焼く、揚げる、炒めるなど、毎日大活躍のフライパン。でも使っていて「思い通りにお料理できないなぁ」…ってことありませんか?
食材がくっついた! 無理にはがそうとして失敗した、焦げた!…など。
頻繁に使うものだから、調理ストレスのないくっつかないフライパンがほしい!ということで、今回はフライパンを徹底調査していきます。
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フライパンコーティング比較
フライパンをグループ分けすると…
くらべルートには、実験のために集められた7つのフライパンが続々と到着!
すべて、3~4人分用に最適といわれる26cmサイズ。
はじめに、【A】と【B】の2つにグループ分けをしました。
【A】 コーティング加工されているフライパン
樹脂などでフライパンの表面が加工されています。
ホームセンター、量販店などで、おなじみのフライパンですね。
【B】 コーティング加工されていないフライパン
左の黒いフライパンが鉄製、右のシルバー色がステンレスフライパンです。
素材そのものの重厚感がありますね。
どんなコーティング加工があるの?
まずは、【A】 コーティング加工されているフライパンからみていきましょう。
①チェリオットフライパン(株式会社コーベック)フッ素樹脂加工
②プレジデントストーン(和平フレイズ株式会社)フッ素樹脂加工
③グランマーブル(和平フレイズ株式会社)マーブルコート
④ダイヤモンドマーブルALキャスト(株式会社タフコ)ダイヤモンドコート
⑤軽いねセラミック (パール金属株式会社)セラミックコート
※(カッコ)の中はメーカー名、以下省略。
どんな違いがあるんでしょう?
コーティングって本当にくっつかないの?
コーティング加工のフライパンは油なしでもくっつかない?
くっつかないフライパンを調べるために、何をするのかといいますと…
くっついたら破けてしまう…そんなうすーくて繊細な薄焼きたまごを、あえて油を引かずに焼いてみます。
くらべルートのキッチンには、実験材料が勢揃い。
初めての調理実験。なんだかワクワクしてきましたよ (^^)
実験の様子はこちら ↓ ↓
1. たまごを割り、菜箸でときます。
2. フライパンの中央が、140度になるまで中火で熱します。
温度を測ったのはこちら。デジタルサーモメーターという赤外線を当てて温度を測る温度計です。
3. フライパンには、油を引かずにたまごを入れます。
4. たまごを、まんべんなく行き渡らせ焼きます。
低価格フライパンの実力はお値段以上?
1番手は、①チェリオットフライパン。
ドラッグストアで購入、400円くらいのフッ素樹脂加工のフライパン。
手順通りに進め、たまごの表面が、しっかり固まったところで火を消し、薄焼きたまごとフライパンの間に、フライ返しをそっと入れてみました。
フライ返しは、スルッと入り、薄焼きたまごはくっついていないようす。
フライパンからお皿へ、薄焼きたまごをスムーズにのせることが出来ました。
さて、出来上がりは…
なかなかいい感じに焼けています。
価格が安くてもあなどるなかれ。
他のフライパンと比べるのが、とても楽しみになってきました!
コーティング加工別にチェック!
さて、どんどん焼いていきましょう。
2番手は、②プレジデントストーン。
フッ素樹脂加工で、お値段は2000円前後。
同じようにフライパンの中央を140度まで熱して…
焼きます!
このフライパンも薄焼きたまごはくっつかず、スムーズにお皿にのせることが出来ました。しかも仕上がりがきれい。
3番手は、③グランマーブル。
マーブルコートで、お値段は1000円前後。
薄焼きたまごはくっつきませんでしたが、焼ムラが気になりますね。
次は、④ダイヤモンドマーブルALキャスト。
ダイヤモンドコートで、お値段は1500円前後。
中央がちょっと焦げていますが、こちらも薄焼きたまごはくっつかず!
最後は、⑤軽いねセラミック 。
セラミック加工で、お値段は2000円前後。
こちらのフライパンも、薄焼きたまごはくっつきませんでした。
でも、ポツポツとしたムラが気になります。
結果は、すべてくっつかないをクリア!
油を引かなかったので、薄焼きたまごがくっつくフライパンもあるのでは??と思っていましたが、①~⑤のフライパン、すべて薄焼きたまごはくっつきませんでした。さすが、コーティング加工!恐れ入りました。
ここで、出来上がった薄焼きたまごをまとめて見てみましょう。
フライパンによって、こんなに違いが出るとは思っていませんでした。
コーティング加工の違いが関係してるの?
次回は、コーティング加工の違いを徹底調査していきます。お楽しみに!
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