いざ布団を干すというときに、ベランダの手すりや外壁の汚れが気になることってよくありますよね。
手すりは拭けばキレイになりますが、マンションやアパート住まいの方にとって外壁は掃除がしにくい箇所です。
我慢して布団を干すか、別の場所で布団を干すかしかないと思っていませんか?
そんなお悩みを持つ方は、ぜひ布団干しシートや布団干しカバーを利用してみてください。
布団干しシートを敷くだけで、布団が直接ベランダ部分に触れずに済み、どんなにベランダが汚れていても布団に汚れが移りません。
今回は布団干しシートのメリットや選び方、おすすめアイテムなどを紹介します。布団干しカバーの使い方や、使用してみた感想も載せていますので、チェックしてみてくださいね。
目次
布団干しシートってなに?使うメリットは?
まずは、布団干しシートと呼ばれているものの種類を見ていきましょう。
布団干しシートには、
- シートタイプ
- カバータイプ

画像の通りですがシートタイプはシートの上に布団を乗せて使うタイプ。一方、カバータイプは「布団干し袋」とも呼ばれ、袋の中に布団を入れて干すタイプです。
カバータイプにはシートタイプにはないメリットもあるので、後程詳しくご説明しましょう。
布団干しシートを使って布団を干すメリット
では、布団干しシートを使うメリットを紹介しますね。
- 布団を外壁や手すりの汚れ(水滴)から守る
- 布団がずれ落ちにくい
最大のメリットは、もちろん布団を汚れから守ることができるところ。
布団干しシートがあれば、ベランダの手すりや外壁の汚れを気にせず、布団を干すことができます。
また、寒い時期は朝早い時間だと外壁や手すりが夜露で濡れていますが、布団干しシートがあれば布団が濡れずに済みます。
手すりに布団を引っ掛けているだけでは、布団がずれ落ちてしまわないか心配ですよね。
布団干しシートは、すべり止め機能を併せ持っていることが多いので、布団をかけるだけも落下しにくくなるのです。
集合住宅など、下に布団が落ちては困る場合に使うと心強いはずですよ。
布団干しカバーはさらに高機能?
布団干しシートには布団を中に入れて使うカバータイプもあるとお話しましたが、カバータイプにはこんなメリットもあります。
- 布団をホコリや花粉などから守る
- 多少の雨なら防いでくれる
- 布団が早く乾く
カバータイプは布団をすっぽり覆ってくれるので、布団をホコリや花粉などからガードしてくれます。
春は花粉や黄砂が飛ぶので、人によっては気軽に外干しができず困ることもあるでしょう。
秋は秋でカメムシやテントウムシなどが布団にくっついている可能性があるので、これもまた困りもの。
布団干しカバーなら、布団を袋の中にすっぽり覆ってくれるので、布団をホコリや花粉などからガードしてくれます。
車通りが多いところで気になる排気ガスも防いでくれますよ。
撥水加工がされているものなら、少しくらい雨に打たれても中身が濡れません。
また、カバータイプには、布団が早く乾くという特徴も。
秋~冬は日照時間が短く、思うように布団が乾かないこともありますよね。
布団干しカバーは黒っぽい色をしているものが多く、太陽の熱を効率よく吸収できます。つまり、太陽の光が弱い時期でも、布団が早く、ふっくら乾きやすいのです。
さらに、ダニは熱に弱く、50℃以上で死滅すると言われています。
布団干しカバーの中の温度が上がれば、布団に付いたダニを駆除することも可能なのです。
こちらは、後程検証した結果をお伝えします。
布団干しシートを選ぶときの4つのポイント
布団干しシートを選ぶときのポイントを4つご紹介していきます。
- 布団のサイズに合っているか
- 布団干しシートの固定方法
- すべり止めがついているか
- 洗濯機で洗えるか
布団干しシート選びのポイント【1】布団の対応サイズ
布団干しシートのサイズはものによって違います。
敷布団はシングルからダブルまで対応していても、掛け布団はシングルのみ対応というものも。
大きめの布団を持っているのであれば、対応サイズをよく確認してくださいね。
布団干しシート選びのポイント【2】シートの固定方法
布団干しシートをベランダに設置するとき、風で飛ばされたりしないよう、しっかり固定する必要があります。
固定方法にはヒモやテープ、スナップボタンなどいろいろありますが、手すり部分にすきまがあれば、基本的にどのタイプでも固定できるでしょう。
ただし、使う度にヒモを結ばなければならないものだと手間がかかります。
テープやスナップボタンの場合、ワンタッチで止められるので手間はかかりません。
ただし、外壁や手すりの形状によっては上手く固定できないこともあるので、おうちのベランダで固定できるかは事前に確認しておきましょう。
布団干しシート選びのポイント【3】すべり止め機能
重い敷布団や掛け布団は、ずり落ちやすいのが難点です。
布団干しシートにすべり止めがついていると、安心して干せますよ。
ただし、シートのすべり止めだけだと風で飛ばされる可能性があるので、布団ばさみを併用するようにしましょう。
布団干しシート選びのポイント【4】洗濯の可否
布団干しシートには、手すりや外壁の汚れが付着する可能性があります。
汚れたものを保管するのも気持ちがよくないので、洗濯機で丸洗いできるとよいですね。
【実例】布団干しカバーの使い方と効果検証
実際に、布団干しカバーを使用してみました。
使用したのはこちらの布団干しカバーで、すべり止め機能はありませんが、洗濯機で丸洗いができるタイプです。
黒いカバーなので、布団を早く乾かす効果も期待できます。
布団干しカバーの使い方と、布団を早く・ふっくら乾かすことができるのか試してみた結果をお伝えします。
布団干しカバーの使い方
まずは布団干しカバーに布団を入れます。
中央にファスナーがあるので、スルッと布団が入れられてストレスフリーです。
Wファスナーなので、カバーの向きを気にせず閉められるのも便利なポイントだと感じました。
こちらの布団干しカバーはセミダブルサイズの掛け布団まで入りました。
(※あくまでも我が家の布団の場合ですので、お手持ちの布団のサイズを確認してください。)
あとはベランダに干すだけです。
表面がツルツルとしていて手すりから滑り落ちやすいので、必ず布団ハサミを使う必要があります。
使ってみたのは11月。秋はカメムシが多く飛び回る時期なので、布団を干しにくい方も多いはずです。
我が家もカメムシが多く発生するので、いい天気なのに布団を干せない日もしばしば…。
布団干しカバーの表面はツルツルしているので、カメムシがくっついていてもすぐに振り落とせました。
もちろん袋の中に侵入する心配もないので、毎年この季節は布団干しカバーが手放せなくなりそうです。
布団干しカバーで布団が早く・ふっくら乾くか検証
続いて、布団が早く・ふっくら乾くか検証してみます。
この実証をしたのが11月中旬だったこともあり、太陽からの熱はやや感じにくかったのですが、結果はいかに…
干して30分後、直干しした布団と布団干しカバーの表面温度を比べてみました。
干しはじめて30分後。温度差は一目瞭然!
もちろん、表面温度は布団干しカバーの方が5度近く高くなっていました。
もう少し時間が経つと、もっと温度が上がっていたのだと思います。
秋~冬は日照時間が短くすぐに日が陰ってしまいますが、布団干しカバーのおかげで短時間でも布団がふっくら仕上がりましたよ。

おすすめの布団干しシート・カバー5選
ここからは、おすすめの布団干しシート、布団干しカバーをいくつかご紹介します。
【東和産業】すべり止めつき布団干しシート
マジックテープでワンタッチで固定できるのにしっかりくっ付くので、シートが飛んでいく心配もありません。布団を取り込むときもシートがはがれにくくなっています。
シートを使い終わったら、付属の袋に収納すればOK。
シートに付着した汚れを気にすることなく、収納できるのがうれしいですね。
サイズ展開は、SとMの2種類。手持の布団にあうサイズを選んでくださいね。
形状 | シート |
サイズ | Mタイプ:約 縦240×横160(cm) |
対応サイズ | シングル掛け布団またはダブル敷布団各1枚 |
固定方法 | テープ |
静電気防止もできる布団干しシート
こちらの布団干しシートは、静電気防止機能を備えているので、バチッとしにくくなります。シートや布団にホコリや花粉の付着もしにくくなりますよ。
また、シートの素材は不織布だから軽くて扱いやすいのも魅力。
縦にするとシングルの掛け布団またはダブルの敷布団が干せます。横にすれば子ども用の布団をまとめて干すことも可能ですよ。
シートはヒモで固定するから外れにくく、強風の日でも安心できます。
収納袋つきなので、使った後の収納方法にも困りません。
形状 | シート |
サイズ | 約 縦240×横160(cm) |
対応サイズ | シングル掛け布団またはダブル敷布団各1枚 |
固定方法 | ヒモ |
【アイメディア】日光の当たり具合を調整できる布団干しシート
上のヒモで固定すれば布団の3/4の面積に、中央のヒモを使えば半分の面積に日光を当てられます。
日当たり具合や好みによって、位置を調整できるのがうれしいですね。
こちらも不織布でできているので、軽くて扱いやすくなっています。
コンパクトにたたんで収納袋に入れられるから、保管場所も取りません。
形状 | シート |
サイズ | 約 縦240×横160(cm) |
対応サイズ | シングル掛け布団またはダブル敷布団 |
固定方法 | ヒモ |
【フォーラル】洗える&収納しやすい布団干しカバー
従来の布団干しカバーはコの字型にファスナーがついていましたが、大きめの布団でも出し入れがしやすいよう、センターファスナーに改良されています。
また、黒いカバーが日光を効率よく吸収し、短い時間でも布団がふっくら乾燥します。
紫外線による布団の色あせを防いでくれるところもうれしいですね。
布団干しカバーに汚れがついてしまったときは、洗濯機で洗えます。いつでも清潔に保てるのもポイントです。
形状 | カバー |
サイズ | 約 縦210×横150(cm) |
対応サイズ | シングルサイズ掛け布団・敷布団 |
ファスナー位置 | 中央 |
【東和産業】花粉ガードする布団干しカバー
空気だけを取り込めるから、花粉が飛ぶ時期でも安心して外干しできます。
ファスナーはコの字型についているから、カバーをガバッと開けられますよ。
布団の出し入れが簡単なのもうれしいですね。
黒い生地は太陽の熱を集めるので、短時間でもしっかりと布団が乾きます。
形状 | カバー |
サイズ | 約 縦210×横150(cm) |
対応サイズ | シングルサイズ掛け布団・敷布団 |
ファスナー位置 | コの字型(3方) |
布団干しシートやカバーでいつでも気持ちよく布団を干そう
布団干しシートがあれば、ベランダの汚れを気にせずいつでも布団が外干しできます。
選ぶ際には「対応サイズ」「固定方法」「すべり止めの有無」「洗濯の可否」を気にしてみてくださいね。
ホコリや花粉、虫などが気になる場合は布団干しシートよりも布団干しカバーを選ぶのがおすすめです。
いつでも気持ちよく寝るために、布団干しシートやカバーを上手に利用してくださいね。

