キッチンシンクの必須アイテムとして欠かせないキッチンスポンジ。
実は、「どこに置いてもスッキリしない」とお悩みの人が多いんです。
シンクにそのまま置くと不衛生だし、スポンジラックを使うとお手入れするのが面倒……など、どこかしら不満が出てきます。
そこで今回は、スポンジラックを使う場合と使わない場合のメリット・デメリットとスポンジ収納のコツをまとめました。
実際に使ってみたスポンジラックの感想もお伝えします。
目次
スポンジや食器用洗剤はどうやって収納するのがいいの?
キッチンスポンジや食器用洗剤は毎日使うモノなので、シンクまわりにそのままポンと置いておけたらラクなのに……と思ったことはありませんか?
でも、衛生面を考えると、しっかり乾かして収納しておきたいですよね。
スポンジラックに収納したらしたで、シンクの掃除やラックのお手入れを面倒に感じることも……
では、スポンジラックを使う場合と使わない場合で、どのような違いがあるのでしょうか?
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
スポンジラックを使う場合
スポンジラックを使った場合、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
まずはメリットを挙げてみます。
- スポンジと洗剤が1つにまとめられ、見た目がスッキリする
- スポンジに水気が残っていてもスポンジラックのトレーが水を流してくれる
- スポンジホルダーなら乾きが早い
- スポンジラックに戻すだけなので、スポンジが迷子にならない
一方、デメリットはというと…
- 食材を洗うとき、スポンジへの水はねが気になる
- 狭いシンクだと大きな鍋やフライパンを洗っているときに邪魔
- シンクの掃除をするときにスポンジラックをはずす手間がある
- スポンジラック自体を掃除しなければならない
このように考えると、スポンジラックを置くのは一長一短です。
便利であることは確かですが、衛生面や掃除の手間など気になる点がありますね。
スポンジラックを使わない場合
では、スポンジラックを使わなかった場合のメリット・デメリットはどうでしょうか?
メリットを挙げてみると…
- シンクが広々と使えて、見た目がスッキリする
- シンクの掃除が簡単
- スポンジラックのお手入れの必要がない
一方、デメリットは…
- スポンジと洗剤の置き場所に悩む
- 使い終わったスポンジから水が落ちてくるのが心配
ただし、シンクまわりにスポンジを置く場合は、スポンジから落ちてくる水の対処方法を考えなければなりません。
スポンジラックの種類
スポンジラックを使う・使わないは、どちらがいいとは決められません。
使わないなら「どこにスポンジと洗剤を置くのか?」と考えると難しいですし、それなら「やはりスポンジラックを使ったほうがいいの?でも……」と堂々巡りになってしまいます。
使いやすいスポンジラックの種類は?
シンクまわりはスッキリさせたいと思っていても、スポンジと洗剤の置き場所を確保するためにスポンジラックを使っている人もいるでしょう。
種類によっては、シンク周りをスッキリさせる使いやすいスポンジラックもあります。
使う場合は、せっかくならベストなスポンジラックを選びたいですよね。
それではまず、スポンジラックにどんな種類があるのかを見ていきましょう。
吸盤タイプ


なので、壊れやすいモノを吸盤タイプのスポンジラックに置くのはやめたほうがいいでしょう。
また、「耐荷重1どれほどの重みに耐えられるか」にも気をつけましょう。
置き型タイプ

ただし、使っているうちにトレーやスポンジラック自体がぬるぬるしてきます。こまめなお手入れが必要なので面倒に感じるかもしれません。
スポンジラックを選ぶときのポイント
スポンジラックの使いやすさは、キッチンの形状によって異なります。
種類が豊富なので、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
では、自宅のキッチンに合ったラックをどのようにして選んだらいいのでしょうか?
ここからは、スポンジラックを選ぶときのポイントについて詳しく解説します。
シンクとまわりのスペースに合わせて選ぶ
狭いシンクの場合、スポンジと洗剤を収納できる一体型のスポンジラックを選ぶと、シンクが余計に狭くなって使いにくくなってしまいます。
その場合、省スペースで設置できる吸盤タイプか、シンクまわりに置けるタイプを選ぶのがいいでしょう。
もし置き型タイプを置くスペースがなければ、吸盤タイプや引っ掛けるタイプでコンパクトなものを選んでください。
収納するモノに合わせてサイズを選ぶ
スポンジラックに何を収納するのかによって、ベストなスポンジラックのサイズも変わってきます。
スポンジだけならコンパクトなスポンジホルダーを、洗剤やタワシなどもまとめて収納したいなら大きめの一体型を選びましょう。
シンクのサイズに合ったラックを選ぶことも大切です。
素材で選ぶ
スポンジラックには、さまざまな素材で作られたものがあります。
シンク内やシンク周りで使うスポンジラックは、水に触れるものなので、錆びにくい素材を選ぶのがポイント。
特にプラスチック製やステンレス製のものがベストです。
素材だけでなく、錆止め加工されているものを選ぶように気をつけるとよいでしょう。
水はけのよさで選ぶ
濡れたスポンジは雑菌だらけなので、しっかり水切りして早く乾かすことが大切です。
そのため、スポンジラックも水はけのよいものがおすすめ。置き型の場合は、水が流れるトレーが付いているものを選んだほうが清潔を保てます。
シンクがスッキリするスポンジラックのおすすめアイテム5選
スポンジラックを選ぶポイントを覚えたら、次はスポンジラック選びです。
ご自宅のキッチンに合ったものを選べるよう、タイプ別におすすめのスポンジラックを紹介していきます。
狭いシンクならどこでも取り付け可能な吸盤タイプを

引っ掛けるタイプと違い、シンク内のどこにでも取り付けられます。コンパクトなので、適切な場所に設置すれば、洗い物の際に邪魔になることはありません。
できるだけコンパクトにスポンジと洗剤を置きたい人に

シンクの端に引っ掛けられるバーが付いており、吸盤が外れても落ちないようになっています。
とにかく洗い物に必要なモノを全部まとめたいならワイドサイズを

水が流れるトレー付きで、底板を外して洗えるので衛生的。シンクまわりのスペースに余裕がないと置けないので注意してくださいね。
シンクのコーナーを活用できるラックも便利!

「置き型を設置するスペースがない!」
そんな方におすすめなのがコーナーラックです。
洗剤とスポンジを気軽にポンと置いておけます。
シンクに馴染みやすいシンプルなデザインがいいですね。
コンパクトでおしゃれ感を出すならtowerの引っ掛けるタイプを

取り外しが簡単なので、シンクの掃除をするときもさほど手間がかかりません。
towerの蛇口にかけるスポンジホルダーを実際に使ってみた
わが家もスポンジ収納については、いまだに試行錯誤を重ねています。
そこで、実際にtowerの蛇口にかけるスポンジホルダーを使ってみました。
スポンジホルダーの色にはホワイトとブラックがありましたが、わが家ではブラックのスポンジを使っているので、ブラックのホルダーを選びました。
シンプルなデザインで、シンクにもよく馴染みます。
使い方はとても簡単で、蛇口に引っ掛けるだけ。
本体の裏側に取り付けられるクッションがついているので、本体とシンクがぶつかってシンクを傷つけたり、衝撃音がしたりする心配はありません。
クッションがたまに外れてしまうのが少しだけ気になりました……
コンパクトなので省スペース。水作業しても邪魔に感じませんでした。
スポンジラックを置かずに収納するアイデア
ここまでは、スポンジラックを使う前提でお話ししてきました。
ですが、
見た目がスッキリしないからスポンジラックは使いたくない!
スポンジラックを置くスペースがないから、ほかの収納方法が知りたい
と思っている方もいるでしょう。
そこで、スポンジラックを使わずに「スポンジを収納するアイデア」もご紹介します。
スポンジを吊るす
スポンジをクリップに挟んで吊るすという収納方法があります。
スポンジを「吊るす収納」にすると、乾きが早くて衛生的なのがメリットです。
ただし、クリップから外すのが面倒に感じるかもしれません。
なお、写真に映っている吸盤フックは、100均のものを使っています。
スポンジ自体にもともとフックがついている場合は、吸盤フックに吊るすだけ。
どちらにしても、シンクまわりに吊るした場合は、水滴が垂れてくるのがデメリットと言えるでしょう。
スポンジの「吊るす収納」は、よく水気を切ってから吊るすのがポイントです。
吊るす収納に便利!無印「ひっかけるワイヤークリップ」
スポンジを挟むクリップは、無印良品の「ひっかけるワイヤークリップ」がおすすめです。
ステンレス製で錆びにくいので水に濡れても安心。フックが付いていて、どこにでも引っ掛けやすいのが特徴です。
蛇口に取り付けたい場合は、結束バンドで固定します。
壁面に取り付けたい場合は、吸盤やマグネットなど壁面に合ったフックに引っ掛けるのがいいでしょう。
洗剤に差し込む
スポンジに切り込みを入れ、洗剤の先に差し込んでしまうという方法もあります。
収納アイテムを何一つ使わないので、気軽に実践できます。
ただし、キャップとスポンジ面が重なっている部分の衛生面が気になるかもしれません。
差し込むときに、勢いで洗剤が飛び出てしまわないよう注意する必要があるでしょう。
収納ケースにまとめてシンク下に隠す
見た目をスッキリさせたい方には、洗い物グッズを収納ケースにひとまとめにして、シンク下に隠して収納しておく方法もあります。
収納ケースの底面に、キッチンペーパーを敷いて汚れを防ぎましょう。
そうすれば、スポンジから出る水分も吸収できるので安心。
「隠す収納」は、使うたびに出し入れする手間がかかっても気にならないという方には向いています。
ただし、濡れたスポンジをそのまま入れるのは不衛生なので、洗濯バサミでケースの端に挟むといった「浮かせて収納する工夫」が必要です。
シンク下に便利!無印「やわらかポリエチレンケース」
シンク下にまとめておくケースでおすすめしたいのが、無印良品の「やわらかポリエチレンケース」です。
底が丸くなっているので汚れても洗いやすく、見た目もシンプルで悪目立ちしません。
自宅のキッチンに合ったスポンジ収納を
キッチンのスポンジ収納には、キッチンの広さや形状によって、収納方法が違ってくるので「これが正解!」という方法はありません。
スポンジラックを使っても使わなくても、それぞれメリット・デメリットがあります。
スポンジ収納はいろいろな方法があるだけに迷うかもしれませんが、ご紹介した収納方法やアイテムを参考に、自分に合ったものを見つけてくださいね。

