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作った後にカレーを辛くするにはどんなスパイスをいれるべき?

作った後にカレーを辛くする方法。どんなスパイスを足すのが正解?

キッチン

お家でカレーを作るとき、家族で辛さの好みが違うと鍋を2つ使ってカレーを作ることになりますよね。
ただでさえカレーを作ったあとの鍋を洗うのは大変なのに、2つも使うとなるとさらに大変な思いをします。

そこで今回は、お鍋1つでカレーの辛さを調節する方法をご紹介します。

コンビニなどの商品開発業務に従事し、食の大切さに気づく。双子の男の子を育てながら、「食べ方」と「出し方」、ゆるいナチュラル生活の実践の仕方をお伝え中。

鍋1つでカレーの辛さを調節する方法

カレーはさまざまな食材や調味料を活用することで、辛さや甘さを調節することが可能です。

そこで、鍋1つで2種類の異なる辛さのカレーを作るには、まずはじめに子供用などの甘めにカレーを作って、後から辛さをプラスするのが良いでしょう。

辛いカレーを甘くする方法もありますが、子供と大人で違う辛さのカレーをというのであれば、すでに多くのスパイスを使った刺激の強いカレーを牛乳やトマト缶などで薄めて甘くするより断然楽だからです。

やはり一番簡単な方法は、辛めのカレー粉をプラスするという方法です。
カレー粉は、ターメリックやコリアンダー、クミン、赤唐辛子などがミックスされているので、辛さをプラスするだけでなく味をまとめてくれる役割もあるのでお手軽です。

このとき、固形のものではなく、好みの辛さに調整しやすい粉末状のものを使用するとよいしょう。

各メーカーによって、使用されているスパイスの種類や配合が異なりますので、お好みのものを見つけてください。

手軽にカレーを辛くしたいときにおすすめの身近な調味料

カレー粉を入れるのではなく、どこのおうちのキッチンにもある身近な調味料でもカレーを辛くすることができます。

【カレーを辛くする調味料1】一味唐辛子

確実にカレーを辛くしたいなら、まずは一味唐辛子がおすすめ。

一味唐辛子は、唐辛子の実を乾燥させて粉末状にしたものであり、カレー粉やルゥにも含まれている香辛料のひとつです。
そのため、元々のカレーの風味を崩すことなく辛さをアップすることができます。

ちなみに、七味唐辛子はカレーに合うのでしょうか?

七味唐辛子は、メーカーによって多少配合は異なりますが、唐辛子に山椒(さんしょう)など計7種類のスパイスをミックスして作られたものです。
ただ、ベースはカレー粉やルゥにも含まれている唐辛子。そのため、七味唐辛子もカレーとの相性は意外と良いです。

ただ、辛みだけをアップさせる一味唐辛子比べ、配合によっては独特の風味が付く場合もありますのでご注意ください。

【カレーを辛くする調味料2】鷹の爪

甘いカレーをお皿にもった後、種をとった鷹の爪を煮込むとカレーが辛くなります。
あるいはみじん切りにした鷹の爪をオリーブ油かバターでしっかりにて、加えるという手もあります。

一味唐辛子を加えたときと同様に後からくる辛さがプラスされます。

【カレーを辛くする調味料3】黒コショウ

コショウはいろいろな種類がありますが、特におすすめなのが黒コショウ(ブラックペッパー)です。
ふりかけることで、刺激的な辛みを楽しめます。

もし、ミルをお持ちであれば、きたてのブラックペッパーを使うと風味がましておすすめです。
黒コショウがないという場合は、白コショウでも大丈夫ですよ。

本格派の辛いカレーにする場合におすすめの調味料

カレー専門店のような味わいを楽しみたい人は、お家にある調味料を使うのではなく、本格的なスパイスを購入してみるのもおすすめです。

【カレーを辛くする調味料4】ガラムマサラ

本格派の人に1番おすすめのスパイスが、ガラムマサラです。

ガラムマサラはインドのミックススパイスであり、3~10種類のスパイスが配合されています。

香りを引き立てるシナモンやクローブ、ナツメグの3種類のスパイスをベースに、カルダモンやクミン、コリアンダー、ブラックペッパー、チリペッパー、チリパウダーなどがミックスされています。

ガラムマサラは、本場のインドカレーの風味を楽しむのにはおすすめのスパイスですが、配合によっては辛みが少ないものもあります。
そのため、本格的な風味を残しつつ辛みを追加したい場合は、辛みの強いスパイスであるブラックペッパーやチリパウダーなどの配合が高いものを選ぶとよいでしょう。

激辛にしたい場合の調味料

普通のカレー粉の辛口では足りないので激辛にしたいという方もいるかもれません。そんな時に使いたい調理料をご紹介します。

【カレーを辛くする調味料5】デスソース

その名の通り「死者がでるほどの激辛」で、日本でも正規輸入で4種類ほど販売されています。
少し酸味もありますが、カレーを激辛にして食べたい人には、おすすめです。

ただし、1滴でも十分辛くなるため、かける時には少量ずつかけるように気をつけてください。

【番外編】中華風にしたい場合におすすめの調理料

普段、中華に使う調味料もカレーと相性の良いものもあります。

【カレーを辛くする調味料6】ラー油

ラー油は、ごま油に唐辛子を漬け込んで加熱することで辛みをつけた調味油。ゴマの風味とピリッとした辛さを楽しめます。
カレーには定番でもある唐辛子を使用しているため、辛みをつけるために使用することができます。

ただし、ゴマの風味がしっかりとあるものが多いため、元々のカレーの風味を変えてしまうこともあります。
そのため、味の変化やちょっと独特な中華風味のカレーを味わってみたいと思う人は試してみてもよいでしょう。

【カレーを辛くする調味料7】豆板醤(トウバンジャン)

豆板醤は、そら豆と唐辛子、麹(こうじ)、塩を混ぜ合わせて、発酵させて作る中華の調味料です。
塩気の強いピリ辛味噌をイメージするとよいかもしれません。

辛みをつけてくれることに加えて、コクもプラスしてくれるため、お持ちの方は一度試してみるのもおすすめです。

調味料でお好みの辛さにして!

1つの鍋でカレーの辛さを調整するのは、「できない」「難しい」と思って、やってみたことがない人もいるでしょう。

しかし、本日ご紹介したように、意外と手軽に作った後のカレーを辛くすることができます。
それも、カレーのおいしさを落とすことなく。

試してみた調味料によっては、ご自身やご家族の味覚に合う合わないということもあるかと思います。
まずは、ピンときたものをいくつか試してみて、家族みんなでおいしく楽しむことができるカレーの辛さの調整方法を見つけてみてはいかがでしょうか。

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