プチリフォームやDIYの流行で、簡単に部屋の雰囲気を変えられるアイテムとしてリメイクシートの人気が高まっていますね。
100均でも木目調やコンクリートといった壁紙風から、カラフルな模様が描かれたものまで幅広く取り扱っています。
しかし、いざリメイクシートを使ってみると、ヨレたりシワが入ってうまく貼れない!なんて経験ありませんか?
今回は、リメイクシートの使い方や貼るのにおすすめの場所などをご紹介いたします。
目次
リメイクシートとは?特徴やおすすめの使い方
そもそも、リメイクシートになじみがないという方もおられるかもしれません。
まずは、リメイクシートの特徴を解説します。
リメイクシートとは?
リメイクシートとは、表面にさまざまな素材を模したデザインが施され、裏面がシールになっているDIYグッズです。
シールを貼るだけで簡単にお部屋の雰囲気を変えることができ、また、剥がすだけで原状回復も出来るため、賃貸でも活用されています。
小物や家具・家電に貼れば、今あるものをそのまま再利用することもできるので、ちょっとした壁の補修や傷・汚れ隠しにも役立ちます。
リメイクシートのおすすめの使い方
リメイクシートは、前述の通り家具や家電などにも貼ることができます。
例えば、「冷蔵庫を購入したけれど、色が部屋の雰囲気と合わなかった!」なんて時にも活躍。
冷蔵庫にリメイクシートを貼ることで簡単にお部屋の雰囲気にマッチさせることが出来てしまうんです!
他にも、100均で購入したプラスチックのカラーボックスに木目調のリメイクシートを貼ってナチュラルスタイルに早変わりなんてことも♪
上手に貼れば、かなり接近して見ないと本物の素材と見分けがつかないほど。
最近ではリメイクシートのデザインも豊富になり、より幅広い使い道が考えられます。
手軽に始められるDIYグッズとして大人気のアイテムなんです♪
失敗しない!リメイクシートの貼り方のコツ
そんなリメイクシートですが、貼り方を間違えると思わぬ失敗をしてしまうことも。
このように、空気が入ってしまっていたり1本でもシワがあると、せっかくのおしゃれな雰囲気が台無しです。
正しいリメイクシートの貼り方をご紹介しますので、手を抜かずにしっかりと順番通りおこないましょう。
まずはこちらの道具を用意します。
・マジックペン
・定規orメジャー
・乾いた布
・マスキングテープ
買ってきたリメイクシートが丸まっている時は、広げてしばらく重しなどを載せておくと、巻きグセが緩和されて貼りやすくなります。
では、貼り方を細かく解説していきます。

まずは、貼りたい場所のサイズを測りましょう。
サイズは購入前に測っておけば必要枚数が分かり、無駄がなくなります。

基本的にリメイクシートの裏面は1cm方眼になっています。
先ほど測ったサイズぴったりで切ってしまうと貼りづらく、端に違和感が残ることも。
そのため、1cm程度余裕を持ってカットする場所の印を付けましょう。
あとは、カッターもしくはハサミでカットしていきます。

汚れが付いていると凸凹としてしまったり、油分が残っている場所は剥がれやすくなってしまいます。
貼る前に一度乾いた布で丁寧に拭きましょう。

貼り出しが重要です。
貼る場所の上部をテープで固定出来たら、いよいよ裏面を剥がしていきます。
テープで固定した側を少しずつ剥がしては空気を抜くように貼り付けていきましょう。
面倒臭がらず、少しずつゆっくり剥がしては、内側から外側へ空気を抜くように圧着します。
手で貼るよりも、数回折りたたんだタオルなどで圧していくと比較的空気が入りづらくなるためオススメです!
あとは、ゆっくりゆっくりと剥がしては貼ってを繰り返していくだけ♪
シワやふくらみのように見えても、優しく押し出すように撫でると目立たなくなりますのでご安心を。

以上の工程でリメイクシートは綺麗に貼れます!
とにかく、「焦らずゆっくりと少しずつ貼る」を意識すると上手くいきますよ♪
リメイクシートを貼るおすすめの家具・家電
アイデア次第で幅広い用途が考えられるリメイクシート。
お部屋のイメージをガラッと変えるには、家具や家電などに貼ってみるといいですよ。
こちらでは、リメイクシートを貼るおすすめの物をご紹介します。
ダイニングテーブルの天板に
お部屋の雰囲気をガラリと変えたい時は、メインのインテリアにリメイクシートを貼ってみましょう。
特に、ダイニングテーブルはそれ自体に存在感があり、かつ利用頻度も高いため視界に入ることの多い家具です。
元の素材が木目調ならば、タイルを模したリメイクシートや凝ったデザインのリメイクシートも良いかもしれません。
ダイニングテーブルをアレンジする際は、足や側面にまでリメイクシートを貼ってしまうとややうるさく感じるので、天板の上面のみに貼ってみてください。
貼るのも楽な場所で達成感も高いため、初めてのプチDIYとしてオススメです♪
ゴミ箱の蓋に
シンプルになりがちなゴミ箱も、リメイクシートを貼ることでお部屋のワンポイントに!
木目調のリメイクシートで木箱風に見せたり、レンガや英字、花柄など比較的なんでも合うでしょう。
例えば、木目調のシートを全体に貼った上に、ポイントで別のシートを重ねたりなんて応用技もアリ。
蓋の部分のみに貼るか、もしくは底面以外の見える場所全てに貼るのがおすすめ。
全面に貼ると難易度は少し上がりますが、しっかりサイズを測り、ゆっくりと貼って行けば大丈夫◎
冷蔵庫の正面に
インテリアにこだわってみても、家電だけはどうしても無機質になってしまうことがありますよね。
特に冷蔵庫は大きさもあり、選べるのは色味だけなんてことも…。
そんな冷蔵庫も、リメイクシートとの相性が抜群です!
あえて真っ白にしてもヨシ。
ペインウッドでパリのアパートメント風なんてことも。
チョークで書き込みができる黒板風リメイクシートもオススメです!
冷蔵庫に貼る際は正面のみに貼りましょう。
また、全体に貼らずにストライプや半分だけ貼ってみても可愛い仕上がりになります♪
むしろ、側面などに貼ってしまうと冷却機能が低下したり故障の原因となってしまう場合がありますのでご注意ください。
取っ手の部分はくり抜くか、正面を貼り終えた後にカッターで切ると凸凹になりませんのでご安心を。
本棚などの目隠しに
本棚や戸棚などにデザイン性のあるリメイクシートを使うことで、本棚の中に目がいかないよう工夫することもできます。
デザイン違いのリメイクシートを使ってみるのもいいかもしれません。
お風呂の蓋に
お風呂の蓋に貼るだけで、浴室全体の雰囲気が一気に変わります。
貼るのも簡単な場所なので、ぜひお試しください!
リメイクシートは耐水タイプを選びましょう。
扇風機やサーキュレーターの羽根に
扇風機やサーキュレーターの羽根だけを木目調などにアレンジすることで、こなれ感が漂います。
味気ない家電をナチュラルな雰囲気に出来るのもリメイクシートの強みですね。
小物のワンポイントにも!
1つの物にこだわらずとも、どこかワンポイントに貼るだけでもお手軽におしゃれな雰囲気を醸し出せます。
お住いのお部屋の中で活用出来そうなワンポイントを探してみましょう!

リメイクシートの活用例【リビング編】
リメイクシートは物のみならず、壁紙のようにも活用出来るのですが、どこをアレンジするのかが悩みもの。
そんな時は、キッチン、リビングなどの場所で分けて考えるとお部屋の雰囲気がイメージしやすいかもしれません。
まずは、リビングのアレンジ例をご紹介。
リビングへのドアに
扉を変えてしまうという大胆なアレンジ。
貼るのが大変ですが、その分お部屋の印象が大きく変わります。
リメイクシートの上にステンシルなどで英字を加えてみてもGOOD。
防音効果が期待できるリメイクシートもあるので、子供部屋の扉などに貼るのも良いですね。
階段の側面にも!
意外と目につく階段の側面(蹴込み)にリメイクシートを貼ってみると、雰囲気の変化が感じられるはず。
全てを同じシートで統一するよりも、ランダムに好きなデザインを貼ってみるとよりおしゃれに。
階段のアレンジ方法には、踏む面の間だけにリメイクシートを貼るという手法も。
見栄えも良くなるのでぜひ試してみてくださいね。
壁紙代わりに活用
賃貸だとなかなか壁紙を変えられないですよね。
そんな時は、リメイクシートを壁紙の代わりに活用しましょう。
ポイントとしては、壁の一面だけ、そして腰程度の高さに抑えること。
床から天井まで貼ってしまうと圧迫感があり、さらに四方全てをアレンジするとうるさい印象に。
お持ちのインテリアに合わせて木目調やタイル、デザイン性の高い柄物などを選んでも良いでしょう。
リメイクシートの活用例【キッチン編】
次に、キッチンのリメイクシートアレンジ例です。
リメイクシートは、特にキッチンでの活用が目覚ましく、それぞれのお家の個性が強く出ます。
カフェ風、ウッドスタイル、モダンなど、大まかな方向性を決めておくとやりやすいでしょう。
カウンターの下に
階段の側面と同じく目につく場所がカウンターの下。
キッチン全体を引き締めたい時におすすめの場所です。
カウンターの上にも
キッチンカウンターに植物や小物を飾っている時は、柄のあるリメイクシートを全面に貼ってしまうとごちゃごちゃしすぎてしまうことも。
スッキリさも保ちたい時は、一部分だけにリメイクシートを貼るという手もあります。
他に貼れる場所としては、備え付けの収納扉、ワークトップ(調理スペースからシンク周り)、レンジフード…言ってしまえば、見える範囲全てが対象となります。
この場所の中から、どこに何のデザインを貼ってどこを残すのか、を考えるのがキッチンDIYの醍醐味かもしれません。
とはいえ、ゼロから考えるのも難しいですよね。
まずは、収納扉の部分にリメイクシートを貼ってみましょう。
デザインでお悩みの時は、木目調のものを選べばはずれがありません。
収納扉にアクセントが付いただけで、キッチン全体の雰囲気の違いに驚くはず。
あとは、より手を加えたい箇所があれば挑戦して行けばOK!
少しずつ手を加えていくのも、DIYの途中経過が感じられて楽しいですよ♪
リメイクシートの活用例【玄関編】
玄関は毎日通るだけでなく、来客の目に止まる場所なので、まずはここからDIYを初めてみるのはいかがでしょうか?
靴箱の天板や扉に
雰囲気を変えるのが難しい靴箱にも、リメイクシートが大活躍。
明るい色味のリメイクシートを使うことで玄関をパッと明るい空間に演出できます。
玄関に写真のようなコーナーがある場合は、背面に貼るとおしゃれに見えますよ♪
リメイクシートの活用例【トイレ編】
トイレも玄関と同じく、来客があればお客様も使用する可能性が高いところ。
ぜひ、壁面や小物にアレンジを加えてみてください♪
トイレのタンク隠しに
リメイクシートを貼った板を組み合わて設置することで、トイレのタンクを隠してスッキリ見せることもできます。
DIY上級者になったらぜひ試してみてくださいね。
トイレの収納棚も、同じ柄のリメイクシートを貼ると統一感が出てよりおしゃれに見えます。
トイレの便座の蓋、ペーパーホルダーに
便座カバーを付けている方に朗報です。
蓋にリメイクシートを施せば、便座カバーを洗う手間をなくせちゃいます!
無機質なペーパーホルダーも、リメイクシートでアレンジすると素敵な空間になります。
リメイクシートで部屋中をおしゃれにしよう!
リメイクシートは、簡単にお部屋の雰囲気を大きく変えることの出来るとっておきのDIYアイテムです。
貼るだけというお手軽さで、一人暮らしを始めたばかりの学生から主婦層にまで、ハマる人が続出♪
今回は、いくつかの例をご紹介しましたが、リメイクシートはアイデア次第でどんな場所にも活用出来ます。
まずは簡単なところからアレンジを始めて、少しずつ自分好みのお部屋に育てていきましょう!
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