洗濯物を干していて急に雨が降ってきた!ということありますよね。
そんな時は、あわててハンガーごと取り込むわけですが…
円型の①パラソルハンガーは開いたままだと直径が84cm。
窓枠に引っかかってしまうということも…
それにタオルを干している足が、360度いろんな方向を向いているので、おうちの壁にぶつからないように移動するのは結構気を使います。
今回の実験で使用しているのは、下記の2種類のハンガー。
パラソルハンガーと角ハンガーにタオルを10枚ずつ干しています。
①パラソルハンガー(株式会社オーエ)
②角ハンガー(株式会社オーエ)
※(カッコ)の中はメーカー名、以下省略。
②角ハンガーも、なかなかのボリューム。さすが40ピンチ付きのハンガーです。
でも、四角い外側のフレームよりピンチがはみ出ることはないので、この向きに持てば、壁に当たることは避けられそう。
タオルの端が床につかないように気をつけなければなりませんが、①パラソルハンガーより移動はしやすそうです。
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タオルの干し方比較
目次
干したままハンガーをたたんだら?
そうはいっても、どちらのハンガーも開いたままだと、かさばって移動しにくいもの。
そこでタオルを干したまま、それぞれのハンガーをたたんでみました。
どちらもコンパクトにはなりましたが…
①パラソルハンガーのタオルは向きがバラバラで乱雑な印象。
②角ハンガーは、10枚のタオルがまっすぐ揃っていてとてもキレイ。
干したままハンガーをたたんでみると、こんな違いがあるんですね。
動画はコチラ。干したままハンガーを閉じて開いてしています。
干したままでも開きやすいのは角ハンガー
さて、もう一度干し直すとなると、ハンガーを開かなくてはなりません。
②角ハンガーはこの通り!サッと開くことができて、もとの状態に。
タオルがみんな同じ向きを向いているので、干したままでも開きやすいんですね。
ピンチでタオルをしっかりはさんでいるので安心感もあります。
一方、①パラソルハンガーのほうはというと…あれれ?
ハンガーの足とタオルが絡まって、いっきに開くことができません。
また、タオルをフックにはさみ込んでいるだけなので、タオルがずれたりよれたりしてしまいました。もとに戻すのはなかなか大変。
急な雨でもスムーズに対応できるのは②角ハンガーといえそうです。
速く乾いたのはどっちのハンガー?
ところで、一番気になるのは「どっちのハンガーのほうが速く乾いたの?」ということ。
タオルを干してから1時間ごとにチェックしました。
2時間後②角ハンガーは、ほぼ乾いたかなという状態に。
10枚のタオルが完全に乾いたのは2時間20分後でした。
この時点で、①パラソルハンガーのタオルも外側は乾いていましたが、内側、つまりハンガーの中央部分はまだ湿っていて、完全に乾いたのは3時間10分後でした。
時間の差は50分。部屋干しだとこの差は大きく感じるかもしれません。
パラソルハンガーの弱点は内側
どうして①パラソルハンガーのほうが乾くのが遅かったの?
一目瞭然なのはタオルの干し方。
タオルを半分にして丈を合わせて干した①パラソルハンガーは、タオルが重なっているので、どうしても乾きが遅くなりました。
中でも乾きにくかったハンガーの内側部分に注目。
タオルとタオルの間は約3cmと距離がかなり近くなっています。
どうしても風通しが悪くなるので、内側だけ乾くのが遅くなってしまうんです。
一方、②角ハンガーのタオルとタオルの間は約7cmと①パラソルハンガーの倍以上。
また間隔が一定なので、乾きムラが少なくなるということもいえますね。
干し方の違いは乾いたタオルの形に表れる
速く乾いた②角ハンガーのタオルの干し方ですが、実は気がかりなことが…
それは、この弧を描いたようなタオルのゆるやかなライン。
少しだらしなく見えてしまいます。
乾いたタオルをピンチから外してみると、やっぱり…。
ピンチで両端をはさんでいたので、タオルが引っ張られた形のまま乾いてしまいました。
くっきりとしたピンチの跡もちょっと気になります。
タオルのたたみやすさはパラソルハンガー
乾いたタオルをくらべてみると、②角ハンガーより①パラソルハンガーのタオルのほうが歪みが少なくてキレイ。
これは、この後のタオルのたたみやすさにつながってきます。
①パラソルハンガーはタオルを半分にして干しましたが、その跡がタオルについたことで、さらにたたみやすさがアップしました。
結果をまとめてみます。
速く乾くの優先!タオルが歪んでたたみにくくても気にしない!という方には②角ハンガー、乾くのが少々遅くても、タオルのキレイさとたたみやすさが大事!という方には①パラソルハンガーをオススメします。
今回の記事に登場したアイテム
パラソルハンガー ベランダ用(株式会社オーエ)
角ハンガージャンボ ピンチ40個付(株式会社オーエ)
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