ハーバリスト直伝!美味しい「サングリア」の作り方&おすすめのハーブの組み合わせ

サングリア

みなさん、サングリアはお好きですか?
ワインに好みのフルーツやハーブを入れるだけで簡単に楽しめるサングリアは、そのお手軽さとおいしさから近年、特に女性の間で人気です。

私も口当たりのいいサングリアは大好き! 
でも、意外とフルーツの組み合わせやハーブの選び方などが難しいですよね。

せっかくサングリアを作るなら、究極のサングリアを作りたい!
というわけで今回はハーブに詳しい専門家に直接教わりながら作った、絶対に美味しい「究極のサングリア」の作り方とレシピをご紹介します!

サングリアってどんな飲み物?

レストラン風景
サングリアは、ポルトガルやスペインで飲まれるフレーバードワインの一種。
お好みのワインにハーブやフルーツを入れて漬けるだけというお手軽さから、近年は自家製レシピが話題を呼んでいます。

ちなみに、アルコール度数が20度以下のお酒にフルーツなどを漬けると酒税法違反となってしまいますので、今回は上記ポイントを意識しつつ酒税法に抵触しないよう「飲む直前に作る」ことを条件にしつつ作っていきたいと思います。

ハーブコーディネーターが提案!上手なハーブの組み合わせ方

というわけで。
まずは、サングリアに使うおすすめのハーブについて、ハーブコーディネーターの有資格者であるハーブのスペシャリスト、高橋奈緒美(たかはしなおみ)さんにお話を伺ってきました!

アロマとしてもメディカルとしてもハーブを愛好する高橋さんは、普段からハーブティーやハーブワインを楽しんでいるのだとか。今回は高橋さんが淹れてくださったおいしいハーブティーをいただきながら、究極のサングリア作りについてじっくりとお話しを聞かせていただきました。
高橋奈緒美さん

おすすめのハーブと組み合わせ方の4つポイントとは?

それではさっそく、ハーブの選び方や組み合わせについて伺っていきたいと思います。

サングリアに向くハーブについて

「そもそもサングリアに向くハーブって何ですか?」

ハーブ単体の合う合わないはそれぞれの好みになると思うので、香りのベースやアクセントという意識で使うのがいいかなと思います。
乳鉢などで砕くと香りが強く出過ぎてフルーツのフレーバーを打ち消してしまう可能性あるので、ホールのまま使うのがいいですよ

高橋さん

MEMO
ハーブは粒の大きさ(粒度)によって、呼び方が分類されています。ホールとは、植物の果実やつぼみ、樹木の皮、葉、根などの形そのままの状態(あるいはそのまま乾燥させたもの)のことを言います

ハーブには葉、茎等を生のままフレッシュハーブとして利用できるものが多いです。千切ったり、揉んだりする事でより香りを立たせる事ができますが、サングリアに使う場合にはフルーツなどとも組み合わせるため、そこまで香りを強調させなくてもよいみたいですね。

ポイント1
ハーブはホールで使う

うまくいく組み合わせの考え方

「どんなハーブの組み合わせがオススメですか?」

お茶ですとオレンジピールにクローブなんかが冬の定番です。夏はたくさんのペパーミント、スペアミントを叩いて香りを出したモヒートなんかが人気ですから、これらをそのままサングリアに生かすことができると思いますよ。柑橘と相性のいいハーブも多いですし、ワインの酸味にはレモングラスの爽やかな香りもよく合います。

あとはラベンダーもよさそうですね。見た目もきれいですし、香りもよく出ます。初夏くらいまでが旬なので、冬場でしたらドライ(乾燥もの)を使うといいですよ。ラベンダーとミントの組み合わせも、ハーブティーではよくありますね。この二つ、すごく合うんですよ。

高橋さん

なるほど、ハーブティーやカクテルなどに使われている定番のハーブの組み合わせが、サングリア作りにも参考になりそうですね。
他にも、高橋さんご自身のおすすめのハーブやフルーツなどとの組み合わせも伺いました。

お肉などの臭み消しに使われるセージもオススメです。とても香りの強いハーブで、すごく甘い香りがするんです。ですから桃なんかと相性がいいんですよ。

また、ありきたりなハーブですが、私タイムが大好きなんです。ですから個人的にはタイムを入れたいですね。体にもいいですし

高橋さん

なるほど、フルーツとの相性や組み合わせも気になるところ…。

サングリアの場合、りんごやバナナ、オレンジなど、手軽に手に入るフルーツを使われることが多いと思いますが、特におすすめなどがあれば是非知っておきたいですね。

「フルーツ&ワインはどう組み合わせればいいでしょうか?」

季節のものがやっぱりおいしいです。手に入れやすいフルーツを使うなら、オレンジとレモンが定番ですね。夏ならイチゴを使ったりベリー系を使ったり。

基本的には酸味と甘みのバランスをうまくとるようにするのがいいですが、トロピカル系などでしたら甘いフルーツばかりで攻めるのもアリですよね。やはり定番のミックスジュースやカクテルのレシピなどが参考になると思います。

高橋さん

ポイント2
ハーブティーやハーブを使ったカクテルなどの定番レシピを参考にする

モヒート

ハーブの使い分けやおすすめについて

気になるのが、フレッシュハーブとドライハーブの使い分け。それぞれ違いやおすすめがあるか聞いてみました。

「ハーブは、フレッシュとドライのどちらを使ったほうがいいのでしょうか?」

どのハーブにもいえることですが、ドライは香りが凝縮されていてとても強いので、使うのならほんの少しで十分だと思います。特にラベンダーなどは香りがすごく強いので、ハーブティーでも300mlのお湯に対して1つまみ程度しか使いません。

フレッシュとドライ、どちらがいいかはお好みでしょうね。フレッシュの方が自然な香りでサングリアにちょうどいいと思いますし、フレーバーの強弱をコントロールしやすいんじゃないかなと思います

高橋さん

ポイント3
サングリアに使うハーブは、フレッシュの方が失敗しにくい

サングリアにおすすめのスパイスについて

ところでハーブと同じく、料理などで香味付けとして利用される強い刺激のある香りを持つ「スパイス」の場合はどうなんでしょうか。

こちらもサングリアの香り付けとして使えるのか気になったので、質問してみました。

サングリアにスパイスは合いますか?

サングリアでスパイスを使うというのはあまり聞きませんね。シナモンスティックくらいでしょうか。赤ワインにシナモンスティック、そしてお好みのフルーツというのが定番ですね。クローブもリラックス効果があっていいですし、シナモンスティックとクローブの相性もすばらしいですよ

高橋さん

ポイント4
スパイスはシナモンスティックとクローブがオススメ

サングリアのためのハーブの使い方まとめ

究極のサングリアを作るにあたり、以下の四つのポイントが見えてきました。

  1. ハーブはホールで使う
  2. ハーブティーやモヒートなどの定番レシピを参考にする
  3. ハーブはフレッシュの方が失敗しにくい
  4. スパイスはシナモンスティックとクローブがオススメ
これらをヒントに究極のサングリア作りに挑戦したいと思います。
ハーブのお茶

ちなみに、ワインにハーブを入れて香りを楽しむ“ハーブワイン”がありますが、サングリアにハーブを入れたらそれはハーブワインということになるのでしょうか?
最後に率直な疑問を高橋さんにぶつけてみました。

サングリアとハーブワインの違いって?

高橋さんによると、ハーブワインとは、例えば「飲み残して余ってしまったワインや、口に合わなかったワインなどにハーブの香りを移し、飲みやすくおいしくするもの」なんだそうです。

ハーブを入れたワインを湯煎して香りを移すのが特徴で、サングリアとはそもそも作り方が違うんですね。

また、ハーブ酒の場合はお砂糖とハーブ、ホワイトリカーを入れて漬けます。
高橋さんは夏になると自宅の庭で採れるフェンネルを使って、旬のハーブ酒を楽しまれているのだとか。

色々と参考になるお話を伺えて、究極のサングリア作りへの期待が高まりました。

「高橋さん、おいしいハーブティーと究極のサングリア作りへのアドバイス本当にありがとうございました!」

ハーブティーセット
それでは、いよいよ「究極のサングリア」を作っていきたいと思います。

【レシピ】究極のサングリアの作り方とレシピ

頂いたアドバイスを活かしながら、色々な組み合わせを試し、究極と呼べそうなサングリアになるように、何度も試行錯誤してみました。
どれもかなり美味しかったのですが、その中でも特に一番「これは美味しい!」となった選りすぐりのレシピだけをご紹介したいと思います。

ワインのお好みは人それぞれあると思うので、「白ワインベース」のレシピと「赤ワインベース」のレシピをそれぞれご紹介しますね。

【レシピ】白ワインベースの究極のサングリア

まずは白ワインを使った爽やかなサングリアです。
白ワインは爽やかな香りのものが多いですから、やっぱりフルーツも爽やかさが香るものがいいですよね。また、スパイスは隠し味程度にミックスしました。使った材料は以下の通りです。

材料

  • 白ワイン 720ml
  • 梨 1/2個
  • マスカット 10粒
  • オレンジ 1/3個
  • レモン1/4個
  • りんご 1/3個
  • すだち 1/4個
  • ミント(フレッシュ) 8枚程度
  • レモングラス 1本

作り方は、飲む直前にこれらを混ぜるだけ
ミントとレモングラスはスーパーで購入したフレッシュを使用。梨とりんごは薄切りに。
オレンジは皮をむいたあと手で適当にちぎり、マスカットは皮ごと半分に切ってワインに入れます。

すだちは1/4にカットしたものをしぼって果汁で香りづけ。柚子の皮を加えるのもよさそうですね。10分程度置いておけばしっかりとフレーバーを楽しめます。

ハーブとスパイスを加えるだけで、洗練され大人びた風味になるから不思議!食前酒にはもちろん、パーティなど思い切り飲みたいときにもオススメのレシピですよ。

【レシピ】赤ワインベースの究極のサングリア

葡萄のフルーティーさが香る「赤ワイン」には、比較的香りの強いハーブやスパイスを加えたいですね。
赤ワインの自家製サングリア

使う材料は以下ものだけ。

材料

  • 赤ワイン 720ml
  • オレンジ 1/2個
  • りんご 1/2個
  • コモンセージ 3~5枚程度
  • タイム 1枝
  • シナモンスティック 2本
  • クローブ 8粒程度

個性の強いハーブやスパイスを使いますが、意外とこれがうまく調和してくれて、とても深みのあるフレーバーを楽しませてくれます。
甘いのが好きな方は、りんごをフルーツ缶などに変えてシロップごと加えるのがオススメ。気分を高揚させるハーブの高貴な香りと、スパイスの奥深い香りのミックスはたまりません!
赤ワイン

サングリアのレシピは無限大

フルーツとハーブ、スパイスの数だけ楽しめるサングリアの組み合わせ。レシピはまさに無限大です。

今回、ハーブコーディネーターである高橋さんにアドバイスいただきながら、究極のサングリア作りを何度も試行錯誤しました。そうして洗練されたレシピが今回ご紹介したものですが、その過程で生まれた試作も実はすべておいしかったんです。
自家製サングリア
最初は「白ワインには酸味系のフルーツ、赤ワインには甘い系フルーツ」というふうに使い分けをしていたのですが、実際に作ってみると白ワインに甘い系も赤ワインに酸味系も十分においしいものばかり。

サングリアは経験値がなくても直観や気分だけで即興レシピを作ってもおいしい、懐の深い飲み物だと感じました。

いよいよ夏の到来を感じる昨今、みなさんもサングリアで爽やかな夜を過ごしてみてはいかがですか? ぜひ究極のサングリアレシピ、参考にしてくださいね。

Special Thanks to you!

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