女性を中心に人気のサングリア。
温かい気候になってくると爽やかでフルーティーなサングリアが恋しくなりますよね。
究極のサングリア作りに向けて、前回はハーブのスペシャリストである高橋さんにお話しを伺い、色々とおすすめのハーブの組み合わせや使うときのアドバイスをいただきました。
ハーバリスト直伝!美味しい「サングリア」の作り方&おすすめのハーブの組み合わせ
今回はそのアドバイスを元に、いよいよ究極のサングリア作りに挑戦します!
究極のサングリアを作ろう!
サングリアは、ポルトガルやスペインで飲まれるフレーバードワインの一種。お好みのワインにフルーツを入れて漬けるだけというお手軽さから、近年は自家製レシピが話題を呼んでいます。
さて、まずは前回のおさらいからしていきましょう。究極のサングリアを作る上で気をつけたいポイントが四つありました。
- ハーブは細かくせずにホールで使う(※)
- ハーブティーやモヒートなどの定番レシピを参考にする
- ハーブはフレッシュの方が失敗しにくい
- スパイスはシナモンスティックとクローブがオススメ
また、アルコール度数が20度以下のお酒にフルーツなどを漬けると酒税法違反となってしまいますので、今回は上記ポイントを意識しつつ酒税法に抵触しないよう「飲む直前に作る」ことを条件としました。
白ワインベースのレシピと赤ワインベースのレシピそれぞれをご紹介しますね。
【レシピ】白ワインベースの究極のサングリア
まずは白ワインを使った爽やかなサングリアです。
白ワインは爽やかな香りのものが多いですから、やっぱりフルーツも爽やかさが香るものがいいですよね。また、スパイスは隠し味程度にミックスしました。使った材料は以下の通りです。
材料
- 白ワイン 720ml
- 梨 1/2個
- マスカット 10粒
- オレンジ 1/3個
- レモン1/4個
- りんご 1/3個
- すだち 1/4個
- ミント(フレッシュ) 8枚程度
- レモングラス 1本
作り方は、飲む直前にこれらを混ぜるだけ。
ミントとレモングラスはスーパーで購入したフレッシュを使用。梨とりんごは薄切りに。
オレンジは皮をむいたあと手で適当にちぎり、マスカットは皮ごと半分に切ってワインに入れます。
すだちは1/4にカットしたものをしぼって果汁で香りづけ。柚子の皮を加えるのもよさそうですね。10分程度置いておけばしっかりとフレーバーを楽しめます。
ハーブとスパイスを加えるだけで、洗練され大人びた風味になるから不思議!食前酒にはもちろん、パーティなど思い切り飲みたいときにもオススメのレシピですよ。
【レシピ】赤ワインベースの究極のサングリア
葡萄のフルーティーさが香る「赤ワイン」には、比較的香りの強いハーブやスパイスを加えたいですね。
使う材料は以下ものだけ。
材料
- 赤ワイン 720ml
- オレンジ 1/2個
- りんご 1/2個
- コモンセージ 3~5枚程度
- タイム 1枝
- シナモンスティック 2本
- クローブ 8粒程度
個性の強いハーブやスパイスを使いますが、意外とこれがうまく調和してくれて、とても深みのあるフレーバーを楽しませてくれます。
甘いのが好きな方は、りんごをフルーツ缶などに変えてシロップごと加えるのがオススメ。気分を高揚させるハーブの高貴な香りと、スパイスの奥深い香りのミックスはたまりません!
サングリアのレシピは無限大
フルーツとハーブ、スパイスの数だけ楽しめるサングリアの組み合わせ。レシピはまさに無限大です。
今回、ハーブコーディネーターである高橋さんにアドバイスいただきながら、究極のサングリア作りを何度も試行錯誤しました。そうして洗練されたレシピが今回ご紹介したものですが、その過程で生まれた試作も実はすべておいしかったんです。
最初は「白ワインには酸味系のフルーツ、赤ワインには甘い系フルーツ」というふうに使い分けをしていたのですが、実際に作ってみると白ワインに甘い系も赤ワインに酸味系も十分においしいものばかり。
サングリアは経験値がなくても直観や気分だけで即興レシピを作ってもおいしい、懐の深い飲み物だと感じました。
いよいよ夏の到来を感じる昨今、みなさんもサングリアで爽やかな夜を過ごしてみてはいかがですか? ぜひ究極のサングリアレシピ、参考にしてくださいね。


