするとき、「リボンがきれいに結べない・・・」というお悩みはありませんか?
そんなときは「ひも」を使う方法がありますよ。
平らなリボンと比べて「ひも」は裏表を気にする必要がありません。
簡単な結び方でも味が出るので、失敗知らずなんです。
「リボンだと大げさになってしまう気がする」というときにもおすすめ。
今回は「ひも」を使った簡単ラッピングの方法を3つご紹介します。
ナチュラルなラフィアで巻き付けラッピング
ラフィア紐を箱に巻き付けるラッピングの方法です。
用意するもの
- ラフィア紐 2本
- 大きめのシール
1.ラフィア紐を2色と大きめのシールを用意します。
2.ラフィア紐2本を合わせて箱に巻き付けていきます。
3.巻き終わったら、シールで留めてできあがり。
ラフィア紐とは?
「ラフィア」とは、「ラフィア椰子(やし)」の葉の繊維です。
ラフィアは丈夫でしなやかなため、帽子やバッグなどを作るのにも使われます。
ラッピング素材としての「ラフィア紐」は、カラフルな色で染められ、適度な細さ。
ドライフラワーやリースなどナチュラルな素材との相性が良く、お花のギフトによく使われています。
ラフィアはぎゅっと縛っても、丈夫でちぎれないのが特徴。
いくつかの色を組み合わせて使うとナチュラルながら華やかな感じも出せますよ。
ラフィアを真似た「ラフィア風紙ひも」もありますが、こちらは本物と違ってちぎれることがあるので結ぶ際には少し注意が必要です。
リボン結びするだけ!色違いの紐で布ものをラッピング
ストールや小物など、布製の柔らかいものを包んでみましょう。
今回はシワもナチュラルな味になるワックスペーパーを使っていますが、無地の包装紙なら何でも向いていると思います。
用意するもの
- お好きな紐 3色
- ワックスペーパー(無地の包装紙でも可)
1.包装紙でくるくると巻いていきます。
2.端まで巻き終わったら、両端を折り返します。
3.反対側に返して、白の紐を結びます。
4.同じように縦と横に赤い紐と青い紐を結びます。結び目の位置を整えてできあがり。
ラッピング用の毛糸を探すには?
今回使った3色の「ひも」は実は毛糸なんです。
手芸屋さんの編み物コーナーをチェックしてみてください。可愛い「ひも」がたくさん!
夏の編み物用のコットン毛糸や麻入りの毛糸は、ナチュラルな風合いがラッピング用にも向いています。
ネップ(節)の入った糸や羽根のように毛羽だった糸など、さまざまな変わり毛糸がありますし、太さもいろいろ。
季節感を出したいラッピングにしたいときにも、ぜひ使ってみてください。
いろいろな紐をぐるぐる!箱ラッピング
丸いシールと好きなひも3種類を用意します。
ここでは丸いギフトシール、パンチ穴補強用シール、麻ひも、茶色のワックスコード、水色のレース糸を用意しました。
用意するもの
- お好きな紐 3種類
- 丸いシール
1.麻ひもの端をシールで留め、箱に巻き付けます。巻き終わりもシールで留めます。
2.次にワックスコードを同じように巻き付けます。
3.最後に水色のレース糸を巻き付けます。
4.バランスを見ながらグルグル巻きます。シールで各所を留めて完成です。
にぎやかなラッピングになりました。
ラッピングに使える紐の種類
ラッピングにおすすめの紐の種類を紹介します。
《麻ひもとは?》
「麻ひも」は麻の繊維を束ねたもの。
ごわごわしていてナチュラルな風合いが特徴。
天然の薄い茶色が一般的で、ホームセンターで購入できます。
主に梱包や園芸用に使われるもので、製造の過程でついた石油っぽいにおいがすることがあります。
食品など包む場合は避けたほうがいいかもしれません。
購入後しばらく置いておけば、臭いはなくなります。
ほかに、手芸店では編み物用のなめらかな麻ひもや、アクセサリー用のカラフルなものもありますよ。
《ワックスコードとは?》
「ワックスコード」とは、「蝋引ろうびき紐ひも」のことです。
綿や麻などの紐の上に蝋を染みこませたもので、丈夫で撥水はっすい性があり、表面は光沢感があるのが特徴。
編み込みのブレスレットなどのアクセサリー作りに活用されます。
表面を樹脂でコーティングしたタイプは比較的安価に購入でき、滑りがよいため巾着袋の紐などに使うと便利。
パッと見た目が「革ひも」のようにも見えるので、個人的には細めの茶色のワックスコードが気に入っています。
《ラッピング向きのレース糸とは?》
「レース糸」はレースを編むのに使われる糸です。
細さがいろいろありますが、ラッピングに使うなら太めの20番あたりがおすすめ(レース糸は細くなるほど番数が多くなります)。
レース糸はきれいな色がたくさんあるので、アクセント的に使うと面白いです。
パンチ穴補強シールをラッピングに使うメリット
「パンチ穴補強シール」はドーナツ状の丸い形が特徴的。
その名の通り、パンチで開けた紙の穴が破れないよう補強するためのシールです。
素材は紙やフィルムなどがありますが、いずれも粘着力が高くしっかりしているのがメリット。
最近では柄のついたタイプも見かけます。
今回のように少し「工作」感のあるラッピングに使うと、しっかり留められてユニークなアクセント付けができますよ。
おわりに
紐を使ったラッピング方法、いかがだったでしょうか。
カジュアル・ナチュラルなイメージのプレゼントにおすすめの方法です。
難しい結び方をしなくていいので気軽ですね。
お手持ちの「ひも」で使えそうなものがないか、探してみては?