泥だらけの靴下・衣服は洗濯機で洗える?手ごわい泥汚れの落とし方とおすすめの洗剤

泥汚れの酷い靴下の洗い方

小さな子どもたちが外遊びで着たTシャツや、小学生たちの体育着、中高生たちの部活のユニフォームや靴下など、何度洗濯しても、なかなか落ちない泥汚れ。
なかでも、日々汚れた状態で戻ってくる部活着などは本当にやっかいですよね。

特にわが家で頭を悩ませているのが、子どもたちの、泥や皮脂、汗などで汚れたサッカーの靴下です。

この記事では、そうした手ごわい泥汚れの対処方法や、その落とし方、おすすめのアイテムなどをご紹介します。

泥汚れが落としにくい原因は?

泥汚れの酷い靴下
衣類などにつく汚れの種類は、主に「油性汚れ」「不溶性(固体)汚れ」「水溶性汚れ」の3種類に分かれています。

いずれの汚れもそのまま放置していると、汚れが落ちにくくなったり、嫌な臭いの原因になったり、変色してしまう恐れがあります。

泥は、砂やホコリと同じ「不溶性(固体)汚れ」の一つで、水や油に溶ける食べこぼし(水溶性汚れ)や、皮脂(油性汚れ)などの汚れと違って、普通に洗っても泥の中に含まれる細かな粒が繊維のすき間に入り込んで残ってしまいます。
これが、泥汚れが落ちにくい原因です。

また、やってしまいがちな洗濯前の「水洗い」は、生地の表面の泥が水と一緒に繊維の奥に入りこみ、汚れが落ちにくくなってしまうので避けましょう

衣類などにつく汚れの種類
  • 油性汚れ:油を含んだ汚れ(皮脂、脂、口紅、ファンデーションなど)
  • 不溶性(固体)汚れ:水にも油にも溶けない汚れ(泥、ホコリ、チリなど)
  • 水溶性汚れ:水に溶けやすい汚れ(食べこぼし、汗、しょうゆなど)
参考資料
※東京都クリーニング生活衛生同業組合「汚れの種類」検索日2021/9/14

泥汚れは洗濯機できれいにできる?

洗濯機
洗濯機で洗っただけでは、なかなかきれいにならないと思われがちな泥汚れですが、正しい準備作業を行えば、洗濯機でしっかり汚れを落とすことができます。

ここでは、泥で汚れた衣服を洗濯機できれいにするために必要な準備作業についてご紹介します。

洗濯表示で洗濯機の使用可否を要チェック

衣服には、「洗濯表示」と呼ばれる記号がついたタグが縫い付けられていて、その記号によって、取り扱い方や洗濯方法などの情報が分かります。

素材によっては、そもそも洗濯機で洗えず、手洗いしかできないものもあるので、洗う前にチェックするようにしましょう。

主な洗濯表示とその意味は下記の記事で詳しく解説しているので、わからないものがあれば参考にしてください。
洗濯表示のタグその衣類、正しく洗えてる?「洗濯表示」の意味と衣類の見分け方

泥汚れは必ず乾燥させましょう

泥で汚れた衣服を、そのまま洗濯機で洗ってもきれいにはなりません。
ましてや、洗濯前に水洗いしてしまうと、汚れが落ちにくくなります。

最初にやることは、衣服についた泥を十分に乾燥させることです。

乾燥させた泥が繊維の奥に入りこまず、スムーズに取り除けるように、自然乾燥させたり、ドライヤーを使ったりして、衣服についた泥を完全に乾かします

乾燥した泥を可能な限り取り除きましょう

泥を完全に乾燥させたら、今度は、手ではたいたりブラシをこすったりして、なるべく泥を取り除くようにしましょう。

生地表面の乾燥した泥は、取り除きやすい状態になっていますが、細かい泥が繊維の奥の方に入りこまないように、ブラシなどで、優しく外にかき出すようにするとよいでしょう。使い古した歯ブラシを使ってもOKです。

泥が衣服の内側にもついている可能性があるので、表裏の両面の泥を忘れずに落としましょう。

泥汚れの落とし方|準備するもの(あるとよいもの)

泥落としに便利な洗剤とアイテム
泥落としの準備作業だけでなく、実際洗う際などに活躍するアイテムをご紹介します。
これらがあると、泥落としに費やす時間も短縮できます。

あると便利なアイテム

  • 泥落とし用ブラシ
  • 洗濯ブラシ
  • バケツ
  • 重曹

泥落とし用ブラシ
細かい泥を衣服の繊維からかき出すときに使用します。
使い古した歯ブラシでもOK。

洗濯ブラシ
繊維の奥の泥をかき出すのに使用します。
洗剤塗布後に使います。
毛が硬すぎると、生地を傷める可能性あり。使い古した歯ブラシも代用可です。

バケツ
衣類を浸け置きする際に使用します。
一般的な容量10リットルぐらいのサイズで十分対応可能です。
開口が広いタイプが使い勝手が良いでしょう。

重曹
洗剤だけでは泥が落ちないというときに活躍します。
ぬるま湯に洗剤と一緒に入れて洗剤液を作り、浸け置きすると効果的です。

どのアイテムも、100均でも取り扱いのある、とても身近なアイテムです。万が一自宅にない場合は、ほかのもので代用しても大丈夫です。

泥汚れの落とし方|具体的な洗い方の手順

泥汚れは綺麗にできる?
これまで、泥汚れを落とすための準備作業と、それに役立つアイテムをご紹介しましたが、実際の洗い方の手順をお伝えします。

是非この順番で洗濯してみてください! きっと汚れがきれいになりますよ。

まずは準備作業を徹底しましょう

先ほどご紹介したとおり、泥汚れをきれいにするためには、すぐに洗うことはせず、まずは十分に泥を乾燥させ、手やブラシで取り除きます。

このひと手間で汚れの落ち具合に差が出てくるので、手間を惜しまず行いましょう。

大体の泥が落ちたら、今度は実際に洗う作業です。
汚れが部分的な場合と、広範囲に渡る汚れの場合とでは対応方法が違うので、それぞれ汚れ具合に合わせて洗います

少しの汚れなら液体洗剤を使いましょう

衣服に少しだけ泥がついている場合は、ほかの洗濯物と、一緒に洗濯機で洗ってしまっても問題ありません。

心配な方は、汚れた部分に少量の液体洗剤を直接塗布し、そのまま10~15分放置した上で、洗濯機で洗えば大丈夫です。

ほかの衣服といっしょに洗うと泥移りが心配という方は、洗濯ネットに入れ、洗濯機の一番下に置いて洗うとよいでしょう。

【部分汚れ】固形洗剤を使った泥汚れの落とし方

頑固な汚れの場合は、液体洗剤を塗りこんだだけでは、汚れを落としきれません。
そうした場合は、固形洗剤がおすすめです。

部分的な泥汚れの洗い方(手順)

手順1
泥を落とす
泥汚れを乾かしてから、手やブラシで泥を落とす。
手順2
洗剤をつけて揉みこむ
泥を取り除いた後に、水にぬらした固形洗剤を衣服の汚れている部分にすりこみます。
固形洗剤が泡立ってきたら、繊維の奥に洗剤が入りこんでいくように揉みこんでいきます。
手順3
ブラシで泥をかき出す
洗濯用ブラシや使い古した歯ブラシを使って、汚れた部分をこすり、繊維の間の泥をかき出していきます。
あまり強い力でゴシゴシとこすってしまうと生地が傷むので、力を入れすぎずに、一方向にこするようにしましょう
手順4
汚れを洗い流し、洗濯機で洗う
ある程度の汚れが落ちてきたら、汚れを洗い流し、洗濯機で洗います。

【広範囲の汚れ】粉末洗剤を使った泥汚れの落とし方

汚れが衣服全体に広がっている場合は、固形洗剤を使っても、全体の汚れを落とすのは大変です。

汚れの範囲が広い場合には、浸け置き洗いが有効です。
浸け置きすることによって、洗剤がしっかりと繊維の奥に浸みこみ、泥を溶かしていくという効果があります。

広範囲の泥汚れの浸け置き洗いの方法(手順)

手順1
泥を落とす
泥汚れを乾かしてから、手やブラシで泥を落とす。
手順2
浸け置きの準備
バケツやボールに40度前後のぬるま湯と、必要量の粉末洗剤を入れ洗濯液を作ります。
洗濯液が入ったバケツの中に、(表面の泥や砂を取り除いた)衣服を入れ、30分から1時間ぐらい浸け置きます。
浸け置き時間に注意
浸け置きしすぎると、色落ちなど衣服へのダメージが心配なので、浸け置く時間には要注意です。
30分ほど浸け置きしたら、一度汚れの落ち具合をチェックしてみるとよいでしょう。
手順3
残った汚れを洗い落とす
汚れが残っている場合は、優しく揉み洗いしますが、指でつまんで、細かい泥をつまみ出すイメージで洗います。それでも汚れが落ちない場合は、ブラシを使って優しく一方向にこすって汚れを落とします。
手順4
すすいでから洗濯機で洗う
汚れがきれいなっているのを確認したら、よくすすぎ洗いをし、洗濯機で洗いましょう。

頑固な泥汚れ(時間が経った汚れ)の落とし方

時間の経った汚れ
合宿から洗濯しないまま持って帰ってきたユニフォームや、1週間ぶりに持ち帰ってきた体育着など、放置したまま時間が経ってしまった衣服の汚れは、なかなかの落ちないものです。

わが家では、雨の日に履いた白いサッカーソックスの頑固な泥汚れなどに、日々悪戦苦闘しています。

ここでは、そうしたなかなか落ちない頑固な泥汚れの落とし方を2つご紹介します。

煮洗いによる泥汚れの落とし方と手順

手順1
熱湯に粉末洗剤と重曹を入れる
大きめの鍋に湯を沸かし、必要量の粉末洗剤と、同じ量の重曹を入れます。
水1リットルに対して、大さじ1から1.5ぐらいが目安です。
手順2
汚れた衣類を入れて煮る
(表面の泥を取り除いた)汚れた衣服を投入し、噴きこぼれや火傷に注意しながら、約10分間煮ます。
手順3
水ですすいでから洗濯機で洗う
10分ほど経過したら、衣服を熱湯から取り出します。
水ですすぎ、あとは普段通り洗濯機で洗います。
この方法で洗うと、びっくりするぐらい汚れが落ちますが、衣服の生地を傷めてしまったり、色落ちしたりなどのリスクがあるので、煮洗いする時間には特に注意しましょう。

煮洗いできない衣服の場合の洗い方は?

煮洗いできない衣服の頑固な泥汚れは、以下の方法で洗えます。

広範囲の泥汚れの浸け置き洗いの方法(手順)

手順1
泥を落とす
泥汚れを乾かしてから、手やブラシで泥を落とす。
手順2
浸け置き
バケツやボールに40度前後のぬるま湯と、必要量の粉末洗剤、さらに洗剤と同量の重曹を入れて洗濯液を作ります。
この洗濯液が入ったバケツの中に、(表面の泥や砂を取り除いた)衣服を入れます。

繊維の中から汚れをつまみ出すように、全体をもみ洗いし、約1時間浸け置きします。

手順3
残った汚れを洗い落とす
浸け置きした後、汚れが残っている部分に固形洗剤を擦りこみ、泡立ったらブラシで汚れをこすり落とします。
手順4
お湯ですすぎ洗いし、洗濯機で洗う
汚れが落ちてきたら、再度全体をもみ洗いします。
お湯ですすぎ洗いをしてから、洗濯機で洗いましょう。

固形洗剤を使っての汚れ落とし実験

筆者の子供の、使い古した汚れの落ちないサッカーソックスを使い、泥洗いの実験(テスト)をしてみました。
テスト手順は以下のとおりです。

手順1
写真は、洗濯前の状態です。片方は直接洗濯機に入れ、もう片方は手順2~4の処理をしてから洗濯機に入れます。
洗濯前の泥だらけの靴下
手順2
ブラシで乾いた泥を落とします。
ブラシで泥を落としている
手順3
汚れの酷い部分に、水で濡らした固形洗剤を擦りこみます。
固形石鹸を泥汚れの部分に擦り込む
手順4
繊維のすき間に入り込んだ泥汚れをブラシでかき出してから、洗濯機に入れる。
泥をかき出す

それぞれの洗濯方法で洗った後の靴下の比較

洗濯機で洗った泥だらけの靴下
部分洗いしてから洗濯機で洗った泥汚れの靴下
左側は、洗濯機を使って液体洗剤で洗うのみ。
右側は、泥を乾かしブラシで取り除いた後に、ウタマロ石けんで部分洗いを行ったうえで、洗濯機で洗ったものです。

写真では分かりにくいかもしれませんが、右側のソックスは、泥がなくなっている一方、左側のソックスは、生地の間に泥が残っています。
洗濯機だけで洗うより、固形洗剤で手洗いしてから洗濯機で洗った方が、きれいになるのが分かると思います。

【洗剤タイプ別】泥汚れを落とすのにおすすめの洗剤

「洗い方は分かったけれど、どんな洗剤を使ったらよいの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、洗剤の種類別に、泥汚れにおすすめのアイテムをご紹介します。

泥汚れにおすすめの固形洗剤

固形洗剤の最大のメリットは、泥で汚れたところに直接、洗剤を擦りこめることです。
汚れの落ちやすさだけでなく、使いやすさも重視したアイテムを2つご紹介します。

【東邦 ウタマロ石けん】

固形洗剤の定番アイテムです。

配合されている蛍光増白剤の効果で、汚れた衣類などの白さを復活させます。
水に溶けやすく、生地になじみやすいため、直接汚れた部分に擦りこんでも、生地への影響が少ないというのも特徴です。

わが家の泥落としの必須アイテムです。

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【ブルースティック】

直接汚れたところに塗る、スティック状の固形石けんです。持ちやすさ、使いやすさもバツグンです。

除菌効果もあり、泥汚れだけでなく、油汚れにも使えます。
衣服やスニーカーなどの汚れた部分に直接塗り、洗い流すと白さが復活します。

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泥汚れにおすすめの粉末洗剤

浸け置きするときに活躍する粉末洗剤は、やはり汚れを落とす力がポイントです。
強力な洗浄力を持つ2つの洗剤をご紹介します。

【グラフィコ オキシクリーン】

浸け置きに力を発揮する粉末の漂白剤です。
お湯にオキシクリーンを溶かすと酸素の泡が発生。その泡で汚れを落としていきます。

塩素系ではないのに、洗浄力が高いのが魅力です。
衣服だけでなく、台所まわりや水まわりなどでも力を発揮する優れものです。

オキシクリーンで数時間浸け置きして、ウタマロ石けんで部分的に洗うというのが、ひどい泥汚れのときの、わが家の定番スタイルです。

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【ミマスクリーンケア クリーンリーグ】

ユニフォームを洗うための粉末洗剤。
クエン酸の働きで、泥だらけになった野球のユニフォームでさえもきれいにします。
泡が少なくドラム式洗濯機でも使えますが、浸け置きすることで、さらに洗浄効果がアップします。

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泥汚れにおすすめの液体洗剤

液体洗剤は、衣服を大切に洗う、液性が中性のタイプが多いため、粉末洗剤に比べて汚れが落ちにくいとされています。

ただ、弱アルカリ性のアイテムもあるため、他の洗剤と併用することで、汚れを落とすことができます。

【P&G アリエール イオンパワージェル プラチナスポーツ】

抗酸化成分と洗浄成分を配合した弱アルカリ性の液体洗剤です。
3種の界面活性剤で、汚れを落とすと同時に、汚れの酸化が原因の、嫌な臭いを防ぎます。

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【ライオン トップ NANOX ドロ用】

部分汚れに使える液体洗剤です。
泥をかき出すためのブラシが付いている容器を使えば、洗剤を塗ってすぐにブラシをかけることができるので、汚れを浮かしながら落とすことができます。

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まとめ

泥だらけの体操服
長年、わが家で頭を悩ませているのが、子供たちのサッカー用の靴下の泥汚れですが、洗濯機で何度洗っても落ちない汚れも、手洗いや浸け置きすることで、びっくりするくらいきれいになります。

お子さんの衣類の泥汚れがなかなか落ちず、洗濯で苦労されているというご家庭では、是非ひと手間かけてみてください。
普段の洗い方との違いや効果が分かると思います。

 
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参考資料
※ライオン株式会社・Lidea「「泥汚れ」の落とし方は、洗濯前の「前処理」がポイント!」検索日2021/9/18