冷凍処理は本当に効果ある?―悪臭と虫の発生を防ぐ「生ごみの捨て方」7選―

生ごみの処理方法

ごみ箱のフタを開けた瞬間や帰宅後などに、キッチンに漂う嫌なニオイが気になったことってありませんか?
じめじめとした夏場は、特に生ごみや排水溝などのニオイが気になることが多いですよね。

悪臭につられて、コバエやゴキブリなどの嫌な虫がやってくる、なんてことも……!
出来ることならその前に、原因となるニオイの元を何とかして撃退したいところ。

実はこのお悩み、生ごみの処理方法」を工夫することで解決できます
今回は、嫌なニオイや虫、雑菌・カビなどの発生を防ぐのに効果的な「生ごみの処理方法」について、詳しくご紹介します。

効果があると噂の「生ごみを冷凍処理」の効果についても検証してみたので、是非チェックしてみてくださいね。

生ごみの悪臭や虫が発生する原因とは?

調理後すぐには臭わないのに、時間が経つにつれて生ごみが臭くなってくるのは、「嫌気性微生物」といういわゆる雑菌や、カビなどが増えるのが原因です。

嫌気性微生物は、空気(酸素)が少ないところを好み、酸素が薄い環境下で活発に活動するという性質があります。そして、生ごみを分解する際にさまざまな悪臭や有害な物質を発生させます。
・・・その悪臭につられて、ハエ、コバエ、ゴキブリなどの虫がやってきてしまうのです!

生ごみのニオイを好む虫の中でも、代表的なコバエ。よく家庭のキッチンなどで見られるのは、下記の2種類です。

生ゴミのニオイを好むコバエの種類 特徴 好むニオイ
ショウジョウバエ 成虫は約2~2.5mmと小さく、薄茶色をしている。赤い目が特徴。 台所の生ゴミや腐ったフルーツ、アルコール類を好む
ノミバエ 成虫は約2~4mmと小さく、黒色。とにかく活発で跳ねるような飛び方に特徴がある。 台所の生ゴミ、排水溝ペットの排泄物

これらのコバエは産卵してから羽化するまでの期間が比較的短く、大量発生することも多いので、とても厄介です。
そうならないためにも、まずはコバエが発生しないような環境を作ることが「最重要課題」と言えるでしょう。

雑菌やカビが発生する条件

雑菌やカビは、発生条件がとてもよく似ています。
特に3大条件と呼ばれるものが、以下の3つ。

  • 水分が多い
  • 湿度が高い
  • 酸素が少ない
つまり、生ごみのニオイや虫を防ぐには、これらの条件を満たさないように処理することがポイントなんです!

次の章では、嫌なニオイや虫の発生を防ぐ「生ごみの捨て方とコツ」を、7つご紹介いたします。

ニオイや虫を防ぐ生ごみの捨て方7選

生ごみのニオイや虫の原因となる雑菌やカビの繁殖を防ぐためには、いくつかの条件があるとお伝えしました。
それらを元に、こちらではおすすめの生ごみの捨て方をご紹介していきます。

生ごみの捨て方とコツ7選
  • 三角コーナーを使わない
  • 牛乳パックに入れて捨てる
  • 新聞紙などに包んで捨てる
  • 重曹をふりかけて捨てる
  • 消臭袋を使って捨てる
  • 生ごみ処理機を使う
  • 冷凍してから捨てる
それぞれ、「なぜ効果的なのか」という理由も含め、1つずつ詳しくご紹介していきます。
ご家庭の環境や、あなたに合う方法を見つけてみてくださいね。

【1】三角コーナーを使わない、もしくは置き場所を変える

キッチンのシンクの中に「三角コーナー」を置いている方は結構多いのではないでしょうか?

シンクは湿気が多く、水がかかりやすい場所。
なので、三角コーナーに生ごみを入れたまま放置すると、カビや雑菌が増殖してしまう原因に!

特に夏場の場合は、生ごみを半日ほど放置しただけでも嫌なニオイが発生し、コバエなどの虫が湧いてしまうこともあります。
なので、三角コーナーを使わないことで、ニオイや虫を予防することが出来ますよ。

しかし、「どうしても三角コーナーを使いたい!」という方もいらっしゃいますよね。

その場合は、三角コーナーの置き場所をシンクではなく調理台など比較的「水のかからないところ」に変えると、効果的です。
三角コーナーの置き場所をシンク以外に

お手入れしやすい三角コーナーを選んでも◎

三角コーナーには、いろんな種類が販売されています。
使い捨てタイプの三角コーナーやポリ袋をセットして使う折り畳みタイプのもの、広げて隅々まで洗える三角ポットなど・・・。
最近では100均でも使い捨ても水切り袋など、使い勝手の良いものが手に入ります。

三角コーナーにもお手入れしやすい様々な種類のものがあるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
いらない派も必見!シンク周りをスッキリさせる三角コーナーや便利グッズとは? 使い捨ての自立タイプの水切り袋

【2】牛乳パックに入れて捨てる

牛乳パックを三角コーナー代わりに使うというのもおすすめです。
牛乳パックなら生ごみの水分が漏れ出すことがないですし、牛乳パックの口をしっかりと閉じてしまえば、悪臭が漏れ出るのも防ぐことができます。

そのまま可燃ごみとして捨てることもできるので、三角コーナーのようにお手入れの必要がなくラクちんです。

ただし、雑菌やカビは空気の少ない場所を好むため、密閉した状態でゴミを放置し、再び開けた時には臭うのでご注意を!
調理や食事が終わり、牛乳パックに生ゴミを入れた後はそのまま放置せず、すぐに口を閉じてゴミ箱に捨てましょう。

【3】新聞紙・チラシ・紙袋などに包んで捨てる

生ごみを新聞紙やチラシや紙袋などに包むことで水分を吸収してくれるので、雑菌やカビの増殖を防ぎ、ニオイの発生を抑えることができます。

野菜やくだものの皮をむくときに新聞紙を広げておいて、その上で皮をむくようにすれば、そのまま丸めて捨てることができるので、後片付けも掃除もラクちん!

新聞紙の上で調理すれば生ごみ処理が楽
▲整理収納アドバイザー・まいさんもおすすめの新聞紙の活用(参照:レジ袋の代用に!ゴミ捨てに使える身近なもの4選&ゴミ袋収納のおすすめグッズ

 
新聞紙でゴミ箱を作るという方法もおすすめです。
新聞紙で作ったゴミ箱
しかし、昨今は新聞をとっている家庭も少なくなってきているため、新聞紙の入手が困難な場合もありますね。
その場合はチラシや紙袋でも大丈夫ですよ。

ペットシートも吸水性や消臭力が抜群なので、ペットを飼っているというご家庭でペットシートを使っているなら、こちらに包んで捨てるという方法も効果的です。

【4】重曹をふりかけて捨てる

お鍋の焦げ落としや掃除にも使える重曹」、実は消臭効果もあるんです。
しかも、生ごみに重曹をふりかけることで生ごみに含まれた湿気を吸い取ってくれますし、消臭効果があるので気になるニオイを軽減することができます。

重曹は、ドラッグストアやホームセンター、100均などでも手軽にお安く手に入るのが嬉しいポイント。
重曹は消臭剤を作ったり、掃除に使うことも出来るので、常備しておくととても便利ですよ。

重曹1重曹の基本の使い方とは?すぐに実践できる掃除方法とメリット・デメリット

【5】消臭袋を使って捨てる

生ゴミが臭わなくなる消臭・防臭効果のある「消臭袋」というアイテムがあることをご存知ですか?

消臭袋は特殊な素材で作られているため、普通のポリ袋よりもお値段が高いのが難点ですが、ニオイ対策にはとても便利なアイテムです。

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ストライプのおしゃれなパッケージのものもあるので、インテリアや収納にこだわりのある方にはこちらがおすすめです。
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【6】生ごみ処理機を使う

生ごみ処理機は、生ごみを乾燥させてから分解することで、ゴミの量を減らすことができるという優れもの。
生ごみに熱を加えて水分を飛ばし乾燥させるので、ゴミの水分量が減り、ニオイも軽減できます。
コンポスト
家庭菜園などの肥料にできるタイプもあり、ゴミの量を減らせるのでエコにつながります!
デメリットとしては、生ごみ処理機の購入に費用がかかるのと、生ごみを処理する際に電気代がかかること。

自治体によっては助成金が出るところもあるので、購入をお考えの方は、一度自分のお住まいの自治体の助成金制度を確認してみてくださいね。

【7】冷凍する

生ごみを冷凍することで、菌の繁殖を抑えることができます
つまり、ニオイを防ぐのにも効果的!

野菜やくだもの皮、たまごの殻など調理中に出た生ゴミはまとめてポリ袋に入れ、調理が終わったらすぐに冷凍庫へ。
この「すぐに」というのが、大事なポイントです。

半日~1日放置したごみを冷凍庫に入れるのは抵抗がありますし、衛星面でも心配です。
生ごみを冷凍保存する場合は、調理後や食べ終わった後すぐに冷凍するようにしましょう。

一番効果あり?!「生ごみの冷凍処理方法」のメリット・デメリット

先ほどもご紹介した「生ごみを冷凍庫に入れて冷凍保管する」という方法。
「生ごみ冷凍って気になるけど、ちょっと抵抗あるなぁー」という方もいらっしゃるかと思います。

確かに実際に試してみて、メリットだけでなくデメリットと思える部分や気になる点もありました。
まずはメリットからご紹介します。

メリット
  • 悪臭がしない
  • 虫が発生しない
  • 三角コーナーのお手入れが不要
やっぱり何と言っても「悪臭がしない」のが一番のメリット
他の色々な処理方法と比べても、とても効果的だという実感はあります。
夏の暑い時に一度試してみたら、あまりの快適さにやめられなくなり、一年中この方法で処理したくなりました。

ただし、ご家庭によって、毎日出る生ゴミの量や冷凍庫の空きスペースなども違うので、万人にオススメ出来るかというと、そうでもありません。
デメリットと思える点はこちら。

デメリット
  • 冷凍庫にスペースが必要
  • 調理後に毎回こまめに処理する必要がある
  • 冷凍庫にゴミを入れることへの抵抗
忙しくてこまめに生ごみの処理が難しいという人や、家族が多く一度の調理で出る生ごみが多い&冷凍庫のストック食材が多いなどのご家庭にはあまり向かないかもしれませんね。
一方で、一人暮らしか少人数の家族で、自炊の回数もそれほど多くないという場合は、比較的取り入れやすい方法と言えるでしょう。

抵抗感や不快感を抑えるための工夫は必要

最初は「食べ物を入れる場所にごみを入れるなんて・・・」という抵抗感もあるかと思います。
が、「ついさっきまで食べ物だったモノ」と考えれば、冷凍庫に入れるのもさほど気にはなりませんよ。
生ごみを冷凍庫で保管

直接視界に入らないようにする方法

ただ、冷凍庫を開ける度にゴミが視界に入るのは、ちょっと気になりますね。
そこで、スーパーの袋の口を縛って見えなくしたり、冷凍庫内にフタ付きケースを設置してみたり、生ごみが視界に入らないように工夫することにしました。
生ごみを冷凍庫で保管
急速冷凍用の引き出しをあまり使わない場合は、こんな風に生ごみ専用にするのも良いかもしれないですね。
生ごみを冷凍庫で保管
注意点としては、袋の口をしっかり閉じて保管すること
生ごみを冷凍してから処分すると、ゴミ箱のフタを開けるたびに嫌なニオイで気分を害されることもなくなり、キッチンでコバエやゴキブリに遭遇することもなくなりました。
生ごみを冷凍保管するという方法は、ニオイや虫対策としては非常に効果的だと実感しています。

さいごに

生ごみの嫌なニオイやキッチンでの虫の発生を抑えるためには、まずは雑菌やカビが増えないような処理をする、ということがポイントです。
悪臭や嫌な虫の発生を防ぐ効果的な「生ごみの捨て方」として、今回は7つの方法をご紹介しました。

シンクやゴミ箱から漂う嫌なニオイが無くなるだけで、キッチンが快適になりますよ。
ご家庭によってキッチンの事情はさまざま。ご自分に合った生ごみの処理方法を見つけてみてくださいね。

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