毎日の料理に「薬味」を取り入れるためのお手軽アイデアや簡単レシピ

薬味

薬味は、料理に少量添えることで風味を増したり味を引き立てる効果があるため、日本料理には欠かせないものです。

この薬味を、普段の食事にもひと足ししてみませんか。
意外な組み合わせがとても美味しかったり、頻繁に摂ることで体の変化を感じられたりとメリットがたくさんあります。
この記事では、様々な薬味をもっと気軽に使うためのコツをご紹介します。

薬味の種類や効能とは?

「薬味」とは、元々は漢方で用いられる薬草を指す医学用語でした。

日本の代表的な薬味には、ネギ、しょうが、ワサビ、シソ、ミョウガや山椒、ゴマ、大根おろしなどがあります。
そのほかスパイスとしてもなじみ深いものには、唐辛子、ニンニク、からし、コショウなどがあります。
大根おろし
消化を助ける大根おろし、体を温めるしょうがなど薬味の効能はよく知られています。
薬味を添えることでいつもの料理もぐっと美味しく感じたり、お料理上手に見えたりもしますね。

薬味の効能や効果
・食欲増進
・健康効果
・旨みアップ
・料理の彩り

「冷えがつらいからしょうがを足してみようかな」とか、「食欲が出ないから青シソを散らしてさっぱりと食べたい」など、体調に合わせて薬味を使いこなしたいものです。
しかし、その都度新鮮な薬味野菜を購入して、調理して…となると、億劫に感じるかもしれません。

もっと薬味を手軽に料理に取り入れる方法をご紹介します。

薬味のチューブを使った調味料のアレンジ方法

現代では様々な薬味がチューブ状の商品として販売されていますので、手軽に使うことができます。
酸化防止剤や香料などが混ざっているのが気になる場合もあるかもしれませんが、薬味を生活に取り入れるきっかけとして活用してみてください。

薬味は少量でいいので、生のものを購入して使いきれずにダメにするよりも、チューブタイプを活用する方が無駄がない場合も多いです。

まずは、チューブの薬味と他の調味料を合わせてアレンジし、好きな味を見つけてみましょう。
簡単なアレンジ方法をいくつかご紹介します。

ニンニクチューブで「ガーリックバター」

ガーリックバター
ニンニクには、疲労回復免疫力アップに効果があるとされます。
また、ニンニクの風味は食欲を増進させます
 
ガーリックバターには、チューブのニンニクを使うと簡単です。
耐熱容器にバターを入れ、電子レンジで5秒加熱して柔らかくします。
そこにチューブニンニクを入れて混ぜ合わせるだけ。
 

MEMO
バター3:ニンニクチューブ1」の比率がおすすめ。

ガーリックバターは使う都度作ってもいいですし、多めに作って表面をならし冷蔵庫に入れておくといろいろな料理に使えます。

ガーリックバターのおすすめの使い方
・ガーリックトーストに
・熱々の蒸し野菜に
・お味噌汁にひとさじ

わさびチューブで「わさびマヨネーズ」

わさびマヨネーズ
わさびはツンとした辛みが持ち味。
抗菌作用があるため、お刺身など生の食品には欠かせない薬味です。
醤油とワサビの相性は言うまでもありませんが、わさびマヨネーズにすると洋風メニューにも合わせやすくなります。
 

MEMO
マヨネーズ2:わさびチューブ1」の比率がおすすめ。
この配合ではかなり辛めですが、ワサビの色合いを生かした和風ソースになります。
わさびチューブのおすすめの使い方
・サンドイッチのパンに塗って
・野菜スティックのディップとして
・蒸し鶏に

からしチューブで「辛ポン酢」

からしポン酢
からしは、わさびとはまた違う辛さが特徴で、抗炎症作用臭み消し効果で知られています。

特に、粉状の和からしは水と練り合わせると強い辛みや香りを楽しめます。
チューブ状のからしをポン酢と合わせたからし酢醤油はいかがですか。

MEMO
30ccのポン酢にからしチューブを2cmほど絞り入れてよく混ぜます。
お好みでごま油を足してください。

からしの場合は辛みが飛ばないよう、使う都度作るのがおすすめです。

からし酢醤油のおすすめの使い方
・餃子のつけだれに
・中華サラダドレッシングに
・お刺身に(かつお・タコ、貝類などがよく合います)

薬味をもっと活用するためのアイデア

薬味チューブを使ったレシピをご紹介しましたが、パウダー状の薬味を使ったり、薬味を使いやすくする便利なグッズを使うと、より手軽に毎食の料理に取り入れることも可能。

ここからは薬味を活用するためのアイデアをいくつかご紹介します。

【1】チューブ絞りで使い切りやすく

チューブ絞り
チューブの薬味は中身が減ってくるときれいに絞れないのが残念です。
そんなプチストレスを解消するグッズが「チューブ絞り」。
チューブ絞りの使い方
中身が半分くらいになったらこのアイテムにセットし、横についているつまみをまわして絞ります。
チューブ絞りの使い方
きれいに中身が先端に寄ってくれて、立てておけるのでテーブル上にも出しやすいですね。
わたしはこれまでチューブの端を折りたたんでクリップで留めたりしていましたが、専用グッズがあるととてもスマートです。
チューブスタンド
また、冷蔵庫内で収納に迷いがちなチューブ薬味ですが、このようなチューブスタンドで立てて置く方法なら残量がわかりやすいのがいいと思います。

【2】粉状薬味で使用頻度を上げる

しょうがパウダー
薬味の健康効果を期待するなら、頻繁に摂らなくてはなりません。

その点で、パウダー状の薬味はふりかけるだけで使いやすくこまめに摂るのに便利です。
たとえば、しょうがを粉状にしたしょうがパウダーがあります。

毎回しょうがをすりおろすのは面倒でも、粉状ならコーヒーやスープ等に少量加えて毎日摂りやすくなります。

【3】薬味を携帯する

携帯薬味
好きな薬味を携帯して外食の際にも活用している人がいますね。
血行促進や抗菌作用のある薬味をランチにひと振りして、疲労回復や気分転換できるのが魅力です。

携帯におすすめの薬味
・黒コショウ…肉料理、パスタ料理に
・七味唐辛子…うどんやそば、ご飯ものに
・山椒…揚げ物、ラーメンに

【4】ゴマは「すりゴマ」にする

ゴマは様々な料理に足しやすい薬味です。
ゴマには高い抗酸化作用があり、悪玉コレステロール対策や美肌、脂肪燃焼などの効果で知られています。

しかし、そのままだと消化しにくく、せっかくのゴマの栄養が摂りきれません。
そこで「すりゴマ」にしてから食べるのが最も効果的です。
ゴマすり器
すり鉢でゴマをするのは手間がかかりますが、「ゴマすり器」を使えば、すりたてのゴマの風味を感じながら美味しく食べることができますよ。
これはわたしが愛用中の「スリッキー」という可愛い商品名が付いた卓上ゴマすり器。
他にも電動のもの、スタイリッシュな形のものなどありますので、お好みのゴマすり器を使ってみてください。

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すりおろす薬味のための便利グッズ

しょうがなどの代表的な薬味は、すりおろして使う必要があります。
使用頻度が高いのに、毎回すりおろす必要があるので、少し面倒に感じることも。
こちらでは、薬味をすりおろす時に使う便利な薬味グッズをご紹介していきます。

ささら(おろし金用スクレーパー)

おろし金用スクレーパー
大根やしょうがなど、繊維の細かい薬味をすりおろすと、おろし器の歯の間に繊維が絡まってしまってうまくとれないことがあります。

そんな悩みを解消するためには、「ささら」を使ってみてください。
おろし金用スクレーパー
ささらは日本に古くからある調理補助道具で、いろいろな大きさや形があります。
細かい部分を洗ったりかき集めたりするのにとても便利ですよ。

おろし金用には、刷毛のような形をした「おろし金用ささら」を使います。
「スクレイパー」とも呼ばれるものです。
おろし金用スクレーパー
このスクレーパーはオールステンレスで、先端部がストレートなので引っ掛かりにくくて気に入っています。
また、ゴマをすり鉢ですったときにかき集めるのにも使いやすいです。
 
スクレーパーには昔ながらの竹製、管理がしやすいステンレス製、刷毛型と先端が曲がった熊手型とがありますからお好みで選びましょう。

おろし金スプーン

おろし金スプーン
飲み物やドレッシング用にちょっとだけしょうがやにんにくをすりおろしたいときに便利なのが、おろし金がスプーンになった商品です。
すりおろしたままカップにいれ、かき混ぜることができます。

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たわし


おろし金はとても洗いにくいですね。
スポンジで洗うとひっかかるし、かといって水洗いだけでは挟まった繊維がとれないので汚れが溜まりそう。

専用のタワシやブラシを用意しておくとそんなストレスから解放されます。
わたしはおろし金洗い、ザル洗い、根菜洗いを兼ねたブラシをひとつ台所に置いてあります。
ブラシの毛がすき間まで掻き出してくれるので、さっぱりしますよ。
こちらもおすすめ
大根おろし器比較【完全版】30秒でおろせる量はどのくらい?優秀な「大根おろし器」を徹底調査!

薬味を長持ちさせるための正しい保存方法

薬味の保存
ねぎやミョウガなど、生のまま食べたい薬味の場合、一度に使いきれないことがあります。
薬味の保存方法はどうしたらいいのでしょうか。いくつか保存方法をご紹介しますね。

鮮度保持袋に入れる

薬味にする野菜は、「鮮度保持袋」に入れておくと長持ちします。
この袋は抗菌剤配合で、鮮度を落とす原因のエチレンガスの発生を抑えるポリ袋です。

薬味を買ってきたパッケージからこの袋に移しておくだけで、鮮度を保つ期間が長くなります。

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保存容器に入れる

ふた付きの容器に入れておくと、薬味の乾燥を防ぎ重ねて収納できます。

使い忘れをしないために、中身が見えやすい保存容器に入れておくのもおすすめです。
冷蔵庫で1週間程度は鮮度が良いまま保存できます。

青シソはしおれやすいので、根元の部分を水に浸けると再びパリッとします。

冷凍保存する

薬味の冷凍保存
薬味の多くは冷凍保存ができます。

ねぎやしょうがは、使いたい大きさに切って冷凍しましょう。
ジップ付きの袋に平らに入れて冷凍し、凍ってから一度ほぐすと使いたい分だけ取り出しやすくなります。
シソやミョウガも生よりは香りが少なくなりますが、千切りにすれば冷凍できます。
大根おろしの保存
大根おろしも冷凍ができます
一回に使う分を汁ごと保存容器に入れ冷凍し、使うときは自然解凍します。

同じようにしょうがのすりおろしも冷凍可能。
しょうがの場合は1回の使用量が少ないですから、製氷皿(取り出しやすいシリコン製がおすすめ)などで小さく凍らせましょう。

一度に味わう万能薬味「五味薬味」とは?

五味薬味
薬味はそれぞれ香りや味が異なり、それぞれぴったりの料理もあります。
でも、料理に合わせてあれこれ薬味をそろえるのが面倒に感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
 
その場合は、主要な薬味を全部混ぜた「五味薬味」がおすすめ。
5種類の薬味を細かく切って合わせておくのですが、これが様々な料理と相性がよく万能なんです。

基本の薬味はこちらの5種類。

  • ネギ
  • しょうが
  • ミョウガ
  • 大葉
  • カイワレ

生のまま食べやすいよう、ネギやしょうがはできるだけ薄く(細く)刻むようにします。
盛り付ける際に華やかなのは千切り、料理と混ぜやすいのはみじん切りですからお好みで。

また、それぞれの薬味の量も食べる人に合わせて調節してください。
ある材料に合わせていくつか入れ替えをしてもいいでしょう。

赤紫蘇葉わさびなどに変えても美味しくなります。
長ねぎの辛みが強いと感じる場合は、万能ネギやあさつきで試してみてください

「五味薬味」の作り方

五味薬味
大きなボウルに刻んだ薬味を入れ、箸でふわっとほぐしながら混ぜます。
いろいろな料理の上にこの五味薬味をのせるだけで、複雑な味わいに変わります。

五味薬味のおすすめの使い方
・揚げ物に
・お刺身に
・焼肉に
・納豆に
・チャーハンに
・ポテトサラダに
・お吸い物に
・卵焼きに
・蕎麦やうどんに

「五味薬味」の保存方法

五味薬味
五味薬味は多めに作って保存容器にいれておき、いろいろな料理にのせて試してみてください。
香りとシャキシャキ食感で食欲を刺激します。
冷蔵庫で1週間保存が可能ですよ。

まとめ

お料理に添える薬味は少量なのに存在感抜群。
その刺激や香りのお陰でより美味しく感じたり、元気が出たりします。

この記事では、薬味をもっと気軽に使うためのアイデアをご紹介しました。
気に入ったものから取り入れて、ぜひ薬味とその効果を楽しみましょう。
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