「子どものおもちゃ、たくさん買わないつもりでいたはずなのにー」
――気づけばいつの間にか増えて、片づけにくくなってしまっていませんか?
大きなものから細かなパーツまで、種類も大きさも様々なおもちゃ。
増えるたびに、「収納どうしよう!!」と翻弄されている方も多いのでは??
おもちゃの種類やサイズにも合った、「ベストな収納用品」の選び方をご紹介します。
目次
子どもの「〇〇しやすい」収納にすることが大事
おもちゃの収納をする時に、忘れちゃいけないことは、何より子どもが使いやすいこと!
リビングの片隅に収納場所をつくることも多いおもちゃは、つい大人目線できれいに収めようとしてしまいがち。
でも、大人目線でつくった収納の仕組みでは、子どもが「自分で出し入れする」「片づける」のは難しくなってしまいます。
おもちゃを使うのは子ども自身。
わが子が使いやすい収納の仕組みをつくってあげましょう!
子どもにとっての ”使いやすい” って?
子どもの視野角は大人の約6割程度と言われています。
また、視力もまだ十分ではない子どもたち。
自分の遊びたいおもちゃを探すのにも、きっと大人の私たちが思っているよりも難しいことなんだと思います。
「今、あのおもちゃで遊びたい!」
そう思った時に目の前になかったら、ほんの10cm離れているだけで見つけるのが難しいのです。
だから、できるだけ子どもが今遊びたいと思っているおもちゃを見つけやすくしてあげることが、子どもにとっての ”使いやすい” 収納。
そして、探していたあのおもちゃを見つけたら、自分で取り出して遊べるように、取り出しやすくしてあげましょう。
さらには、遊んだ後に元の場所に片づけられるような、元に戻しやすい収納方法にしてあげることも大事です。
使いやすい収納は、ストレスフリー。
「探す」「出す」「しまう」が簡単だから、自分でできる!
おかたづけ育にもつながります。
収納棚には「30%の余白」を残してあげる
大きなおもちゃも、小さなおもちゃも、まとめて収められる収納棚。
シンプルなラックや棚(カラーボックスなど)が使いやすくおすすめです。
子どもの視野角を考えると、子どもの身長を超えない高さがベストですね!
また、棚に対して30%くらいの余白があると、棚に並んでいるおもちゃや収納ボックスの出し入れがしやすいです。
指先を器用に使うのがまだ難しい子どもたち。
幼稚園くらいの年齢の子どもなら、おもちゃを両腕で抱えて持つことも多いでしょう。
おもちゃを抱え持てるように、子どもが腕をすっぽり棚に入れられるくらいの余白(空間)をつくってあげましょう。
おもちゃをまとめたボックスを棚から引き出さなくても、上からのぞいて何が入っているか見えたり、おもちゃを投げ入れできるくらいの 余白を作ることも大事なこと。
一番便利なのは「30~40cm四方の取っ手付かご」
ぬいぐるみなどの大きさの様々なおもちゃや、プラレールなどの電車のおもちゃなどををひとつのかごやボックスにまとめるとしたら、子どもが持ち出しやすいサイズを選びます。
おすすめの大きさは、わが家でも愛用している30cm四方。
取っ手がついているとより持ちやすくて良いですね。
この大きさ、子どもが運びやすいのは「サイズ」だけではなく、「中に物を入れても重くなりすぎない」ということも大事。
自分で出し入れしやすい、ちょうどいいサイズ感なんです。
中身の探しやすさという観点でも、ちょうどいいです。
これくらいの箱のサイズなら、箱の中に入っているおもちゃをガサガサしながら見つけるのに丁度よい量になります。
いくらかさばる子どものおもちゃとはいえ、これよりも大きい箱だと、「使いたい」と思っているおもちゃを探しにくい状態になるので、ママのお手伝いが必要になるでしょう。
反対に小さいと、かさばる子どものおもちゃは少ししか入りません。
かごから溢れてしまうと、せっかくスッキリさせるために用意したおもちゃの収納も、全然スッキリと見えません。
リビングに置くことも多い小さな子どものおもちゃは、できるだけ見た目もキレイに片づけたいですからね!
収納用のかごやボックスの上から出ないよう、箱のサイズや中に入れるおもちゃの量は調整したいところです。
中に入れるおもちゃのサイズに合わせて選ぶ
もちろん、中に入れるおもちゃのサイズによっては、収納かごの大きさはこの大きさが全てに対してベストなわけではありません。
例えば男の子の場合、長さのある剣や子どもの手のひらに収まるくらいのトミカまで、いろいろなサイズのおもちゃがありますよね。
あまり背の高い物だと、子どもが出し入れできないので、剣が半分ちょっと隠れる高さ45cm前後がおすすめです。
口の広いタイプだと剣が斜めになるので、スリムタイプのゴミ箱がいいですね。
大きくなって剣を使わなくなったら、そのまま子ども部屋のゴミ箱として利用もできるので、付属の蓋は残しておきましょう!
小さなトミカは15cmの深さもあれば、かなりの量が入ります。これ以上入れてしまってはお気に入りのトミカは見つけられません。
ママに余裕があれば、「ハンガーを使う練習にー」と一緒にハンガーにつるすお手伝いをしながら練習するのも楽しいかもしれませんね。
かさばりやすい「手作り系おもちゃ」の収納は?
手作り系のおもちゃもかさばりますね。
わが家にもありますが、これはそのまま「棚に置くだけ」が出し入れしやすく楽ちんです。
(ブームが一時のことも多いので、あえて収納用品に収めなくてもいいかも!?)
ただ、細かなパーツがバラバラしちゃうなら、詰め替えやボックスにざっくりまとめておくと扱いやすくていいですね。
カラーゴムは100円ショップのピルケースに色ごとに収納。
少しくらい別カラーが混ざってしまったとしても気にしない。運用は子どもにお任せ!
よく使うものは、カテゴリーごとにレタートレーを利用して収納。
上から「ソーイング」、「ファンルーム」、「アイロンビーズ」、「工作」といった感じ。
これが普通の引き出しだと、出し入れにプラスワンアクションが必要です。
このひと手間のせいで、片づけがおざなりになってしまう場合も・・・。
だから、こんなふうにトレーを引き出さなくても良い状態にしておくと、すっと隙間からしまえて楽チンです!
子どもの使いやすさを最優先に
他にも、いろいろなおもちゃに対してそれぞれ収納用品のベストサイズやベストな収納方法も色々あると思います。
いずれにしても、「子どもの使いやすさ」を優先して考えましょうね。
今お伝えしたサイズ感は幼稚園児くらいの、一番おもちゃの多い時期の子どもたちの使いやすさ。
お子様ごとのおもちゃの遊び方や年齢、おもちゃの量に合わせて「わが子のベストオブ収納用品」を探してみてくださいね。
おもちゃの量はこれでいい?
「おもちゃをどう収めるか!」に力が入ってしまいがちですが、余白をつくりながら子どもが使いやすい収納にするには、おもちゃの量を見直すことも、時には必要かもしれません。
子どもにお片づけの習慣をつけて欲しいと思うならば、なおさら・・・!
おもちゃの量は管理したいところです。
おもちゃを置いている部屋のほかに、将来的に子ども部屋にする予定の部屋があるなら、1軍・2軍で場所を分けて管理するのも、ひとつの方法ですね。
リビング続きの和室がキッズスペースなら、1軍はオープン収納に、2軍は押入れにしまうなどして、メリハリをつけると、スッキリ!
子どもにとっても使いやすい収納になります。
リビング収納―色は大人好みでセレクト―
子どもの使いやすいサイズ・仕様のものであれば、棚やかご・ボックスの色・テイストは大人の好みの物にしてもいいと思います。
(わが家の場合は、今はこども部屋に置いているのでスモーキーなピンク色。
リビングに置いていた赤ちゃんの頃は、インテリアに合わせたカゴを使っていました!)
では!
子どもの年齢やおもちゃのサイズ、設置する場所に合わせて、わが家の「ベストオブ収納」見つけてみてくださいね。


