最近、ドラマやアニメ・ネット動画などの影響もあり、「キャンプ」の人気が高まっていることをご存知でしょうか。
キャンプで特に楽しみなのが「キャンプ飯」。
景色が良く、空気のおいしい場所でいただくキャンプ飯は、普段の食事とはまた違う、格別のおいしさがあるんです!
そんなキャンプ飯の際、使い勝手のよいアウトドア食器をいくつか用意しておくと、持ち運びや後片付けがラクになったり、外ごはんを楽しくいただくことができるので超おすすめなんですよ。
そこで今回は、キャンプでも人気のアウトドア食器の選び方や、おすすめのアイテム、アウトドア食器の便利な活用アイデアまでをご紹介していきます♪
目次
キャンプを楽しむためのアウトドア食器事情
今、若い方から年配の方まで、多くの人がキャンプに興味を持っているようです。
大きな理由はこの4つです。
・お友達同士・家族ぐるみなど大人数でも楽しめる
・自然の中でのんびりと過ごせる
・手ぶらで訪れても大丈夫なキャンプ場も多い
キャンプでの調理やキャンプ飯を楽しむのに、欠かせないのが「アウトドア食器」。
キャンプ用品を販売しているメーカーやブランドは多数あり、食器も含めてお気に入りのブランドでキャンプ用品を一式揃えている方も多いようです。
また、元々はアウトドア向けではないけれど、キャンプ等に適している食器も豊富にあり、現在では選ぶのに迷ってしまうほど数多くのアウトドア食器が販売されています。
たくさんの種類があるアウトドア食器の中から、あなたに適したものを選ぶ際に、ぜひ抑えてほしいアウトドア食器選びのポイントや基準を下記にまとめてみました。
せっかくだからこだわって、自分好みの食器を選びたいですよね。
ぜひ、この記事を参考に、おしゃれで使い勝手の良いアウトドア食器をゲットしてみてください♪
失敗しない!アウトドア食器選びのポイント
アウトドア食器は、キャンプに参加する人数や使用する用途によって、素材や耐久性、種類などを選別していくと選びやすくなります。
以下のアウトドア食器選びのポイントをチェックし、何を優先するか、譲れない項目は何かをしっかりと決めておくと、購入後の失敗が少なくなりますよ。
・用途(カレーを作る、焚き火を囲んでコーヒーを飲むなど)
・持ち運びのしやすさ(軽さなど)
・耐久性(長持ちするかどうか)
例えば、「人数が多いので耐久性よりも軽さやさまざまな用途に使えることを優先したい」というのであれば、素材はプラスチック製にして、カレーにもスープにも使えるような深皿や、グラスにもスイーツにも使えるカップを多めに用意しましょう。
また、「荷物を少なめにしたい」というのであれば、チタンやステンレス製のシェラカップがおすすめ。これがあれば、ドリンク用の食器としてだけではなく、簡単な調理にも使えるのでとても便利です。シェラカップで調理をし、うつわに移さずそのままいただくといった使い方もできますよ。
では、アウトドア食器にはどんな素材(材質)があるのか、用途に応じた使いやすい食器の種類は何なのかを詳しく見ていきましょう。
アウトドア食器の素材と特徴
アウトドア食器は、直火が使用できるステンレス製や、軽くて持ち運びに適しているプラスチック製など、様々な素材のものが販売されています。
ここからは、アウトドア食器としておすすめの素材とその特徴をご紹介していきます。
使い勝手の良さは人それぞれ。
以下を参考に、ご自分の目的に適した素材のアウトドア食器を見つけてみてくださいね♪
【1】ステンレス製のアウトドア食器
キラキラと美しいステンレス製のアウトドア食器。
やや重さはありますが、衝撃に強い上、錆びにくく、直火での使用にも適しています。
ステンレス製のシェラカップやマグカップがあれば、食器としてだけでなく、調理器具として使うこともでき、とっても万能です。
冷めにくい材質の食器なので、寒い日のキャンプなどにもおすすめですよ!
【2】チタニウム製(チタン)のアウトドア食器
チタニウム製は価格帯が少し高めになりますが、ステンレス製と比べると軽いため、持ち運びに適しています。
断熱性があるため冷めにくく、料理や飲み物を温かいままキープできるのが特徴。
また、錆びにくて強固にできているので、持ち運びの際等、多少なら雑に扱っても大丈夫です。
熱伝導が悪いので、調理の際には少し時間がかかるかもしれませんが、その分食器そのものが熱くなることがないので、熱い飲み物やスープを入れて、すぐに口をつけてもやけどすることがありません。
【3】木製のアウトドア食器
木製の食器は、軽くて持ち運びしやすいのが特徴。
自然ともなじみやすい素材のため、カフェのような温かみのあるおしゃれな演出をすることが可能です。
デメリットとしては、色やにおいがつきやすいため、すぐに洗う必要があること。
キャンプで木製の食器を使用する際には、食後に食器を洗うことのできる「炊事場」のあるキャンプ施設での使用をおすすめします。
【4】ホーロー製のアウトドア食器
ホーロー製の食器は、重さはありますが丈夫で錆びにくく、清潔感があるのが特徴。
汚れも落ちやすいので、後片付けも楽チン。
見た目も質感がよく、おしゃれなアウトドア食器として使用することができます。
直火にも使用できますが、熱伝導が良いため、熱いものを入れた際にはやけどに注意が必要です。
【5】メラミン製のアウトドア食器
メラミン製のアウトドア食器は、とても丈夫で耐熱性や耐久性に優れており、軽くて持ち運びにも適しています。
見た目も普段使いの食器に近いものが多く、家にいるときと大差ない使い心地で、さまざまな用途に使用することも可能。
においも付きづらく、丈夫で安心。
熱い料理を盛り付けても食器自体が熱くならず、汚れも落ちやすいため使い勝手もとても良いです。
【6】プラスチック製のアウトドア食器
軽くて持ち運びに適しており、さまざまなカラーや大きさの食器が揃うプラスチック製。
価格帯も安価なものが多く、キャンプ初心者さんなら、まずはプラスチック製のものをいくつか揃えてみるのがおすすめです。
同じメーカーで揃えると統一感が出たり、いくつかをセットで購入することで選ぶ手間が省けたりと、同じメーカーで揃えるからこそのメリットもあります。
価格帯が高いこともありますが、「お気に入りのメーカーやブランドがある」という方は、その中から少しずつアウトドア食器を揃えていくのもおすすめです。

これさえあれば間違いなし!便利なアウトドア食器
キャンプに行って料理をする予定がある方は、アウトドア食器をいくつか揃えて持参することになると思います。
では、どのような種類を揃えれば良いのでしょうか?
大まかにですが、「あると便利なアウトドア食器」をいくつかご紹介します。
以下のアイテムから必要に応じて必要なものを選んだり、万能そうな食器を選んでみたりするのも、キャンプの準備をする上で、とても楽しい時間になりますよ。
マグカップ・コーヒーカップ
マグカップやコーヒーカップがあれば、コーヒーや紅茶、ホットワインやスープなど、温かいドリンクを手軽にいただくことができます。
また、プチトマトやスティック野菜などサラダの盛り付けに使用したり、フルーツやヨーグルトを盛りつけたりすることも可能。
特に、キャンプメーカーから発売されているマグカップなら、専用のフタとセットで揃えることで使用できる場面が増え、かなり万能なアイテムになるんです!
マグカップにフタをして直火にかければ、1~2人分のスープやおかずをマグカップひとつで作ることもできます。

シェラカップ
シェラカップとは、ステンレス製やチタニウム製の小型のカップのこと。
キャンプなどアウトドアには欠かせないアイテムのひとつで、食器としてだけでなく、調理器具や計量カップとしても使用することができるため、かなり使い勝手が良いアイテムと言えます。
また、食器としてもスープやおかずを盛り付けるだけでなく、コーヒーや紅茶、ジュースなどドリンクをいただくのにも適しているので、マグカップを持ち歩かずシェラカップひとつで済ませてしまう方も多いようです。
プレート
プレートはできあがった料理を盛り付けるのはもちろん、調理前の具材をのせたり、ごはんやおかずをのせてワンプレートに盛り付けることもでき、とても便利!
フチに少し立ち上がりのあるプレートを選べば、カレーなど少し汁気のあるものにも使えて、とっても便利です。
どんぶり・ボウル
深さのあるどんぶりやボウルがあれば、ごはんと焼いた肉や野菜などの具材を一緒に盛り付けてどんぶりとして使うだけでなく、サラダやスープなど副菜や汁物を盛り付けることも可能!
また、ボウルに具材を入れて混ぜ合わせたり、調味するなど、調理の際にも使用することができかなり重宝します。
重ねて収納できる食器も多いので、たくさん持参してもかさばることもありません。
ランチプレート(仕切り皿)
仕切りのあるランチプレートなら、ごはんやおかずをいっぺんに盛り付けることができ、料理同士も混ざらずに美味しくいただくことができます。
ごはんものとサラダ、デザートのフルーツを盛り付けても良いですし、焼肉の際には1箇所にタレを入れて、残りの部分を取り皿として使用することも可能。
パンと焼いたウインナーやハム、ヨーグルトを盛り付ければ、朝食時にもおすすめです。
タンブラー・カップ・グラス
タンブラーやカップ、グラス等、ジュースやお茶などドリンクを飲む場面で使用する食器類も、さまざまな場面で大活躍します。
ちょっとしたお菓子やお酒のおつまみを入れたり、果物や野菜を入れたりすることもできますし、調理中の食材の仮置きに使うことも可能です。
スタックできるタイプのカップなら、持ち運びもかさばらず楽チンです。
カトラリー
食器だけでなく、カトラリーも、使い捨てなどではなくアウトドア用をいくつか揃えておけば、キャンプのたびに購入する必要もなくとても便利!
軽くて持ち歩きやすい木製や、キャンプメーカーやアウトドアブランドから発売されているロゴ入りの商品など、お気に入りのものを用意しておくだけで、キャンプ飯をさらに楽しむことができます。
アウトドア食器を最大限に活用するアイデア
ここからは、ご紹介したアウトドア食器を使う際のアイデアをいくつかご紹介します。
自宅からたくさん食器をキャンプに持っていくことは難しいですから、ひとつの「アウトドア食器」を様々な場面で使用する必要が出てきますよ。
購入したアウトドア食器はどんな場面で使うことができるのか。
使い方に迷ってしまうことがある方は、ぜひ以下を参考にしてみてくださいね!
直火OKのシェラカップで、熱々「アヒージョ」を
直火も使えるシェラカップは、うつわとしてだけでなく、調理もできちゃう優れものなんです。
シェラカップに、スライスしたニンニク・鷹の爪・刻んだアンチョビとお好みの具材を入れ、ひたひたまでオリーブオイルを注ぎ、直火でグツグツと煮るだけで、具だくさんの「アヒージョ」がとっても簡単に完成します。
調理をしたら、そのまま盛り付けの手間なく食器として使用できるのもシェラカップのおすすめポイント!
できたて熱々のアヒージョにおいしいパンを添えていただけば、まるで屋外レストランのよう。
手軽にできておしゃれ。シェラカップアヒージョは「キャンプ飯」に最適です♪
ランチプレートに生ハムやチーズなど「アペタイザー」をのせて
仕切りのあるランチプレートは、アルコールのお供やアペタイザー(前菜)などを盛り付けるのにもぴったり!
生ハムやチーズ、ナッツやお野菜を盛り付けてよく冷えたワインを添えたら、まるでワインバーのようです。
さらに、ステンレス製のランチプレートなら、美しく清潔感もあることから、洗練されたテーブルを演出するのにも役立ちますよ。
大きめプレートを使って「ワンプレートごはん」に
ちょっと大きめのプレートに、焼いたお肉や野菜・ごはんを盛り付ければ、おしゃれなワンプレートごはんがパパッとできあがります。
カット野菜やポテトサラダなど、スーパーで調達できそのまますぐいただけるものと、現地で焼いた熱々ジューシーなお肉&炊きたてごはんの組み合わせは間違いなし!
彩りもよく、栄養面でもばっちり。さらに洗い物も減らせちゃう。
キャンプでのワンプレートごはんは、かなりおすすめです♪
カップやタンブラー、グラスにデザートを
カップやタンブラー、クリアグラスなどに、フルーツを使ったヨーグルトやゼリーなど、デザートを盛り付けると、とっても可愛いスイーツが完成します♪
フルーツは2〜3種類程度を用意。
細かくカットしたらヨーグルトを入れたカップにのせて、その上からはちみつをたっぷりと。
見た目も可愛く、甘味があってさっぱりと食べやすいフルーツヨーグルトは、キャンプのデザートにぴったりです。
アウトドア食器でキャンプ飯を楽しもう♪
いかがでしたでしょうか。
今回は「アウトドア食器」の選び方やおすすめのアイテム、便利な活用アイデアをご紹介しました。
キャンプブームにより、今までキャンプをしたことがない方もキャンプに興味を持ち、キャンプデビューされる方もどんどん増えてくると思います。
そんなキャンプでの楽しみのひとつであるキャンプ飯は、焚き火など強い火力で調理ができることから、普段と違ったダイナミックな料理に挑戦することも可能です。
キャンプに行かれた際にはぜひ楽しくキャンプ飯を作り、お気に入りのアウトドア食器で、おいしくいただいてみてくださいね。
キャンプが盛り上がること、間違いなしです!


