お弁当を色鮮やかでかわいらしく演出してくれる便利な「ピック」。
デザインも豊富で、子供の好きなキャラクターや乗り物・動物・植物から、ハートや星形、旗などがあり、素材も木からプラスチックまでさまざまな種類が販売されています。
ここまで種類があると、便利そうとは思いつつ「どんなふうに使えば良いかわからない」「どれを選んだら良いかわからない」と悩んでいる方も多そうですね。
そこで今回は、お弁当以外にクリスマスや誕生日などのホームパーティーでも大活躍するピックの選び方や、人気のピックを使った盛り付けのお手本や使い方などをご紹介します。
毎日のお弁当作りやホームパーティーの時にきっと役立ちますよ♪
目次
お弁当におすすめ!可愛らしいデザインのピックたち
お弁当やパーティーのとき、大活躍するピック。最近ではさまざまなデザインのピックが多数販売されており、価格帯についても少量で100円くらいから購入できるものや、可愛いデザイン違いのものがたくさん入ったお買い得なものまで、かなりお手頃なものが増えてきているように思います。
スーパーや100円ショップ、ドラッグストアやネットショップなど、購入できる店舗が多くあることから、毎日のお弁当作りなどに役立てている方も多いのではないでしょうか。
お子さまのお弁当向けのピックでは、特にキャラクターものや動物、乗り物系のデザインのピックが、男女問わず人気があるようです。
また、お子さま向けの可愛らしいデザインだけでなく、最近では大人も使用できるような、シンプルでおしゃれなデザインのものもかなりの数が見受けられます。
数多くある可愛らしいピックから、自分お好みのものを選ぶことができ、その選んでいる時間もとても楽しいですよね!
さまざまな種類のピック、選ぶときのポイント
お弁当にぴったりのピック。みなさんはどのような基準でピックを選んでいらっしゃいますか?
ご自分の好みだったり、お子さまの好みでデザインを優先して選んでももちろんOKですが、他にも選ぶときに抑えるべきポイントがいくつかあります。
以下でその大事なポイントをいくつかご紹介しますので、ぜひ参考になさってください!

ポイント【1】ピックの素材について
市販されているピックを素材で分類すると、ABS樹脂やポリプロピレン製のもの、竹などの木製のものというふに、大まかに3種類くらいに分けられます。
選ぶ際には、それぞれ特徴を知っておくことが重要です。

繰り返し出来るエコなピック素材
まずプラスチック製の素材についてですが、主にABS樹脂やポリプロピレン製などがあります。この2種類は洗って再利用ができるため、エコな上に節約にもなってとても便利。
お子さまがお気に入りのピックを毎日使い、その都度捨てて新しいものを購入する、ということを繰り返してしまうと、ゴミも増えますし、もちろんお金もかかります。
その点、再利用できるABS樹脂またはポリプロピレン製を選べば、先端が折れたりするまでは洗って繰り返し利用できるため、節約やエコという観点から、この2種の素材のどちらかを選ばれる方も多いようです。
電子レンジで使用可能なピック素材
また、竹などの木製のものとポリプロピレン製のものは、熱に弱いABS樹脂とは違って電子レンジでの使用も可能です。お弁当を学校や会社などに持っていき、電子レンジで温める予定がある場合に大活躍します。
さらに、ポリプロピレン製なら食洗機も使用できるため、洗う手間も省けますよ!
ポイント【2】ピックの長さ
ピックの長さは、プチトマトが刺せる程度の短めのものから、2〜3種類ほどの複数の食材を刺すことのできるしっかりと長さのあるものまであります。これらは、使う場面や刺す食材に合わせて選ぶとよいでしょう。出来ればどちらの長さも持っていると、シーンによって使い分けができるのでおすすめです。
例えば・・・プチトマトやミートボールなどの小さめの食材に使用したり、食材を1つだけ刺すときには短いピックをチョイス。
唐揚げや玉子焼きなど大きい食材や、2つ以上の食材を1つのピックに刺したい場合は、刺す食材に合わせた長めのピックを選ぶと良いでしょう。
ホームパーティーには長めのピックがおすすめ
お誕生日やイベント事などちょっとしたホームパーティーなどでは、おもてなし料理の飾りとしても役立ちます。
お弁当箱の中で使うときと違い「長すぎて入らない!」という心配がないため、基本的にどのようなデザインでも使えます。
特に、華やかな印象のテーブルに仕上げたいときは、長さのあるピックに数種類の食材を刺して使うと、テーブル上の色合いもよくなるのでおすすめです。
ポイント【3】ピックの先端の形状
一般的によくみかけるピックは、先端が針のように細くなっており、つまようじのような形状になっていますよね。
実はそれ以外にも、先端がフォーク状(二股や三股)になっているタイプのピックが多数販売されているんです!
フォーク状のピックは、大きめの食材やつるつるした食材に安定して刺すことができ、食べるときに喉を突いてしまう心配もありません。そのような理由から、特に小さいお子さまのいるご家庭では、フォーク状になっているタイプのピックが人気のようです。
つまようじタイプのピックを使ってみたけど不安定ですぐ抜けてしまう・・・。そんなときには、フォーク状のピックがおすすめです。

ポイント【4】ピックのデザイン
「お弁当がついつい地味になってしまう」「いつも同じ色合いになってさみしい・・・」と悩んだことはないでしょうか。
お弁当用ピックはカラフルで鮮やかな、色合いのよいものが多数販売されています。色鮮やかなピックを選べば、お弁当箱の中があっという間に華やかな印象になりますよ!
また、「キャラ弁作りが苦手」という方は、お子さまの好きなキャラクターのピックを選んでみてください。ピックを使うだけで、お弁当の雰囲気がとても可愛らしくなるとともに、お子さまがとてもよろこび、苦手な食材でもよく食べてくれます。
さらに、持ち手部分が大きめのものを選ぶと、ピックをつまみやすく、食べやすさにつながるのでお試しくださいね!
- ABS樹脂やポリプロピレンなど、プラスチック製は再利用可なのでエコ
- レンジでお弁当を温めるなら、木製かポリプロピレン製
- 長さは刺す食材の大きさや使うシーンに合わせて選ぶ
- お子さまにはフォーク状で持ち手が大きめのものを選ぶと食べやすい♪
ピックの使い方のコツと注意点
ピックを食材に刺す際には、ピック先端を食材の真ん中に刺し、バランスよくゆっくりと奥まで刺していきましょう。
食材からピックの先端がでてしまわないように、使用する食材に合わせてピックの長さをきちんと選び、平行に刺していくのがポイント。
ピックに食材を刺す際には、時間がなくてもとにかく焦らずゆっくりと。真ん中の位置に平行に刺していきましょう。
また、勢いよく刺して先端が飛び出た際に、自分の指を刺してしまう可能性もあります。

フォーク状のピックは刺しやすく食べやすい
フォーク状になっているピックは、唐揚げやナゲットなどの揚げ物でも安定して刺すことができ、刺した後くるくると回らず、食べるときもとても食べやすいです。
大きめの食材にも適していますが、こちらも先端が食材から出てしまわないよう、ゆっくりと気をつけながら刺していって下さいね。
ピックで食べやすく盛り付けるには
お弁当のおかずにピックを使う際の盛りつけポイントをご紹介します。
まず、数種類あるおかずの中で、ピックを刺すおかずと刺さないおかずは半々か、ピック有りのおかずが少し少なめになるようにしましょう。
そうすることで、おかずをお弁当箱に詰めやすくなり、見た目のバランスも良く、とても食べやすいお弁当にすることができます。
さらに、ピックの数は3〜4個程度、おかずが多いときでも5個程度までに抑え、1ケ所にピックが集中しないよう注意しながら、他のおかずを隙間に入れていきましょう。
色合いも少し気にしながら、上手に盛りつけてみてくださいね。
子供用お弁当のピック使用例【1】
子供用のお弁当にピックを使用する際の盛り付けのポイントをご紹介します。
最初にご紹介するのは、お子さまの食べる量に合わせた小さめ&四角いお弁当箱を使用したお弁当。
まず基本の盛りつけ方ですが、最初に普段お子さまが食べている量にあわせてごはんを盛りつけ、残った空間におかずを入れていきます。
おかずは、「ピックを使用するおかず」と、「手やフォークを使用して食べられるおかず」で構成するのが食べやすいお弁当を作るポイント。
ピックにおすすめのおかず
ミートボールなど、手で食べるのが困難な小さめのおかずや、プチトマトなどツルツルとしてフォークで刺しづらい食材にピックを使用します。
とうもろこしなど、手でそのまま食べられたり、卵焼きのようにフォークで簡単に刺すことができる食材は、ピックを使用せず隅の方に配置します。
「ごはんを食べながら、同時におかずも食べやすいお弁当」を目標におかずをチョイスし、お弁当箱に詰めていくのがポイントです。
子供用お弁当のピック使用例【2】
より小さいお弁当箱を使用する際には、箸やフォークの先がギュウギュウと入れたおかずの隙間に入りづらいため、ピックを多めに使用すると食べやすくなるのでおすすめです。
まだフォークや箸が上手に使えないお子さまでも、ピックを使えば上手に食べることができます。
ピックの使いすぎに注意
この際、すべての食材にピックを使用するとフタが閉まりにくくなってしまうため、大きめのお野菜など1種類程度はピックなしにし、残りの食材を小さめのピックで刺してあげてください。
写真のように丸いお弁当箱なら、ピックを刺さない食材をまず端に入れ、真ん中に大きいピックを使用した大きめのおかずをいれます。
その後、真ん中のおかずのまわりをぐるりと、小さめのピックを刺した小さいおかずで埋めるようにいれていくと、簡単に盛りつけることが可能です。
中高校生や大人のお弁当にもピックを使おう
お弁当用ピックは小学生や幼稚園児などの小さいお子さま向けのデザインだけでなく、中高校生でも使用することができる、シンプルで可愛らしいデザインのピックも多数販売されています。
シンプルなデザインのピックなら、中高校生でも抵抗なく使用できるのではないでしょうか。
また、お弁当箱自体をシンプルな色合いのものにすることもポイントです。白や黒、紺色などの色合いのお弁当箱であれば、ピックに色が入っていてもそれほどうるさく感じません。
ちなみに、幼稚園児と中学生など、年齢層が離れる兄弟姉妹の場合、下の子用のピックを上のお子さまのお弁当にも使用したい、ということもあると思います。
その場合も、比較的シンプルなデザインである植物やお花のピックを選んだり、動物好きであれば動物のピックを使用するなど、できる限り工夫をしましょう。
そうすることで、兄弟姉妹で仲良くピックを共用できます。
テーブルを華やかに!パーティー料理向けのピックとは
大人の集まるホームパーティーにピックを使う際の注意点は、まずキャラクターものなどは避け、シンプルなデザインのものを選ぶこと。
パーティーのテーマやテーブルクロスの色などに合わせてチョイスしていくと、スムーズに選ぶことができます。
使うメニューやお皿などから考えて選ぶ
また、「とりあえず使うかもしれないから」といった曖昧な状態で購入せず、事前にどんなメニューで使用し、どのお皿に盛りつけるかまでを決めておきましょう。
そうすることで、より具体的に必要なピックが分かり、長さや色、デザインで迷うことが少なくなります。
子供がメインのパーティーは好きなデザインでOK
子供の誕生日パーティーなど子供の集まるパーティーの際には、当日集まる子供たちに人気があったり、主役のお子さんが好きなデザイン&キャラクターのピックを選んでOK!
カラフルで可愛らしいピックがあれば、お子さまがよろこぶ、賑やかで可愛らしいテーブルがとても簡単に完成しますよ♪
パーティーメニューのピック使用例
今回は、オトナ女子が集まるホームパーティーをイメージして、ピックを使用したメニューを作ってみました。
長いピックは食材を数種類刺すことができるので、そのままだと崩れやすいお料理をプレートやカッティングボードの上で自立させるのに、とても便利。
色もキラキラとした色合いなら、数種類のカラーが混ざっても違和感はありません。
定番メニューもピックで華やかに
ナゲットや唐揚げなどを追加する場合は、英語表記などおしゃれでシンプルなデザインのフラッグタイプのピックを使用するのもおすすめ。
パーティーメニューの定番も、ピックを使用すると目新しくなり、手軽につまむことができるのでとても食べやすくなります。
また、カラフルなピックとシンプルな色合いのピックを合わせることで、テーブルの上がさまざまな色でごちゃつくのを防ぐことができますよ♪
お弁当やパーティーに!ピックを上手に取り入れよう
いかがでしたでしょうか。
使い勝手が良いだけでなく、デザインがかわいくて、食べることが楽しくなるピック。子供だけでなく大人が使ってもOKな、おしゃれなデザインのピックも多数販売されており、選ぶだけでとても楽しい気分になります♪
我が家でも毎日のお弁当を彩ったり、パーティーメニューを華やかにしたりと、多くの場面で使用し、かなり重宝しています。
ご自宅にいくつか常備しておくと、いざというときに役立つのでおすすめですよ。
ぜひ、お好みのピックを見つけて、毎日の生活に役立ててみてくださいね!

