【写真解説】初めてでも簡単に作れる!北欧のお洒落なモビール「ヒンメリ」の作り方

ヒンメリの作り方

ヒンメリは、麦わら素材を使った幾何学模様きかがくもようが魅力の北欧由来の装飾品です。
別名「光のモビール」とも呼ばれています。

天井から吊り下げて飾るヒンメリは、風に揺れる様子や光を当てると壁などに映る陰影が美しく、インテリアとしてもおすすめ。
お店でも購入できますが、自分で作ってみるのも楽しいですよ♪

今回の記事では、おうち時間を楽しめるように、ヒンメリの簡単な形や基本形の作り方・アレンジ方法などについてご紹介します。

ご紹介する作り方
 

  • 正八面体(基本形)
  • 変形八面体(しずく型)
  • ダイヤ型(オクラ型)
  • 星形
麦わらが手に入りにくいときは、100均などで買えるプラスチックや紙素材のストローでも作れますよ!

アイデア次第で何通りも作って楽しめるので、ぜひ色々とアレンジしてみて下さいね♪

ヒンメリ作りには何が必要?基本の材料と選び方について

ヒンメリ作りの材料
どの素材でも基本の作り方は同じですが、麦わらかプラスチック製ストローかなど、それぞれ使う素材によって必要となる道具も少し変わってきます。

ここでは、ヒンメリを作る前に用意しておきたい材料と道具について簡単にご紹介します。

ヒンメリの基本の材料と道具
  • ストロー(ライ麦の麦わら、プラスチック製や紙製のストロー、真鍮しんちゅうパイプなど)
  • 定規
  • ハサミ、カッターなど(真鍮の場合はニッパー)
この中でも、基本の材料と道具である「ストロー」・「糸」・「針」の3つについては、選び方に迷うこともあるかもしれません。

おすすめの材料・道具の選び方や、針や糸がないときの代用アイデアなどについて、更に詳しく見ていきましょう。

【麦わらで作る】おすすめの材料と道具の選び方

ライ麦ストロー
本来のヒンメリには、ライ麦の麦わら(ストロー)を使います。

冬の長いフィンランドでは、太陽と豊穣ほうじょうのシンボルであるライ麦の麦わらを使って作るヒンメリを「光のモビール(幸運のモビール)」呼んでいます。
豊穣や幸福を願うといった意味も込めて飾るものでもあったので、入手が可能であれば是非、本格的な材料で作りたいですね。

とても軽い素材なので、玄関や窓の近くなど風の通り道に飾ると、くるくると回って楽しいですよ。

麦わらの補修について
麦わらは天然素材なので穴の大きさや長さも不ぞろいです。割れてしまっている物もあるので、なるべくきれいなものを選んで作りましょう。また、完成後に割れてしまうこともあります。補修する場合は、木工用の接着剤や透明なマニキュアなどを薄く塗り込んでくっつけてから、よく乾かしてください。

麦わらのヒンメリに使う糸について

基本的に、木綿などの細い糸であれば何でも大丈夫です。
私(編集部Uchida)は細い凧糸で作ることが多いのですが、ちょっと糸が目立ちすぎる……という場合は、レース糸なども使います。

麦わらのストローは自然素材なので、穴の大きさが多少不揃いです。
管の細いものには太めの糸は通しにくかったりします。ただし、あまり細い糸だと扱いにくいこともあるので、作る形によって糸の太さを変えてみるのもおすすめ。

本来のヒンメリは天然素材の糸を使用しますが、丈夫さや耐久性を重視する場合やビーズなどを編み込んで作る場合は、手芸用のテグス(釣り糸でも可)などを使うのもいいと思います

ヒンメリにはどんな針を使用する?長さは?

専用の長い針があると便利ですが、なかなか手に入れるのが難しかったりしますよね。
ちなみにヒンメリ用のものは長いものだと18cm近く、短めのものでも9cmくらいの長さがあります。

代用としてはぬいぐるみ針などがおすすめ。
無ければ縫い針の中で一番長いものを使いましょう。

ただし、形(サイズ)によっては長さが足りずに通しにくいこともあるかもしれないですね。

初めて作る方は道具つきの作成キットがおすすめ

ヒンメリキット
初めての方で挑戦されるなら、市販のキットがおすすめです。
針や糸、基本系の作り方なども全て一緒になっているものがあるので、届いてすぐに始められます。

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【ストローで作る】おすすめの材料と道具の選び方

100均のストローでヒンメリづくり
小さいお子さんや、初めて作る方にはプラスチック製のストローがおすすめです。
麦わらは繊細な素材なので、ちょっと力加減を誤ると割れてしまう事も。その点、プラスチック製のストローだと安心ですね。

「ストローで作ったものはお洒落に見えないのでは?」と思われるかもしれませんが、その辺はアイデア次第で何とでもなります♪

好きな色のストローとビーズなどを組み合わせて、カラフルで可愛いパーティー飾りを作るのも楽しいものですよ。
ストローで作ったヒンメリ
黒いストローや紙ストローで作ったものはエアプランツやフェイクグリーンなどとの相性もばつぐんです♪
記事内でもちょこっと使ってみたので、よかったらぜひ参考にしてみて下さいね。

糸の種類は何でもOK!ただしビーズも一緒に繋ぐ場合はテグスがおすすめ

麦わらとストロー
▲麦わらとストローの穴の大きさの比較

 
プラスチックや紙製のストローは軽い素材で穴も大きめ。
糸の太さはストローの穴の半分くらいまでのものであれば、毛糸でも何でもOKです。

ただし、ビーズも一緒につなぎたい場合はビーズの穴の大きさも考慮して選んでくださいね。

針が無くても大丈夫!お子さんも安心して作れる代用アイデア

もちろん麦わらで作る場合と同じ針も使用できますが、ストローの場合は穴が大きいので更に選択肢が広がります。

よく代用品として用いられるのがヘアピン。100均でも手軽に入手できますね。
編み物に使う「とじ針」もプラスチック素材のものなども安心して使える道具の一つ。こちらも100均で買えます。

私の場合、一番長いストローを使う時(15cm以上のストロー)には、針金の先をくるっとねじって輪にしたものを使いました。
針金の先が危ない場合はマステなどで保護しておくと安心です。

ちなみに、糸に直接マステを巻き付けると針無しでそのまま作ることができますよ(ただしビーズを使う場合には向いていません)。

編集部Uchida

テグスなども、針なしで使えるのでお子さんと一緒に作るときにおすすめ。
ただし、小さいお子さんには、少し結びにくいかもしれないですね。

真鍮しんちゅうで作る】おすすめの材料と道具の選び方

高級感のあるインテリアにしたい場合や結婚式の装飾に使いたいときは、真鍮パイプで作ってみるという方法もあります。

真鍮でヒンメリを作る際には、それぞれ必要な長さの真鍮パイプ×本数を揃えないといけないため、切断用にニッパーが必要となります。

つなぐ糸は、ある程度の強度もあって目立たないテグスがおすすめ(釣り糸でも代用可)。
材料の切り出しだけ他の素材より少し大変ですが、材料が揃えられたら後の手順は同じです。

ヒンメリの基本形『正八面体』としずく形の『変形八面体』の作り方

ヒンメリの正八面体
ここからは、実際の作り方をご紹介します。まずは一番基本となる八面体。
シンプルな「正八面体」と、ちょっと長さを変えたおしゃれな「変形八面体」の2種類をご紹介します。

どの素材で作るときも基本的にはこの形を覚えておくと応用できるので、ぜひ挑戦してみて下さいね。

ヒンメリの基本形『正八面体』の作り方

八面体の材料麦わら(あるいはお好きなストローなど)7cm×12本

※長さはあくまで一例です。慣れてきたら、お好きな長さで作ってみて下さいね。
※糸の長さはだいたい1m20cmくらいあれば十分だと思います。途中で足りなくなった場合は、つなぎ足して結び目をストローの中に入れて下さい。

手順1
麦わら(ストロー)を切る
同じ長さに12本切りそろえます。
作りやすい長さで大丈夫です。今回は7cmで作りました。

今回、手順が分かりやすいように一部の色を変えて作ってみました。
糸も凧糸にしていますが、実際に作るときはもう少し細く、色も合わせるほうが仕上がりがきれいですよ。

麦わらの場合は、ハサミで切った時に割れてしまうことも。うまく切れない場合は水で濡らして柔らかくした状態で切ってみましょう。ただし、手順2以降は麦わらが乾いた状態で行った方がスムーズです。

手順2
3本に糸を通して結ぶ
ヒンメリの作り方の解説
まずは3本の麦わら(ストロー)に糸を通します。
とんがり(頂点)の部分を紐を固結びします。

糸は10cmくらい余分な長さを残しておくと、後で結ぶときに作業が楽になります。

手順3
2本に糸を通して結ぶ
更に2本の麦わら(ストロー)に糸を通し、最初に作った三角の頂点に糸をくぐらせて軽く結びます。
ヒンメリの手順
手順4
手順3を繰り返す
先ほど(手順3)と同様に、2本ずつ糸を通しては結ぶという手順を繰り返します。
11本のストローで三角形を5つ作れたら、最後の1本を通します。
手順5
糸を合わせ結ぶ
ヒンメリの手順
12本目の麦わら(ストロー)を通してから、最初の糸と通し終えた部分の糸を合わせ結びます。
この時点で、四角錐のような立体部分が出来ていたら成功しています。
ヒンメリの手順
あと少し!
手順6
形を整える
ヒンメリの手順
再び1本目の麦わら(ストロー)の中を通って、端との端の三角の角を結び合わせたら完成です。
余った糸は吊り下げようにする
余った糸がそのまま吊り下げように利用できます。
糸の色が目立つなどの理由で変えたい場合は、しっかり固結びをして別の糸で吊り下げましょう。

初めて作る方には、慣れるまでちょっと手順が分かりにくいかもしれないですね。
4本だけ長さを変えた、シンプルなダイヤのような変形八面体の方が結び合わせる場所が分かりやすいと思うので、そちらも併せてご紹介します。

八面体をお洒落にアレンジ!『変形八面体』の作り方

使う長さが少し違いますが、基本的な手順は先ほどの正八面体とほぼ同じです。
とても簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。

変形八面体の材料麦わら(あるいはお好きなストローなど)

  • 9cm×4本
  • 6cm×8本

※こちらも長さはあくまで一例です。長めのストローが4本、短めのストローが8本あればいいので、お好みで長さを変えて作ってみて下さいね。
※糸の長さはだいたい1m20cmくらいあれば十分だと思います。途中で足りなくなった場合は、つなぎ足して結び目をストローの中に入れて下さい。

手順1
麦わら(ストロー)を切る
麦わら(ストロー)を必要な長さに切ります。
手順2
3本に糸を通して結ぶ
変形八面体のヒンメリの作り方
まずは3本の麦わら(ストロー)に糸を通し、とんがり(頂点)の部分をしっかりと固結びします。
ストローを通す順番は長いものを先に2本、最後に短いものを1本という順番です。

正八面体の時と同様に、糸は10cmくらい余分な長さを残しておくと、後で結ぶときに作業が楽になります。

手順3
2本に糸を通して結ぶ
更に2本の麦わら(ストロー)に糸を通し、ほどけないように先に作った三角の頂点にくぐらせてから軽く結びますます。
手順4
手順3を繰り返す
繰り返して三角を作る
先ほど(手順3)と同様に、2本ずつ糸を通しては三角形を作るという手順を繰り返します。
11本のストローで三角形を5つ作れたら、最後の1本を通します。
手順5
糸を合わせ結ぶ
ヒンメリの作り方
12本目の麦わら(ストロー)を通してから、最初の糸と通し終えた部分の糸を合わせ結びます(★印同士を結びます)。
この時点で、四角錐のような立体部分が出来ていたら成功しています。あと少し!
ヒンメリの作り方のポイント
手順6
形を整える
再び1本目の麦わら(ストロー)の中を通って、端の二等辺三角形の頂点同士を結び合わせます。
これで、完成!

↓は紙ストローで作ったヒンメリ。正八面体と変形八面体でそれぞれ雰囲気を変えて飾るのも楽しいですね。
紙ストローで作ったヒンメリ

ヒンメリ作りの手順は、基本的に麦わらで三角形を作りながら進んでゆくという単純なものがほとんど。
初めて作る方は、正八面体か変形八面体に挑戦してみることをおすすめします。

一つだけではシンプルに見えても、大小サイズ違いで中に入れて見たり、下に連ねて見たり。
小さいものを並べてガーランドっぽくしたり、と色々な飾り方が楽しめますよ♪

エアプランツなどとも相性ばつぐん!ダイヤ型のヒンメリの作り方


少し慣れてきた方向けには、少し応用。
先ほどの変形八面体もダイヤっぽい見た目ですが、さらにダイヤっぽい形に挑戦してみましょう。

ダイヤ形の材料麦わら(あるいはお好きなストローなど)

  • 9cm×6本 
  • 6.5cm×6本
  • 5cm×6本

※長さはあくまで一例です。慣れてきたら、お好きな長さで作ってみて下さいね。
※糸の長さはだいたい1m50cmくらいあれば十分だと思います。途中で足りなくなった場合は、つなぎ足して結び目をストローの中に入れて下さい。

手順1
ストローを4本通して結ぶ
ダイヤ形ヒンメリの作り方1
中くらいのストロー(1本)→一番長いストロー(2本)→中くらいのストロー(1本)の順番で通して、解けないようにしっかりと結びます。
手順2
手順1と同じ工程を3回繰り返す
ダイヤ形ヒンメリの作り方2
こんな感じ↑で3つ作りましょう。
手順3
短いストローでつなぐ
ダイヤ形ヒンメリの作り方3
ストローの中を通って糸をAのところに出し、Bとの間を短いストローでつないで結びます。
あとはBとC、CとDというふうに順番につないでいきましょう。
手順4
上下の頂点をそれぞれ結び合わせる
ダイヤ形ヒンメリの作り方4
ぐるっと一周出来たら、あとは上と下のそれぞれの三角の頂点を結び合わせます。
これで、完成!

意外と簡単?空間が華やぐ「星形」のヒンメリの作り方

最後にもう一つ。星形のヒンメリの作り方をご紹介します。
手順には色々なパターンがあるようですが、いくつか試してみて個人的に作りやすかったものをご紹介しますね。

ダイヤ形の材料麦わら(あるいはお好きなストローなど)

  • 9cm×10本 
  • 6cm×10本
  • 5cm×15本

※糸は150cmで始めて途中でつなぎ足しました。あまり長すぎると途中で絡まったりして作業しにくいかなと思います。
※今回は手順が分かりやすいように黒い糸で作ったのですが、麦わらで作る場合は細めの白い糸の方が飾るときに綺麗です。

手順1
5本通して五角形を作る
星形のヒンメリの作り方の手順
一番短い5cm麦わら(ストロー)を5本通して、五角形の形に並べて結びます。
五角形にしたヒンメリ
しっかりと固結びにして大丈夫です。
手順2
中に3角を作る
同じく短い5cmの麦わら(ストロー)を2本通し、先ほどの五角形の中に三角形を作ります。
三角形を作る
軽く糸を結んだら、更にもう1本通して三角形を作ります。
星形のヒンメリの作り方
ちょっと中に納まらずに浮いてくる感じがしますが、これでOKです。
同じ手順でもう一つ三角形を作りましょう。
星形のヒンメリの作り方
これで片面が完了です。
一旦固結びをしてから裏返しにします。
手順3
裏面も同様に、3角形を3つ作る
星のヒンメリの作り方
手順2と同じように裏面も三角形を3つ作って下さい。
ぐるっと一周したら一度しっかりと結んでおきます。
手順4
外回りの三角形を作っていく
続いて、今度は星のとんがっている部分を作っていきます。
外回りに三角形を作る
使うのは6cmの長さの麦わら(ストロー)。2本ずつ通して、三角形にします。
そのままぐるっと、最初の五角形の周りに三角形を作っていくイメージで作業していきましょう。
星形のヒンメリの作り方
こんな感じで、何となく星形になってきました!
ただ、このままだと安定しないので、最後に一番長い麦わら(ストロー)でしっかりと支えていきます。
手順5
長いストローで固定していく
星のヒンメリの作り方
先ほどの続きで、6cmのストローの中を通って三角の頂点まで糸をくぐらせます。
一番長い9cmの麦わら(ストロー)を1本通し、星の中心部分へとつなげます。
星のヒンメリの作り方
同じようにして、それぞれの星のとんがっている部分と、中心部分を長いストローで支えていけば、完成!
完成した星のヒンメリ
黄色いストローでも作ってみましたが、そちらはまた雰囲気が違ってポップな感じで可愛かったです♪
天井から吊るすだけでなく、クリスマスツリーなどと一緒に飾るのも素敵ですね。
クリスマスツリーと星のヒンメリ
北欧のフィンランドでは「ユール(Yule)」という冬至祭にヒンメリを飾る慣習があったのが、いつしかクリスマスなどのオーナメントとしても用いられるようになったそうですよ。他にも誕生祭、収穫祭、結婚式などのお祭りの装飾としても使われています。

おわりに

ヒンメリは最初は作るのが難しいなと感じることもあるかもしれませんが、いくつか作ってみるとだんだん慣れてきます。

幸運のお守りでもある、ヒンメリ。
自分で作ったお気に入りの作品をおうちに飾ると、きっと家の中が今まで以上に居心地の良い空間になりますよ。
玄関などに飾った手作りのヒンメリ
置いても吊るしても素敵なインテリアになるので、飾り方なども色々アレンジしながら楽しい時間をお過ごしくださいね♪
 
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