「かご」を使った収納は、ポイポイと簡単に片付けられる上に、見た目もすっきりするのが魅力。
片付けが苦手で、ついつい物を置きっぱなしにしてしまう人でも、「かご」にまとめるだけなら手軽で、おしゃれに見せることもできますね。
今回は、そんなかごを使った収納について詳しく紹介します。
一言で「かご」といっても、素材や形などがたくさんあり、選び方もさまざま。
入れるもの、置く場所にあわせた「かご」を選んで、素敵で楽チンな収納を目指しましょう!
かご収納のメリットとは
まずは、「かごを使った収納」にどんなメリットがあるのかを紹介します。
片付けやすさとインテリア性のよさがポイントです。
ポイポイと入れてざっくり収納ができる
かご収納のメリットは、何といっても物を簡単に入れられること。
大きめのかごなら、ポイポイと放り込むような「ざっくり収納」もできるので、大人も子どもも簡単に片付けられます。
形が整っていないおもちゃのような物も、かごを使えば簡単に片付けができ、見た目もすっきり。
片付けが苦手な人こそ、かごを使った収納方法がおすすめです。
床置きせずに済むので散らかりを防止できる
床に物を置くと、どうしても散らかった印象になってしまいます。
また、一度床に物を置いてしまうと、連鎖反応のようにどんどん床置きが増えていって、さらに散らかる場合も……。
そんな時に「かご」を使うと、床への直置きを防ぐことができるため、見た目をすっきりとした印象にできますよ。
また、かごに入りきらない量になったら片付けるというルールを設ければ、物が床に溢れてしまうことも少なくなります。
ごちゃごちゃとかごに入っていても、布や蓋をかぶせればすっきりするので、突然の来客でも安心です。
生活感のあるものを隠してインテリア性アップ
お菓子や保存食品、洗剤などのパッケージは生活感が出てしまいがちですね。
どれだけきれいに並べていても、カラフルなパッケージデザインはインテリアになじみにくいもの。
そんな時にも「かご」を使えば、生活感のあるパッケージを隠して、インテリアに溶け込む収納が叶います。
かごにはワイヤータイプや透明タイプなど中身が見えるものも多いですが、この場合はしっかり隠せる素材をチョイスするのがおすすめ。
お部屋になじむデザインのかごに入れて、蓋や布で目隠しすれば生活感を消すことができます。
収納しやすい「かご」選びのポイント
次に、収納かごを選ぶ時にチェックしておきたいポイントを紹介します。
収納する場所やもの、素材などを考えて選びましょう。
収納するものにあっているかどうか
かごを使って何を収納するのかで、どんなアイテムを選べばいいのかが異なります。
例えば、
- 【食品】(洗えるなど)衛生的に使える素材のかご
- 【おもちゃ】子供が持ち運びやすいように布製の軽いかご
- 【飲料など重いもの】固くて丈夫な素材のかご
置く場所にあったサイズかどうか
棚などの家具の中でかごを使って収納する場合は、置く場所にあったサイズを選ぶことが大切。
「大きすぎるサイズ」だと家具の中に収まらず、「小さすぎるサイズ」とスペースがムダになってしまいます。
かごと、その収納場所がちょうどぴったり収まるのが理想。
収納スペースを最大限に使うことができます。
また、同じ場所に使うかごは同じテイストで揃えると統一感が出て、すっきりした印象に。
たとえ中がどんなにぐちゃぐちゃでも、見た目はスマートに見えます。
かごの素材も忘れずチェック
かごの素材は主に、天然素材・布・プラスチック・金属のものがあります。
ここでは、素材ごとの特徴を見ていきます。
天然素材のかご
天然素材はその種類が豊富で、ラタン(籐)、水草、ウィロー(柳)、竹、ウッドチップ(白樺や水杉)などさまざま。
それぞれで表情が異なり、インテリア性の高いものがたくさんあります。
また、やわらかいものから硬いものまで質感や強度にも違いがあるのが特徴です。
布製のかご
布製のかごにも帆布やフェルト、麻など多様な種類があります。
ナチュラルでやさしい雰囲気があるのは布製ならでは。
また、中に収納するものを傷つけにくいのはもちろん、かごを引きずった時に家具や床への傷を防げるのもメリットです。
プラスチック製のかご
プラスチック製は透明なものやモノトーン、カラフルなものまで色合いがさまざま。
また、仕切りがついていたり蓋付きだったりと便利な形状になっているものも多いです。
100均でもプラスチック製のかごはたくさんの種類が売られていますね。
色やデザインの選び方次第ではインテリアになじまないこともあるので、選ぶ時にはよく確認しましょう。
金属製のかご
金属製のかごは、ワイヤーバスケットと呼ばれる格子状になったものやメッシュタイプが主流で、ステンレスやスチール、アイアンなどの素材が多いです。
そのほかにも、ブリキバケツの素材を使ったボックスのようなかごもあります。
金属なので頑丈さがメリット。重たいものを入れる時に役立ちます。
インテリアにあったデザインを選ぼう
かごをクローゼットや押入れなどにしまい込まず、インテリアとして「見せる収納」にする方法もおすすめ。
そんな収納方法にしたいなら、かごのデザインもチェックしましょう!
ナチュラルなインテリアならラタンやウッドチップを使った天然素材のかごがマッチ。
あたたかみがあって、お部屋にスッとなじんでくれます。
男前テイストのようなヴィンテージなインテリアなら、アイアン調のワイヤーバスケットやブリキ素材のかごが好相性です。
このように、インテリアテイストにあうものを選びましょう。
【素材別】かご収納アイデア-おすすめの使い道は?-
それではここで、かごを使った収納アイデアを紹介していきます。
実際にどんなかごがどんな物の収納に使いやすいか、天然素材やプラスチック、布、金属製の素材別にご紹介します。
ナチュラルさが魅力な【天然素材】かごを使った収納
インテリアにあう「かご」といえば、ラタンや水杉などの天然素材を使ったものを思い浮かべる人も多いはず。
あたたかみがある見た目なので、北欧やカフェ風などナチュラルインテリアにもぴったりです。
蓋付きかごをコーヒーや紅茶グッズの収納に
コーヒー・紅茶を淹れるための道具や茶葉などをセットでまとめて収納したい時には「かご」が便利。
手の届きやすい棚の上に置けば、お茶を淹れる時もサッと道具が取り出せます。
また、天然素材のかごならインテリアになじんで、目に付く場所に置きやすいのもポイント。
蓋付きならすっきりして、ホコリも気になりませんよ。
コーヒー豆や茶葉の保存容器と、ポットやサーバーなどの道具のサイズが異なるので、大小のかごを分けて使っています。
参考
重なるブリ材長方形バスケット・大無印良品
参考
ブリ材・長方形バスケット用フタ無印良品
来客用など使用頻度の低い食器収納にも蓋付きが便利
カップやソーサーといった来客用に使う食器は使用頻度が低いので、普段使いの食器と分けて収納するのもおすすめ。
そんな時にもかごを使うと便利です。
浅いかごを2段重ねにすれば、カップ同士を重ねることなくすっきり収納できます。
こちらもホコリよけに蓋付きのものがいいですよ。
使う時はかごごと出せばいいので、用意するカップが多くてもスムーズです。
冷蔵庫上の収納にも大きなかごを使って
冷蔵庫上にものを置きたい時も、かごを使う方が見た目もよくなります。
ここには大きなかごを使って、重箱などたまにしか使わないアイテムを収納。
冷蔵庫の上はあまり重たいものを乗せると上げ下げするのが大変になるので、なるべく軽量なものがおすすめです。
持ち手付きかごを家族みんなが食べるお菓子入れに
家族みんなが食べるお菓子は、全員が見やすく取り出しやすい収納が大切。
かごを使って子どもでも手の届きやすいところへ置いておくと便利です。
また、持ち手付きならテーブルまでそのまま持っていくことができます。
お菓子は生活感のあるパッケージが多いので、中身が見えないかごに入れて布をかぶせておくとすっきり。
普段使いのかばんの置き場所にも
使ったかばんを床に直接置くとお部屋がすっきり見えにくくなってしまうので、ぜひかごを活用しましょう。
かごに入っているだけで、散らかった印象を軽減することができます。
かばんのほかに、エコバッグや帽子など、出かける時のアイテムをまとめて入れるようにすると、帰宅時の片付けもスムーズ。
かごごと持ち上げれば掃除も楽にできますね。
プラスチックかごで中を仕切ってゲーム機の収納に
テレビゲームはコントローラーなど周辺機器も多く、収納が大変。
特に子どもが頻繁に使う場合は、簡単に出し入れできるようにしておかないとぐちゃぐちゃに…。
我が家ではテレビボードの上に大きなカゴを置いて、中をプラスチック素材のかごで仕切り、ゲーム機の種類ごとに収納できるようにしています。
使い終わったら布をかけて目隠し。ポイポイと入れられるので子どもでも簡単に片付けられます。
玄関に小さなかごを置いて手袋などの小物入れに
玄関まわりに小さなかごがあると季節ごとに使う小物の収納に役立ちます。
冬なら手袋を、夏なら虫よけや日焼け止めを入れておくと、出かける時に忘れにくくて便利。
小さなかごなら邪魔にならないので、狭いスペースでも気になりませんよ。
軽くて中身や家具を傷つけにくい【布製】かごを使った収納
布製のかごは軽量でやわらかいのが魅力。
かごごと持ち運ぶ場合や、収納するものや場所を傷つけたくない場合におすすめです。
棚に並べて子どものおもちゃ収納に
軽量な布製かごなら、持ちやすいのでおもちゃ収納にぴったり。
ポイポイと多少乱暴に放り込んでも、布がクッション代わりになってくれるため、小さな子どもでも楽に片付けられます。
おもちゃの収納棚に同じかごを並べれば見た目もすっきり。
カラフルなおもちゃも目隠しでき、遊びたい時はかごごと持ち運べますよ。
PCを入れてテレワークの仕事道具収納に
テレワークで一時的にお家で仕事をすることになった場合、PCや書類などの収納場所に困ることもありますよね。
そんな時には持ち手付きのかごがおすすめです。
布製なら軽量でかばんのように持ち運べるので、ダイニングテーブルなどで仕事をする時もスムーズ。
部屋の片隅にも置きやすく、収納場所がない場合に便利です。
すぐに洗わない服の一時置きに
一度着ただけでは洗わない洋服って意外とありますよね。
積み重ねるとぐちゃぐちゃになってしまい、散らかりの原因に。
そんな時にもかごが便利です。ラフに畳んでかごに入れるだけでも散らかった印象に見えません。
布製のかごなら、繊維がひっかかる心配もないのでデリケートな衣類も安心して入れられます。
パジャマやジーンズなど、「1度着たけど、まだ洗わない」衣類の収納アイデア
汚れても洗える【プラスチック製】かごを使った収納
プラスチック製のかごは、洗って手入れできるのがメリット。
そのため、衛生的に保ちたい食品や汚れやすい物の収納に便利です。
玉ねぎやじゃがいもなどの保存に
玉ねぎやじゃがいもなど、土がついていて汚れやすい野菜の収納には、プラスチック製かごが便利。
汚れてもサッと洗えます。
収納したいスペースにあった大きさのかごをいくつか用意すれば、保存食品の整理収納にも使いやすいです。
半透明のものなら食品がどれだけ残っているか分かりやすく、買い忘れの防止にも役立ちます。
外遊びグッズを玄関に収納する時に
子どもが毎日外で遊ぶ時のグッズは玄関ですぐに出し入れできるようにスタンバイしたいもの。
プラスチック製のかごを玄関に置いておけば、子どもが自分で片付けでき、散らかり防止にもなります。
汚れても丸洗いできるので安心。
フタをしてしまえばすっきりするので、見た目が気になる場合はフタ付きがおすすめです。
アウトドアなどに持ち出す時もかごごと運べてスムーズですよ。
重たいものを入れても安心な【ワイヤー製】かごを使った収納
ステンレスやスチール製のワイヤーバスケットは頑丈なので重たいものを収納したい時にも便利。
また、中身が見えてもいいものの収納に向いています。
ペットボトルのストック収納に
ペットボトルをたくさんストックしている場合は、ワイヤーバスケットに収納するのがおすすめ。
たくさん入れて重たくなっても丈夫な素材で安心です。
また、残量が一目でわかるので、補充のタイミングを逃しにくいのもワイヤー製ならでは。
トイレットペーパーの収納に
トイレットペーパーのストックを収納する場所がない場合は、ワイヤーバスケットに入れると床置きできます。
無機質な金属製なら清潔感もあり、意外とトイレにもなじみやすいです。
ストックがどこに置いてあるか一目瞭然なので、家族みんなが使いやすいですね。
トイレットペーパーをたくさん買いすぎて、いつもの収納スペースに入りきらない時の一時置きとしてもおすすめです。
かごはアイデア次第で色々使える素敵な収納アイテム
いかがでしたか? 今回ご紹介したかごを使った収納の事例以外にも、アイデア次第で色々と使い道は広がります。
入れたいもの、置きたい場所にあわせていろいろ考えながら、使いやすいかごと収納方法を考えてみてくださいね。
ぴったりのかご収納が見つかったら、きっと散らかりにくいお部屋になるはずです!

