毎日お米を炊いている人におすすめの便利アイテムといえば、米とぎグッズ。
無洗米でない場合、お米研ぎは毎日欠かせない炊事の1つなので、もし手で研ぐより早く美味しく米とぎが出来るなら、かなりの時短になりますよね。
今回の実験で使う米とぎグッズはこちらです。
①米とぎシェーカー(スケーター株式会社)
②米とぎ侍(和平フレイズ株式会社)
③対流式米研ぎ器 速洗力(スケーター株式会社)
※(カッコ)の中はメーカー名、以下省略。
目次
おいしいご飯はすばやくお米を研ぐことから
③対流式米研ぎ器 速洗力は、その名のとおり、なんといってもお米とぎの速さにこだわった米とぎグッズ。
「すばやく米が研げる」「スピーディ米とぎ」など、パッケージを見てもご覧のとおりです。
お米は研いでいる間も吸水し続けています。
とぎ汁に含まれた糠や汚れを、できるだけ吸収させないことは、おいしいご飯を炊くコツのひとつ。
ならば、できるだけすばやくしたいですよね。
お米を入れた状態からスタートして、水切りするまでの時間を測ったところ、③対流式米研ぎ器 速洗力は、52秒かかりました。
果たしてこの時間は速いといえるの?
他の米とぎグッズなら時間はどれくらいかかるの?
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お米とぎにかかる時間を計測
①米とぎシェーカーと②米とぎ侍で、お米とぎにかかる時間を計測してみます。
お米をあらかじめ2合計量して入れた状態からスタート。
それぞれの使い方で、水切りするまでの時間を計測しました。(詳しい使い方はこちら)
簡単!シンプル手順で米とぎはスピーディに
①米とぎシェーカーは、2分13秒という結果になりました。
③対流式米研ぎ器 速洗力の52秒と比べると、かかる時間は何と2倍以上!
①米とぎシェーカーは、少ない水で研げるという利点はあるものの、フタを開けたり閉めたり…
手順が多いので、どうしても時間はかかってしまうようです。
②米とぎ侍は、1分12秒となかなかの大健闘。
水の中に浸して左右に振るだけなので、使い方はいたってシンプル。
③対流式米研ぎ器 速洗力もそうですが、使い方が簡単でシンプルな手順の方が、時間はかからないといえますね。
時間が一番速かったのは、やはり52秒の③対流式米研ぎ器 速洗力でした。さすがです。
結果を表にまとめました。
使い慣れてきたらもっと速くできるかもしれません。
また、使う人によっても違いはあると思いますので、結果はご参考までに。
水を多く使うのに研げてない…なんて言わせない
さて、時間が一番速かった③対流式米研ぎ器 速洗力。
実は、前回の実験で、3種類の中で、一番お米が研げていないという残念な結果になりました。
これは、それぞれの説明書にそってお米を研いだ後、手でもう一度10回かき混ぜたとぎ汁を、試験管に入れて比較したもの。
③対流式米研ぎ器 速洗力のとぎ汁の色が、3種類の中で一番濃いですね。
色が濃いということは、糠が残っていて、研ぎが甘いということです。
そして、更に水の使用量を測ってみると約8Lとかなりの量で、これも、ダントツの最下位。
水をたくさん使うのにしっかり研げない?
そんな疑念を晴らしたいということで、使い方を少し変えてみます。
水切りを2回にすれば解決
前回の実験では、水を40秒出し続けてお米を回転させて研ぎ、最後に水切りをして終了。
使い方はとても簡単で、この手順の少なさが魅力なのですが、今回は、40秒の真ん中の20秒で1回水切りをします。
そしてもう一度、20秒水を出してお米を研ぎ、水切りをします。
つまり、水切りの回数を1回増やすということ。
その後、手で10回かき混ぜ、とぎ汁の色をチェックします。
さて、とぎ汁の色が薄くなっているのか?
前回の水切り1回のとぎ汁と、今回の水切り2回のとぎ汁を試験管に入れて比べてみましょう。
水切り2回のとぎ汁のほうが、色は薄いですね。
水を出し続ける時間は40秒で同じ。
でも、水切りの回数を1回から2回にすることで、しっかりお米が研げるということが分かりました。
納得の結果ですね。
もう「水を多く使うのに研ぎが甘い…」なんて言わせませんよ。
ただ、水道の蛇口から落下する水の力は、水道によって違いがあります。
水切りを2回に増やしても、とぎ汁のにごり具合がまだ気になる…なんて場合は、水切りを2回から3回に増やすのもありです。
ちなみに水切りを2回にすることで、お米とぎにかかる時間は、1分5秒でした。
速さは健在です!
米とぎをすばやく済ませて家事の時短
米とぎグッズを使って、手を濡らさずにお米が研げたら、サッと違う作業に取りかかれますね。
それだけで家事全体の時短につながります。
「ごはんだよー」は「食事だよー」と同じ意味で使われたりします。
ごはん(お米)は、体を作る食事そのものに言い換えられるぐらい大切なもの。
毎日お米を研ぐいう方も多いと思います。
家事の時短とおいしいごはんのために、米とぎグッズを取り入れられてはいかがでしょうか?
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