【バターナイフの選び方】特徴やおすすめアイテムを調理師が紹介!

水色の皿に乗せたバターのかたまりにバターナイフを差し入れている様子

バターナイフは、バターをトーストに塗ったり料理にひとかけ加えたりするとき、重宝するアイテムですよね。

バターナイフには種類が多く、素材や形によってさまざまな特徴があります。

そのため、目的に合ったバターナイフを選ばないと、使いにくさの原因になってしまうんです。

そこで、この記事では調理師がバターナイフの選び方を詳しくご紹介。

目的別のおすすめバターナイフも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

どんな場面でバターナイフを使う?

バターナイフを使ってパンにバターを塗っているところ
使いやすいバターナイフを選ぶには、まず「どんな場面でバターナイフを使うか」を考えましょう。

  • 朝食のトーストを食べるとき
  • サンドイッチを作るとき
  • 料理に切り分けて入れるとき
上記の場面に適したバターナイフは、それぞれ異なる商品です。

よく使う場面と、次に紹介する「バターナイフの種類・特徴」が噛み合うと、ストレスなくバターナイフを使えます。

例えば筆者の場合は、料理にバターを切り分けて入れるときに使うことが圧倒的に多いです!

満畑ペチカ(調理師)

ぜひ、ご自身のバターの使い方やバターナイフを使いそうな場面を思い浮かべて、記事を読み進めていってみてください。

バターナイフの種類を特徴ごとに紹介!

バターナイフには、それぞれ以下3つのポイントに特徴があります。

  • 素材
  • 刃の形状
  • 全体の形状
バターナイフには、一般的に思い浮かべる“定番”の形がありますよね。

しかし最近は、さまざまな素材・形のバターナイフが登場しているんです。

それぞれの特徴のメリットとデメリットを知ることで、数あるバターナイフの中からぴったりのアイテムを選べますよ。

さっそく見ていきましょう!

素材

販売されているバターナイフの多くは、木製か金属製です。
まずは素材ごとに、魅力や取り扱う際の注意点を説明していきます。

木製

木製のバターナイフ
木製バターナイフに使われる木材は、実に多種多様。

ウォールナット、オリーブ、チェリー、ブナなどで作られたバターナイフは、アイテムの数も多く人気があります。

温かみを感じられる見た目が特徴で、木材ごとに異なる色や木目を楽しめるのが魅力です。

一方で自然素材なので、カビが生えたり破損したりするデメリットがあります。

素材の性質上、食洗機が使えない点には注意が必要です。

金属製

金属製のバターナイフ
金属製バターナイフに使われるのは、主にステンレスやアルミなど

ステンレス製のバターナイフは重厚感があって長持ちし、比較的安価です。

アルミ製のバターナイフは熱伝導率が高いため、手の熱が刃に伝わってバターが切りやすくなるメリットがあります。

しかし、アルミは金属の中でも柔らかいため、細かな傷がつきやすいのが難点です。

木製・金属製以外のバターナイフ
ホーローや竹、プラスチックが素材のバターナイフもあります。

刃の形状

先のとがった金属製のバターナイフ
バターナイフというと、刃の部分が上記のようにとがっているものを想像する方が多いのではないでしょうか?

もちろん今もこの形が主流ですが、ほかにもさまざまな形のバターナイフが増えています。

以下、刃の形に注目して特徴をまとめました。

  • 刃先が丸いタイプ
  • 刃が薄いタイプ
  • 穴や溝がついているタイプ
それぞれ、もう少し詳しく紹介します。

刃先が丸いタイプ

白い皿の上でアルミバターナイフを横に持っている様子

刃先が丸いバターナイフは尖った部分がないため、パンを削ったり穴を開けたりする心配がありません。

またバターを塗りやすいのも、刃先が丸いタイプ。

トーストの面に丸い刃先がフィットして、バターがきれいに塗れるんですよ。
刃の下側のカーブが大きいバターナイフでバターをすくったところ
特に刃の下側のカーブが大きいバターナイフは、刃全体を使ってバターを均一に、まんべんなく塗れます。

刃が薄いタイプ

白い皿の上で持ち手の白いバターナイフを持っている様子
刃が薄いバターナイフは、刃が厚いものに比べてバターの切りやすさが特徴的。

硬いバターでも刃が入っていきやすく、バターの切り口がぐちゃぐちゃになりません

熱伝導を生かすアルミ製のバターナイフは、刃が薄めに作られている場合が多いです。

刃に穴や溝がついているタイプ

白い皿の上で穴の空いたバターナイフを持っている様子

最近、刃に穴や溝がついているバターナイフが増えています。

穴や溝がついているのは、硬いバターを細く削るため

細く削ったバターは、トーストのじんわりとした熱でも溶けやすく、塗り広げやすいのが特徴です。

穴や溝がついているものは、トースト特化型のバターナイフといっても過言ではないでしょう。

一方でバターを削るために、バターの広い面を使わなければならないのが、ややデメリット。

購入時の箱のまま保存している場合は、包み紙を全て剥がさなければなりません。

またバターを削った後は、表面が凸凹してしまいます。

全体の形状

定番の形のバターナイフを横から見たところ
定番のバターナイフは、上記のように刃部分から少し角度がついて持ち手があるフォルムのものがほとんどです。

しかし、今ではバターナイフ全体の形状にも、以下のようにいくつか種類があります。

  • 直線タイプ
  • 立つタイプ
  • くの字タイプ
こちらも詳しく紹介します。

直線タイプ

白い皿の上でアルミ製バターナイフを縦に持っている様子
直線タイプは文字通り、横から見ても上から見ても、刃から持ち手まで一直線になっているバターナイフです。

直線タイプのメリットは、バターを真っ直ぐ切りやすいところ。

包丁に形が似ているため、垂直に力がかかり、バターをきれいに切り分けられます。

立つタイプ

木のテーブルの上に置いた持ち手の白い立つバターナイフ
「立つしゃもじ」や「立つおたま」など、調理台や食卓で便利な立つタイプの調理器具。

実は置き場に迷いがちなバターナイフにも、立つタイプがあるんです。

ただし一口に“立つ”と言っても、

  • オールステンレスのスタイリッシュなデザイン
  • 持ち手がだるまのようにコロンとしたデザイン
  • 木を削り出して作った温かみのあるデザイン
  • など、さまざまなデザインのものがあるんですよ。

    くの字タイプ

    くの字型のバターナイフ
    くの字タイプは、全体を見たときにひらがなの「く」のような形をしているバターナイフ。

    定番タイプのバターナイフに似た形ですが、こちらは持ち手に角度がついています

    スタイリッシュな見た目である一方、バターを塗るときには少しコツが必要です。


    “バターナイフ”はバターを塗るためのものじゃない!?
    バターナイフはテーブルマナー的に、テーブルに置かれたバターを取り分けるためのもの。

    バターを塗るときは、バターナイフと別に「バタースプレッダー」を使うのがマナーです。

    しかし、家庭の場合は兼用することがほとんどなので、バタースプレッダーを使う機会は少なくなっています。

    バターナイフの選び方

    ここからは、以下3つの「重視するポイント」ごとに、バターナイフの選び方を紹介します。

    • 塗りやすさ
    • 切りやすさ
    • 万能型
    冒頭でお伝えした「どんな場面でバターナイフを使うか」を元に、何を重視するかでバターナイフを選びましょう。

    また、上記はいずれも機能面をポイントにした選び方。

    日常的に使うカトラリーは、選ぶポイントとしてデザイン面を考慮することも大切です。

    紹介する選び方に加えて、デザイン面も考慮して選んでみてくださいね。

    塗りやすさ重視でバターナイフを選ぶ

    水色の皿に乗せたバターのかたまりにバターナイフを差し入れている様子
    バターナイフに塗りやすさを求める場合、「刃の形状」がポイントです。

    刃先が丸いタイプを使うと、刃がトーストの微妙な凹凸にもフィットして、満遍まんべんなくバターを塗れますよ。

    水色の皿に乗せたバターを穴の空いたバターナイフで削った様子

    硬いバターをさっと塗りたい場合には、刃に穴や溝がついているタイプもおすすめです。

    四角く切ったバターをトーストに乗せても、なかなか溶けずにうまく塗れないことが多いですよね。

    細く削ったバターはさっと溶けてくれるので、トースト全体にきれいに塗り広げられますよ。

    切りやすさ重視でバターナイフを選ぶ

    アルミ製バターナイフでバターをカットしている様子

    硬いバターも切りやすいバターナイフがほしい場合は、「包丁に近いバターナイフ」を選びましょう。

    具体的には、以下のような特徴があるバターナイフです。

  • 金属製
  • 刃が薄い
  • 直線
  • 素材は熱伝導率が高いものがおすすめ。

    一般的に売られている熱伝導率が高いバターナイフは、大半がアルミ製ですが、なかには銅製のものもあります。

    上記タイプのバターナイフは、調理中にもおすすめです。

    冷蔵庫から出したてのバターでも、必要な分だけさっと切り分けられますよ。

    筆者は実際に、100円ショップで何気なく買った「金属製・刃が薄い・直線」のバターナイフをかなり愛用しています!

    満畑ペチカ(調理師)

    水色の皿に乗せたバターを大さじ1杯バターナイフ(カッター)で切り分けた様子
    バターを切り分けつつ計量したい場合には、上記のようなバターナイフ(カッター)もおすすめ。

    角を合わせてバターをカットすれば、大さじ1杯のバターを簡単に計量できます。

    黄色の小皿にバターを乗せスケールで計量している様子
    参考までにカットしたバターをはかってみたところ、約14gありました。

    バター大さじ1杯は12gなので、誤差は2gです。

    お菓子作りではなく、料理に使ったりパンに添えたりするときに使うと良さそうですね。

    万能型バターナイフを選ぶ

    ここまで、塗りやすさ重視、切りやすさ重視のバターナイフの選び方を説明しました。
    しかし、どちらのポイントも重視したい、という方も多いのではないでしょうか?

    ほどほどに塗りやすくて、ほどほどに切りやすいバターナイフがほしい!

    そんな方のため、ずばり、筆者が考える万能型バターナイフの条件は、以下のとおりです。

    • 金属製(できればアルミ)
    • 刃先が丸い(もしくは下側のカーブが大きい)
    • 刃が薄い
    • 直線タイプ
    特に「刃先の丸さ」と「刃下側のカーブ」は、塗りやすさの大切なポイントです。

    万能型バターナイフを1本だけ買いたい場合は、ぜひ上記4つの条件に当てはまるものを選びましょう。

    おすすめのバターナイフ

    ここからは、筆者がおすすめする使いやすいバターナイフを3つ紹介します。

    ダイソー アルミバターナイフ

    ダイソー「アルミバターナイフ」のパッケージ
    熱伝導率が高い、アルミ製のバターナイフです。

    直線タイプで刃が薄く、硬いバターも強い力をかけずに切り分けられます。

    手の熱が伝わるため、切り分けたあとのバターが刃にくっついてしまうこともありません。

    難点は少し持ち手が短いこと。

    とはいえ、ひとつ税込110円で購入できるので、試しに買ってみて損はありませんよ。

    ダイソー ふわっとバターナイフ

    ダイソー「ふわっとバターナイフ」のパッケージ
    刃についた穴でバターを細く削れる、ステンレス製のバターナイフです。

    金属加工で有名な新潟県燕市で作られているため、安心安全の品質。

    また刃の下側のカーブが大きくついているため、削ったバターを塗るところまで、ストレスなく使用できます。

    税込220円の商品ですが、バターナイフの中ではとてもリーズナブルです。

    柳宗理 バターナイフ

    世界に誇る日本の工業デザイナー・柳宗理氏がデザインしたバターナイフです。

    刃の面が広く下側のカーブが大きいため、効率よくバターを塗り広げられます。

    バターだけでなく、ジャムやクリームもお手のもの。

    表面がヘアライン仕上げになっており、傷が目立ちにくい点もうれしいポイントです。

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    使い方にあったバターナイフで思わずバターを使いたくなる!

    バターナイフの選び方のポイントは、使い方に適した「素材・刃の形状・全体の形状」を選ぶこと。

    用途にあったバターナイフを選べば、バターを使うときの小さなストレスがなくなります。

    実際に筆者は、使いやすいバターナイフを買ったことで、バターを使うハードルがぐんと低くなりました。

    この記事で紹介した選び方とおすすめアイテムを参考に、ぜひ自分にぴったりのバターナイフを買ってみてくださいね。

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