片付けが苦手でも大丈夫!家族みんなが使いやすい「リビング収納」の作り方

片付いたリビング

自然と家族の色々な物が集まりやすい、リビング。
リビングは家の中でも特に片付けにくく、一番生活感が出やすい場所ですよね。

家族の物や細々した物がたくさん集結しがちなので、「いる・いらない」の判断や、物の置き場所や管理方法が難しいのも、原因の一つです。

かくいう私も、家族に「ここに置かないで!」と言うわりには、100円ショップで買ってきた物を袋のまま隅の方にゴソっと置いたり、郵便物をテーブルに置いたりと、とりあえず色々な物をちょこちょこ置いてしまいがちでした。

しかし、リビングダイニングは家族みんなが長く過ごす場所。
すっきり片付けて、家族みんながほっと一息つける空間であってほしいと願う場所ですよね。

そこで本日は、「家族みんなが使いやすく片付けやすい、リビング収納の作り方」についてご紹介します。

リビング収納STEP1【思考の整理】

リビング収納を考える上で大事なことは、リビングを「本当はどう使いたいのか」、「実際にはどう使っているのか」これらを客観的に見つめ直すことです。

理想と現実を見つめ直すと、「リビングに定位置が必要な物」、「他の部屋に移した方がいい物」などが見えてきます。すると今度は、使いやすく片付けやすい物の定位置や、収納の仕方を判断しやすくなります。

それでは早速、「思考の整理」をしていきましょう!

【1】現在のリビングのストレスを書き出してみよう!

まずはリビングの現状の問題点について、ふせんに思い切り書き出してみましょう。

リビングの悩み(例)
  • 生活感がありすぎる
  • 書類の管理方法があいまいで散らかりがち
  • 子どもが創作をしたあと、テーブルにいろいろと出しっぱなし
  • おもちゃを片付けるのにうんざりする
  • 床置きの物が多い
  • 家族が〇〇を元の場所に戻してくれない
  • 収納棚の中がうまく使いこなせなず、中がぐちゃぐちゃ

リビング収納の悩み

思いつく限り、自由に書き出しましょう!

【2】次にリビングの理想を書き出してみましょう!

現状について書き出した後は、「こんなふうに本当はリビングを使いたい」という理想を具体的に書き出していきます。
ここでは、【1】で書いたストレスを解決するような内容を書いてもいいですね!

リビング収納の理想(例)
  • 床置きの物を9割減らして、ルンバが通れるようにしたい
  • テーブルの上の物が3分で片付くようにしたい
  • 収納棚の中をどこに何があるのか一目で分かるようにしたい
  • 子どもが片付けやすい仕組みを作りたい
  • 家族が〇〇を使ったら、元に戻せる仕組みを作りたい
リビング収納の理想
ここで大事なのは「家族に○○してほしい」という表現ではなく、「家族が○○できる仕組みを作りたい」というように、自分を主語にして書く、ということです。

人の行動はなかなか変えられないので、そこに労力をかけるのではなく、相手ができる仕組みを作った方が簡単ですし、結果的にお母さん自身がラクです!

【3】理想の中から絶対にかなえたいものをいくつか選ぶ

では、最後に先ほど【2】で書いたものの中から、「絶対にこれだけは叶えたい!!」と思うもの2~3つに〇をつけましょう!
全て叶えたいのはやまやまですが、一番叶えたいのはどれかな?と考えてみます。

かなえたい理想を選ぶ

こんなふうに思考の整理をすることによって、なんのために自分はリビングを片付けたいのかが、はっきりしてきます。
すると、物の「いる・いらない」の整理で迷った時に、判断がしやすくなります。

リビング収納SETP2【物の整理】

「思考の整理」ができたら、次は「物の整理」です。片づけ成功の鍵は、「思考の整理」と「物の整理」が8割だと、私は思っています。

「物の整理」のポイントを押さえていきましょう!

【1】物を「全て」出そう!

私が普段行っている実際の生徒さんとのレッスンでは、まずリビングの物を全てを出しています。
リビング内にある全ての収納棚、収納ケースなど、既に何かに収納されているものも含めて「全て」を出します。

でも実際にここまで徹底的に行おうとするとかなりの労力が必要なので、まずは収納棚1か所分の量からチャレンジすることをおすすめします。
リビングを整理する

ここで大事なポイントは、収納ケースからも、全て出す。ということです。
そうすることによって、一つ一つの物としっかり向き合うことができますよ。

【2】物を4つに分けよう!

全部出しが終わったら、以下のように、4つのカテゴリーに分けていきます。

・「リビングに置き場が必要な物」
・「他の部屋に移す物」
・「つい、ここに置いてしまいがちな物」
・「手放す物・ゴミ」

実際にはその方によって分け方が変わってくるので、分けたい項目がでてきたら、足してもいいですね。
また、「手放す物」には「誰かにゆずる物」、「返す物」「売る物」などが含まれます。

リビング収納のコツ


ここで大事なポイントは、「いる・いらない」の2択にはしない、ということです。

生徒さんとの片づけでは、意外にも「他の部屋に移す物」が多いということを感じます。

これらがリビングの収納スペースの大半をしめていることが多く、本来他の部屋に収納したいはずの「つい、その辺りに置いてしまいがちな物」の置き場が床やテーブル、カウンター上になってしまっている……その結果「散らかって見える」ということがあります。

この分ける工程を行うことで、「捨てるのが苦手」と悩んでいらっしゃる方も、客観的に物と向き合うことができ、判断がしやすくなります。

【3】物を配置していこう!

次に、4つに分けた物のうち、「リビングに置き場が必要な物」と、「つい、ここに置いてしまいがちな物」を、よく出し入れしている物から順に配置していきましょう。

この時点ではまだ新しい収納用品を用意する必要はありません。
ひとまず手持ちの収納用品や、紙袋、空き箱などを使って配置してみるといいですね。

理想に合わせて物を配置してみよう

ここで役に立ってくるのが、「思考の整理」で洗いだした『必ず叶えたいこと』です。

例えば、「お子さんが片付けやすい仕組みを作りたい」のが優先的に高いのであれば、お子さんがいつも出し入れする物を、一番取り出しやすく戻しやすい場所に配置します。

叶えたいことが「床置きを9割減らしたい」という内容であれば、床置きしがちな物の定位置を作ってしまいます。

「思考の整理」で叶えたいこと、というのは、困っているストレス値も高いということなので、贅沢にスペースを取りましょう!

↓その辺の床やテーブルについ物を置いてしまうのであれば、その場所に一時的に物を入れられる「なんでもボックス」(カゴ等でも可)を置いておくのもオススメです。
カゴ収納

自然と片付く仕組みとは?リビング収納の実例集

ものを配置するときは、出し入れが苦にならない「定位置」と、これからも自然と片付けられるような「仕組み」を考える必要があります。

ご家族やライフスタイルによって無理なく片付く仕組みは様々です。
ここでは参考までに、我が家や、生徒さんやお客様の事例を少しご紹介します。

「自分でしまう」を叶える仕組みと定位置

我が家では「娘がスリーパー(寝袋)をなかなか戻さない」ということが続いたので、「娘が自分の物は片付けられる仕組みにしたい」と思い、リビングにあるこの大きなかごに投げ込むだけ、の仕組みにしました。
出し入れしやすい定位置


同様に、娘が毎朝使う吸入器はイケアのスチールワゴンの上段が定位置です(写真の白い矢印部分)。
こちらは娘が出し入れが億劫にならないようにポンと置くだけの収納にしています。
なお、定位置決めの時には娘本人に置き場所を決めてもらいました。

かばんの定位置


上の写真は、お客さまのリビングの一部です。
「全ての物に定位置を作りたい」という理想があったのですが、お出かけ用のバッグがいつも床置きになっていました。
そこで、一番下の棚板を外し、そこに手持ちのかごを設置。収納スペースの下段を、「お出かけ用バッグの定位置」にしました。

散らからないためのコツ


この写真は、「ご主人が物をどんどん置く」「娘さんが工作するので常に片付かない」とお悩みのダイニングテーブル

かごを使った収納


そこで、まずはご主人専用のなんでもボックスを置いて定位置をつくりました。

学習スペース収納

次に、リビングダイニングの奥の部屋にある娘さんの学習コーナーを整理して、大容量の作品ボックスを設置。また、ぽんぽん入れるだけの文房具セットを用意し、ダイニングテーブルが1分で片付く仕組みを作りました。

このように、リビングダイニングとは違う場所が解決のヒントになっている場合もあります。

書類収納のコツ


写真に写っているのは、我が家の書類管理コーナーです。

郵便物を毎日処理するのは大変ですよね。以前は我が家でも管理方法があいまいすぎて、郵便物や書類が家のあちこちに散乱していました。

今は夫が郵便物をダイニングテーブルに置いてくれるので、それをさーっと見て、いらない物はその場で処分し、「あとでもう一度見たい物」はこの棚に置く、というざっくりした仕組みです。

私の場合は収納ケースに入れてしまうと、中身が見えず、そのまま忘れてしまうことが多いです。
そこで、あえて出しっぱなしの置くだけ、見える収納にしています。
書類の収納


上の写真は、お片付けが苦手という旦那さまの、書類の一時置き場です。
生徒さんは「リビングに溜まりがちな旦那さまの物がスッキリ、片付く仕組みを作りたい」という理想をおもちでした。

このスペースにはもともと、ご家族の読んでいない本やDVDなどが占めていました。それらは処分することができましたので、ご主人の数年分の書類をためても大丈夫なように、贅沢にスペースを割り当てました。
10年分程の書類がたまっていたとのことでしたので、この後ご主人と見直しをされることになりました。


お片付けが苦手な人ほど、思い切ってスペースをつくることで、ストレスが大きく半減します。
私の夫も、以前は物の整理をしようとすると、機嫌が悪くなるタイプでした。しかし、大げさなくらい贅沢なスペースをつくり、「ここがいっぱいになったら、一緒に見直してほしい」と事前に布石だけは打っておくことで、すんなりお片付けを始めることができるようになりました。

普段使わないものやすぐ使わないものは?

その他、「すぐは使わないけど必要」といった、物の一時置きスペースを作ったり、「あとで持っていこう」といった持ち出し用のスペースをあらかじめしっかりと確保しておくことも大事です。

こういったものは、蓋つきのケースに入れてしまったり、深さのある収納ボックスに入れてしまうと、忘れてしまうこともありますので、あえて出しっぱなしの「置くだけ収納」にするのも、いいと思います。

ちなみに我が家でも、「あとで〇〇しよう」というモノは、あえて収納ケースにはしまいこまず、定位置だけは作っておき、そのままポンと見えるように置いています。

理想を意識しつつ、散らかる原因の物から定位置を決めていく

このように、「思考の整理」で洗いだした「叶えたい事」を意識しつつ、リビングダイニングが散らかる原因の物から、定位置を決めていくと、お片付けが成功します。

その上で、配置しながら、「これはもう少し減らそうかな?」「残りはこの空間しかないから、これは他の場所に移動させてもいいかな?」と折り合いをつけながら、さらに物の整理をしていくといいかと思います。

すると、「捨てるのが苦手」という方も、無理なく「減らす」ことができますし、理想がどんどん形になっていき、達成感も感じられるお片付けができます。

【4】自分や家族に合った、収納用品を選ぼう!

さあ、ここまできて、ようやく収納用品を選ぶ、という工程にたどり着きます。

収納用品の選び方


人にはそれぞれ利き手や利き足があるように、無意識に優位に使っている、「利き脳」というものがあります。
収納用品は、利き脳の特性や、自分の得意・苦手をヒントに選ぶと、断然、お片付けがラクになりますよ。 自分に合った片付け方がわかる!利き脳診断と脳タイプ別おすすめ収納アイデア

失敗しない!収納用品の選びのチェックリスト

ここでは、簡単にチェックリストを作りましたので、どのような収納用品が自分や家族には合いそうなのかを考える、参考にしてみてくださいね。

家族みんなが使う物の収納用品については、自分の好みよりも、家族の使い勝手を優先することをおすすめします。

収納用品を選ぶときにチェックしたい項目リスト

透明・半透明・白・黒・グレー・茶・その他(  )

プラスチック・かご・紙・ガラス・陶器・アイアン

プラスチック・かご・紙・アイアン

ありそう / 気にしなくてよさそう(  )

4cmくらい / 6cmくらい / 10cmくらい / 22cmくらい / 22cmくらい / (  )cmくらい

これらのチェックリストをふまえて選ぶことで、収納用品選びにおいても、客観的に判断しやすくなるかと思います。


利き脳別の詳しい収納用品の選び方については、以前の記事「自分に合った片付け方がわかる!利き脳診断と脳タイプ別おすすめ収納アイディア」にも詳しく書いてありますので、是非参考にしてみてくださいね!
自分に合った片付け方がわかる!利き脳診断と脳タイプ別おすすめ収納アイデア

さいごに

片付いたリビング


スッキリと片付いているリビングは、ゆったりとした時間が流れ、心に余裕を与えてくれます。

本日ご紹介した「家族みんなが使いやすく片付けやすいリビング収納の作り方」を参考に、家族みんなが快適にくつろげるリビングを、是非手に入れてくださいね。

 

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