アウトドア・災害時にも役立つ時短パスタの作り方【蒸しパスタ・水パスタなど】

小鍋でパスタを茹でる

省エネ・時短を重視したい時、パスタはたっぷりのお湯を使わなくても茹でることが可能です。
アウトドアや災害時など、水やガスの使用量を抑えなくてはならない場面でも役立ちますので、ぜひ覚えておきたいですね。

この記事では時短になるだけでなく、それぞれ違う食感も楽しめる次の3つの方法をご紹介します。

ご紹介する時短パスタ

中でも「水パスタ」は応用・アレンジテクニックも載せていますので、是非参考にしてみてくださいね。

お湯を節約&もっちり仕上げるなら「蒸しパスタ」

蒸しパスタの方法で作ったミートソースパスタ

▲蒸しパスタの方法で作ったミートソースパスタ

 
本来の美味しいパスタの茹で方では、「パスタ1人前(100g)に対して水1L」が必要です。
でも蓋をして蒸気で蒸すように仕上げる茹で方なら、400mlで大丈夫なんです

この蒸しパスタの特徴は、鍋全体に膨らむ高温の泡がパスタを覆ってデンプンのコーティングができること。
そのお陰でパスタ鍋で対流させて茹でるのにも負けないプリプリの食感が生まれるのです。

これほど少ない水でここまでの食感にできるなら、パスタ好きさんも満足できるかもしれません。

蒸しパスタのメリット

蒸しパスタにすることで、下記のようなメリットがあります。

  • 水が少なくて良い
  • プリプリした食感になる
  • 大きめの鍋を使えば、3人分程度は可能

鍋だけでなく必ず蓋が必要という制限はありますが、蓋付きであればフライパンや普通の鍋でできます。

パスタが長くてフライパンや鍋に入らないときには、パスタを短く折って調理してください。

蒸しパスタの材料と作り方

蒸しパスタの材料・必要なもの

  • パスタ100gに対し水400ml
  • 塩なしでOK
  • 蓋が必要(中身が見えるガラスの蓋だとなおよい)

※茹でるときの塩はなくてOKです。


手順1
蒸しパスタの作り方
沸騰したお湯にパスタを入れ、蓋をします。
手順2
中がブクブクと泡で満たされたのを見計らって中火に落とします。
ここからパスタの規定の茹で時間(パスタのパッケージに書いてある時間)を計ります。
手順3
蒸しパスタの作り方
残り1分のところで蓋を開け、水分を飛ばします。具を入れるならこの段階で入れてください。
オイルや塩コショウ、またはかけるソースで味を整えてできあがり。

加熱時間が短くていい「放置パスタ」

次に光熱費を節約できる「放置パスタ」と呼ばれる方法も紹介しますね。
1分だけ茹でて火を止め、蓋をして放置しておくやり方なので、継続して熱源を使う必要がなく光熱費を節約できます

アルデンテ好きにもおすすめ
実はこのやり方、アルデンテが好きな人の中にはファンも多いと言われていて、麺は固めに仕上がります。
放置時間をのばすことで固さは調節可能です。

これも災害などの非常時にはきっと役に立つはずです。

放置パスタの作り方

手順1
放置パスタの作り方
100gのパスタにつき500ml目安の水を沸かします。
お湯の温度をキープするために若干多めです。
手順2
放置パスタの作り方
沸騰したらパスタを入れます(パスタが入らないときは折ってください)。
1分間茹でてから軽くかき混ぜて蓋をし、火を止めます。
手順3
蓋をしてからパスタの規定の茹で時間(パスタのパッケージに書いてある時間)を計ってそのまま放置します。
途中でもう一度かき混ぜると鍋底にくっついたりダマになるのを防ぐことができますが、なるべく手早く行い、お湯の温度が下がらないよう注意します。
手順4
規定の時間が経ったら、味見をして好みの固さになっているか確認します。
固い場合は放置時間をさらに数分とります。
手順5
放置パスタの作り方
湯切りをしてできあがり。
写真は規定の時間ですぐお湯から上げた放置パスタです。
わずかに芯が残る固さでした。固めが好きな方には良いと思います。

お湯の温度を下げないために

お湯の温度を保つため、どちらかと言えばフライパンなど浅い鍋よりも深い鍋がベスト
また、できるだけ保温効果の高い素材の鍋が向いています。アルミ鍋よりはステンレス多層構造の鍋などが良いでしょう。

しかし、保温効果が高くてもお湯が沸くまでに時間がかかる鍋もあるため、臨機応変に選んでください。サイズの合う蓋は必ず必要です。

室温が低いときなどは、火を止めた後、鍋全体をタオルなどで包むのも良いでしょう。

お湯の量は臨機応変に

お湯の量が多いほど保温効果があります。
上記の作り方ではパスタ100gあたり500mlとしましたが、使用する水の量を気にしなくて良いときはもっと多い方が仕上がりはうまくいきます。
また、その際は1人分より3人分、4人分をまとめて茹でると良いでしょう。

水に浸け置きするだけ!冷凍保存も可能な「水パスタ」

浸け置きパスタ
パスタを水に浸けて戻しておく「水パスタ」は、「水戻しパスタ」「水浸け(漬け)パスタ」とも呼ばれます。
水で戻す時間は必要ですが、その後の茹で時間はほんの少しでOKです。

柔らかくなっているので、小さい鍋にも入り、パスタを折らなくて済むのも嬉しいポイント。
水に浸けておいたパスタの色は白くなっていますが、茹でるときれいな黄色に戻ります。

水パスタを小さな鍋で茹でた場合の茹で上がりの食感は、パスタ鍋(パスタポット)など大きな鍋で茹でたものとは少し違いますが、弾力は十分あり、ダマになったりもありません。

水パスタのメリット

水パスタを作るメリットは下記の通りです。

  • 柔らかくなっているので小さな鍋にも難なく入る
  • 茹で時間が短くて済む
  • しっかり水を吸っているので食感はプリプリ

ただし、茹で時間自体は短くて済む反面、パスタを浸けておく時間が必要になります。
パスタの太さにもよりますが、茹で時間9分で太さ1.7mmのパスタの場合は最低でも2時間、できれば4時間みておきたいところ。
また、パスタを浸ける容器も必要です。

水パスタの作り方

手順1
パスタは2時間以上水に浸けておく(長くてもOK)。
手順2
水パスタの作り方
パスタを浸けていた水を鍋に入れ、さらに水と塩を足して火を付ける。
2人分200gのパスタを水漬けしたものに対し、お湯の量は500ml程度、塩は小さじ1が目安です。
手順3
沸騰したらパスタを入れ、1分を目安に味見をして火を止める。
手順4
湯切りし、好きなソースをかけてできあがりです。

浸け置き時間さえ確保できれば、茹で時間はとても短くて済みます。
パスタの量もひとり分に限らず増やしてOK。

浸け置き時間は長くても問題ないので、前の晩から浸けておくのもおすすめ
気温の高い季節は念の為冷蔵庫に入れておくと良いでしょう。

鍋で茹でるなら
鍋で茹でる場合は、浸けておいた水も使うことをおすすめします
溶け出したデンプンが麺の表面にコーティングされ、よりプリプリとした食感になりますよ。

【水パスタ】パスタを浸ける容器のおすすめは?

パスタの浸ける容器のおすすめ
パスタを長いまま浸けることができるなら、平らなバットや大きい器などどんな容器でも良いですが、コンパクトなもののほうが台所に出しっぱなしでも邪魔になりませんね。

わたしのおすすめは横置きタイプの密閉できるパスタ収納ケースです。
100均で購入でき、蓋もしっかり閉まって水がこぼれる心配もありません。

もともと1kg分のパスタが入る容量なので、5~6人分まとめて水浸けしても平気です。
水パスタは保存もきくので、大量でも大丈夫(保存方法については後述します)。

また、電子レンジでパスタを調理するためのパスタケースを持っている方はそれを使ってもいいですね。

【水パスタ】電子レンジで水パスタを作る方法

水パスタは電子レンジでも茹でられます。
ただし、どうしても鍋で茹でたものより食感は劣ります。コンロが使えない環境などでは便利でしょう。

水戻ししたあとは柔らかくどんな容器でも入りますので、加熱効率の良さでいえば丸い容器(耐熱ボウルなど)に移して加熱するのがおすすめ。
耐熱ボウルに入れて水パスタを加熱
このとき、漬けてあった水は捨てて新しい水を入れることで、パスタがどろどろになりにくくなります。

電子レンジで温めるときは、蓋やラップはかけません。塩はお好みでひとつまみ加えます。
500W(ワット)の電子レンジなら3~4分ほどで火が通ります。
湯切りしてから好きなソースをかけてできあがり。

電子レンジ専用のパスタ調理ケースをお持ちなら、そのケースで「水浸けし→加熱→水切り」という方法ができます。

お湯を入れて電子レンジにかける方法も

お湯を入れて電子レンジにかけることで、冷たい状態から加熱するのと比べると比較的食感もよく仕上がります
その場合は加熱時間は1分~1分半に調節してください
電気ポットややかんなどで沸いているお湯があれば、ぜひお試しを。

【水パスタ】もっとお手軽に水パスタを作るには?

水で戻した水パスタは短時間の加熱で火が通るので、お湯で茹でる手間を省いて使うとさらに時短に。
おすすめはスープに直接入れてしまうスープパスタや炒めて作るナポリタンやペペロンチーノです。

スープパスタの作り方

スープパスタの作り方
スープパスタにするなら、ミルクスープやミネストローネに合います。
作り方は下記の通り。

  1. 熱いスープに水で戻したパスタを入れ、ひと煮立ちさせる。
  2. 食べやすい手付きカップなどに盛り付ける。

ナポリタンの作り方

ナポリタンの作り方

  1. 玉ねぎやソーセージなどを炒めたフライパンに、水で戻したパスタを水ごと入れ、ざっと混ぜて加熱する。水の量は100ml程度で良いので、多い分は捨ててください。
  2. 水分がなくなってきたら、ケチャップを絡めながら炒める。
  3. 味見をしパスタの固さを確認、ちょうどよい段階で塩コショウで味を整えて出来上がり。

【水パスタ】水で戻したパスタの保存・解凍方法

水で戻した状態のパスタは、水に入れたまま冷蔵庫で数日保存ができます。

もっと長く保存したい場合は冷凍にしましょう。水パスタを冷凍しておくと、「冷凍うどん」と同じような感覚で便利に使えますよ。

水パスタを冷凍する方法

水パスタを冷凍する方法

  1. 水浸けしておいたパスタの水を切り、オリーブオイル少々を絡める。
  2. 1回分ずつラップまたはビニール袋で包む。

このとき、調理するときに使う鍋の大きさ、形に合わせると良いでしょう。
例えば、アウトドアに持っていくつもりなら、使う予定のクッカーに入る大きさや量で冷凍しておくようにします。

水パスタを冷凍保存するコツ

水パスタを冷凍保存するときは、できるだけラップを張った状態で包むようにします。
麺の隙間にラップが挟まった状態で凍ると、いざ調理の際にラップがちぎれてうまく外せない事があるからです。

平らな状態で凍らせてから、ケースやジップ袋等にまとめておいてもいいでしょう。

水パスタを解凍するときは?

水パスタを解凍して使うときは、凍ったままか、冷蔵庫で解凍してから鍋で調理します。
沸騰したお湯の中に入れ、お湯が再度沸騰してから30秒から1分で火が通ります。
味見して固さを確認し、お湯を切ります。

アウトドアにおすすめな水パスタ
アウトドアにこの冷凍水パスタを持っていけば、調理する頃に解凍されているでしょう。
お湯が湧いたらあっという間に茹であげることができますよ。

調理器具によってもパスタの茹で上がりは異なる

パスタを茹でるための調理器具には、専用のパスタ鍋以外にもフライパンや電子レンジでパスタを茹でられる専用容器など様々な種類があります。

パスタの茹で方以外にも、どんな調理器具を使うかでパスタの味や食感などは異なってきます。

下記の記事では、アイテム別にパスタを茹でたときの違いやメリットを比較してみました。
気になる方はこちらの記事もチェックしてください。
パスタの茹で方パスタを茹でるアイテム比較|フライパンや電子レンジ調理器具を使った茹で方も

パスタの時短調理法まとめ

アウトドアや非常時のためにも覚えておきたい、時短できるパスタの茹で方をご紹介しました。
時短調理だとどうしても味は二の次になってしまいがちですが、美味しさも捨てたくないもの。

  • もっちり派」には「蒸しパスタ
  • アルデンテ派」には「放置パスタ
  • プリプリ派」には「水パスタ
わたし個人としては、水パスタの応用で作るナポリタンがとても気に入っています。
適度なコシが残って美味しい!

好みの仕上がりに近づくよう、時短テクニックに自分なりの工夫を加えるのもおすすめです。
ぜひ余裕のあるときにいくつか試してみてくださいね。