肉まんやシュウマイなどの「蒸し料理」は、素材そのものの味をしっかりと堪能することができ、熱々をいただくと更においしいですよね。
野菜や肉などを蒸して食べることで、油を使わずに調理ができ、ヘルシーに仕上げることも可能なんです。
今回は、『蒸し器無し』でも出来る、おいしくヘルシーな蒸し料理の作り方をご紹介します!
他にも、フライパンで作るシュウマイのレシピや簡単でおいしい蒸し料理のアイデアなどもお伝えしますよ。
わざわざ場所を取る蒸し器を買わなくても、自宅にある調理用品だけでおいしい蒸し料理が作れます。
知ってるだけで料理のバリエーションが増えること間違い無し!お料理好きな方もそうでない方も、ぜひ一読ください♪
目次
自宅にある調理用品で蒸し料理が作れる!
「蒸し器が自宅にないと蒸し料理を作れない」と思って、蒸し料理作りを諦めている方も多いと思います。
実は、蒸し料理は蒸し器がなくても、家にある調理用品で代用して作ることができちゃうんです。
どんな調理用品を使ったらどのように蒸し料理を作ることができるのか。
それを知っているだけで料理のバリエーションも増え、いままで作ったことのなかったおいしい料理を作ることができます。
蒸し器の代用ができる調理用品
蒸し器の代用ができる調理用品はひとつだけではありません!
今回ご紹介するのは主に「フライパン」と「鍋」を使った代用方法です。
さまざまな道具を使用した「蒸し方」がありますので、これからご紹介する方法を参照にしながら、ご家庭にある調理用品を上手に使って、蒸し料理を作ってみてください。
【蒸し器の代用】大きめのフタ付きフライパン
大きめのフタ付きフライパンがあれば、蒸し料理をとても簡単に作ることができます。
- フライパンにレタスやキャベツ、クッキングシートを敷く。
- その上に「蒸したい食材」をのせ、フライパンの周辺からぐるっと、キャベツなどの下に入るように水を注ぎ入れる。
- フタをして蒸す。
この記事では、フライパンで作れるシュウマイのレシピもご紹介しているので、フライパンで蒸し料理を作ってみたいという方は要チェックです!
フライパンでシュウマイを作るレシピ
【蒸し器の代用】深さのある鍋で蒸し料理
深さのある鍋は、中にザルやおわん・お皿などを入れることで、蒸し料理を作ることができます。
深さがあれば鍋の中でお皿同士を重ねることもできますし、水分や食材をたっぷりと使用することもできます。
また、深さのある耐熱皿に食材をいれてから、お皿ごと鍋に入れ、水分を足してそのまま蒸すことも可能。
フタがあるのでしっかりと鍋の中で蒸気もまわり、食材もおいしく蒸しあがります。
深さのある鍋 × 耐熱のザル+お皿
耐熱のザル(金属製など)も、蒸し料理をする際に大変重宝します。
水分をたっぷり使って少し長い時間蒸したいときには、この方法がおすすめです。
また、ザルを逆さまにせず鍋に入れ、カットした野菜などを入れてそのまま蒸すこともできますよ!
深さのある鍋 × おわん+お皿
耐熱のおわんやお皿も、蒸し料理に使用することができます。
耐熱皿は鍋やフライパンにいれてそのまま蒸すこともできるため、とても重宝します。
フライパンに入れて使う「蒸し料理」専用アイテム
蒸し器がなくても蒸し料理を簡単に作ることができる、フライパンや鍋と一緒に使う「蒸し料理専用」のアイテムがあるのをご存知でしょうか。
お皿やザル等を使って蒸し料理を作るのも手軽で良いのですが、専用アイテムがあると使い勝手がよく、蒸し料理をよりおいしく、簡単に作ることができます。
「頻繁に蒸し料理を作るけど、蒸し器は収納場所も取るし必要ない…」
そんな方におすすめのアイテムをご紹介します。
蒸し料理専用アイテム「簡単蒸しプレート」
こちらが蒸し料理専用アイテムの「簡単蒸しプレート」です。
自宅にあるお鍋やフライパンに乗せるだけで、蒸し器として使うことができます。
耐久性に優れており、お手入れも簡単なステンレス製です。
ドーム型のフタ付きなので、たっぷり量の野菜や高さのある茶碗蒸しなどを蒸すことが可能です。
数種類のサイズが発売されているので、ご自宅のお鍋やフライパンに合わせて選ぶことができますよ。
「簡単蒸しプレート」の使い方
写真のフライパンは筆者が自宅で使用しているもので、直径は26cm。
今回24~26cm用の「簡単蒸しプレート」を使用しましたが、フライパンの大きさにぴったりで、ズレることもなく安定して使用することができました。
使い方はその名の通りとても簡単で、フライパンにお水をいれてから「簡単蒸しプレート」をフライパンにのせ、食材をのせたらドーム型のフタをして火にかけるだけ。
手間をかけず蒸し料理を作ることができるので、蒸し料理を作るハードルが下がり、料理のレパートリーも増えそうです。
「簡単蒸しプレート」の使用例
「簡単蒸しプレート」を使って、蒸し料理を作ってみました!
24〜26cm用のプレートは大きさも十分あるので、市販の肉まんなら4個ほどを同時に蒸すことができます。ドーム型のフタなので高さがあっても大丈夫。
おやつや夜食に、家族分の肉まんを一度に蒸すことができるのはとても便利です。
蒸し野菜を作る際にも「簡単蒸しプレート」はかなり重宝します。
大きめの野菜を数種類、一緒に蒸すことができるので、野菜たっぷりの夕食があっという間に完成。野菜不足を解消&ヘルシーに仕上げることができますし、野菜の甘みをしっかりと味わうことができ満足度が高いです。
お好みのお肉を足して「蒸ししゃぶ」にしてもおいしそうですね!
「簡単蒸しプレート」は便利?
一般的な蒸し器と比べると水を入れる鍋部分がないため、直径28.8cmと大きさがあるとはいえ、収納場所を取らないのが魅力です。
手持ちのフライパンや鍋に合わせたサイズの商品を購入すれば、あとは水を加えるだけで手軽に使うことができ、とても便利でした。
蒸し器がなくてもおいしい蒸し料理を手軽に作れるアイテムがあると、今までハードルが高かった蒸し料理を手間なくおいしく作ることができますよね。
油を使わずヘルシーな料理を作ることができるので、ダイエットにもおすすめ。
我が家でも「簡単蒸しプレート」があることで、蒸し料理の出番が増えそうです。
今回使用したのはこちら
鍋に入れるだけの「フリーサイズ蒸し器」も

アルミホイルやクッキングシートでお手軽蒸し料理
アルミホイルやクッキングシートを使うと、ザルやお皿を使うよりお手軽に蒸し料理を作ることができます。
また、クッキングシートなら食材を包んだり食材の下に敷くこともでき、蒸し上がった食材が表面にくっつきにくいのがうれしいポイント。
シュウマイや肉まんなどを作る際に使用すると、とても便利です。

蒸し器無しで作る!「フライパンシュウマイ」のレシピ
蒸し器無しで作る、肉汁たっぷりでおいしい「フライパンシュウマイ」のレシピをご紹介します。
今回はフライパンのみを使用した作り方をご紹介しますが、上記でご紹介した他の調理用品を使って蒸してもOKです。
下記を参考に、ご自宅にあるキッチングッズを使って、熱々ジューシーなシュウマイを作ってみてください♪
「フライパンシュウマイ」の材料
- 豚ひき肉 200g
- 玉ねぎ 中1個
- 片栗粉 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- ごま油 小さじ1
- 鶏ガラスープの素 小さじ1
- 焼売の皮 18〜20枚
- レタス 2〜3枚(フライパンに敷き詰められる量)
※シュウマイ18〜20個分の材料です。
「フライパンシュウマイ」の作り方

はじめにひき肉としょうゆ、砂糖、ごま油、鶏がらスープの素、チューブの生姜をボウルに入れて全体を混ぜ合わせてから、みじん切りにした玉ねぎと片栗粉を入れ、ねばり気が出るまでよく混ぜ合わせます。

肉だねをシュウマイの皮で包みます。
反対側の手の指を使ってシュウマイの周囲を丸く包み込むようにして、軽く押さえて円状に形を作り、最後にスプーンの背で肉だねの上面を押さえて平らにすると、きれいに包むことができます。

フライパンに洗って水を切ったレタスを並べ、その上にシュウマイを並べます。
レタスがなければ、キャベツやクッキングシートを使用してもOKです。

水(分量外、150ml程度)を入れて中火で8分程度蒸していきます。

竹串をシュウマイに刺してみて火が通っているのを確認してから(赤い肉汁が出るなら追加で1〜2分ほど加熱する)お皿に盛り付けて完成です。
フライパンでシュウマイを作る時は「水分量」を必ず確認
今回はレタスを敷いて作りましたが、野菜やクッキングシートを敷いて蒸し料理を作る場合、途中で水が蒸発してなくならないように中の様子をチェックしながら作る必要があります。
水がなくなってしまうと、野菜がフライパンに焦げついてしまいますし、クッキングシートを使用した場合は空焚きと同じ状態となってしまい、フライパンの劣化につながります。
時々中の様子をチェックして、水が足りない様なら少量ずつ足していきましょう。
フライパンにぴったりサイズのガラス蓋があると、フタを開けなくても中の様子を確認することができるのでとても便利です。
フライパンでの蒸し料理作りに便利なガラス蓋
フライパンで蒸し料理をするならガラス蓋があると便利。おすすめアイテムをいくつかご紹介します。
蓋を開けずに水差しできるガラス蓋

たためるハンドル付き鍋蓋

蒸し器無しで作れるおいしい蒸し料理アイデア4選
ここからは、蒸し器無しで作ることができるおいしい蒸し料理のアイデアをいくつかご紹介します。
どの料理も、蒸すことで素材そのもののおいしさを味わえる、ヘルシーなものばかり。
普段の晩ごはんはもちろん、ダイエット中にもおすすめのアイデアがいっぱいです。
ぜひ参考になさってくださいね。
野菜の甘みを味わえる「蒸し野菜」
冷蔵庫の余った食材の整理にもぴったりな「蒸し野菜」をつかった蒸し料理は、野菜の甘みを堪能できるのでおすすめ。
- ざく切りにしたキャベツか洗って手でちぎったレタスを小さめのフライパンに敷き、カボチャやじゃがいも、にんじんやパプリカ、カブなどの野菜を薄めにカットしてのせます。
- フライパンの側面から水を100ml程度注ぎ入れ、フタをして弱火で8分程度、野菜に火が通るまで蒸していきます。
- 途中水が足りなくなるようなら50ml程度足してくださいね。
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また、ポン酢とマヨネーズを合わせたポン酢マヨネーズや、アンチョビソース・チーズドレッシングなどでいただくと、味が濃くなってお酒にもぴったり。
晩ごはんのひと品にもおすすめです。
毎日の料理に「薬味」を取り入れるためのお手軽アイデアや簡単レシピ
身がふっくら「鮭のホイル蒸し」
野菜やきのこもおいしくいただける「鮭のホイル蒸し」も、蒸し器無しでおいしく作れちゃいます。
- アルミホイルに、ざく切りのキャベツや千切りのにんじんなどお好みの野菜を敷いてから、その上に鮭をのせます。
- 最後にお好みのきのこ(今回は舞茸とえのき)を入れたら軽く塩こしょうをして、アルミホイルを閉じます。
- 今回はフライパンを使用。フライパンにホイルで包んだ鮭を入れて水(150ml程度)をそそぎ、フタをして水が沸騰してから中弱火で10分程度蒸します。
- 鮭に火が通ったら完成です。
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鮭の身がふっくら、野菜は甘くてとてもおいしいホイル蒸しを、ご自宅でかんたんに堪能できちゃいますよ♪
野菜たっぷり!ヘルシーな「蒸ししゃぶ」
ヘルシーな「蒸ししゃぶ」は晩ごはんのおかずにも最適。
- 少し深さのある耐熱皿にキャベツやたまねぎ、にんじんなどお好みの野菜をカットしていれたら、その上に薄切りの豚肉をのせていきます。
- 深さのある大きめの鍋(用意したお皿が入る程度)に水1カップ程度と具材を入れたお皿を入れて、フタをして沸騰してから8〜10分程度、中火で蒸します。
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仕上げにかつおぶしをかけてポン酢や和風ドレッシングでいただくのがおすすめです。
濃い味付けがお好みの方は、マヨネーズやごまだれをかけてもおいしくいただけますよ!
ふわっとおいしい「抹茶蒸しパン」
ホットケーキミックスを使用して作る「抹茶蒸しパン」。蒸し器無しでもふわっとおいしく仕上げることができます。
小さめの蒸しパン8個分の分量と作り方をご紹介します。
- ボウルにホットケーキミックス100gと抹茶小さじ2、卵1個と牛乳100ml、砂糖大さじ2を入れて、泡立て器でダマがなくなるまで混ぜ合わせたら、生地をシリコンのカップに均等に入れていきます(量はシリコンカップ1個に8分目くらいまで)。
- フライパンに生地を入れたシリコンカップを並べて水を150ml程度いれ、フタをして中火で10分ほど蒸していきます。
- 一度フタを取り竹串を刺してみて、竹串の先に生地がつかなければ完成です。
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そのまま食べてもおいしいですが、ホイップクリームなどをつけていただいても、とてもおいしいです。
午後のティータイムにどうぞ。
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いかがでしたでしょうか。
今回は、蒸し器がなくてもおいしい蒸し料理を作ることのできる、便利なキッチングッズとその使い方をご紹介しました。
いつも使っている調理用品で、とても簡単においしい蒸し料理を作れることが、おわかりいただけたかと思います。
蒸すことで素材に火が通るだけでなく、料理自体もとてもヘルシーに仕上げることができ、素材のおいしさを堪能することができます。
ぜひ今回の記事を参考に、ご自宅でおいしい蒸し料理を作ってみてくださいね♪
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