シリコン型がお菓子作りにおすすめの理由とは?基本の使い方と注意点

シリコンゴムの型をかれこれ10年ほど愛用しています。
お菓子の型って、凝った形のものは高価ですが、シリコンなら可愛らしい形の型が比較的安価に手に入ります。

わたしもその点が最初の購入動機だったのですが、しばらく使ううちにその他のメリットも見えてきてお気に入りになりました。
シリコン型の基本の使い方や注意点、さらには便利な使い方なども含めてご紹介します。

シリコン型を使うメリットとは

かつて、お菓子の型の素材としては、使い捨てで型外しがしやすい「紙の型」や、何度も洗って使用でき耐久性の高い「アルミやステンレスなど金属の型」などが主流でした。
この2つの素材のメリットを併せ持つのが、「シリコンの型」です。

1つの型で「焼き」から「冷凍」まで作れる

シリコン型の耐熱温度は230度から-40度。熱伝導性も良いのでオーブンでの焼き菓子がきれいに焼けますし、冷凍菓子まで対応できます。ケーキからゼリー、グミやチョコレート、シャーベットなどにも使えるのは嬉しい点です。
さらに電子レンジで使えるというのがシリコンならではのメリット。
電子レンジでの気軽なお菓子作りにもどんどん使いたいアイテムですね。

型に油を塗らなくても焼ける

焼き菓子の場合、油が多めの生地であれば型に油を塗らなくてもきれいに型から外せます。
薄く油を塗るようにとの注意書きが説明書にある場合もありますので、初めて使うときは念のため行った方がいいかもしれません。

柔らかいので洗いやすい

複雑な形のものでも、やわらかいシリコンはひっくり返して洗えるので細かな部分まで洗いやすいという特徴があります。
柔らかめのブラシを使って洗うと汚れを落としやすいですよ。

シリコン型の基本的な使い方とコツ

シリコン型でケーキを焼く

【1】焼き菓子(ケーキ・マフィンなど)をつくる

ケーキをシリコン型で焼く場合は、直に生地を入れて焼くことができます。
ただし、すぐに取り出すと型離れが悪いことがあります。手で触って熱くないくらいに冷ましてから型から外します。
形がシンプルなマフィン型で作る場合には、紙製のお弁当カップを敷き紙として使うとすぐに取り出せるので楽です。

【2】冷製スイーツ(ゼリーなど)をつくる

型抜きの冷たいゼリーをシリコン型で作るときは、他の型で作るときと同じくゼラチン量をやや多くして固めに作る必要があります。型を水で濡らしてからゼリー液を入れ、取り出すときは軽く湯煎をして型離れを良くしてからひっくり返します。
シリコン型から取り出すコツシリコン型の熱伝導性は金属よりはやや劣りますが、お湯に浸ける時間はそれほど変わりません。今回試しに熱いお湯(90度ほど)に8秒つけたところ、するっと取り出せましたが少し模様がなくなってしまいました。あまり熱すぎると模様が残らないので、40度くらいのぬるま湯を使うのが良さそうです。
シリコン型でゼリー作りまた、模様をくっきり出したいときは、ゼラチンではなく寒天やアガーを使って固めるのも一つの方法です。

シリコン型の便利な使い方

シリコン型ならではの便利な使い方があります。
それはカットができること。
シリコン型の上手な使い方このように1個ずつバラバラにしておくと型からケーキを取り出すときに楽になります。
シリコン型でカップケーキまた、1つのシリコン型をオーブン天板に並べると型のサイズによっては余分なスペースができてしまいますが、そこに小さく切ったシリコン型を並べれば、1度に効率よく焼くことができます。わたしがいつも使っているオーブンには、カップケーキだと6個取りの型と一緒にバラバラにカットした型を3個分載せることができるので、1度に9個分作ることができます。

シリコン型のデメリット(注意点)

たくさんメリットのあって魅力的な「シリコン型」ですが、やはり良いところだけでなくデメリット部分もあります。
使うにあたって気をつけたい注意点をまとめてみました。

シリコンゴムには独特のにおいがある

ゴムのにおいがお菓子についてしまったら嫌ですよね。
わたしの経験では、長時間(一晩ほど)シリコン型に入れっぱなしで置いたものは、若干の「ゴム臭さ」がついてしまっていました。
しかし普段、お菓子が焼きあがってから粗熱が取れた時点ですぐ型から取り出したものは、シリコン臭は全く気になりません。

シリコン型は「空気抜き」がしにくい

ケーキを焼くときはオーブンに入れる前に、「トントン」と型を作業台に数回落として生地の空気抜きをします。焼きあがったときに気泡による空洞ができてしまうのを防ぐためです。シリコン型は柔らかく衝撃が伝わりにくいことや持ちにくいこともあり、金属の型だと2、3回「トントン」しただけで空気は抜けるのですが、同じようにしようとしてもなかなかうまくいきません。少し手間がかかりますが、作業台で空気抜きした後に、オーブン天板に乗せてからも何回か空気抜きするのがポイントです。

シリコン型で焼いたケーキ

焼き色がつきにくい

シリコン型は、型と接している面にはなかなか焼き色が付きません。写真の左側が型をひっくり返す形で取り出したケーキですが、底面と側面は白っぽいままです。
右側の焼くとき上になっていた面がこんがり焼けているのに比べると、色の差が大きいですね。仕上がりの色にこだわりたいときには覚えておきたい点です。

直火では使えない

オーブントースターやグリルでは直火に近い状態になるため、型が焦げてしまったり変形してしまう恐れがあります。
実は私は表面にだけ焼き目を付けたくてグリルに入れて焼いたことがありますが、型自体が茶色く変色してしまって「きれいな色の型だったのに」と残念な思いをしました。

油汚れが残りやすい

使った後の汚れはするっととれるので洗いやすいですが、油分は軽く洗っただけでは残る傾向があります。食器と同じように中性洗剤を使ってお湯でしっかり油汚れを落としましょう。型に古い油が残っていると、酸化した油のにおいがお菓子についてしまうこともあるので気を付けたいですね。
シリコンカップに焼きついた汚れ
また、長く使っているとどうしても汚れが焼き付いてしまいますが、使った後のお手入れをしっかり丁寧にすることで少しでも劣化を防ぎ、長く使うことができます。

まとめ

シリコンのお菓子型は、オーブンでも電子レンジでも焼き菓子が作れる便利なアイテムです。
小さくてカラフルなタイプはお弁当カップとしても利用できます。
まずはパウンド型やマフィン型などのシンプルな形から使ってみて、扱い方に慣れたら複雑な模様のシリコン製菓型にもチャレンジしたいですね。

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