下ごしらえや調理から掃除まで、キッチンのあらゆる場面で使うことが多いキッチンペーパー。
引き出しや棚に収納していると、出し入れが面倒だと感じませんか?
だからと言って、調理台に横倒しに置いておくと作業の邪魔に…
キッチンペーパーは、使う頻度が高いのに、収納場所に悩むアイテムの1つです。
そこで今回は、キッチンペーパーの収納アイデアをまとめました。
キッチンペーパーホルダーを使う場所別の選び方や、実際に使ってみた感想もあわせてご紹介します。
目次
キッチンペーパーの種類
まず初めに、キッチンペーパーの種類を確認しましょう。
キッチンペーパーには2つの種類があります。
基本的にロールタイプが多いですが、ボックスタイプもあります。
ロールタイプのキッチンペーパー
ロールタイプは2ロールあるいは4ロールで販売されており、未使用のキッチンペーパーの保管場所の確保が必要です。
ロールタイプをキッチンで使用する際は、そのまま置くと転がったり倒れたりしてしまうので、キッチンペーパーホルダーを使ったほうが安定します。
ボックスタイプのキッチンペーパー
ボックスタイプは3箱セットで販売されていることが多いため、未使用の箱を保管しなければなりません。
ですが、積み重ねできるので、ロールタイプほど保管場所には困らないでしょう。
キッチンで使用するときもホルダーなしでも使いやすいです。
キッチンペーパーを収納するときのポイント
キッチンペーパーは意外と大きくてかさばるので収納しくにいですが、よく使うモノだけに、サッと取れる場所に置いておきたいですよね。
料理をするときの理想は、ほとんど移動することなく調理道具が使えること。
このような状態で収納されていることを「コックピット収納」と言います。
ですから、キッチンペーパーも手の届く位置に収納できる工夫が必要です。
キッチンペーパーを収納するポイントは4つ。
- 立てる
- 吊るす
- 浮かせる
- そのまま置く
【キッチンペーパー収納1】立てる
キッチンペーパーを立て、スリム化させると調理スペースが広く使えます。
ロールタイプのキッチンペーパーは倒れやすいので、スタンド式のキッチンペーパーホルダーを利用すると安定するでしょう。
【キッチンペーパー収納2】吊るす
吊り戸棚やレンジフードに「吊るす」収納ができます。
調理台が狭く、キッチンペーパーを置くスペースがないキッチンにおすすめです。
設置したい場所に合った専用のキッチンペーパーホルダーを利用します。
マグネットがつくところならば、マグネット式のキッチンペーパーホルダーでもOKです。
【キッチンペーパー収納3】浮かせる
冷蔵庫や電子レンジにくっつけて「浮かせる」収納方法もあります。
どちらもマグネットがくっつくので、マグネット式のキッチンペーパーホルダーが使用できます。
調理台にスペースの余裕がある場合は、卓上に置くタイプのキッチンペーパーホルダーを使ってもいいですね。
キッチンの壁面にメッシュパネルを取り付け、そこにキッチンペーパーホルダーを引っ掛けて収納する方法もあります。
【キッチンペーパー収納4】そのまま置く
ロールタイプのキッチンペーパーは安定感がないので、そのまま置くのはおすすめしません。引き出しや棚に収納してしまうのも不便です。
以前、下の画像のように吊り戸棚に収納していたことがあるのですが、使うときにいちいち取り出すのがとても面倒でした。
一方、ボックスタイプのキッチンペーパーならば「そのまま置く」のもあり!
コンロ横やシンク周りに置いても、箱に入っているので油ハネや水ハネでペーパーが汚れる心配がありません。
箱のデザインが派手で気になる場合は、ボックスタイプのキッチンペーパーも入るキッチンペーパーホルダーがおすすめですよ。
キッチンペーパーホルダーの選び方
キッチンペーパーを使いやすく収納しておくのに便利なのがキッチンペーパーホルダーです。
さまざまな種類が販売されているので、何を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
では、キッチンペーパーホルダーの選び方を挙げていきましょう。
選ぶポイントと簡単なDIYのやり方も紹介します。
どこに設置するかで選ぶ
キッチンペーパーを置く場所によって、キッチンペーパーホルダーにも向き不向きがあります。
マグネットが使えない場所にマグネット式のキッチンペーパーホルダーは設置できないですよね。
たとえ気に入ったキッチンペーパーホルダーがあっても、自分の設置したい場所で使えなければ意味がありません。
見た目のおしゃれさよりも使い勝手を重視しましょう。
ですから、キッチンペーパーホルダーは、どこに設置するのかを決めてから、その場所に合ったものを選んでくださいね。
使いやすさで選ぶ
ロールタイプのキッチンペーパーにアームを通すだけのキッチンペーパーホルダーだと、使うときに片手でキッチンペーパーを押さえ、片手で引っ張る動作が必要になります。
調理中は片手しか空いていない場合もありますよね。
キッチンペーパーをしっかりとホールドし、片手でカットできるストッパーつきのキッチンペーパーホルダーなら使いやすさ抜群です!
また、ボックスタイプ用のキッチンペーパーホルダーを選ぶときは、箱ごと入れられるか、立てて収納する場合に偏りが出ないかなど、使い勝手のよさをチェックするといいでしょう。
普段使っているキッチンペーパーのサイズで選ぶ
市販のキッチンペーパーは種類が豊富で、メーカーによってサイズが異なります。
長さはもちろんのこと、ロールの太さも違うので、使用できないキッチンペーパーホルダーがあるかもしれません。
特に海外製のキッチンペーパーは、日本製よりも大きいものが多く、うまく収納できないキッチンペーパーホルダーがあるので注意が必要です。
ロールタイプとボックスタイプでも違ってきます。ですから、キッチンペーパーホルダーは、普段使っているものに合わせて選ぶようにしてくださいね。
デザインで選ぶ
上述の条件に合うものがいくつか見つかったら、最終的にはデザインで選びましょう。
キッチンペーパーホルダーは存在感がありますから、キッチンの雰囲気に馴染むようなものにしないと悪目立ちしてしまいます。
キッチン全体の色に合ったものを選ぶのがポイントです。
また、キッチンペーパーを見えなくするキッチンペーパーホルダーなら生活感も隠すことができますよ。
DIYも可能!
ここまでは既製のキッチンペーパーホルダーの選び方を紹介してきましたが、実はキッチンペーパーホルダーは自分でも作れるんです。
引き出しや棚に、キッチンペーパーを通した突っ張り棒を設置すれば、簡単にキッチンペーパーホルダーに早変わり!
壁面にメッシュパネルを設置し、網目にS字フックを引っ掛け、キッチンペーパーを通した突っ張り棒をフックに掛ければキッチンペーパーホルダーとして使えます。
場所別キッチンペーパーホルダーのおすすめアイテム
キッチンペーパーホルダーを設置するのに適した場所として挙げられるのは以下の4つです。
- 冷蔵庫のドアや横
- 調理台、コンロ周りやレンジフード
- 吊り戸棚下
- 電子レンジ上または横
その場所に設置するメリット・デメリットも合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
冷蔵庫のドアや横
冷蔵庫はマグネットがくっつくので、マグネット式のキッチンペーパーホルダーがおすすめです。
冷蔵庫ならば、調理台やコンロ周りのスペースを圧迫せずに済みます。
ただし、冷蔵庫のドアを開くとぶつかってしまったり、冷蔵庫の横でキッチンペーパーが取り出しにくかったりする場合は、そもそも冷蔵庫にキッチンペーパーホルダーを設置しないほうがいいかもしれません。
購入する前に、しっかりとシミュレーションしておきましょう。
あくまでも、キッチンペーパーが使いやすい動線上に冷蔵庫があることが前提です。
冷蔵庫のドアや横向けのキッチンペーパーホルダー

キッチン小物類をまとめて収納
数種類あるtowerのキッチンペーパーホルダーの中でも、キッチンで使用するあらゆるものをまとめて収納できる便利なアイテム。1か所にまとめておけば探す手間もなくなり、キッチンもスッキリして一石二鳥です。

何度でも貼れる吸着シート付き
ボックスタイプでも浮かせて収納したい人におすすめなのがこちら。壁などマグネットがつかないところでも使用できる吸着シートなので調理の動線を考えて設置することができます。

カバー付きで衛生的
マグネットと吸盤が両方付いているので、マグネットが付かないところでも使用できます。カバー付きなのでほこりが付くのを防ぐことも。片手で簡単にカットできるのもうれしいポイントですね。
調理台、コンロ周りやレンジフード
調理台やコンロ周りならば、スタンド式のキッチンペーパーがおすすめです。
一番よく使う場所ですぐに取り出せるので、料理の時短につながります。
ですが、料理する場所に近い分、油ハネや水ハネが気になる可能性があります。
レンジフードの場合は、マグネットがくっつく素材ならばレンジフード上にマグネット式、くっつかない素材ならばレンジフード下に固定できるタイプのキッチンペーパーホルダーがおすすめです。
コンロからは離れているので油ハネの心配はほとんどありません。
調理台、コンロ周り向けのキッチンペーパーホルダー

手でプッシュしてロールをロック
こちらは上部をプッシュすることでキッチンペーパーを固定でき、楽にカットすることができるアイテム。キッチンペーパーの本体やホルダーそのものを押さえる必要がないので衛生的に使うことができます。

ほこり・汚れから守るカバー付き
キッチンペーパーをほこりや油ハネなどの汚れから守るカバーが付いているので、下ごしらえなどにキッチンペーパーをよく使う人は衛生的に安心ですね。カットする時は指で押さえる必要がありますが、ホルダーに入れたままカットできます。

メッシュパネルに取り付け
調理台やカウンターの収納をカスタマイズできるtowerの「メッシュパネル」用キッチンペーパーホルダー。使いたい時にすぐ使える場所に設置できるので、調理のストレスが軽減されます。

キッチンのアクセントに
パッと目を引くカラーを選ぶことができるダルトンのキッチンペーパーホルダー。ロールタイプでもボックスタイプでも使えます。調理台に置く以外にも、壁に取り付けて使うこともできます。
吊り戸棚下
調理台やコンロの近くの吊り戸棚には、吊り戸棚に引っ掛けるタイプの専用のキッチンペーパーホルダーがおすすめです。
取り付けが簡単で、使いにくいと感じたらすぐに移動して調整が可能。上方にあるので、油ハネや水ハネでキッチンペーパーを汚してしまうことはありません。
ただし、吊り戸棚の高さには注意が必要です。吊り戸棚と調理台の間が狭いと、目線と変わらない位置にキッチンペーパーホルダーが見えるので、圧迫感があるかもしれません。
吊り戸棚下向けのキッチンペーパーホルダー

シリーズで揃えてスッキリ
シンプルな形状の吊り戸用キッチンペーパーホルダー。ネジでしっかり留められるので、棚の厚みが約14~21mmであれば取り付け可能です。スパイスラックやふきんハンガーなどあらゆるキッチン収納アイテムをシリーズで揃えることができます。

キッチンペーパーを隠して収納
キッチンペーパーを隠して収納することで、生活観を感じにくくすることができます。こちらは切り口の形状も特殊でしっかり片手でカット可能。正面にはマグネットが付くのでキッチンタイマーなど小物を貼っておくのに便利です。

ラップなども一緒に吊り戸棚下へ
キッチンペーパーホルダーとラックが一緒になっているので、使用頻度の高いラップやアルミホイル、キッチンペーパーなどをひとまとめに収納しておくことができます。棚には引っ掛けるだけですが、滑り止め付きなので落下しにくくなっています。

白スチール×ナチュラルウッド
toscaシリーズは白スチールとナチュラルウッドのおしゃれなキッチン収納アイテム。シリーズで揃えるとナチュラルキッチンのできあがり!海外の大きなキッチンペーパーも収納できますよ。
電子レンジの上または横
電子レンジには、マグネット式のキッチンペーパーホルダーがおすすめです。
上でも横でも、自分にとって使いやすい位置に設置します。
電子レンジに取り付ける場合も、料理の動線上にあることが前提です。
もし電子レンジをオーブンとしても使っているのであれば、キッチンペーパーホルダーの素材に注意してください。
熱に弱い素材だと変形したり、溶けたりする可能性があります。
電子レンジ周り向けのキッチンペーパーホルダー

レンジの上でもほこり除け
レンジの上に引っ付けて置けるマグネットタイプ。ほこり除けができるカバーが付いているのがうれしいポイント。もちろん冷蔵庫などマグネットが付くところならどこでも設置できます。

使わない時は目立たずコンパクト
こちらもtowerシリーズのマグネットタイプキッチンペーパーホルダー。ストッパー付きなので片手でカットでき、縦向きでも横向きでも使えます。使わない時は目立たずコンパクトに。
towerの「マグネットペーパーホルダー」を使ってみた
キッチンペーパーホルダーのおすすめアイテムを場所別にご紹介しましたが、今回はあるキッチンペーパーホルダーを使ってみた感想もお伝えします。
使用したのは、シンプルでおしゃれ感のある収納アイテムがそろうtowerシリーズの「マグネットペーパーホルダー」です。
商品の特徴と使用感をお伝えしますので、ぜひチェックしてみてください。
towerの「マグネットペーパーホルダー」の特徴
towerシリーズのキッチンペーパーホルダーは、おすすめアイテムで紹介した通り何種類かあります。
その中でも人気なのが、冷蔵庫などに貼りつけできるマグネットタイプで、「片手でカットできる」と謳われているのが今回使ってみたアイテムです。
サイズは横30.5×縦9.5cmで、海外製の大判タイプのキッチンペーパーにも対応しているのが特徴的。
キッチンペーパーをアームに差し込むだけなので取り付けも簡単。縦でも横でも使えます。
使い方もシンプルで、キッチンペーパーを手前に引っ張り、下に引くだけ。
ストッパーがついているので、片手で楽にカットできます。アームからキッチンペーパーがずれてしまうこともありませんでした。
使わないときにたたむと、厚みは2.5cmと超スリム。見た目もスッキリして、邪魔に感じません。
裏面を見ても分かるとおり、強力なマグネットがついています。
ですから、少しくらい強めにキッチンペーパーを引っ張っても、ホルダーが動いたり落ちたりする心配がないので安心です。
わが家のキッチンで設置できた場所は?
わが家のキッチンでマグネットがくっつく場所は冷蔵庫と電子レンジのみ。
冷蔵庫は両開きタイプなので、横向きに設置すると少しだけドアからはみ出してしまいました。
海外の大判タイプのキッチンペーパーにも対応しているだけあって、ホルダー自体が大きめにできているようです。
そこで縦に設置してみることに。ところが、ちょうど冷蔵庫横の柱にぶつかってしまうので断念せざるとえませんでした。
しかも冷蔵庫は調理台とコンロの動線上にありません。
わが家のキッチンの形状で冷蔵庫にキッチンペーパーホルダーを設置するのは無理でした。
そこで、もう1つの候補である電子レンジに取り付けてみました。
電子レンジの上には十分な隙間がなかったので、横に設置。ちょうど幅ピッタリに収まりました。家事動線もバッチリです。
tower「マグネットペーパーホルダー」の使用感
これまでストッパーつきのキッチンペーパーホルダーを使ったことがなかったので、最初は本当に片手でカットできるのか疑っていました。
ですが、実際にやってみたら驚きの手軽さ!
簡単にカットできることに感動しました。磁力も強くて、とても安定感があります。
なんと言っても、towerシリーズの商品はシンプルでおしゃれ。
マグネットペーパーホルダーも白いキッチンにほどよく馴染み、大きさの割にスッキリして見えます。キッチンがさらにスタイリッシュな雰囲気になりました。

おわりに
キッチンペーパーは料理の際に欠かせないキッチン消耗品の1つ。
よく使うモノなので、キッチンペーパーホルダーをうまく活用して、使い勝手のいい場所に収納したいですよね。
動線を意識した収納にすれば、料理の時短ができ、料理や掃除をより楽しめるようになるでしょう。
ここでご紹介した内容を参考に、自分に合ったキッチンペーパーホルダーを見つけてくださいね。
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