さまざまな料理と相性がよく、その食感や味わいでも人気の高い果実アボカド。
栄養価の高さや濃厚でとろりとした味わいが魅力ですよね。
我が家でも家族みんなが大好きで、頻繁に食卓に登場する果実なんです!
そんな大人から子供まで大人気のアボカドですが、食べごろを見極めるのが難しいといった側面も。
まだ熟す前のアボカドを購入した際には自宅で追熟1果物などを収穫後、一定期間置くことで、甘さを増したり果肉をやわらかくする処理のことさせる必要がありますが、見極めるポイントが分かっていないとなかなか難しいですよね。
そこで今回は、アボカドの完熟の見極め方と追熟方法をご紹介します。
アボカドを1番おいしい状態で食べるためのポイントを記事内でたっぷりとお教えしますよ。
アボカドをおいしくいただくことのできるおすすめレシピもご紹介しますので、ぜひ読んでみてください♪
アボカドに含まれる栄養素は?
濃厚でとろりとした食感、独特の食べ応えで人気のアボカドは「食べる美容液」とも呼ばれ、美容や健康に役立つ成分が豊富に含まれています。
特に、アボカドの栄養素の中でも代表的なのは、
【アボカドの栄養素1】食物繊維
アボカドの1/3サイズ(約50g)には、1日に推奨される摂取量の11%にあたる食物繊維が含まれています。
食物繊維には血糖値の上昇を抑えたり、腸や肌の調子を整える作用があるので、意識して摂取されている方も多いのではないでしょうか。
【アボカドの栄養素2】カリウム
アボカドに含まれるカリウムの量は、同じくカリウムを多く含むと言われるバナナのおよそ倍。
カリウムは、体内の水分バランスを調整してくれる働きや血圧を下げる作用があり、身体の健康維持に欠かせない栄養素のひとつです。
【アボカドの栄養素3】オレイン酸・ビタミンE・B郡
血液中の悪玉コレステロールを減らしてくれる「オレイン酸」や「ビタミンE・B郡」が多く含まれるのも特徴的。
特に「ビタミンE」はウイルスや細菌に対抗する免疫システムを強化してくれますよ。
【アボカドの栄養素4】葉酸
バナナやりんごなどの栄養価の高い果物と比べても、アボカドは「葉酸」を多く含んでいます。
葉酸は早産や胎児の先天異常のリスクを減らす効果があるとされているので、妊活・妊娠中に積極的に摂りたい栄養素。
妊活・妊娠中の女性にもおすすめの食べ物です。
このように、アボカドひとつでたくさんの栄養を摂取することができるため、おこさまからお年寄りまで積極的に摂りたい果物と言えます。
参考資料
※アボカドABC「アボカドの栄養と効能」検索日2021/1/21
ちゃんと熟してる?アボカドの食べごろ&見極め方法
アボカドの皮の色が緑色で、触ると表面が固い場合、アボカドの実はまだ熟しておらず食べごろではありません。
アボカドは実を割ってみないと熟し具合が分からないように思われますが、包丁を入れる前でも食べごろを見極める方法が2つあります。
【アボカドの完熟サイン1】皮の色
まず表面の皮の色。
表面のグリーンが美しいアボカドですが、皮の色が緑色のアボカドは、常温の室内に数日おいて黒くなるまで待つ必要があります。
【アボカドの完熟サイン2】柔らかさ
皮が黒くなったらすぐ食べごろ、というわけではありません。
表面が黒くなったら、アボカドの表面を指で軽く押してみてください。
食べごろであれば押した部分(中の実部分)に硬さではなく弾力を感じ、外側からでも中の実が少し柔らかくなっているのを感じることができると思います。
アボカドは皮が黒くなってから、表面を指で押して弾力がある状態が食べごろです。
「アボカドをカットしてみたらまだ熟していなかった!」
という時のために、熟していないアボカドをカットしてしまった時の調理方法も知っておくと安心です。
こちらの記事では「熟しきっていないアボカドの調理方法」や「切ったアボカドの保存方法」などをご紹介しています。
コツを覚えれば簡単!アボカドの切り方&皮のむき方とおすすめ専用アイテム
買ってきたアボカドの追熟方法
買ってきたアボカドがまだ固く食べごろではない場合、自宅で追熟させる必要があります。
常温の部屋に置いておくだけでも追熟させることはできますが、季節によっては食べごろになるまで、1週間程度かかってしまうこともあります。
そこで、固い状態のアボカドを早く熟成させるために有効な保存方法を、以下で3つほどご紹介します。
【アボカドの追熟方法1】アルミホイルに包んで保存
アボカドの実をそのままアルミホイルに包んで常温に放置しておくだけで、アボカドの熟成を早めることができます。
皮に青みがある固いアボカドでも、アルミホイルに包んでから2~3日ほどで食べごろまで熟成させることが可能です。
【アボカドの追熟方法2】りんごと一緒に紙袋に入れて保存
アボカドをりんごと一緒に紙袋に入れて保存する方法も、アボカドの追熟に有効な手段です。
なぜりんごなのかというと、りんごは野菜や果物を成長・成熟させるエチレンガス2成長を促す植物ホルモンを多く放出するため。
りんごと一緒に保存する野菜の組み合わせによっては、エチレンガスの影響で実が腐ってしまうなどの悪影響が出る場合もありますが、アボカドにとっては相性の良い存在なのです。
紙袋にアボカドとりんごを入れたら、紙袋の口を軽く折り曲げて室内に置いておきます。
こちらも2~3日ほどで食べごろになりますよ。
【アボカドの追熟方法3】温度の高い場所に置いておく
日あたりの良い暖かい窓辺や冷蔵庫の上など、室内でも特に温度が高い場所に置いておく方法もおすすめ。
アボカドは20度前後が熟成に適していると言われています。
特に冬など気温の低い季節などは、冷蔵庫の上や日の入る暖かい時間帯に窓辺に置いておくと良いでしょう。
アボカドを使ったおすすめレシピ5選
そのままでもおいしくいただくことのできるアボカドですが、他の食材や調味料との相性もよく、さまざまな料理に活用することができます。
以下では、筆者おすすめのアボカド料理のレシピをいくつかご紹介します。
どれもアボカドのおいしさをしっかりと堪能できるメニューばかりです。
ぜひ作ってみてください!
【アボカドレシピ1】温玉入りアボカド
温玉入りアボカドは、材料も作り方も超シンプルなスピードメニュー。炊きたてのごはんとの相性抜群で、ごはんがすすむしっかり味のおかずになります。
アボカドと温泉たまごだけあればあっという間に作ることができるため、節約&時短メニューとしてもおすすめ!
お好みでわさびを添えてもおいしいですよ。
- アボカド 1個
- 温泉たまご 2個
- しょうゆ 大さじ2~3
- わさび (お好みで)
温玉入りアボカド作り方
- アボカドは半分に割って種を取っておきます。
- アボカドの種を外した部分の窪みに温泉たまごを1個割り入れます。同じようにして残り半分のアボカドにも温泉たまごを割り入れます。
- お好みでわさびを添え、しょうゆをかけていただきます。
【アボカドレシピ2】えびアボカドサラダ
えびとアボカドの組み合わせは間違いない!えびアボカドサラダ(茹で卵とプチトマト入り)は、相性の良いえび&アボカドにゆでたまごやプチトマトを合わせて作った、食べ応えのある満足度の高いサラダです。
またカロリー面に配慮し、マヨネーズにヨーグルトをプラスすることでヘルシーで食べやすい味わいに仕上げています。
おこさまにもおすすめ!そのまま食べてもパンにのせてもおいしいですよ。
- アボカド 1個
- ゆでエビ(小) 30~40g程度
- プチトマト 4~5個
- ゆで卵 1個
- レモン汁 大さじ1
- マヨネーズ 大さじ2
- ヨーグルト(プレーン) 小さじ1
- 塩コショウ 適量
えびアボカドサラダの作り方
- アボカドは角切りにし、ボウルに入れてレモン汁をかけておきます。
プチトマトは半分にカットしてさらに半分(1/4)に切り、ボウルに入れます。 - ボウルに茹でエビを加えてマヨネーズ・ヨーグルトを加え、全体をよく混ぜてから塩コショウで調味します。
- うつわに盛り付けたら半分にカットしたゆで卵を添えて完成です。
【アボカドレシピ3】えびアボカドグラタン
えび&アボカドメニューをもうひとつご紹介!えびアボカドグラタンは、アボカドの皮をうつわにして作る、見た目にも楽しいメニュー。
手順も少なくとても簡単に作れるため、忙しいときの時短メニューとしても役立ちます。ワインやビールなど、アルコールのおともにも最適です。
- アボカド 1/2個
- 茹でむきエビ(小) 5尾程度
- マヨネーズ 大さじ1と1/2
- 塩コショウ 適量
- とろけるチーズ ふたつまみ程度(お好みで調整してください)
えびアボカドグラタンの作り方
- アボカドは1/2に割ったら角切りにし、スプーンで皮から実を外します。このとき、アボカドの皮を捨てずに取っておきます。
- ボウルにカットしたアボカド・茹でむきエビ・マヨネーズ・塩コショウを入れてマヨネーズが具材に絡むまでよく混ぜます。
- アボカドの皮1/2に対し具材を1/2入れて、上にとろけるチーズを乗せます。
- トースターで5~6分程度加熱し、チーズがとけたら完成です。
【アボカドレシピ4】アボカドとサーモンの漬け丼
アボカドとサーモンの漬け丼は、ごはんのすすむしっかり味のどんぶりメニュー。
タレに漬け込んだサーモンと濃厚なアボカドは相性抜群で、箸が止まらないおいしさです。ごま油ともみ海苔をプラスすることで、食べやすく風味良く仕上げています。
たっぷりの炊きたてご飯と一緒にどうぞ♪
- アボカド 1個
- 刺身用サーモン切り身 200g
- もみ海苔 ふたつまみ
- しょうゆ 大さじ3
- みりん 大さじ2
- ごま油 小さじ1
- 白ゴマ (適量)
- わさび (お好みで適量)
- ごはん (適量)
アボカドとサーモンの漬け丼の作り方
- ボウルにしょうゆ・酒・みりん・ごま油を入れてよく混ぜ合わせておきます。
- サーモンを角切りにしてボウルの中に入れ、軽く混ぜ合わせてからラップをして1時間ほど冷蔵庫で冷やしておきます。
- 1時間経ったらアボカドを角切りにし、ボウルの中に入れてよく混ぜ合わせます。
- 白ゴマを加えて軽く全体を混ぜ合わせます。
- 茶碗にごはんを盛り付けたら漬けておいたサーモン・アボカドを乗せ、もみのりを中央に乗せてお好みでわさびを添えたら完成です。
【アボカドレシピ5】アボカドディップ
ビールのおつまみにぴったり!アボカドディップは、カラリと揚げたポテトフライに、さっぱりとした味わいに仕上げたアボカドディップをたっぷりとつけていただくパーティーメニュー。
アボカドにプチトマトやレモン汁をプラスすることで、濃厚なアボカドもチップスにぴったりのさっぱり味に。
アボカドをディップして作るので、熟しすぎてしまったアボカドでもおいしく作ることができます。
ポテトフライをポテトチップスやトルティーヤチップスに変えてもOK!おやつや夜食にも最適です。
- アボカド 1個
- プチトマト 3個
- レモン汁 大さじ1
- 塩コショウ 適量
- しょうゆ 小さじ1
- 冷凍ポテトフライ 200g
アボカドディップの作り方
- アボカドを半分に割って種を取り、サイコロ状にカットしてボウルに入れます。
- ボウルにレモン汁・塩コショウを入れてから、フォークやマッシャーでアボカドの実がなめらかになるまで潰します。
- プチトマトは1個を4つになるよう小さくカットしてボウルに入れ、しょうゆも入れて全体を混ぜておきます。
- 揚げたてのポテトフライにうつわに入れたアボカドディップを添えて完成です。
自宅でおいしいアボカドを食べよう♪
今回は、アボカドの完熟の見極め方や追熟方法、熟したアボカドをおいしくいただくことのできるおすすめレシピ等をご紹介しました。
アボカドはきちんと熟しているかどうかなど、カットするタイミングを見極めるのもちょっと難しいイメージがあるかと思います。
熟しているかの見極め方法は慣れてしまうと意外とわかりやすく、さらに追熟の仕方を知っておくことで、もっと手軽に料理に使用することができるようになります。
今回の記事を参考に、ぜひとろりと熟したアボカドをご家庭で食べてみてくださいね!

