「押入れの湿気が多いな…」、「靴のニオイがキツイ…」などと最近感じている方。
ご家庭での収納場所の除湿や臭い対策はどのようにされていますか?
湿気対策と聞いて、まず思い浮かぶ場所は押入れや下駄箱です。
スペースの大きな収納場所なので、しっかり湿気対策されている方は多いですが、最も湿気の発生しやすい水回りについてはきちんと対策できているでしょうか?
ポイントとなる場所をしっかりおさえて、まんべんなく万全に湿気対策をしましょう。
ということで今回は、湿気対策と合わせて具体的な方法やグッズを試してみて、私がたどり着いた湿気対策をご紹介し、臭いに関しての防止策も解説しています。
一石三鳥の除湿王は炭!
まず、絶対におさえておきたい押入れや下駄箱、クローゼットについて解説します。
これらは面積が大きくて、開けておく習慣がないので、湿気がこもりやすい場所です。
押入れにはすのこ、下駄箱には除湿剤というのがお決まりの除湿パターンなのではないでしょうか?
すのこは通気性がいいですが、それだけでは不十分です。
また、除湿剤は使い捨てなので、不経済になってしまいます。
そんな悩みを解消してくれるのが炭です。
備長炭が理想ですが、手軽に手を出せるお値段ではないため、私はバーベキュー用の炭を愛用しています。
このお手軽な炭でもしっかりと効果を感じられます。これなら、余った炭で今すぐにでも始められますね。
- 半年に1回ほど天日に当てれば半永久的に使える。
- 場所にあわせて大きさや量を調節できる。
- 脱臭効果も抜群
炭で家中を除湿&脱臭
「これを使わない手はない!」というくらい炭は優秀な天然の除湿剤。
100円ショップの不織布や換気扇のフィルターなどにくるんで、置きたい場所にあわせて用意しましょう。
実際にセットするとき、押入れには、新聞紙、1~2㎏の炭、すのこの順番に重ねます。
下駄箱やタンスには、一段につき100gくらいずつ入れておけばOK。
雨の翌日や玄関のにおいが気になる日は、靴に直接入れておけば、自然と気にならないレベルまで除湿と脱臭ができます。
また、玄関やトイレ、部屋にインテリアとして飾れば、家中の除湿と脱臭がさりげなくできてしまいます。
お風呂あがりの水滴は珪藻土バスマットにおまかせ
洗面所やキッチンなどの水回りの湿気対策としては、水を避けるに限ります。
こまめに掃除するのが理想ですが、できない人は思い切ってこのグッズを取り入れてみてはいかがでしょう?
こちらは、珪藻土バスマット。
珪藻土は藻の化石による天然素材で、昔から湿気の多い日本の家屋に壁の材料として使われてきました。
この珪藻土バスマットも、炭と同じく半永久的に使えます。
水気を吸い取るスピードがおもしろいほど速く、自力で乾燥していくので、手間がかかりません。
我が家では、いち早くこのバスマットを取り入れ、使い心地の良さや洗濯の手間から開放されて、今では欠かせないものになっています。
最近は、コップ型の歯ブラシ立てや、乾物などの食品の乾燥剤代わりとして、バスマット以外の商品もいろいろと展開されてきているので、用途に合わせた除湿ができますよ。
石鹸マグネットでヌルヌルから解放
その他、できることは床面から水を遠ざけることです。
濡れたものを床面で放置すると、雑菌が繁殖してヌルヌルしてきますよね。
いちいち拭くのはやっぱり面倒なので、自然に乾きやすい方法を作り出してみましょう。
たとえば石鹸。石鹸ケースや石鹸受けをあれこれ試しましたが、どれもイマイチでしっくりきませんでした。
でも、この石鹸マグネットをテレビで見て早速購入したところ、石鹸受けやケースのヌルヌルから開放され、どれほどスッキリしたことでしょう!
水がついたまま放置せず、床面から離して自然に乾燥させることも、カビやヌルヌルから守る方法。水回りのちょっとした隙間や、空いている壁に仕掛ける価値ありですね。
シンプルに風を通す
なんといってもいちばん手間とお金がかからないのは、家中に風を通すということ。
水周りの窓を開けるのはもちろんのこと、天気のよい日は押入れやクローゼットの戸をほんの少し開けておくだけで風は通ります。
風を通す+すぐできることから湿気対策に取りかかって、快適に過ごしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
ここまで、様々な方法とグッズの紹介を通した湿気対策をご紹介してきました。
湿気や湿度が高い時期はこれらの方法を取り入れ、除湿しやすい環境を自分で整えることが暑い夏を乗り越える1つのヒントになるかもしれません。
色々と家のニオイや湿気に悩んでいる方は一度試しにトライしてみるのも良いでしょう。