スマホカメラで撮影を楽しんでいるあなた!
自分の写真に満足していますか?
ここでは、撮影する機会の多い「料理写真」を、キレイに撮影するポイントをフォトインストラクターがご紹介します!
1.画面の明るさを調整する
スマホで撮影するとき、何も調整せずにシャッターボタンを押していませんか? 実は、一部の機種を除き、スマホカメラには明るさ調整機能がついています。
撮影前には、できるかぎり明るさ調整をして撮影をするようにしましょう。
明るさの調整方法は機種によって違いますが、ここではiPhoneのカメラを使ってその調整方法をご紹介します。
(1)まず、画面をタッチしてみてください。
(2)すると、タッチした部分に黄色の四角い枠が表れ、最適に見えるようにオートで明暗を調整してくれます。
(3)この黄色い枠が出たら、指を上下にスワイプ(こするようにする)してみてください。以下の写真のように好みの明暗を選ぶことができます。
※iPhone以外の方は、「設定」や「メニュー」などを見てみてください。「明るさ調整」などの機能が見つかると思います。
2.自分の影に注意する!
お店でお料理を撮るときは、「冷めないうちに」「溶けてしまう前に」など、思わず慌ててしまいますよね。なので、お料理に自分の影が落ちているのに、気づかないことがあるんです。
ちょっと細かいと思うかもしれませんが、画面のどこにも自分の影を落とさないように撮るのが撮影の基本。よーく注意して撮影しましょう。
上の写真は自分の影ではありませんが、せっかくのケーキに窓枠の影が落ちてしまっています。雰囲気は悪くないですが、できれば影にならない位置で撮れるとベストですね!
3.できるだけ日中・窓際で撮影する
お料理を撮る際には、できるだけ日中に撮影しましょう。これは、太陽の光を利用したほうが、食材の色味をキレイに写せるからです。
飲食店では、「窓際の席を死守する」のがポイント。なるべく強い直射日光が当たらない席を選ぶのも大切です。
窓を背負う位置に座るとお料理に影が落ちますので、窓に向かって座るか、少なくとも、窓の光が左右どちらかから入る位置をチョイスしてください。
窓際に座ると、逆光になることもあります。でも、大丈夫。逆光気味の光で撮ると、手前に影が落ちるので、目線をケーキの上部やプレートの上面に誘導しやすくなるのです。
この角度からの光だと、ケーキが立体的に見え、ソースのキラッとした部分なども引き立ちますね。
4.余計なものを排除する
「写真は引き算」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
写真は、必要なもの以外は写してはいけない! くらいの気持ちで撮影に挑むと、見栄えのいい写真に仕上がります。
そこで気をつけたいのが以下のようなポイント。
1.お手拭きやレシートが写り込んでいないか
2.箸やスプーンがまっすぐ置かれているか
3.お醤油や箸立てなどが、雑然としていないか
以上のようなポイントをヒントに、写す必要がないものは、できるだけ画面の外へと追いやるようにしましょう。
少なくとも、上のような写真を人に見せることのないようにしてくださいね…。
5.構図よりも視点を気にして
料理の写真を撮るとき、多くの人は座った姿勢のままで撮影してしまいます。なぜなら、食事をする前だからですよね。だいたいの人が次のような視点からの写真を撮っているはずです。
食事をする前なのだから、仕方がないと思うかもしれません。上の写真だって悪くはないです。しかし、当然の視点とは、写真を撮るには新鮮さのない視点とも言えます。
「写真は構図が大事」と思っている人は多いですが、それよりも視点が大切です。
いつも座った姿勢から撮影しているなら、真上からのぞき込んで見る、テーブルギリギリのラインから撮影してみるなど、撮影する視点を変えてみましょう。
このように低い視点から見ると、少し違ったムードを感じませんか? 写真はお料理でも風景でも、「誰かにこの世界を見せたあげたい!」という気持ちで撮影するとうまくいきます。サービス精神旺盛に、撮影を楽しんで見てくださいね。
