「泊まりのキャンプはめんどくさい」。
そんな風に思ったことはありませんか?
最近は、宿泊をするタイプのキャンプだけでなく、日帰りでバーベキューができるキャンプスタイルがあります。
それは「デイキャンプ」と呼ばれ、手軽に楽しめるスタイルで人気を得ています。
今回はそんな気張らずに楽しめる日帰りキャンプスタイルについて、「魅力・持ち物・注意点」の3つのポイントに絞ってご紹介します。
デイキャンプとは何なのか?
そもそも、デイキャンプとは何なのでしょうか。
デイキャンプとは、日帰りでキャンプを楽しむスタイルとして定着してきました。
最近では、手ぶらで行ったとしても肉や野菜、ごはんなどを提供しているところもあります。
コンロや調理器具、木炭などバーベキューに必要な機材も全てセットになっており、キャンプ場によっては泊まるパターンの商品と日帰りで帰るパターンの商品、両方が予約できるところもあるようです。
デイキャンプの魅力は気軽さ
デイキャンプの魅力は何と言っても気軽に楽しめることです。
キャンプに行くといえば、「準備からしないといけない…」と、大規模なイメージを持つ人が大多数でしょう。
でも、デイキャンプは朝に出発し、その日に帰るという日帰り形式です。
そのため泊まりのキャンプと比べ、デイキャンプは持っていく荷物が少なくて良いという魅力があります。
準備が面倒だという人や気軽にアウトドアを楽しみたい方にピッタリです。
時間・お金がなくても楽しめるのがデイキャンプの魅力
「そんなこと言っても、キャンプって何かとお金かかるんじゃないの?」と思った方、時間やお金がなくてもデイキャンプは楽しめるレジャーです。
実際に予約をする際は家から車で片道2~3時間までの距離で、自分の無理のない範囲で楽しめるキャンプ場を選ぶとよいでしょう。
場所によっては1人1万円までいかない金額を支払えば、キャンプを楽しめるところもあります。(以下に参考となるキャンプ場を記載しておきました)
参考 BBQ 林間エリア(屋根なし)【日帰り】なっぷ 参考 デイキャンプ(日帰り利用)なっぷ「泊まる時間がない」、「あまりお金をかけたくない」という理由でキャンプを利用したい人にデイキャンプはピッタリなのです。
特に、早起きが苦手な人や軽い気分でアウトドアしたい人に向いているスタイルであり、「キャンプの練習目的で日帰りがいい」という人にはピッタリでしょう。
また、まったくキャンプをしたことがないという初心者だけでなく、キャンプ場に泊まる時間がない人でも利用でき、1人でも家族でも友人やカップルでも十分に楽しめます。
まずは、自分の家の近くにある日帰りでキャンプできるところはないのか調べてみるところから始めてみるのはいかがでしょう?
もし、興味があれば一度キャンプ体験し、その良さを体験してみましょう。
デイキャンプのお供に!キャンプ場へ持参しておくと良いもの
デイキャンプに必要なものがレンタルできるところも中にはありますが、自分で必要なものや使ってみたいキャンプ用品はあらかじめ用意しておくとよいでしょう。
その中でもデイキャンプに持っていくと良いものを「デイキャンプに持くべき必需品」と「デイキャンプに持っていくと便利な持ち物」という2つに分けてピックアップしてみました。
ぜひキャンプに行く際は参考にしてみてくださいね。(※キャンプに行く際は事前にキャンプ場に何の道具が用意されているのか確認してからキャンプ用品を持っていくようにしましょう)
テント
チェアー
クーラーボックス
台車
テーブル
着火剤
カメラ
常備薬
1つ1つ順番にご紹介します。
デイキャンプに持くべき必需品
テント(大型でないものでよい)
夏場では、日差しを避けることができ、「疲れたし、少し休みたい」といった場合に用意しておけば、便利です。
宿泊するキャンプでは大型テントが良いですが、デイキャンプでは小型のものが適しているでしょう。
できるだけ、荷物を少なくしたいので小さくて折りたためるものがおすすめです。
アウトドア用の折りたためるチェアー
キャンプ場にイスがあることもありますが、テントと同様に持って行って損はないでしょう。
場所によっては地べたに座らないといけないケースがあるかもしれないです。
「地面にお尻をつけたくない」という人はあらかじめ用意しておけば、そういったことも避けることができるので、安心です。
クーラーボックス
「冷たい飲み物や食材を新鮮に保存したい」という場合にはクーラーボックスも必要な持ち物でしょう。
デイキャンプでは、BBQ(バーベキュー)用の食材を用意されているところがある場合もありますが、飲み物が足りなくなるかもしれません。
そんなときはあらかじめ保冷できるクーラーボックスを準備し、ドリンクを用意しておくと便利です。
デイキャンプに持っていくと便利な持ち物
キャリーカート
キャンプ場によっては駐車場から自分たちの設置したテントまで荷物を運ばなければならず、坂道が続くなんてことがあるかもしれません。
「重いからどうにかしたい…何か良い方法は無いのかな?」と、きっと感じることでしょう。
そのような場合、持ち物を的確に運べるキャリーカート(台車)があると便利です。
実際に商品を選ぶ場合は小回りが利き、あまり体の負担にならないものが良いでしょう。
テーブル
恐らく、キャンプ場で机が用意されていることとは思いますが、ちょっとしたペットボトルの飲み物やUNOなどのカードゲームを遊ぶ場所として折りたたみ式のテーブルがあると便利です。
「場所を取るのでいらない」という人は用意しなくても大丈夫ですが、金銭に無理のない範囲であれば、積極的に持っていった方が良いアイテムです。
着火剤
デイキャンプであっても、ごはんを炊いたり、焼きそばを焼いたり、料理をするために調理する場面はあろうことかと思います。
キャンプ場で予約する場合はあらかじめ着火剤が用意されていると思いますが、個人で山に日帰りキャンプするのなら着火剤とトーチバナーを用意しておいた方が良いです。
問題なく火を起こすことができ、調理時間を短縮できます。
「火がつかない。どうしよう…」というケースのように、どうしても火がつかないといった場合が無きにしも非ずなので、事前に用意しておきましょう。
カメラ
せっかくキャンプに行くなら写真を撮りたいところ。
スマートフォンでも十分良いのですが、せっかくの思い出を作るならカメラも持っていきましょう。
もし、カメラを持っておらずカメラに挑戦したいというのであれば、あまり高価なカメラを買わずに1~2万円のコンパクトデジカメ(レンズ交換できないタイプ)を購入するのがおすすめです。
簡単に撮影が楽しめる上、初心者でも扱いやすい撮影専用の道具として、とても便利です。
デジカメで最高な夏の思い出を作りましょう!
カメラの紹介についてはこちら
参考
フォトジェニックな写真が簡単に撮れる!キャンプにおすすめのカメラはこれ!hinata
その他、持っていくと重宝するもの
これだけ持っていけば、日帰りですし、困ることはないでしょう。
さらに、必要に応じて個人で使用している常備薬(酔い止め、腹痛などの緊急時に備える薬)などがあれば、緊急時にさらに安心してキャンプを楽しめるでしょう。
心配な方はデイキャンプへ行かれる前に一度、キャンプ場へ問い合わせてみましょう。
参考 キャンプのくすり箱。必ず持っていきたい薬と心構えキャンプファン楽しい思い出にするための注意点
せっかく楽しいキャンプでも1人だけ勝手なことをしてはいけません。
ここではキャンプ場で知っておきたいことを挙げ、みんなで守りたい注意したいことについてまとめました。
複数でキャンプに行く場合は一度、出発前までに家族や友人で共有しておくとよいでしょう。
1.マナーに気を付ける
ゴミ捨て
持ち帰る場所もあるかもしれないので、事前にゴミ袋などを準備しておくといいでしょう。
使用した後は感謝の気持ちで掃除しましょう。
かまどなどの炊事場では汚れをなくし、次の人が気持ちよく使えるようにしましょう。
大声で叫ぶのは避けましょう
夜遅くまで騒ぐことは避けましょう。
特に、21~22時以降の時間帯は静かに過ごしましょう。
キャンプ場には家族連れやシニア世代など数多くの利用客がいます。
大きな声で騒いだりすることは他の人にとっては迷惑になる場合があり、トラブルにもつながりかねません。
大声で叫ぶなど人の迷惑となる行為はやめましょう。
人のテントを横切る
他の利用者が設営しているテントの近くを横切るのはやめましょう。
ショートカットをしたいからと言って人のテント周りをうろつくのは、マナー違反です。
マナー違反になるだけではなく、思わないトラブルになる場合もあるかもしれません。
注意しましょう。
参考 マナー悪化でキャンプ場閉鎖...今こそ見直したいキャンプのマナー入門hinata2.キャンプ場の虫(特にスズメバチ)に注意する。
キャンプ場にはいろいろな虫がいます。
蚊やよくわからない虫は無視しておけば問題ないのですが、スズメバチは要注意です。
念のため、刺された場合に備えてポイズンリムーバー(毒の吸い取り応急処置セット)を持っておくとよいでしょう。
刺されると、病院で診察してもらわないと場合によっては命にかかるので、注意しましょう。
近寄ってきても刺激せず、身を低くしてその場をやり過ごしましょう。
3.熱中症・日射病に注意するために水分補給をこまめにしておく
暑い時期(6~8月)にキャンプをする場合は熱中症や日射病に注意しましょう。
特に、お子様連れの方はこまめに水分補給し、日陰にいることで症状を避けたいところです。
4.食中毒に注意
夏場にバーベキューをするなどキャンプ場で調理する機会も多いと思います。
食材はあらかじめ用意されているケースが多いので保管という面では心配はいらないでしょう
ただし、食材に触る前には手をよく洗い、調理後に作ってからすぐに食べるなど常温で料理したものを放置しない方が良いでしょう。
常に清潔に保つことで食中毒を避けることができますよ。
参考 食中毒厚生労働省ホームページまとめ
デイキャンプに関する魅力と持ち物、注意事項を解説しました。
キャンプへ行くとなると、準備から大がかりなことを行わないといけないイメージがありませんでしたか?
日帰りということであれば、そんなことは心配しなくともよさそうですね。
最近では、手ぶらでキャンプができる所(以下参照)もあり、初心者向けのサービスが充実しています。
参考 手ぶらでキャンプ休暇村初心者はまず日帰りキャンプから始めてみるのが良いでしょう。
安心してキャンプを楽しむことができ、食事の準備も最低限整っている環境だからです。
そのうえ、キャンプならではの雰囲気を味わえることでしょう。
親子連れや仲の良い友人で「気軽に外で遊びに行きたい」と外で楽しみたいといった方はレジャーの選択肢の1つとしてみるのも良いかもしれません。
気心知れたみんなで楽しめる、そんなキャンプになるといいですね。

