帰宅後、バッグやコートなどの上着をどこに置いていますか?
床やソファー、テーブルの上に「ポン!」と置いてしまいがちですが、そのままだとお部屋が散らかった印象になってしまいますよね。
そんな時に便利な収納アイテムが「ドアハンガー」です。
ドアやクローゼットの扉など、お部屋のあらゆる場所を活用して収納上手なお部屋を作ることができます。
帰ってきたらサッ!とハンガーにかける習慣を身につければ、お部屋もスッキリ片付きますし、お出かけの際もすぐに取り出せるので、朝の用意の時短にもつながります。
今回は、そんな便利な「ドアハンガー・ドアフック」の種類と、用途に合わせた選び方のポイントをご紹介します。
ドアハンガーを設置するメリットって?
ドアハンガー(ドアフックとも)は、ドアやクローゼットの扉に引っ掛けるだけで簡単に収納スペースになる上、好きな場所に移動することもできる便利なアイテム。
帽子やバッグをサッと掛けられるドアハンガーには、様々なメリットがあります。
まずは、ドアハンガーの主なメリットを見ていきましょう。
デットスペースを使ってバッグや上着を掛けられる
クローゼットの扉や玄関などのデットスペースを有効活用できるのがドアハンガーの強みです。
ドアハンガーで収納スペースを作れば、帰ってきてすぐに脱ぐ上着やバッグをサッと掛けられます。
物を置きっぱなしにすることがなくなるため、お部屋が散らかりにくくなるというのが最大のメリット。
また、そのままパッと取り出せるので、朝の忙しい時間でも楽に準備を整えられるのも嬉しいポイントですね。
子供用の帽子や通学カバンを掛けておける
ドアハンガーには高さを調節できるタイプもあります。
お子さんの通園・通学カバンも、手の届く場所に設置してあげれば自分で準備をしたり、お片づけをする習慣が身につきますよ。
雨の日は部屋干しスペースになる
ドアハンガーは取り付け、取り外しが楽にできるのが特徴です。
雨の日に部屋干しスペースを作りたい時も、簡単に設置することができます。
物干しスタンドのように場所を取ることもなく、お部屋の景観を損ねることがありません。
また、折りたたみができるタイプを常に引っ掛けておけば、部屋干ししたい時にすぐに使え、お部屋の見た目もスッキリ整います。
工事不要で使わない時は取り外せる
何度もお伝えしていますが、ドアハンガーはドアに引っ掛けるだけで簡単に使える便利なアイテムです。
工事や工具なども必要なく、女性でも簡単に取り付けができます。
また、使わない時もすぐに取り外せます。
必要な時にだけ取り出せる便利さも重宝される理由のひとつです。
お部屋のインテリアの邪魔をすることなく、収納スペースを増やすことができますよ。
ドアハンガーの種類
ドアハンガーには、以下の3種類があります。
- L字タイプ
- 横型タイプ
- 縦型タイプ
L字型タイプ
横から見るとL字型になっているL字型タイプは、ドアに掛けるとフックの部分がドアに対して垂直になります。
フックは1つのため、物を掛けられる量は多くありませんが、シンプルで簡単に取り外しができます。
お部屋をスッキリ見せたい、必要な時にだけ使いたいという方におすすめです。
また、中には折りたためるL字型タイプもあります。
奥行きがあるので、通常のL字型よりも掛けられる量が多くなりますし、たたんでおけば目立たないのでお部屋のインテリアの邪魔にならずに使用できます。
横型タイプ
横に並べて掛けられるタイプの横型は、幅広くスペースを活用することができます。
フックが複数ついているので、洋服の他に、帽子やバッグなど小物もかけたい方におすすめです。
横に広がるので、重なりにくく、洋服を取りやすいというメリットも。
また、シンプルなL字型に比べると、デザイン豊富なものが多くあります。
お部屋のインテリアに合わせて選べのも楽しいですね。
縦型タイプ
フックが縦に連なっている縦型タイプは、上から下に一直線にアイテムをかけていくのでスッキリとまとまった印象になります。
バッグやベルトなどの小物をたくさんかけられるので、クローゼットの中の収納を増やしたい時にもおすすめです。
4連、5連とつながっているタイプの他に、ひとつひとつのフックを縦に連結していける縦型タイプもあります。
ドアハンガーの選び方と注意点
便利に使えるドアハンガーですが、選ぶ時に気を付けていただきたい注意点がいくつかあります。
こちらではドアハンガーを選ぶときのポイントをお伝えします。
ドアの厚みにあったサイズを選ぼう
ドアハンガーを買ってみたものの、ドアにはまらなかったり、うまくフィットせずにぐらついてしまうということは避けたいですよね。
ドアハンガーを購入する際には、取り付けたいドアの厚さを確認してからドアの厚みにあったサイズを選ぶことをおすすめします。
最近は、若干の隙間を埋める滑り止めが付いているものも多くありますが、あらかじめドアの厚みを確認しておけば失敗することがなく安心です。
折りたたみができるかどうか
雨の日だけ部屋干しのためにドアハンガーを使いたいという方は、折りたためるかどうかを基準に選ぶことをおすすめします。
使用しない時は、折たたんでおけばスッキリ、コンパクトになるため、お部屋の雰囲気を壊しません。
また、ドアの開閉時もスムーズに行えます。
来客時のために1つ準備しておけば、お客さまのコートなどをサッと掛けられるスペースを作ることができ便利です。
耐荷重をしっかり確認
手の届くところにドアハンガーがあれば、あれもこれもと1つのフックにたくさん掛けてしまいそうになりますよね。
しかし、ドアハンガーの「耐荷重」を超えてしまうとドアが傷ついたり、破損の原因になるので注意が必要です。
アウターでも、薄手なものや厚手のもので重さはさまざま。
また、家族が多ければ自然とかけるものも多くなります。
ドアハンガーを購入する前に、あらかじめ何をかけるか、どのように使いたいのかを把握した上で、表記されている「耐荷重」を確認して購入するとよいでしょう。
おすすめのドアハンガー13選
それでは、ここからはおすすめのドアハンガーをご紹介します。
「収納向け」と「部屋干し向け」の2種類に分けてご紹介するので、ドアハンガーを使う目的別にチェックしてみてください。
収納向けのドアハンガー
まずご紹介するのは収納向けのドアハンガー。
ドアの厚みに関係なく、いろんな扉で使えるものなどを選定しました。
無印良品の「扉につけるフック」
無印良品のドアフックは、上下の幅が異なるのが特徴です。
狭い方が22mm未満、広い方は22mm以上27mm以下の扉に取り付けられ、いろんな扉に対応できます。
また、フックの幅が広いので横揺れせず安定感抜群!
バッグや子供のリュックなど重いものを掛けてもズレません。
シンプルな作りなので、どこにつけてもお部屋の邪魔にならず、アイデア次第で色々な使い方ができますよ。
参考 ステンレス扉につけるフック高さ調整が可能な横型タイプドアハンガー
こちらは高さを調節できるドアハンガーです。
特に、お子さんのいるご家庭におすすめで、身長に合わせて調節できるため、身につけているものを自分でお片づけすることができます。
小さな頃から自分のものは自分で収納するという大切な習慣も身につけるられるでしょう。
耐久性もあるため、多少重いものを掛けでもOK!可愛い猫モチーフで、インテリアとしても楽しめます。
2つの形のフックで使い分けられるベルト式ドアフック
こちらは一風変わったベルトタイプのドアフックです。
ドアに引っ掛けて取り付けるのではなく、ベルトでドア全体を巻いて使います。

ベルトの上下に金具を入れ、ドアの上下に金具を引っ掛けた後にベルトを締めれば完了。
日によってバッグを変えたり小物使いの多いおしゃれさんにおすすめ。
また、散らかりがちな子供部屋の収納にもとっても便利!使わない時には、たたんでコンパクトに収納しておけますよ。
複数のバッグを掛けられる縦型タイプのドアハンガー

先端が滑りにくいシリコン素材のドアハンガー

木目でドアになじむドアフック

部屋干し向けドアハンガー
では次に、部屋干しにおすすめのドアハンガーをご紹介します。
部屋干しには、常時使いたいか、雨の日にだけ使いたいかを分けて選ぶとよいでしょう。
折りたたみできるスマートなドアハンガー
使わない時は折りたたんで収納しておけるコンパクトなドアハンガーです。
スマートな見た目ですが、引っ掛かりが6箇所あるため、ハンガー同士がかたよらずに使用することができます。
また、付属品のネジを使用して壁に取り付けることも可能。
お部屋はスッキリ見せたいけれど、部屋干しスペースも欲しいという方にぴったりのシンプルなドアハンガーです。
コンパクトに折りたためるドアハンガー

サビに強いスチール製のドアハンガー
スチール製のニトリのドアハンガーは、濡れたものなどをかける部屋干しに使用してもサビにくく安心です。
横幅はハンガーを掛けられる部分が約42cm。洋服5枚分は余裕で掛けられます。
簡単に組み立てられる組み立て式なので、部屋干ししたい時にだけ取り出して、不要な時にはコンパクトに収納しておくことができます。
参考
ドアハンガー ロッド
窓枠にもワンタッチで取り付けできるドアハンガー
こちらのドアハンガーは、1つでもドアハンガーとして十分使えますが、2つ使うと物干し竿が掛けられるようになるのが特徴です。
雨の日に、サッと取り出して引っ掛けるだけで、お部屋の中に室内干しスペースを作れるためとっても便利!
3段階の調節が可能なので、ドア以外にも窓枠に合わせて使えるのが嬉しいポイントです。
浴室ドアの枠や鴨居に設置できるドアハンガー

ちょい干しに便利なドアフック

伸縮式でたくさん掛けられるドアハンガー

ドアハンガーで収納・部屋干しを快適に
ドアハンガーは引っ掛けるだけで簡単に収納スペースを作ることができる便利なアイテム。
また、アイデア次第で部屋干しやクローゼットの収納にも役立ちます。
特に、帰宅時に脱ぎ散らかしてしまう衣類や置きっぱなしにしてしまうバッグなどは、サッと掛けることで簡単に収納が完了!
スッキリとしたお部屋をキープすることができ、快適な生活にもつながります。
ドアハンガーを活用して、ぜひ収納上手で快適なお部屋を作ってみてくださいね。
【バッグ・帽子・ストールなど】おしゃれ上手のファッション小物収納
クローゼットに収納できる衣類が増える!?「収納アップハンガー」紹介
掃除も片付けも楽になる!家の中であちこち使える「吊るす収納」アイデア