玉ねぎのピクルスは漬けるだけの簡単調理ですが、「味の加減が難しい」「彩りがない」「味に飽きて余らせてしまう」など、お悩みを抱えている人もたくさん。
今回は、玉ねぎのピクルスがおすすめの理由(栄養効果など)やアレンジレシピ、保存方法についても詳しくご紹介していきます。
玉ねぎピクルスは健康的にもおすすめ?
玉ねぎ独特の辛みや香りの正体は、血液サラサラ効果のある硫化アリルという成分です。玉ねぎには他にも関節症などにいいとされるケルセチンも含まれています。
玉ねぎの魅力はそれだけではありません。そうそう、実は、玉ねぎはダイエットにとてもいい野菜なのをご存じですか?
玉ねぎには、
- 新陳代謝を上げる
- 血行不良の改善
- 冷え予防
- 便秘解消
などのサポートも期待できます。
上記のリストは、太りやすい体質の特徴でもあります。痩せやすい身体をつくりたい人にとって、玉ねぎは最適なお野菜なんですね。
「玉ねぎ×お酢」で嬉しい相乗効果も!
「玉ねぎ×お酢」の組み合わせで作る玉ねぎピクルスは、脂肪燃焼の効果が期待でき、脂肪の蓄積も防いでくれます。
玉ねぎだけでもダイエットには十分おすすめなのですが、ピクルスにして食べれば、ダイエットサポートにも大きな期待ができます。
基本のピクルス液の作り方
玉ねぎのピクルスの利点は、「保存がきく」ということです。冷蔵庫からサッと出して器に盛るだけでいいので、食事の準備にかかるストレスもかなり軽減されます。
まずは、基本のピクルス液の作り方からご紹介していきます。
基本のピクルス液のレシピ
材料
- 水・・・300ml
- 米酢・・・100ml
- 酒・・・大さじ1
- 塩・・・小さじ1と1/2
- 唐辛子(ホール)・・・1~2本
- にんにくスライス・・・1/2~1かけ
- ローリエ・・・1~2枚
- ブラックペッパー(ホール)・・・10粒
<手順>
- 材料をすべて鍋に入れ、強めの中火にかけます。
- 沸いたら、1分ほど沸かせたままにして、火を消します。
- 粗熱が取れたら、ピクルス液の完成です。
このレシピは、私が作りやすいと思うピクルス液の作り方です。ご家族が多い、たくさん食べたいという場合は、2倍の分量で作ってもOK。
塩やスパイス、ハーブなどは分量に幅を持たせてありますが、これはお好みで調整するようにしてください。
玉ねぎピクルスの作り方
- 基本のピクルス液と玉ねぎ1個を用意します。
- 玉ねぎの芯を取り、くし切りにします。
- 消毒した容器に玉ねぎを並べ、ピクルス液を流し込んでください。
- 半日ほど常温に置いたあと、冷蔵庫に保存。5日間を目安に食べきります。
※注意※ 玉ねぎは水にはさらさないでください! 栄養価が溶け出して減少します。
玉ねぎピクルスの5DAYSアレンジ
なぜ”5DAYS(5日間)”なのかというと、ピクルスを漬けはじめて5日間ほどで食べきってほしいから。
飽きずに食べきれるように、月曜から順番におすすめのアレンジ方法をご紹介しますね。
月曜日–玉ねぎピクルスのみ
まずは月曜日から。玉ねぎピクルスだけのシンプルな味わいを楽しんでください。
春は新玉ねぎ、夏は紫玉ねぎなど、旬の玉ねぎを選んでつくるのも楽しいかもしれません。
火曜日–玉ねぎピクルス+ディル
グリーンが鮮やかなハーブのディル(ディルウィード)は、玉ねぎピクルスとの相性抜群。
ハーブコーナーなどで手に入ります。生でもドライでもOKです。
月曜日の玉ねぎピクルスにディルを投入すればいいだけなので、アレンジ方法も簡単です。
水曜日–玉ねぎピクルス+鮭のグリル
一口大の鮭に、塩・胡椒・オリーブオイルをまぶしてグリルします。
そこに、火曜日に漬けたピクルスを和えるだけでできあがりです。ディルと鮭の相性もGOOD!
時間があれば冷蔵庫で少し冷やして食べると、味が染みて美味しくなります。
木曜日–玉ねぎピクルス+くるみ
玉ねぎにくるみを追加して漬けるだけ。
玉ねぎ香りとくるみの香ばしさが、何とも言えないハーモニーを生み出します。
くるみを入れるとピクルス液が少し濁るので、気になる方は別容器に移して漬けてみてください。
金曜日–玉ねぎピクルス+プチトマト
最後のアレンジはプチトマトです。
玉ねぎの風味がするピクルス液は、トマトとの相性もぴったり。
玉ねぎの白、ディルの緑、トマトの赤と、彩りよく最終日まで楽しめます。
漬かりが浅い気がする・・・そんなときは?
塩を足しましょう。基本的にはレシピ通りに塩分を入れればいいのですが、野菜によって水分量は違うため、味が薄く感じられることがあります。ひとつまみずつ塩分を足しながら、好みの塩梅を探してみてください。ピクルスを漬ける期間は、半日~1日が目安。前日の夜に漬けたら、翌日の朝には食べごろです。
保存容器にもこだわって
保存容器にこだわると、それだけで作るモチベーションが上がります。私の場合は野田琺瑯の浅型とWeckのキャニスターを、漬けるものの大きさや量によって使い分け。
可愛らしい容器の野田琺瑯やWeckのキャニスターは、食卓に出しても殺伐としないのが特にお気に入りです。
保存容器には深型のものもありますが、自宅の冷蔵庫が狭いのもあって、できるだけ浅型の重ねて保存できる容器を使うようにしています。液漏れだけしないように注意すれば、少ない液でも具材が漬かりやすく合理的です。
スパイス&ハーブでアレンジを楽しもう
ピクルス生活を続けるコツは、大量に作りすぎないことです。なぜなら、大量に作ると味に飽きて、結局捨てることになってしまうから…。「もうちょっと食べたかったな」と思うくらいの量を作ることで、「また作ろう」というモチベーションを維持できます。アレンジをこまめにしていくのも、飽きずに食べ続けていくための工夫。スパイスやハーブ等を変えながら、味の変化を楽しんでみてくださいね。



