【完全版】「スリムお弁当箱比較」汁もれしないお弁当箱の構造・素材を徹底検証!

外食などに比べて、ヘルシーで節約効果が高い手作りのお弁当♪ 
学校や職場でのお昼にお弁当を持参する人も多くなっていますね。

でも、いつものバッグにお弁当を入れるとなると、気になるのが「汁モレ」。
お弁当のおかずは、水分を切ってから詰めるのが基本とはいっても、やっぱりわずかな汁気は残るものです。

お弁当箱をうっかり横に倒して、同じバッグに入れた大事な手帳や書類、着替えが、おかずの汁まみれ!
・・・なんて悲劇は避けたいですよね。

「荷物が増えるのはイヤだから、いつものバッグにお弁当も一緒に入れたい」
「絶対に汁モレしたくない!」

というわけで、今回は、少しくらい傾いても安心な「汁モレに強いお弁当箱」について大調査♪

お弁当グッズ専門店バイヤーが厳選した7種類のスリムタイプのお弁当箱を使って、汁モレの有無を比較実験します!

汁モレしにくいお弁当箱ってどんなもの?

まずは実験に先立って、当社が運営しているお弁当グッズ専門店の担当バイヤーにインタビュー!
さっそくですが、聞いてみましょう。
「汁モレしにくいお弁当箱ってどんなのですか?」

バイヤー

まずは、内フタかパッキンがないと×! たとえば、わっぱ弁当箱は人気だけど、内フタがないから、横に傾けてしまったら汁モレのリスクが高い

わっぱ弁当箱は、江戸時代から伝わる伝統的なお弁当箱。天然木が、詰めたごはんをおいしくしてくれるそうです。

わっぱ弁当箱
わっぱ弁当箱内側
ふつうに使っていれば、もちろん汁モレしませんし、油を使ったおかずを入れても大丈夫!

でも、たしかにバイヤーの言った通り、ほとんどのわっぱ弁当箱には内フタがありません。うっかり横にしてしまったら、汁モレは防げませんね。

最高に贅沢な内フタ!シリコーン樹脂製

バイヤーイチ押しの「汁モレに強い弁当箱」は、こちら。

アスベル2点ロック弁当箱イメージ
アスベル2点ロック弁当箱使用イメージ
ほかのお弁当箱となにが違うのかというと…内フタがシリコーンでできています
シリコーン製なので、ぐにゃーっと曲がります。

バイヤー

シリコーンはパッキンに使われる素材だから、容器全体をカバーする巨大なパッキンがついているようなもの。これはかなり安心!
なるほど。汁モレガード最強の素材で作られた内フタというわけですね!

パチンと閉めるだけで密閉性アップ!ロック式のお弁当箱

では、ロック式はどうなんでしょう?
ロック式のお弁当箱というのは、お弁当のフタを閉める止め具がついているタイプ。
止め具が2つある2点ロック式と、留め具が4つある4点ロック式があります。

かっちりフタが閉まる分、なんとなく安心感はありますよね。

ロック式弁当箱集合
↑これがロック式
正和ランチバンド式弁当箱単体
↑よくあるランチバンドで留めるタイプのお弁当箱。
お弁当箱のメーカーさんに確認してみると、ロック式は他のタイプに比べて汁モレしにくいとの話でした。
たしかに、ランチバンドで留めるタイプよりも、ロック式のお弁当箱のほうが、ふたを閉める力が強そうに見えますね。

それに2点をロックするタイプよりも、4点をロックするタイプのお弁当箱のほうが、四方からぎゅっと押さえつけている印象。

ロック式のお弁当箱にも欠点はある?!

ただし、ロック式にも欠点があるんです。
バイヤーの話によると「幅を取る」のが欠点ということ。
「せっかくスリムサイズの弁当箱なのに、ロックの部分が出っ張って、結果的にサイズが大きくなる場合も……」

―なるほど。
横から見ると、ロック部分が、お弁当箱本体よりもかなり出っ張っているのがよくわかります。
ロック式弁当箱集合
止め具がお弁当箱の内側に収まるタイプもあります。
ただし、出っ張るはずの部分が内側に入り込んでいるので、その分お弁当の容量は減りますよね。
アスベルロック式弁当箱内側

バイヤー

あと、留め具部分が壊れちゃうと、買い換えるか、ランチバンドで止めるしかなくなるから、それも欠点かな
たしかに壊れてしまったら、せっかくの止め具もお払い箱になりますね。

お弁当箱にスリムさを求めている人には欠点となる「幅を取る」ことと、耐久性にやや不安のある留め具の問題。
「これらの問題を解決できるお弁当箱ってないのかな?」と探してみたところ・・・ありました!

ロックタイプの進化系?SNSでも話題の薄型弁当箱「フードマン」

ビジネスカバンなどにも入るスリムタイプのお弁当箱の中で、特に「汁モレに強い」と評判のコレ!
雑誌やテレビなどのメディアなどで何度も取り上げられ、SNSでも話題の薄型弁当箱「フードマン」です。
4点をロックするタイプですが、留め具部分にあたる繋ぎ目がなく、フタと一体になっているため、ロックが壊れにくいのがうれしいポイント。
フードマン使用イメージ

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このお弁当箱、ほかのお弁当箱と比べると、ひらべったい形をしていますよね。
実はこちら、タテ向きに収納しても大丈夫という画期的なお弁当箱なんです!
フードマン収納イメージ
「傾けないように気をつけて運ぶのよ!」という言葉は、お弁当につきものだと思っていたのですが・・・。
傾けるどころか、横向きにしてバッグにしまえるという、常識をくつがえす弁当箱!
しかも、おしゃれ♪
フードマンイメージ

シリコーン樹脂製の内フタ付き、ロック式…色んなお弁当箱で比較実験

というわけで、今回はビジネスバッグにもすっぽり入る「汁モレに強そうなスリム弁当箱」をテーマに、お弁当箱を集めてみました。
当社のオフィスに集まってきたのは、7タイプの弁当箱。
弁当箱集合

内フタの素材や構造が違う7種類のお弁当箱を使って、今回は「汁モレしにくいお弁当箱」についてトコトン調べていきます。
一番汁モレしにくいお弁当箱はどれかを実験しつつ、「汁もれしにくい理由は素材or構造?」「おかずの汁もれを防ぐには?」など、気になる疑問についても調査しますよ。

汁モレに強いのはどれ?お弁当箱の実力をチェック!

それでは、さっそく「汁モレしにくいお弁当箱」の実力を調べるために実験していきます。
まずは、お弁当箱の中に水を入れて、漏れやすさをチェック!

実験の様子はこちら♪ ↓ ↓


Let’s Try !
まずは、実験方法をご紹介♪

手順1
水を入れます
容器の深さの半分まで水を入れました。
はっきりいって、ふつう、お弁当箱の中に入れる量ではありません!
傾けたら、すぐにこぼれてしまいそうです。
実験風景フードマン1
手順2
傾けます
傾きをつけたトレイの上に並べていきます。
実験準備1
トレイの片側の端には、高さ11.5cmのトイレットペーパーを置きました。
分度器で角度を測ったところ、トレイの傾きは20度でした。
実験準備(トレイ裏側)
手順3
2時間置きます
この状態のまま、2時間放置します。

フタが透明な弁当箱を覗くとよくわかりますが、中に入れた水はしっかり内フタに触れています。
実験準備フードマン2

念のため繰り返しますが、ふつう、こんなふうに水を弁当箱に入れて使うことはありません!
お弁当箱の商品パッケージには、「汁気の多いものを入れないように」、「傾けて使わないように」など、注意書きがあるものもあります。
商品パッケージ
つまり、今回おこなうのは、メーカーが保証していない機能を調べる禁断の実験!
もしも水が漏れてしまっても、決してそのお弁当箱が悪いわけではないので、ご了承くださいね。

そのうえで、「うっかり傾いた&汁モレ!」をカバーしてくれる安心のお弁当箱を調査していきます。

実験対象のお弁当箱を構造・素材別にチェック!

さて、改めて実験に使う7種類のお弁当箱についてみていきましょう。
「汁モレに強そうなスリム弁当箱」をテーマに集まった、堂々のラインナップ♪

弁当箱集合2(ナンバー付き)

  1. タテ型3段ランチボックス(スケーター株式会社)
  2. NHスリムランチ サークル(株式会社正和)
  3. 4点ロック式ランチボックス(スケーター株式会社)
  4. アースカラー ランチボックス(スケーター株式会社)
  5. エクステンションライン ランチボックス(株式会社オーエスケー)
  6. LUNTUS シリコンフタ付きランチボックス(アスベル株式会社)
  7. 薄型弁当箱フードマン(株式会社シービージャパン)
※(カッコ)の中はメーカー名、以下省略。

この7種類のお弁当箱は、それぞれ、構造や内フタの素材が違います。
気になる部分をクローズアップしてみていきましょう。

タテ型3段ランチボックスはシリコンパッキンの内フタ付き!

①のお弁当箱はボトル型とも呼ばれるタイプのお弁当箱。
Lotta Jansdotter(ロッタ・ヤンスドッター)という人気シリーズの商品で、北欧柄がオシャレです♪

タテ型3段ランチボックス単体
タテ型3段ランチボックス(内フタパッキン)
タテ型なので、ペットボトルを収納する感覚でバッグにしまえます。
3つある容器すべてに、シリコンパッキンがついた内フタ付き!

ランチバンドで留めるベーシックなスリムお弁当箱

②のNHスリムランチ サークルは、スッキリしたスリムサイズのお弁当箱で、ランチバンドで留めるタイプ。
正和ランチバンド式弁当箱単体
内フタは、EVA樹脂というすこし柔らかい素材でつくられています。
ポリプロピレンやポリエチレンでつくられた一般的な内フタとくらべると、一目瞭然。
EVA樹脂製の内フタとポリプロピレン製の内フタ
EVA樹脂製の内フタは、ぐにゃっと曲がります。

EVA樹脂という素材は、「シール容器」と呼ばれるお弁当箱のフタによく使われます。
こちらが、その「シール容器」。よく見かけるタイプのお弁当箱ですよね♪
Lotta-Jansdotter(ロッタ・ヤンスドッター)シール容器
ちなみに、シリコーン樹脂はEVA樹脂よりもさらに柔らかい素材です。

内フタがシリコーン製のお弁当箱

④のアースカラー ランチボックスは、ランチバンドで留めるタイプ。
シンプルなお弁当箱に見えますが…

アースカラーランチボックス単体
アースカラーのシリコーン樹脂製の内フタ
内フタがシリコーン製。
ぐにゃっと曲がります。
 
⑥のLUNTUSのランチボックスも、シリコーン製の内フタ付き。
LUNTUS シリコン製内フタ付きランチボックス単体
アスベルロック式弁当箱内フタ
また、このお弁当箱は、ランチバンドではなく、2つの止め具でフタをおさえる2点ロック式。
LUNTUS シリコン製内フタ付きランチボックスロック
集まった7つのお弁当箱の特徴をまとめてみると、こうなります。
同じお弁当箱といえど、意外にイロイロと違いがあるのです!
こぼれにくい弁当箱の構造と素材一覧
2段式のお弁当箱のなかには、上段と下段の内フタの素材が違うものがありますが、構造と内フタの素材ごとの差を調べるため、表内の大きな字で表したほうを実験に使います。

この7つのお弁当箱を使って、いざ、実験!

傾き実験は意外な結果に…さらに実験後に事件が!

とはいえ、容器に半分も水を入れて傾けるなんて、日常生活だったらありえないこと。
「大丈夫かな?」
「水浸しにならないかな…」
と、恐る恐る待ちましたが、2時間経過しても、このとおり。

どのお弁当箱からも水は漏れませんでした。
傾き実験結果
この結果は予想外。

おかしいぞ??
あんなに水を入れたのに……

と、実験後にお弁当箱を持ち上げてみました。
すると、お弁当箱の向きを変えた瞬間に、水が漏れた!
OSK2点ロック弁当箱の水もれ
水が漏れたのは、⑤のエクステンションライン ランチボックス。2つの止め具で弁当箱をロックするタイプでした。
OSK2点ロック弁当箱②のNHスリムランチ サークルからも水モレ!
ランチベルト付き弁当箱の水もれ
4つの止め具でロックする③の4点ロック式ランチボックスからも、水モレ。
4点ロック式弁当箱の水もれ
シリコーン製の内フタがついたお弁当箱など、ほかの4つの弁当箱は、傾けても水もれしませんでした。
ランチバンド&シリコン内フタ付き弁当箱1
よく見ると、水がこぼれたのは、いずれもバンドやロックから離れた箇所でした。

お弁当の汁もれはどこからでも起きるわけじゃなくて、閉める力が弱い場所から漏れる?

水が漏れた原因を解明すべく、さらに実験を続けます!

幅が狭い部分が下にくるように置いて放置

「お弁当箱の構造によって、汁もれに強い場所と弱い場所がある?」
先ほどの実験で水モレしたお弁当箱から考えたのが、この仮説。

実験で真相を解明すべし!
というわけで、今度はお弁当箱の向きを変えて置き直してから、ふたたび様子をみます。
実験1向きを変えて再チェック

おかずの汁もれが起きやすい危険な向きと角度を検証

お弁当箱が傾く向きによって、汁もれのしやすさが変わることを発見!
そこで、お弁当箱を置く向きだけを変えて、まったく同じ実験をしてみました。
再実験の様子1

実験の様子はこちら ↓ ↓

中に水を入れて…
実験の様子NHスリムランチサークル
傾きをつけたトレイに乗せます。
トレイに傾きをつけるのに使うのは、今回もトイレットペーパー♪

トイレットペーパーの高さは11.5cmで、傾斜角は20度になりました。
実験準備(トレイ裏側)

前回の実験では、お弁当箱を横向きに並べましたが…
実験準備1
今回の実験では、スリム弁当箱の幅が狭いほうが下に来るように置きました。
再実験の様子1
⑦の「薄型弁当箱フードマン」①の「タテ型3段ランチボックス」は幅が狭い部分がないので、上下逆にしてみます。
実験2フードマンとボトル型ランチボックス

汁もれに弱い向きに置いた結果は?

さっそく実験スタート!
すると、スタート直後から続々と水もれが発生。

水がこぼれてしまったのは、⑤のエクステンションライン ランチボックス③の4点ロック式ランチボックス②のNHスリムランチ サークルの3つでした。

追加実験ロック式弁当箱2
追加実験NHスリムランチ
お弁当箱を横向きに置いたときは、どのお弁当箱からも水が漏れなかったのに…

今回は、3つのお弁当箱から水もれ!

わかりやすいように、残念ながら、水が漏れてしまったお弁当箱に×印をつけてみますね。
test2実験結果
20分間放置しましたが、水がこぼれたのはここまで。
ほかのお弁当箱はテストをクリア!

汁もれは、ランチバンドやロックから遠い個所から発生

置く向きを変えただけで、結果がこんなに変わるなんて…
お弁当箱って、汁もれしやすい傾き方があるの??

というわけで、当店のお弁当箱担当バイヤーにきいてみました♪

お弁当箱を置く向きを変えると、どうして汁もれのしやすさも変わるんですか?

バイヤー

ランチバンドやロックがある場所が、一番ギュッと締め付けられているからじゃないかな。バンドやロックから遠い場所はそれだけ締める力が弱くなるから、汁もれに弱いのかも

なるほど。
こういうことですね。
ランチベルトの力2

バイヤー

だから、ランチベルトで留めるタイプや2点ロック式よりも、4点ロック式のほうが、弱い部分が少ない分、汁もれに強そうだよね

うーむ。なるほど。
2ロック式弁当箱のロック
4点ロック式は、締める力が弱い部分が少ないかも?
4ロック式弁当箱のロック
じゃあ、やっぱり汁もれしにくいお弁当箱といったら、4点ロック式ですね!

バイヤー

いやいや。前もいったけど、お弁当箱の中にはシリコーン製の内フタがついているものがあって…
と、バイヤーおすすめの「汁もれに強いお弁当箱」は、以前と変わらず、こちら。シリコーンでつくられた内フタ付きのお弁当箱!

たしかに、いまのところすべての実験をクリアしていますね。
アスベルロック式弁当箱内フタ

抜群の弾力性をもつ素材、シリコーン

そもそも、シリコーンってなんでしょう?
というわけで、シリコーン製のアイテムを探してみました♪

例えば、こちらはお弁当用のカップ。
電子レンジにかけても、冷凍庫に入れてもOK!
繰り返し使えて、お弁当箱の形に合わせてぐにゃっと曲げることもできる便利グッズ♪
おかずカップ
ほかにも、シリコーン製品は身の回りにたくさんあります。

つまり、わたしたちが「シリコン」と呼んでいるのは、柔らかくて、電子レンジやオーブンが使えるような耐熱性をもった素材のこと。

ちなみに、「シリコン」「シリコーン」「シリコーンゴム」「シリコーン樹脂」など、いろんな呼ばれ方をしていますが、ひっくるめて呼ぶときは「シリコーン」が正解。
つい「シリコン」と呼んでしまいがちですが、「シリコン」だと、金属状のものを指すのだとか。

シリコーンは密閉性アップの強い味方

いろいろな形にフィットする弾力性をいかして、シリコーンはプラスチック製品のパッキンとしてもよく使われます。
お弁当箱にも、シリコーン製のパッキンがついたものがたくさんあります。

下のお弁当箱では、透明な輪っか状のものがパッキン。
お弁当箱のまるみに沿った形で、中の汁気が外に漏れるのを防ぎます。
タテ型3段ランチボックス(内フタパッキン)
下のお弁当箱だと、白いゴム状のものがパッキン。
4点ロック式ランチボックスパッキン

シリコーン製品は柔らかくて、容器の形にぴったりフィットするので、おかずの汁もれもしっかり防いでくれそうです。

汁もれに強いお弁当箱の条件は2つ!

前回までの実験で、汁もれに強いお弁当箱の秘密を2つに絞ることができました。
その秘密とは、下の2つ。

  • ロック式のような「汁もれに強い構造」
  • シリコーン製の内フタのような「汁もれに強い素材」

アスベルロック式弁当箱内側
なるほど。
汁もれに強い「構造」「素材」ね!

でも、2つあったら比べたくなりますよね。

ロック式弁当箱と、シリコーンなどの柔らかい素材を使ったお弁当箱なら、どっちが汁もれに強いの?

迷ったら、どっちを選べばいいの?

そこで、白黒はっきりさせるために、ロック式弁当箱とシリコーンフタ付きのお弁当箱を使って、もう一度実験をすることに……。
「汁もれに強いお弁当箱」のさらなる秘密に迫ります♪

Let’s Try !

お弁当の汁もれを防ぐのは、ロック構造orシリコーン素材?

それでは、いよいよ「汁もれに強いお弁当箱」の頂上決戦!
実験内容は下記の通り。

手順1
水を入れます
前回の実験と同じく、容器の半分の深さまで水を入れました。
繰り返しになりますが、ふつう、お弁当箱に入れる量の水ではありません!
再実験の様子1
手順2
傾けます
傾きをつけたトレイに乗せます。傾斜角は20度。
汁もれに弱いはずの、幅が狭い部分を下向きにして置きます。
再実験の様子
手順3
20分置きます
このまま、しばらく時間をおきます。

今回使うのは、4種類のお弁当箱。
構造(ロック式)vs.素材(シリコーン)を調べるラインナップ♪
弁当箱集合3(ナンバー付き)

  1. 4点ロック式ランチボックス(スケーター株式会社)
  2. エクステンションライン ランチボックス(株式会社オーエスケー)
  3. アースカラー ランチボックス(スケーター株式会社)
  4. LUNTUS ランチボックス(アスベル株式会社)

※(カッコ)の中はメーカー名、以下省略。
 
まずは、この4つのお弁当箱について、じっくり見ていきましょう!

頑丈なロックで汁もれガード!ロック式弁当箱

まずは、ロック式弁当箱の代表。
①の4点ロック式ランチボックスと…②のエクステンションライン ランチボックス

スケーター4点ロック弁当箱単体2
OSDランチボックス単体
どちらも2段型の弁当箱で、上段の容器にはシリコーン製のパッキンが付いています。
OSK2点ロック式シリコンパッキン
下段を使った前回の実験では、残念ながら、どちらのお弁当箱からも水もれ……。
シリコーンパッキンがない容器を使う場合、汁もれに比較的弱いことがわかりました。
追加実験ロック式弁当箱2
今回は、汁もれに強いと思われる上段を使って実験。
ロック式弁当箱の本来の実力をテストします。
OSK2点ロック式弁当箱上段パッキン

シリコーン製の内フタの実力は?

③のアースカラー ランチボックスと、④のLUNTUS ランチボックスは、シリコーン製の内フタがあるお弁当箱の代表。
どちらも、ぐにゃっと曲がる内フタがついています。

アースカラーのシリコーン樹脂製の内フタ
アースカラーランチボックス単体
③のアースカラー ランチボックスはランチバンドで留めるタイプ。
⑤のLUNTUS ランチボックスは、ロック式。
シリコーン製の内フタ+ロック式だなんて、まさに最強の風格♪
LUNTUS シリコン製内フタ付きランチボックスロック
内フタがシリコーン製のお弁当箱って、昔はなかったですよね?
比較的新しいタイプのお弁当箱ですが、人気にともなって、デザインやカラーバリエーションが豊富になりました♪

汁もれに弱い向きに置いても水もれなし!

4種類のお弁当箱を使って、さっそく実験スタート!

実は以前、ほかのお弁当箱を使って同じ実験をしたところ、あるお弁当箱では、実験開始から約9分後に中の水が漏れてしまいました。
追加実験NHスリムランチ
このお弁当箱は、ランチバンドで留めるタイプ。ロック式弁当箱ではありません。
NHスリムランチサークルのランチバンド2
内フタがついていますが、シリコーン製ではありません。
シリコーンパッキンもなし。

このタイプのお弁当箱に、お味噌汁やスープを入れて使うことはありませんよね。
汁気の多い料理を入れる時は、スープジャーなど、専用のお弁当箱を使います。
toneスープジャー
だから、今回のような実験をして、お弁当箱から水が漏れてしまうのは仕方のないこと。

ところが!

今回の実験に使った4つのお弁当箱からは、実験が始まってから20分経っても、水がこぼれませんでした。
これ、すごいことです!
再実験後の様子

シリコーン製内フタ付きのほうが、さらに安心

実験終了後に持ち上げてみると……
①の4点ロック式ランチボックスから、水が漏れてしまいました。
横に振ると、振るたびに水がポタポタと落ちます。
再実験後の4点ロック弁当箱
ほかのお弁当箱も同じように振ってみましたが、ほかのお弁当箱からは水が漏れません。

実験の結果をまとめてみます。
こちら!
実験3結果
ロック式のお弁当箱と、シリコーンフタ付きのお弁当箱、合計4種類を使って実験した結果、すべてのお弁当箱が実験をクリア。
もちろん、結果は「○」!

でも、実験後に、ロック式弁当箱のうち1つから水が漏れてしまいました。
そのため、結果は「△」としました。

水が漏れてしまったのは、4点ロック式のお弁当箱。
ロック式弁当箱の中でも、ロックの数が多いタイプです。

ということは……「汁もれしにくさ=ロックの多さ」ではない?

ロックの数が多いからといって、過信は禁物

ロック式弁当箱のフタの裏側を見てみましょう。
下の写真の左側、止め具の数が2つのタイプのほうが、ロックが大きくて頑丈な印象がありますね。
ロック裏
大事なのは、ロックの数ではなくて、ロックそのものの大きさや質なのかも。
シリコーンパッキンの頑丈さも関係していることでしょうね。

「汁もれに強い」お弁当箱の一番の秘密は、素材

というわけで、わかったことをまとめてみましょう!

ロック式のお弁当箱も、シリコーン内フタ付きのお弁当箱も、「汁もれに強いお弁当箱」に間違いなし!
でも、一番気にしたいのは、シリコーンなどの柔らかい素材が使われているどうか!

シリコーンパッキン付きのロック式弁当箱は、ランチバンドで留めるタイプよりも汁もれに強い傾向があります。
ただし、止め具の性能にばらつきがあるので、「失敗はできるだけ避けたい!」という方には、シリコーン製の内フタがあるお弁当箱をオススメします。

ロック式弁当箱の良さは「汁もれに強い」だけじゃない

汁もれガードにかなりの威力を発揮することがわかったシリコーン製の内フタですが、実は、注意したいことも……。
フタの開け閉めが、少ししづらいのです。
アスベルロック式弁当箱内フタを閉めているところ2
とくに注意したいのは、閉めるとき。
柔らかくて曲がりやすいので、丁寧に閉めないと小さな隙間が空くことも。
もしかしたら、小さなお子様にはきっちり閉めるのが難しいかも……。
シリコンフタを閉めているところ

ロック式弁当箱の場合、その心配はなし。
パチン、パチンと止め具を下ろしていくだけで、お弁当箱のフタがしっかり閉まります。
OSK2点ロック式弁当箱
ロックをひとつひとつ下ろしていく動作そのものが「しっかり閉まった状態」をつくる合図になるので、チェックリストのように使うこともできますね。
その点は、慌てん坊のお子様でも安心です♪
 
さまざまな実験で判明した、汁もれに強い「ロックタイプのお弁当箱」と「シリコーン製の内フタのあるお弁当箱」。

今回の記事が、お弁当箱選びのヒントや、楽しいお弁当ライフの参考になれば嬉しいです。

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