テフロン加工

キーワード解説
アメリカの米国ケマーズ社(旧デュポン社)による、フッ素樹脂を使った加工のこと。特にフライパンに用いられる加工が有名で、テフロン™フッ素樹脂コーティングの特徴である非粘着性や耐熱性を利用しているため、食品がフライパンにくっつきにくくとても調理しやすい。

テフロン加工はデュポン社の登録商標で、別名「テフロンコーティング」ともいわれ、フライパンのコーティング加工として広く知られています。

現代ではフッ素樹脂フライパンはさまざまなメーカーから発売されていますが、1960年代に米国ケマーズ社(旧デュポン社)が発売したフライパンがフッ素樹脂加工のフライパンの始まりとされています。

あまりに「テフロン」が世界に広く知られているため、フッ素樹脂加工の代名詞のように「テフロン」という名前が用いられることがありますが、実際に「テフロン™」のブランドや名称を使用できるのは、ケマーズ社(旧デュポン社)の認定によるライセンス契約を結んだ加工メーカーに限られています。

調理器具におけるテフロン加工は、家庭用フライパン以外にも鍋や炊飯器の内釜などにも用いられることがあります。
食材がくっつきにくく焦げ付かないため調理がしやすいといったメリットや、少ない油で調理ができるなどのメリットがあります。

また、フッ素樹脂コーティングは調理用品以外にも広く注目されています。
特に非粘着性や耐摩耗性といった特徴は各産業界から注目を集めており、食品工業、化学工業、繊維製紙工業、工業用部品、家庭用品などの業界への利用も進んでいます。
 
テフロン™フッ素樹脂コーティングの主な特徴

  • 非粘着性:
    付着性の強い粘着物に対しても離型がよく、付着しない性質(あるいは付着しにくい性質)があります。
  • 撥水・撥油性:
    加工された表面に水や油がついても、良く弾きます。この性質により表面に汚れがつきにくく、汚れが付いた場合も簡単に洗い落とせるという特徴があります。
  • 耐熱性・耐寒性:
    樹脂の種類の中では特に耐熱性が高く、高温(260℃)に耐えることができます。また-260℃の低温にも耐えられます。
  • 低摩擦性:
    加工表面がつるんとしていて滑りやすいです。フライパンなどに用いた場合は食材がくっつきにくいというメリットがあります。
  • 耐薬品性:
    表面が酸やアルカリ等の化学薬品に侵されたり、腐食することがほとんどありません。これによりアルミなどの金属の表面をコーティングすることで腐食から守るという働きをします。

テフロン加工

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