スッキリ片づくパントリー収納アイデア―食品ストックに便利な収納用品の正解は?―

だいかねの家パントリー施工事例(横)

最近では、LDK──リビングとダイニング・キッチンをひとつの空間にまとめる間取りが一般的。忙しい時間の中で、より効率的に、そして楽しく家事の時間を過ごせるようになりました。

ですが、それは家族がくつろいだり、お客様をお通したりもするリビングと「ひとつなぎの空間」ということでもあります。

だいかねの家LDKの施工事例写真
▲写真提供:「株式会社大兼工務店(だいかねの家)

 
そのためLDKは、「キッチンはいつでもすっきりとキレイにしておきたい!」というご要望、収納についてのご相談が、特に多い場所となっています。

”すっきりキレイ見せ” を叶えてくれる収納用品もたくさん販売されていますが。
「いろいろあって、どれを選んでいいかわからない」
「収納ボックスを使っているけど、なんだかすっきりしない!」
と、いう声も……。

今回は、そんなお悩みを持つ方と一緒に、キッチンのパントリーがすっきり片付く収納用品の選び方を考えていきたいと思います。

また、「うちにはパントリーがない」という方にも、しっかり・すっきり・食材の管理ができる方法を、わが家での実例なども参考にしながらお伝えします!

増えてませんか?ストック食材の量

“Withコロナ” という新しい生活様式が取り入れられるようになり、ずいぶんと外食の機会も減りました。
そのため、おうちで家族が揃って食事をとることが増えましたね。

家で食事をする機会が増えるとともに、パントリー等にあるストック食材の量───増えていませんか?

パントリー収納を試す前にまずはすべての食品の在庫を出してみる
わが家では、

  • (子どもだけでも簡単に食べることのできる)レトルト食品
  • (忙しい時や疲れた時に)食事の準備をさっと済ますことのできる「〇〇の素」
  • (買い物の回数をできるだけ減らせるように)調味料などのストック
 
などを、いつもよりも多く持つようになりました。

いつもの量よりも多くなると、普段買い置きした食品ストックを置いているスペースが溢れますよね。

「あれ、入らないな?」――そう感じるようになったら、収納を見直すチャンスです!

パントリーとは?
パントリーとは、主にキッチンの一部分もしくはキッチンに隣接して設けられる、食品をストックしておくための小室・収納スペースのことです。 食品や飲料のほか、キッチン関連の日用品、日常使う頻度の少ない調理器具や什器類などをストックするためにも利用されています。

パントリー収納で忘れちゃいけないこと

食材やキッチン周りで使う日用品を管理するパントリーは、どうしても生活感が出てしまうので、何とかスッキリと片づけたいスペースです。

ですが、スッキリ見せることだけに意識を向けすぎると出し入れしにくくなってしまったり、しまい込みすぎて何がどれくらいあるのか、把握しづらくなってしまう事もあるでしょう。

パントリーは、あくまで「食品の管理をする場所」。

だいかねの家パントリー施工事例(縦)
▲写真提供:「株式会社大兼工務店(だいかねの家)

 
もちろん、物が少なければすっきりと片付くのですが、家族みんなの食材をストックしようと思うと必然的に物は多くなります。

管理するものの量に関わらず、誰が見ても何がどこにあるのか、パッとひと目でわかるようにしておくことがとっても大事です。

例えば、スーパーマーケットの陳列棚。
多くのお客様の買い物をストレスなく促してくれる、スーパーの陳列は最高のお手本です!

スーパーでは、カテゴリーごとに陳列される場所が決まっていますよね?!
おうちで食材管理をする際にも、その方法を参考にすると管理がしやすいですよ。

食材のストックを、カテゴリーごとに分けてみよう

普段、よく行くスーパーに買い物に行かれたら、ちょっと観察してみてください。
どんな物が同じ棚に陳列されているかな~って。

私の良くいくスーパーの例をご紹介すると・・・

  • 液体調味料(醤油・ソース・マヨネーズなど)
  • 油・ドレッシング
  • レトルトなど、総菜食材(カレールー、〇〇の素)
  • 洋食材(イタリアン・パスタ系)
  • 中華食材(〇〇の素など)
  • スパイス
  • 缶づめ
  • 乾物
  • ふりかけ
  • 塩・砂糖
  • 粉・ミックス粉
  • 製菓材料・ジャム
  • お菓子
  • お茶・コーヒー
  • 日用品
このようなカテゴリーで分かれていました。

これを参考にしながら、実際に分類していきましょう。

家庭の食品ストックを分類してわかること

分類してみると、カテゴリーによって多いものも少ないものもあると思います。
ストック食品を種類ごとに分類してから収納場所や収納アイテムを決める
カテゴリーごとの量を把握することも、ここで大事な工程のひとつです。

例えばこんなことありませんか?

・カレールーは困った時のお助けメニューとして作るから、3箱くらいは常にストックしておきたい
・マヨネーズすぐに無くなるからいつでも+1はストックしておきたい

いつも何気にストックしている食材にも、実は「わが家なりのルール」を持っていたりするのです。

わが家のルールを把握して、定量が入るだけの枠を定位置として作っておけば、買い物の前に食品ストックスペースをパッと確認するだけで、今日買い足すものがすぐにわかるようになります。

わが家ルールに合わせた「定位置」を作ろう

わが家の定量のルールを見つけられたら、次に収める作業です。

スーパーのように、食材のパッケージをきれいに陳列するのも素敵です。
でも、自立しづらいパッケージもあるし、何より、ひとつずつ並べるのって手間がかかります。

そこで、収納用のボックスやカゴを利用するのがおすすめ

箱入りのレトルトカレーも、収納ボックスに入れるとスッキリ!

レトルトカレーのストックに便利な収納アイテム
▲レトルトカレーの収納におすすめの”キッチン収納仕切るケースファビエ150”

 
▶ ”キッチン収納仕切るケースファビエ150” には、「〇〇の素」のようなレトルトパッケージがぴったり入って並べることができます!
ケースに入れるだけで、箱の向きが自然と一定方向に揃い、かんたんなのに美しい収納が完成します。

自立しにくいマヨネーズやケチャップなどの食材ストックも収納ケースに

ケチャップやマヨネーズの収納にオススメなアイテム
▲マヨネーズやケチャップの収納に便利な”キッチン収納仕切るケースファビエ90”

 
▶ ”キッチン収納仕切るケースファビエ90” には、マヨネーズやケチャップのような自立しにくい食材がぴったり入るサイズ感。ゆったり入れて5つくらいまで入ります。
安いからとついまとめ買いしてしまいそうな時も、この枠を超えることないようにストックするというルールにしておけば、自然と買いすぎも防げます。

異なるサイズやかさばるパッケージものは、ざっくり大きなボックスに

使いやすさと見た目のスッキリさを両立させたパントリー収納
▲わが家では、無印良品の「やわらかポリエチレンケース・大」を使用しています。もう少し小さなサイズがいいなという方には、ファボーレヌーヴォボックスM がおすすめです! 

 
「ここに入れればOK」と、ポンポン投げ入れるだけくらいの気軽さがあり、尚且つ 食材のパッケージの色情報をボックスによって隠すことができるのですっきり見せることができますね。

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「すっきり見せ」にはボックスのサイズ選びが大事

収納用のボックスのサイズは収めるものの大きさによって、適正サイズを選ぶことも大事なポイントです。

収納ボックスが小さすぎると収めている食材が溢れて見えて、かえって煩雑な印象になってしまいがち。
また、あまりに食材をぴったりと詰めて入れてしまうと、取り出しにくくなりますね。
天然素材のかごも食品収納におすすめのアイテム
また、収納ボックスの数ばかり増えてしまえば、実際に収納して使える容積が減ってしまいます。
どんなにすっきり見えたとしても、これでは本末転倒です。

100円ショップの収納ボックスも様々な種類があっておすすめですが、小さめサイズのボックスが多いので選定の際には、収めたいものにあった適正サイズのものを選びましょう。
 

「すっきり見せ」を狙うには?

収めたいものがすっぽりと隠れてしまう大きめサイズを選びましょう。

 

中に入れたものを把握したいなら?

ボックスを上からのぞいた時に、何がいくつあるのかひと目で把握できる、余裕をもたせたサイズ感を心がけます。

 
ちなみに、ひとつのボックスに入れる食材の目安は、多くても10個まで。
それ以上はひと目で把握できないので、別のボックスに分けましょう。

詰めればまだまだ入る!
この隙間もったいない!
そう思えるくらいが、管理しやすい量ですよ。

食品のストックの収め方。

わが家の乾物カテゴリーはたくさんあったので「食材として使う乾物」「お出汁とふりかけ類」の2つのボックスに分けています。

詰めすぎないように、ガマンガマン!

パントリーを使い勝手よく!食品のストックを配置しよう

各カテゴリーごとに収納ボックスにまとめて入れられたら、最後に配置していきましょう。

配置する時に気をつけたいのが、使い勝手。

例えば、粉ものや缶詰・瓶ものなど重たいものを上の方にしまってしまうとボックスの上げ下ろしが大変!
使い勝手が悪いと、面倒で使わなくなってしまった経験ありませんか?

なので、重たいものが入っているボックスは目線より下に配置してくださいね。
腰〜胸くらいの高さがベストです。
家族みんなが使いやすいパントリー収納の考え方
また、よく手にする使用頻度の高い食材も取り出しやすい位置に置くのがおすすめ。

収まる分だけストックする
▲「お菓子」は子供の手の届く場所に、など。家族みんなが使いやすい配置にしています。

 

「お菓子」「粉類・砂糖・塩などパウダー状のもの」ボックスは下の段に収めています。
子どもも手に届く位置にしたいのと、重たいという理由で定位置を決めています。

反対に、使用頻度が低いからと言って高い場所に置けばいいかというと、そうではなかったりします。

「見えないものはなかったことにしてしまう」という傾向にある方は、特にご注意を!
私もそのひとりで、見えていないものはすっかり使い忘れて、賞味期限を切らしてしまうので、使用頻度が低いものほど「ここにいるよ」アピールをしてもらえるような場所を定位置に配置するようにしています。
食品の在庫管理ができるように、中に何がどれだけ入っているかわかりやすいように収納する
特に缶詰類は、賞味期限長いから大丈夫と油断をして、使い損ねてしまう事もあるので、ケースに入れずそのまま並べるようにしています。
パントリー収納の上は忘れがちなので、見やすい工夫をする

「ボックスを引き出す」アクションを減らして管理を楽に

取り出しやすく、中に何が入っているか確認しやすいパントリー収納
「パントリー収納が、いつも乱れてしまう!」
・・・そんな方に、是非おすすめしたいポイントは、出し入れのアクション数を減らす工夫をすること。

カテゴリーごとに分類したボックスを、「引き出すことなく中身を覗くことができる」と、かなり管理がラクになります。
使いやすい定位置の考え方とパントリーの収納事例
※写真は私の目線から撮影した写真です。のぞくだけで中身がひと目でわかります。

この時、収納ボックスと棚板の間の隙間は約8cm。
収納アイテムはしっかりと収納場所に収まるようにサイズを確認
手は入らないけど、のぞけるサイズ感です。

今度は、収納ボックスと棚板の間に15cmくらいの隙間空間を作ります。
そうすると、ボックスを動かさなくても食材の出し入れができて”ラクちん収納”がかないます。
中身を確認しやすく、取り出しやすい入れ物の高さ。
収納用品選びはサイズが重要
「ボックスを引き出す」というたった少しの動作なのですが、
料理中に食材を出し入れする時、買出し後にストックとしてボックスに片付ける時、このひと手間で使い勝手が確実にかわります!

ぜひお試しいただきたいポイントです。

パントリー専用のスペースがなくてもOK!

最初から家にパントリーとして専用のスペースがあればいいのですが、「わが家にはパントリーがない」というご家庭もたくさんあると思います。

そんな場合には、4つのアプローチがおすすめです。

【その1】パントリーを作ってしまう

キッチンからアクセスの良い場所に、収納はありませんか?
廊下の壁面収納やリビング横の和室の押し入れなどの一部をパントリーとして利用するのも、ひとつの手です!

DIYしたパントリー収納スペース
わが家のパントリーもキッチン近くの収納スペースを利用したDIY。
約半畳分のスペースに、ニトリのスチールラック(W85cm)を組み立てて設置しています。

右側の隙間スペースには、買い物バッグやお菓子をちょっと持っていく時に使う紙袋をフックにかけてまとめています。
いざ、使う時にあちこち探さなくてもいいし、エコバッグを買い物前に手に取るタイミングで、今のストックの量をなんとなく把握するきっかけにもなっています。

【その2】 既存のキッチン収納を活用する

どうしてもスペースをとりにくい場合には、キッチン収納の引き出しや吊り戸棚を利用すればOKです。
高い吊り戸棚を利用する場合には、取っ手付きの収納ボックスがおすすめ!

【その3】 置き家具を利用する

わが家では、パントリースペースがない間取りの場合には、作業台として利用できる置き家具の台下スペースをパントリーとして利用していました。

【その4】 見せながら収納・管理する

パッケージがおしゃれなものなら、思い切って見せる収納にチャレンジするのもいいですね!
パントリー無しでもOKな食品ストックの収納アイデア
こちらもわが家の例ですが、お菓子作りや飲用のお酒のボトルをインテリアとして見せつつ収納しています。
もともとは、IKEAの観葉植物用の温室として売られていたケース。
形がかわいかったので、ホコリ除けもかねてここに入れることにしました。

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パントリー収納で大事なこと

食材管理を一括してまとめてできるパントリーは、やっぱりあると便利ですが、お住まいの間取りの関係上、パントリースペースを作ることができない場合もあります。

どんな環境であれ、大事なことは・・・
使用頻度や使う場所を考慮しながら「どこでどんな風に使うのか」に合わせた定位置や収め方を工夫すること!

ご紹介した内容も参考にしていただきながら、収納ボックスなども賢く選んで、スッキリ使いやすいパントリー収納になるよう工夫してみてくださいね。