リビングで過ごす時間の長かった幼少期を過ぎ、少しずつプライベートな時間や空間が欲しくなってくる小学生高学年頃。
そろそろ「子ども部屋」が必要かなと考えている親御さんも多いのではないでしょうか。
わが家の娘も、ちょうどその過渡期です。
リビングで家族と過ごす時間も大好きだけど、自分の部屋で過ごすことも増えてきました。
小学校4年生になったタイミングで、子ども部屋を作ったわが家。
まだまだリビングで過ごすことも多いですが、子どもの物は全て「子ども部屋」にまとめるようになりました。
とはいえ。
いざ「まとめよう!」と思うと、子どもの物ってかなりの量。
学校に習い事、趣味におもちゃ、プレゼント・・・!
今回は、家中にあちこち点在している子どもの物を「子ども部屋」にまとめるコツと、子どもが自分で片づけできる「子ども部屋」収納の作り方についてご紹介します。
「子ども部屋」をすっきり片づけて、子どもたちの勉強がはかどる空間を作りましょう!
目次
リビングに散らかりがちな「子どもの物」って?
多くのご自宅では、お子さんが赤ちゃん~小学校に入るまでの間は、リビングがキッズスペースになっているのではないでしょうか。
その流れで、小学校になっても子どもの物がリビングの中に鎮座していると言うことがよくあります!
「子どもの物は子ども部屋に置いているー」と言う場合でも、意外とリビングに置き去りになったままの物もあると思います。
- 読みかけの本(読み終わった本も!)
- 学校の教材(持って帰ってきた教材とか)
- 趣味のもの、作りかけの工作
- お子様セットとかについてきたおまけ
- ゲームセンター等のちょっとした景品
- お友達にもらったお土産
- 先週末に遊んでいたおもちゃ
- 新しくかったゲームのソフトが入っていた箱
いったん子ども部屋に持っていったとしても、「どうしていいか」「どこに片づけていいか」わからないものは、またいつの間にかリビングに置き去りにされがちです。
子どもが自分で片づけられる空間って?
「子どもが自分で片づけられる」ということをゴールにするとすれば・・・。
まずやらなきゃいけないことは、「ここに片づけるよ」と子どもがパッとイメージできる場所を作ること!
大人の私たちも「片づける場所さえ決まっていれば、片づけられる」と言う人も多いのですが、そこを考えるのがちょっと難しい。
子ども部屋の「どこに」「何を」「どんな風に」片づけるのか、まず考えましょう。
理想の子ども部屋の部屋作り!エリアわけの決め方とコツ
では、「どこに」「何を」「どんな風に」片づけるのかを考えて行くのですが、まずはカテゴリーごとのエリアを決めることからはじめます。
子どもの部屋は、どんな風に使う場所にしますか?
理想を書き出してみましょう。
わが家の場合で言うと、
- 勉強机を置いて、学校のものを片づけたい
- 家庭学習を自分で進められる場所にしたい
- 習い事など、子どもが自分で管理できるようにしたい
- お手紙を書いたり、保管したり
- 自分のやりたいこと、自由に遊べるスペースにしたい
- お友達が遊びにきてくれた時に遊べるスペースを確保したい
- おもちゃや本など、管理できるようにしたい
- ゆっくりと休息できるようにベッドを置きたい
「こんな場所として子ども部屋を使いたい」という、理想をかなえるためのお片付けであることをお忘れなく!
子ども部屋をカテゴリーごとのエリアに分けてみよう
子どもの部屋はどんな風に使いたいか。
理想を書き出して見ることで、どんなエリアを作ればいいかが見えてきます。
先ほどのわが家の例だと・・・
【1】学習エリア
【2】習い事グッズの管理エリア
【3】趣味・おもちゃ・・・遊びのエリア
【4】ベッドエリア・・・休息エリア
わが家の子ども部屋は、4つのエリアに分けるところから、片づけをはじめました。
わが家の場合は、ファミリークローゼットにしているので「子ども部屋」の中に衣類収納スペースは作っていません。
でも一般的なご家庭では、小学校高学年頃の子どもだったら、”クローゼットエリア”もお部屋の中に必要かと思います!
「何をする時に使う物か」なら、子ども自身でもイメージしやすいですよね。
カテゴリーごとにエリアを決めておくことで、どこに片づければよいか悩んでしまう物でも「なんとなく部屋中にものが点在したりする」ということはなくなります。
エリア別収納―「勉強」と「遊び」をしっかり分ける
小学校高学年くらいになると、勉強の内容もずいぶん難しくなってきます。
しっかりと勉強に集中できる環境を作っておきたいところですね。
そのためには、「勉強」だけに集中できるよう、学習デスク周りに「遊び」のものを混在させないように気をつけています!
学習エリアの収納事例
こちらは「学習」のエリア。
わが家の場合には、「勉強」のスペースから「遊び」のものが見えないように気をつけてスペースを作っています。
遊びのエリアの収納事例
「学習」のエリアの反対壁面には「遊び」のエリア。
これなら、勉強に集中できる!(?)
もっと勉強がはかどる空間に!カテゴリ別収納
さらに勉強がはかどる空間に整えるために、机の上に置くものは毎日の日課で取り組みたい「家庭学習のワーク」と「文房具」だけ。
視界に入る物は必要最小限にしておくように、収納場所を作っていきます。
文房具の引き出し収納
よく使う文房具は、1カテゴリーごとに引き出しを分けて、使いやすく。
↑一番使う頻度の高い鉛筆などは、一番下の段に入れることで、引き出しを開けっぱなしにしてもOKにしています!
教科書収納
保管の教科書・ノート、持ち帰ったプリントは、机の下の「書類整理ワゴン」にひとまとめ。
学校で使うものや使用頻度の低いものの収納
学校の体操服や水着、習い事のユニフォームなど、使用頻度の低いものは学習机横にあるチェストの引き出し1段にひとまとめ。
学校の文房具などのストックもチェストの引き出しにひとまとめ。
勉強に使わないけれど、デスクで使いたいお手紙セットやファンシー文具なども、引き出しの1段にひとまとめ。
こんな風に、子ども部屋をカテゴリーごとに大きくエリア分けしたのと同じように、中カテゴリーごとにもひとつずつのエリアをしっかり決めます。
子どもの「自分でできる」を理解しよう
子どもが自分で片づけをできる仕組みを作るとしたら、決めておくのは中カテゴリーくらいまでにしておくのがベストです。
あまり細かくエリアを限定してしまうと「これ、どこに片づけたらいいのかな」と悩んでしまいます。
子どもがわからなくなってしまわないくらいのカテゴリー分けが大切。
「ざっくり収納でOK!」にしておきましょう。
この引き出しは、右半分は「学校のものストック」、左半分は「習い事グッズのストック」になっています。
人によってベストな収納方法は違う
先ほどの引き出しの分類よりも細かく分けてしまうと、娘の場合には、パッとしまえなくなるようでした。
(理想を言うと、もう少し収める量は減らして置きたいところ!!)
例えば、こんな感じの場合・・・(↓失敗事例)
私の娘の場合は、「細かく分類すること」や「きっちり元に戻すこと」は得意ではありません。
引き出しの中を細かく分け過ぎてしまったことで、どの枠にしまってよいのかわからなくなるようでした。
本やネットで書かれている片づけのやり方を試して見てもうまくいかない経験ありませんか?
(ダイエットとかでも同じですよね!!)
人それぞれに、得意な片づけの方法があります。
それは、ママと同じでない場合も多くあります。
ママの作ってあげた片づけの仕組みをお子様が維持できない・・・そんな時も、決してお子様をせめないであげてくださいね。
思っているよりもずっと簡単で、ざっくりとした収納方法なら「できる」かもしれません。
「どこに」「何を」片づけるかは、ある程度大人が決めてあげるのもいいかと思うのですが、「どんな風に」片づけるかは、子どものできる収納方法に合わせてあげましょう!
さいごに
子どもにとっても「片づける」なんて、きっと楽しいことではないかもしれません。
そんなときは、何かテンションの上がる工夫を!
たとえば。
- 好きな音楽を聴きながらする
- 子どもの大事なものを否定しない(これ、もういらないんじゃないとか言わない!)
- 子どもの好きな収納用品を使う(色を選んでもらうとか、ラベルを一緒に作るとか)
・・・というふうに、何か楽しみをくっつけながら、親子で楽しく進めてくださいね♪
わが家では、1年生の頃から、学期末に大片づけをすると言うのを習慣化して「あたりまえ」のイベントにしてしまっているので、自分で大片づけの選別ができています。
そして「終わったら遊びに行こう!」とか、「長期休みにどんなことして遊ぼうか」とか、できるだけわくわくするような会話をしながら、一緒に片づけするようにしていますよ。
「片づけ」の時間も、楽しい親子の時間として過ごしていただけたら嬉しいですね!
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