冬になると大活躍する、銀色のアレ!「アルミ保温シート」。
ホットカーペットやこたつの下、布団の下などに敷いたり、ペットの居場所に敷いたり…
断熱力があって床に敷くだけで温かいって聞くけど…本当?
というわけで、今回はアルミ保温シートを比較しています。
シートを「床に敷くだけでOK」ってホント?
3種類の保温シートと、気泡緩衝材、ダンボールを使って、あったか効果を検証します。
(実験に使用したモノの詳細は床用断熱シート比較【1】へ)
「アルミ保温シート」の商品パッケージに、気になる言葉がありました。
「敷くだけで保温力アップ」
ええー、ほんとですか?
早速、調べてみたいと思います。
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床用断熱シート比較
床と保温シート、表面の温度差は?
実験当日、撮影室の中の室温は10.1度。
湿度は49%。
床が冷たーい!
ですが、保温シートの効果を調べるにはちょうどいい冷たさ。
エアコンはもちろんつけませんよ!
実験の方法は?
まずは、実験方法をご紹介。
Let’s Try !
1. 床に敷く
同じ大きさにカットした保温シート、気泡緩衝材、ダンボールを床に敷きます。
2. 温度をチェック
温度を測るのは、こちら。
デジタル・サーモメーターといって、赤外線を当てて温度を測る温度計です。
3. 温度差をチェック
床の表面の温度は測るタイミングによって変化したので、床の温度と、保温シートなどの表面温度の温度差を計算します。
例えば、こちら。
アルミホットンマットの場合、床の温度が7.8℃の時、アルミホットンマットの表面の温度は8.4℃でした。
つまり、8.4-7.8=0.6で、温度差は0.6℃。
床の冷たさを0.6℃やわらげている、ということになります。
実験の結果をまとめてみました。
こちら~
↓ ↓
1位は100円ショップの保温シートで、床との温度差は1.6℃!
……ですが。
温度差は最大でも1.6℃。
表面温度を測る限り、保温シート等を敷くだけでは床とほとんど変わらない冷たさ!
でも、触るとわかるんですが、保温シートの上はものすごく温かいんです。
床は触るのもためらうくらい冷たいのに、保温シートの上はホッとする温かさ。
この温かさを比べたい!
保温シートの「保温」ってなに?
どうすれば比べられる??
そこで、保温シートについて調べてみました。
前回も紹介しましたが、保温シートは、アルミ断熱シート、銀マット、アルミシートなどなど、いろんな呼び方をされていて、どれもアルミ蒸着フィルムと発泡ポリエチレン層が組み合わさったものです。
こちらは、アルミホットンマットのパッケージのイラスト。
アルミ蒸着フィルムには熱を反射させる性質があって、発泡ポリエチレン層には熱が逃げるのをガードする性質があります。
つまり、保温シートを敷いて温かいと感じるのは、そこに乗っている人の体温や、ホットカーペットやこたつを使っているならその熱を、逃がさずにキープできるから。
なるほど!
保温シートの上に立つだけで温かいと感じるのは、足が触れている部分の自分の体温が跳ね返ってくるからですね!
保温シートの保温力を比較♪
なら、こたつやホットカーペットがあるのと同じ状況を作り出してみよう!
というわけで、次は、熱湯を使用!
「熱湯の熱をどれだけキープできるか?」を、3種類の保温シートとダンボール、気泡緩衝材で実験します。
続きは次回に!
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