お家の電源周りが、配線でごちゃごちゃしている、なんてことはないでしょうか?
リビングにはテレビやゲーム機、扇風機などの季節家電など、ケーブルが必要な家電が置かれることが多いです。
「配線ケーブルがありすぎて見た目が悪い」「束になったケーブルの周りにほこりが溜まってしまう」といった悩みをお持ちの方も多いはず。
そんな時には、たくさんのケーブルをまとめて収納できるケーブルボックスを使いましょう!
リビングがスッキリするだけでなく、ほこりが溜まりにくくなり、電源火災の予防になりますよ。
こちらの記事ではケーブル収納に便利な「ケーブルボックス」について、選び方やおすすめ商品について解説します。
最適なケーブルボックスの選び方
ケーブルボックスにはいろんな種類があるので、「何を重視したいか」を考えておくと部屋に合ったものを選ぶことができます。
【1】収納するものに合ったサイズを選ぶ
ケーブルボックスを選ぶときのポイントはいくつかありますが、まず紹介するのはサイズで選ぶ方法です。
ケーブルボックスはサイズも豊富なので、収納するものに合ったサイズで選ぶことができます。
配線のサイズ、置くスペース、収納したい配線の大きさに合わせて選ぶことで、よりすっきりまとめることができるようになります。
マルチタップを収納したい場合は、お持ちのマルチタップのサイズを計っておくとギリギリ入らなかった!ということにはなりませんよ。

また、家具調の大きなケーブルボックスは、Wi-Fiルーターや普段使わない充電器などをまとめて入れておくこともできて便利です。
ただし、ケーブルボックスは、単にたくさん収納できればよいというわけではありません。
「大きいサイズを選んだけど、場所を取ってしまい邪魔だった」なんてことのないように、事前に置くスペースをしっかり考えてから選びましょう。
【2】どんな機能性があるか確認する
ケーブルボックスには、「ケーブルを収納する」という必要最低限の機能以外にも様々な機能をもったものがあります。
通気口がたくさんあり、通気性にすぐれているものや、マルチタップの電源のON/OFFがしやすいフタ付きタイプなど、サイズ以外にも種類は豊富です。
また、スマートフォンやタブレットなどを立て掛けて収納し、スマホスタンドのように使えるものもあります。
スマートフォンなどを充電しながら動画を視聴できるので、動画を良く見る人には気になる機能ですね。
他にも、収納スペースが豊富なもので、サイドテーブルのように使えるデザインもあります。
ソファの横やテレビ台の隣など、見えるところに置いてもオシャレに見えます。
他にもわずかな隙間に入れられるスリムタイプや、キャスターが付いているものもあります。
ケーブルボックスも、インテリアのひとつとして利用できれば一石二鳥でしょう。
【3】素材によってメリット・デメリットがある
部屋に置いたときになじむ素材を選ぶのもポイントでしょう。
ケーブルボックスにはプラスチック製や木製など、様々な素材があります。
それぞれの素材にはメリットもあればデメリットもあるので、選ぶ時には素材の特徴を理解しておきましょう。
プラスチック製のメリット・デメリット
- 比較的安価で手に入る
- 軽くて持ち運びしやすい
- 形やデザインが豊富
- 静電気でホコリが付きやすい
木製のメリット・デメリット
- お部屋のインテリアになじむ
- プラスチック製に比べると静電気が起きにくい
- 重くて運びにくいものもある
おすすめの素材「湿度調節にすぐれた桐製」
桐材には湿度を一定に保とうとする働きがあります。
大切な着物を入れる衣装箱や、お米を保管する米びつにも使われる素材ですね。
また、燃えにくい木材なので、電源火災を予防する効果も。
プラスチック製に比べて重く、持ち運びには不向きですが、あたたかみのある木の素材にこだわる時にはおすすめの素材です。
【4】お部屋に合うデザインを選ぶ
どのようにケーブルボックスを使うかによって、選ぶデザインも変わってきますよね。
インテリアに合わせて選ぶ場合は、やはりデザイン性を重視したほうが部屋にマッチします。
ケーブルボックスは、シンプルなデザインが多いですが、プラスチック製の中にはカラーバリエーションが豊富なものも。
部屋のテイストに合わせて、あえて目を引く色やデザインを選ぶのも面白いかもしれません。
ケーブルボックスを安全に使うために気をつけたいこと
配線を綺麗にまとめられるケーブルボックスは、持っていると非常に便利です。
しかし、使い方を間違えると、「トラッキング現象」を引き起こすこともあるので注意が必要。
安心安全に使うように心がけましょう。
こちらではケーブルボックスを安全に使うための注意点を3つご紹介します。
※中部電力公式サイト「トラッキング現象」検索日2020/4/6
トラッキング現象を防ぐためのアイテム「コンセントカバー」については、下記で詳しくご紹介しています。
コンセントカバーでトラッキング火災を防止
【1】通気性をしっかり確保する
1つ目は、通気性です。
ケーブルボックスの中ではいろんな配線をひとつにまとめるので、どうしても通気性が悪くなってしまいます。
通気性が悪いと、熱がこもりトラッキング現象や故障の原因になりますから、ケーブルやコードを隙間なく収納するのはやめましょう。
前述の通り、通気口がたくさんあるケーブルボックスや、湿気を溜めにくい桐製のケーブルボックスなどにしておくと安心ですね。
【2】電流の容量オーバーに気を付ける
2つ目は、マルチタップ(タコ足配線)の使用です。
マルチタップはたくさんの電源プラグを挿せるようになるのでとても便利なアイテムですが、ケーブルボックスに収納してしまうとどのくらい挿して使用しているのか見えづらくなり、電流の容量オーバーになってしまう恐れがあります(※)。
マルチタップを置くための収納スペースがあるものなら、どのくらい挿して使用しているのかが一目で分かります。
また、マルチタップの電源のON/OFFがしやすい扉やフタ付きタイプなら、電源をつけっぱなしにしてしまうリスクを軽減できますよ。
参考資料
※Panasonic公式サイト「知っておきたい電気の基礎知識」検索日2020/4/6
【3】ケーブルや電源コードをひとまとめにしない
3つ目は、コードが絡んだまま収納することです。
ケーブルや電源コードは、よく針金でひとまとめにされていますが、必ずほどいてから収納するようにしてください。
そのままケーブルボックスに入れてしまうと、内部で断線や火災を引き起こす可能性があるので注意しましょう。
今回ご紹介した3つの点に気を付けて、ケーブルボックスを安全に使用してくださいね。
コンセントカバーでトラッキング火災を防止
先ほどご紹介したように、コンセント周りは「トラッキング現象」による「トラッキング火災」に注意する必要があります。
「トラッキング火災」とは、コンセントとプラグの間にたまるホコリが原因で起こる火事のことです。
恐ろしいことに、トラッキング火災は電気製品の電源がOFFであってもプラグがささっていると発生しまうリスクがあります。
特に冷蔵庫、洗濯機、テレビの裏などのホコリがよくたまる場所で起こりやすいです。
また、台所や洗面所、脱衣所、加湿器、水槽などの湿気や水気の多い場所でもトラッキング火災は発生します。
トラッキング火災を防止するには、日頃からのこまめな掃除が必要なのですが、仕事や学校で忙しく、なかなか掃除ができない人も多いでしょう。
そんな方にオススメなのが、「コンセントカバー」です。
コンセントカバーは、コンセントの穴を塞いでホコリがたまるのを防止してくれます。
また、お子様やペットのいたずら・けがの防止にも役立ちますよ。
最近はおしゃれなコンセントカバーや防水機能が付いたものが出てきています。
火事を防止できる上に、部屋のインテリアとしても活用できるのは一石二鳥ですね。
おすすめのケーブルボックス7選
いろんなケーブルボックスがあるからこそ、おすすめの商品を知っておくとスムーズに買い物ができます。
ここでは、ケーブルボックスで人気の商品を7つ紹介します。
サンワダイレクト ケーブルボックス
サンワダイレクトのケーブルボックスは使い勝手のよいものが多く、サイドテーブルのように使えるデザインから、組み替えてスタンドになるデザインまでいろんなタイプがあります。
どれも人気がありますので、お好みで好きなタイプを選んでみるのがおすすめです。
Kaehaler 北欧ケーブルボックス
北欧デザインのケーブルボックスなので、とてもオシャレです。
見た目はシンプルですが、1cm間隔で高さ調整ができるので、好みの高さに合わせて使うことができます。
また上部にはスマホやタブレットの充電器を引っ掛けることも可能です。
バッファロー ケーブルボックス BSTB01シリーズ
見た目が非常にシンプルなので場所も取りませんし、机の上に置いていても邪魔になりません。
コンパクトでスタイリッシュ、インテリアとしても映えるケーブルボックスです。ホコリが溜まりにくいデザインなのでトラッキング防止にもなるでしょう。
イノマタ化学 ケーブルボックス タップ収納 フラップ扉付き
マルチタップの電源の切り替えがしやすい扉が付いているタイプ。
透明な扉なので、電源のON・OFF状態が見やすいのが特徴です。
底面に4か所のすべり止めがあるので、棚の上や机の上など置いていても安定感があり、落ちにくいので安心です。
イノマタ化学 ケーブルボックス タップ収納 スマホスタンド
タブレットやスマホを立て掛けて、充電しながら動画を見ることができる形状のケーブルボックス。
スマートフォンなら複数台置けるサイズなので、家族が多くても安心。
また、こちらのアイテムは立て掛けるところに保護マットが付いているので、機器を傷つけにくいのが嬉しいポイント。
ケーブル・ルーター収納ボックス 桐製
ルーター収納ボックスの中には、電源コードやケーブルを収納できるものも。
こちらは通気性にすぐれた桐製なので、複数台入れておいても湿気が籠りにくいです。
山崎実業 テレビ裏収納 smart 収納ラック
テレビの周りは特に配線やWi-Fi機器が多く、ごちゃごちゃしがちです。
テレビ裏にはスペースがあるので、このスペースを有効活用できるアイテムがおすすめ。
こちらはテレビ裏のねじ穴にねじ込んで固定するもので、上段と下段に収納スペースがあるので、テレビの周りの配線やWi-Fi機器をまとめて収納しておくことができます。
まとめ
ケーブルボックスは部屋をスッキリさせるだけでなく、電源コードや配線の周りのほこりよけとしての機能もあるので、家電やマルチタップをお使いの部屋ではぜひ使用していただきたいアイテムです。
部屋のインテリアに合わせておしゃれなデザインを選んだり、電源コード以外の機器も一緒に収納できる大容量なものを選んだり、使い方は自由自在。
電源周りの整理整頓で、スッキリ快適空間を目指しましょう!
