家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
洗濯ネットには、色々な形や大きさの物がありますが、ふだんのお洗濯に大活躍な形といえば、角型と丸型。
あなたはどちらをよく使いますか? 何となく角型を使っているとか、丸型しか使ったことがないなど、違いを意識したことがない人も多いのでは?
というわけで、今回は基本の2種類の型について比較していきます。
洗濯ネットの形にはいろんな種類がある
最近は、洗濯物に合わせた専用の洗濯ネットがたくさんあって、形もさまざま。
例えば、こちらは寝具用の洗濯ネット。
なんとシングルサイズの掛け布団も洗えるそう。
巾着袋みたいに口が大きく開くので、かさばる寝具が出し入れしやすいんですね。
こちらはドーム型の洗濯ネット。
立体的なふんわりドームがデリケートなランジェリーを型崩れから守ります。
最近は、洗濯物に合わせた専用の洗濯ネットがたくさんあって、形もさまざま。
しかし、やっぱりベーシックなもので汎用性が高いものといえば、「丸型」と「角型」の洗濯ネットですよね。
洗濯ネットの形の違いに意味はある?タオルやシャツを洗濯して比べてみた
- 1.角型ガードネット 大 40cm×50cm(株式会社ダイヤコーポレーション)
- 2.丸型ガードネット 大物用 35cm(株式会社ダイヤコーポレーション)
※(カッコ)の中はメーカー名、以下省略。
今回はこちらの2種類の洗濯ネットを使って、洗濯物の「汚れ落ちの良さ」や「型崩れのしにくさ」を比べてみたいと思います。
フェイスタオルを入れて洗濯してみると…
まずは、フェイスタオルを使ってテスト。
それぞれの洗濯ネットにタオルを4枚ずつたたんで入れて、洗濯後のタオルの形をくらべます。
「タオルは洗濯ネットに入れて洗っているよ」という方もおられますね。
これは、タオルの毛羽立ちを防ぎ、また毛羽が他の洗濯物に付かないという利点があります。
さて、洗濯が終わったところで、1角型ガードネットからチェックしていきます。
ファスナーを開けて見てみると4枚のタオルはバラバラ。
1枚ずつがギュッとまとまってかたまりになっていました。
次に、2丸型ガードネットをチェック。
タオルは広がって混ざり合っていました。
1角型ガードネットより、2丸型ガードネットのタオルのほうがたくさん動いたようです。
どちらもタオルはたたんで入れたのに、こんなに違いが出るなんて。
ふだんのお洗濯で、フェイスタオルをきちんとたたんで洗濯ネットに入れるということはあまりしませんが、これは大きな発見!
洗濯物が動く=汚れが落ちる
2丸型ガードネットは、マチのある立体型なので洗濯物が自由に動けるスペースがあります。
一方、1角型ガードネットはマチのない平面的なつくり。
洗濯物を入れるとふんわりふくらみますが、洗濯物が動けるスペースはあまりありません。
洗濯ネットの中で、洗濯物がどれだけ動けるかは汚れ落ちに直結してきます。
となると、2丸型ガードネットのほうが汚れ落ちに優れているということがいえますね。
また、丸型は洗濯機の中でもよく回るので、汚れ落ち効果をさらに向上させるんだとか。
シャツを入れて洗濯してみると…
洗濯物があまり動かないのは、洗濯物の形が崩れないということでは?
型崩れも洗濯の悩みのひとつですよね。
というわけで、次はシャツを使ってテスト。
角型と丸型の洗濯ネットに2枚のシャツをたたんで入れて洗濯してみます。
さっそく結果を並べて見てみましょう。
なんとなく予想はしていたもの、これは大きな差。
1角型ガードネットに入れたシャツは、シワはあるものの、たたんだ形が残っています。
とくに型崩れの気になる襟元はしっかり形をとどめていますね。
洗濯物が動かない=形が崩れない
1角型ガードネットは型崩れしにくいということが明らかになりました。
2丸型ガードネットに入れたシャツは、たたんだ形跡は全く残っていません。
先ほどのタオルのように混ざり合ってまではいませんが、シャツも広がってよく動いたということが分かります。
角型と丸型の使い分けで洗濯のストレスをなくそう!
これまでの結果をまとめます。
洗濯物の汚れ落ちを重視するなら、丸型の洗濯ネットに入れましょう。
丸型だけでなく、筒型なども洗濯物がよく動き、汚れ落ちに優れているのでチェックしてみてください。
シャツやニットなど、型崩れさせたくない洗濯物は、マチのない角型の洗濯ネットがオススメ。
ネットに入れる際は、汚れやすい襟元や袖口を外側に出すようにたたんで入れるのがコツです。
洗濯ネットの形を使い分けて、快適に洗濯してくださいね。