入園入学シーズン、お子様の学用品を手作りされる方も多いのではないでしょうか。
裁縫道具はどんな風に収納していますか?
必要なものはすぐに取り出すことができますか?
細かい物が多いので、整理しないとすぐにごちゃつきがち。
でも、裁縫道具箱は限られた小さなスペースなので、ちょっと時間があればすぐに整理することができますよ。
この機会にすっきりさせて、ウキウキする使い勝手のよい裁縫道具収納にしませんか?
目次
片付ける前に―裁縫箱の中の見直し―
お片付けの基本は、裁縫道具の場合も同じ。
裁縫箱の中身を改めて見てみると、必要のないものが多く残っていたりしませんか?
まずは、それを処分してから片付ける方がやりやすいですよ。
・短く残った糸やゴム
・小さすぎるハギレ
・服についてきた布(服はもう無い)
・曲がった針
・固まったボンド
・古いミシンのボビン
・携帯用のソーイングセット
これらのように処分するものもあれば、バラしたり入れ方を変えるだけで、すっきりすることがあります。
いらないものを片付けたら、必要な物をもっと取り出しやすく使いやすいように収納を工夫していきましょう。
用途別に裁縫道具を仕分けて収納
裁縫道具の出番には、色々なパターンがありますよね。
例えば・・・
- ほつれを縫ったり、ボタンを付け直す
- ゴムを付け替える
- ミシンを使う
これらの用途の違う裁縫道具を、全部同じ場所に入れてしまうと、収納がたくさん必要になります。
裁縫道具は、用途別に分けてしまった方がサッと取り出せて、場所を取らずにしまう事ができます。
パターン別!裁縫セットの収納アイデア
以前は木製のソーイングボックスを持っていましたが、重いわりに意外と収納力がなく、使いづらかった覚えがあります。
私は、先ほどの裁縫道具を使うときのパターンに合わせて、3つの収納にわけています。
それでは、一つずつ、詳しくみていきましょう。
【パターン1】ほつれを修繕する「裁縫セット1軍」
ちょっとした服のほつれや穴の修復。とれたボタンの付け直しなど。
修繕は「取りかかってしまえばすぐ終わるのに、いつまでも服をその辺に放置」・・・ということが、よくありませんか?
そんなとき、すぐ取りかかれるように用意しておきたいのが、こちらの「裁縫セット1軍」。
本当に必要な物だけをコンパクトにまとめています。
収納する入れ物には「ダイソーの積み重ねボックス」シリーズの「小物スタンド」を使っています。
- 糸切りばさみ
- ピンクッション
- 白と黒の縫い糸
ほつれを縫ったりボタンを付けるときは、最低限これだけあれば充分。
これだけ収納しておけば、いつでもすぐに作業できますよ。
【パターン2】ゴムを付け替える「裁縫セット2軍」
子どもたちの帽子のゴムが伸びるのは、日常茶飯事。
また、ほつれやボタンの糸が白黒以外のときにも、こちらの「裁縫セット2軍」を取り出します。
使用している入れ物は「ダイソー積み重ねボックス」サイズは大・浅型です。
「裁縫セット2軍」の収納ポイント
2軍の裁縫セットにはいくつか収納ポイントがあるので、ご紹介しますね。
ただ入れ物にいれるだけでなく、100均などのアイテムを使って少し工夫するだけで、うんと使いやすくなりますよ。
仕切り板で簡単に区切る
仕切りがあれば、立てて収納できるので、取り出しやすく省スペースになります。
使う仕切りは、100円ショップなどで売られているもので充分!
入れたい物の大きさに合わせて、細かく調整できるものがおすすめです。
↑は、100均で購入した仕切り板です。
この仕切り板で、「積み重ねボックス」を仕切ってみました。
細かいもの(ボタンや予備の針)は小さいフードコンテナーに入れる
ボタンや針など、こまごましたものは100均(4つ入り100円)の小さなフードコンテナに入れています。
特に小さなお子さんがいらっしゃるご家庭など、誤飲やケガを防止するためにも、こういうフードコンテナにきちんと入れることをオススメします。
同じサイズのケースに入れる
青いケースに入っていた「携帯用ソーイングセット」の中身を、予備のまち針とともに収納。
サイズが統一されるので収納しやすく、見た目もスッキリします。
「裁縫セット2軍」の内容
糸切りばさみやピンクッション、白黒の縫い糸は「裁縫セット1軍」に含まれているので、共通で使います。
1軍だけ、いつでも個別に取り出せるようにしておくことがポイント。
多色糸は数が多いので、ばらつかないようにまとめてあります。
- 裁縫セット1軍
- 多色糸
- 色々な太さのゴム
- ゴム通し
- 定規
- ボタン
- 予備の針 など

ボタンで困らないために
取れたボタンや予備のボタンが見つからなくて困ったことはありませんか?
洗濯機などに落ちているボタンなどを拾っても、誰のどの服なのかわからないこともあります。
そして、またその辺りにボタンを放置してしまいがち。
入れ物が取り出しやすいところにあれば、拾ってすぐにしまうことができます。
↓は、家の中でボタンを拾った時などに、主に「しまう」ための入れ物です。
予備のボタンなども入れてあります。
洋服を処分する際に、可愛いボタンだと、つい取っておきたくなりませんか?
それも、ここに一緒に入れています。
【パターン3】ミシンを使う時の「ミシンセット」
ミシンを使うときに必要な道具は、2軍セットの内容と違う場合が意外と多いです。
なので、ミシン専用のミシンセットを用意して、ミシンを使う必要がある時は、そのセットだけを出しています。
使用している白い持ち手つきの入れ物は、無印良品の「ポリプロピレン収納キャリーボックス」です。
持ち手があるので運びやすく、取り外し可能な仕切りがついています。
ミシンセット収納ポイント
もともとの付属の仕切りだけだと好きな場所で区切れないため、100均グッズの「ドアポケット用仕切り」を買い足して使っています。
好きなところで区切りたいので仕切りをつける
↓がドアポケット用の仕切りです。
冷蔵庫のドアポケット用となっていますが、他の用途にも便利に使えます。
↓こんなふうに、電源と足踏みを区切るのに使用しています。(半透明のものが、100均の仕切り)
細かいものは、小さいフードコンテナーに入れる
ボビンやカラフルクリップなど、ミシンを使うときに必要な小物類も先ほど「2軍の裁縫セット」でボタンや予備の針をまとめるのに使っていたのと同じ、100均のフードコンテナ(4つ入り100円)に入れています。
カラフルクリップは、まち針の代わりに使っています。
最初はクリップを台紙に挟んで留めていましたが、ケースに入れ替えてスッキリ。
チャコペン系は無印良品の「ペンケース縦型」に入れる
ミシンセットの中身
- ミシンの電源、足踏み
- 裁ちばさみ、カッター
- 長い定規
- チャコペン系
- ミシン糸、ボビン
- クリップ
- ピンクッション
- 糸切りバサミ

予備の糸や、たまにしか使わないものなどは、フタつきのボックスに収納しています。
使用している入れ物は、ダイソーの「積み重ねボックス大・フタ付き」(※こちらは200円商品です)。
裁縫セット2軍を上に重ねています。フタがあるので上に重ねたときに安定していて乗せやすいです。
小物収納に便利な「チャック付き整理バッグ」
ちょっとした小物であれば、100均などでも買える「チャック付き整理バッグ」を使うと、かさばらず、さらにサイズを統一させることができます。
「チャック付き整理バッグ」は裁縫道具に限らず、細かいものを分けるときによく使っています。
毛糸やフェルトなど種類も量も多い手芸用品の収納は?
普段の生活に使う裁縫セットだけでなく、手芸好きの方だと他にも色々と手芸用品をお持ちですよね。
私も、先ほどご紹介した3パターンの裁縫セット以外にも生地、フェルトや刺しゅう道具、毛糸、リボンなどなど、手芸用品をたくさん持っています。
それらは、裁縫道具とは別の場所に収納しています。
手芸が好きだと、材料の種類も量も増えますよね。
こちらは、私の趣味グッズを収納したスペースです♪
ダイソーの「積み重ねボックス深・大サイズ」に入れてラックに。
一応ラベリングしていますが、半透明なので中が見えて取り出しやすいです。
布はカゴに入れています。
とっても便利でオススメ!お気に入りの裁縫道具3選
最後に、私の個人的におすすめだと思っているお気に入りの裁縫道具を少しご紹介します。
お裁縫が苦手な方も好きな方も、是非チェックしてみてくださいね。
チャコペンの代わりにフリクションボールペン
布に線を引く時は、チャコペンを使うという方が多いかと思います。
でも、あえてオススメしたいのが「フリクションボールペン」。これがとても便利なんです。
ペンの後ろでこすれば文字が消えるのですが、実は摩擦熱でインクが消えるという仕組み。
なので、アイロンをかけると消えるのです。
これなら、気にせずに使えます。書きやすく見やすいので、ほんとオススメです。
私はチャコペンより、フリクションを使うことが多いです。
ほつれどめに便利な「ピケ」
ほつれの修復って、面倒じゃないですか?
ちょっとしたほつれなら、縫わずにくっつけられる「ピケ」がおすすめです。
リボンや巾着の紐、結び目などのほつれどめに便利。しかも、なんと洗えます!
最近では、切りっぱなしのクリスマスオーナメントに使いました。
縫わないで済んだので、とってもラクでした。
ジグザグ縫いや三つ折りが面倒な時、ほつれやすいボタンホールや、人形の服など、小さな布を扱う場合にも便利ですよ。
コーヒーかすの手作り「ピンクッション」
裁縫に欠かせない、ピンクッション。
この小さなピンクッション、手作りなんです。
作り方は、とっても簡単!
丸くきってフチを縫った布の中に、綿とドリップコーヒーを乾燥させたものを入れて絞ります。
ペットボトルのフタに布を張りつけてから、乗せます。接着にはグルーガンを使用。
境目を、リボンなどで隠したらできあがりです♪
沢山作ってバザーに出したり、お友達にプレゼントしました。
可愛いし、小さな箱に入るので持ち運びにも便利!
良い香りがするので癒されるし、コーヒーの油で針がさびにくいですよ。
作り方は「コーヒーかす ピンクッション」でWEB検索すると色々でてきますので、ご興味があれば作ってみてくださいね。
おわりに
繕う作業やゴムやボタンの付け直しは、面倒でつい後回しにしがちですよね。
裁縫道具がスッキリして取り出しやすく使いやすければ、気分が上がってはかどるかもしれません。
ミシンや手芸も、穏やかな気持ちで作業することができますよ。
「裁縫道具がごちゃごちゃしていて使いにくいな・・」と感じることがあれば、ぜひこの記事を参考に片付けてみてくださいね。
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