寄せ植えを楽しもう!知っておきたい苗選びのポイントとおしゃれに見せるコツ

ケイトウとビオラの寄せ植え

プランターや花壇など1カ所に複数の草花を植えて楽しむ「寄せ植え」。

色や形の異なる草花を組み合わせると、単体で植えるよりも華やかに演出できるのが魅力です。

今回は「寄せ植えの基本的なやり方」と「初心者にも簡単なセンスよく仕上げるコツ」をご紹介します。

寄せ植えに使う草花の選び方

寄せ植えとは、異なる品種の草花を同じ場所に植えることをいいます。
上手に植えるためには、草花の選び方が大切なポイントです。

草花の選ぶときのポイント

  • どこに置くか
  • 似た性質で揃える
  • 花の開花期をチェック
  • 2~5種類でまとめる
  • つなぎの植物でバランスをとる
これらのポイントについて具体的にどんなことに気をつければいいのかを、詳しく紹介していきましょう。

【1】まずはどこに置くのか考える

寄せ植えする時は、まず置き場所を考えることが大切です。
ベランダや庭、玄関先など置きたい場所の日当たりや風通しを考え、育てたい植物にあった環境であるかチェックしましょう。

また、置く場所の雰囲気をどんな風にしたいのかも決めておきます。
寄せ植えは華やかな見た目を楽しむものなので、インテリアグッズの置き場所を選ぶときのように、どんな場所なら映えるのか考えるといいですね。

【2】性質の似た植物で揃える

鼻の苗のタグ裏面
植物の品種によって、水を好んだり乾燥気味を好んだりと、育て方や環境に違いがあります。
そのため、性質が大きく異なる植物を一緒の場所に植えるとうまく育たない可能性も。

寄せ植えで元気に育てたいなら、なるべく同じ性質を持つ草花を選ぶようにしましょう。
水やり頻度や日当たりの好みが似ているかどうか、苗を購入する時のタグをチェックするのがおすすめです。

一年草の寄せ植え
一年草と呼ばれる品種同士をあわせる場合、寄せ植えを楽しめる期間は数か月~半年程度。
ワンシーズンだけ楽しむつもりで割り切って、気楽に好みの草花を選ぶのも1つの方法です。
たくさん咲いたジニアやセンニチコウ【一年草】ってどんな植物?特徴や定番の品種、二年草・多年草との違いもご紹介!

【3】花の開花期もチェック

選んだ花がどれくらいの期間咲いているのかチェックすることも大切。

例えば、秋に出回っている苗でも寒さに耐えられない品種もあるので、タグの裏面などで確認しておきましょう。

【4】2~5種くらいの品種を使い、色や高さをチェック

種類の異なる花の苗を並べて
寄せ植えに使う草花は5種くらいまでにしておくとまとまりやすいです。
小さな鉢で小ぶりな寄せ植えにしたいなら、2~3種ほどでもいいでしょう。

また色は2~3色におさえ、同系色や反対色を使うのがおすすめです。
高さが異なるものを選ぶと奥行きのある寄せ植えを作れますよ。

【5】つなぎの植物を取り入れてバランスよく

小花やカラーリーフ
寄せ植えには、メインとなる花だけでなく、カラーリーフや小花などのつなぎの植物を取り入れると、バランスよく見せられます。
花束にカスミソウが入っているように、メインの花を引きたてる草花をぜひ取り入れましょう。

また、カラーリーフは冬の間でも緑の葉をつけるものが多いので、一緒に植えておくと花が少ない時期でも寂しい寄せ植えになりにくいです。

購入前にチェック!丈夫な苗を選ぶ3つのポイント

寄せ植えに使う草花の種類が決まったら、購入する苗を選びましょう。

元気で丈夫な苗を選ぶため見ておきたいのは、「株元」「葉」「花」
それぞれのチェックポイントを紹介します。

【株元をチェック】株がグラグラしないかどうか

苗を持って揺らす
苗を持って揺らした時に株元がグラグラするものは避けましょう。しっかり根の張っているものはグラグラしません。
また、株元の土に苔やカビが生えていないかどうかも見ておきます。

【葉の状態をチェック】しっかり茂っているかどうか

葉の裏面や根元を確認する
葉は下の方までたくさん茂っているものを選びましょう。
苗全体が大きくても、間延びしているだけで葉の数は多くない場合があります。

四方に葉が広がってしっかり茂っているかチェック。
また、葉の裏も確認して虫や斑点がないか、白くなったり黄ばんでいたりしないかを見ておきましょう。

【花の数をチェック】花芽がよくついている苗を選んで

花芽を確認する
苗を選ぶ時は咲いている花の数よりも、花芽(つぼみ)がたくさん付いているものがおすすめ。
花芽が多いほど、これからたくさんの花を楽しめます。

ただし、全く花が咲いていない苗だと花の色が分からない場合もあるので、1輪でも開花しているものが安心です。

寄せ植えに必要な道具と植え方の手順

それでは実際に寄せ植えをしていきましょう。必要な道具と手順を紹介します。

必要な道具

  • 鉢底石はちぞこいし
  • 鉢底ネット
  • 草花の培養土ばいようど
  • 緩効性肥料かんこうせいひりょう
  • 苗や球根
  • 土入れ
  • 割り箸
手順1
鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れる
鉢底石を入れる
鉢の底の穴を覆うように鉢底ネットをカットして敷きます。
次に鉢全体の5分の1程度まで鉢底石を入れます。
手順2
鉢の半分くらいまで土を入れる
鉢の半分まで土を入れる
草花の培養土を入れていきます。
半分くらいまで土を入れたらその上に苗を置いてみて、苗の表面部分が鉢の縁より2~3cm下の位置になるかチェック。足りなければ土を足します。
手順3
緩効性肥料を土に混ぜる
緩効性肥料のマグァンプKを入れる
鉢に入れた土に緩効性肥料を混ぜておきましょう。
最初に土に混ぜておく肥料のことを元肥もとごえといいます。
元肥があると、植えつけ後の根の張りや花付きがよくなるのでおすすめです。

ちなみにこのマグァンプKは入れすぎても悪影響が少ないといわれているので、初心者にも使いやすいですよ。

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手順4
苗を仮置きしてレイアウトを決める
苗を仮置きしてレイアウトを確認
実際に植えつける前にレイアウトを考えましょう。色合いや葉の形、背の高さのバランスを見て決めていきます。
(草丈の高さを活かしたレイアウト方法については後ほど解説しますね)

円形の鉢の場合は周囲をぐるりと囲むように苗を配置し、スペースがあれば中央にも苗を置きます。
楕円形の鉢ならジグザグに配置していくとバランスよく見えますよ。

手順5
土を入れて苗を植えていく
苗と一緒にチューリップの球根を植える
配置が決まったら植え付けます。

今回は苗の下にチューリップの球根も植えておきました。花が咲くともっと華やかな寄せ植えになるはず。

また、高さが異なる草花を使うなら、背の高いものから植えるとやりやすいですよ。
土を苗の隙間に入れていく
土を入れる時はウォータースペースを確保しましょう。
これは水やりの時に水が溜まるスペースのことで、鉢の縁から2~3cm下までは土を入れずにあけておきます。
 
水があふれて土が流れ出し、根が露出するのを避けるために大切です。
最後に割り箸を刺して、土の中の隙間をなくしておきます。土が沈んだら適宜追加してくださいね。

植える前に苗の根をチェック
パンジーやビオラなど苗の根が白く覆うくらいにびっしり張っているものはほぐしておきます。
多少ちぎってしまっても大丈夫。根が刺激されるとその後の生長が促進されます。
手順6
たっぷり水やりして終了
ジョウロで水やり
ジョウロで水やりしたら、寄せ植え作業の終了です。

水は鉢底からあふれるくらいにたっぷり与えます。受け皿に溜まった水は必ず捨ててくださいね。

水やりの時に葉っぱに土がついてしまったら、ハス口のジョウロを使って洗い流すようにしましょう。
 
水やり後に土が沈んでしまったら足しておきます。

そして、植えたあと1週間は日陰で管理し、そのあと日なたへ持っていきましょう。

ジョウロの口は2タイプ
ジョウロの口は大きく分けて2タイプ
・シャワーのように水が出るハス口
・水差しのように水が線状に出る細口
散水したい場所や用途で使い分けましょう
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寄せ植えをおしゃれな見た目に仕上げるコツ

次は、寄せ植えを上手にするためのコツを紹介します。
せっかくならおしゃれに仕上げたいですよね。

気をつけたいポイントをまとめていますので、あわせて参考にしてください。

草丈に高低差をつけてレイアウト

手前の苗が低く奥が高くなるように寄せ植えする
寄せ植えに使う草花は、高さの異なるものを組み合わせると立体的に仕上がります。
高低差を活かすレイアウト方法は主に2パターンあります。

【一方向から見る場合】
手前から奥になるにつれて高くなっていくように配置

【鉢の周囲のあちこちから見る場合】
鉢の中央が高くて周りが低くなるように配置

どの方向から草花を眺めたいかによって決めましょう。

鉢は8号サイズ程度がベスト

苗を仮置きしてレイアウトを確認
寄せ植えの鉢は小さすぎるものだと、水が切れやすくなってしまい水やり頻度が増えて手間になってしまいます。
また、根詰まりしやすくなるので、ある程度余裕のある鉢サイズを選びましょう。

一般的に寄せ植えに使いやすいサイズは8号(直径24cm)です。
8号サイズでだいたい4~5個の苗を植えられます。

こちらの画像の鉢もちょうど8号サイズ。
苗を5つ置いています。

異なる伸び方で組み合わせる

草花は上に真っ直ぐ伸びるものもあれば、地面を這うように広がるもの、垂れるものなど伸び方の性質がさまざまです。

広がったり垂れたりと、あえて異なる特徴のものを組み合わせることで立体感や奥行きがでて、おしゃれな寄せ植えになります。
鉢からヘデラのつるが垂れ下がっているところ
また、鉢の外側に垂れるタイプの草花を植えると、鉢を隠すように伸びていくので鉢と草花がうまくまとまりますよ。

鉢の素材やデザインにも注目

見た目を楽しむ寄せ植えなので、草花だけでなくにもこだわってみましょう。

素焼きや木製、ラタンバスケットなどのナチュラルな素材の鉢や、ブリキやワイヤーといった金属素材の鉢など、材質もチェック。

特に素焼きの鉢は通気性がよくて蒸れにくく、どんな寄せ植えにもなじみやすいです。

プラスチック製でもおしゃれなデザインのものもたくさんあるので、置く場所にあったテイストのものを選んでくださいね。

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植え付け後のお世話の仕方

ここでは、植え付け後のお世話のポイントについて、よくある質問にお答えしていきます。

寄せ植え後の水やりは?

土の表面が乾いたら、鉢底からあふれるくらいたっぷり水をあげましょう。
土を指でさわってみると乾いているか分かりやすいですよ。
特に、素焼きの鉢やバスケットタイプの鉢は乾きやすいので注意が必要です。
ただし、水をあげすぎると根腐れしてしまうのでタイミングをしっかり確認してくださいね。

咲き終わった花はどうするの?

咲き終わった花(花がら)は、根元から引っ張るか、園芸用ハサミを使ってこまめに摘み取りましょう。
花がらをそのままにしておくと、新しい花が咲きにくくなったり、花がらが腐って病虫害が起こったりします。

開花期が終わった花は?

一年草の場合、シーズンの終わりに新しい花がつかなくなったら寿命です。新しい苗に植え替え、土も新しいものに入れ替えましょう。
多年草と一年草を一緒に植えている場合、多年草はそのまま残し一年草を抜いた部分だけ別の苗を植えるのもおすすめです。
すぐに次の寄せ植えをしないのであれば、多年草を別の鉢に植え替えて、単体での管理に切り替えるといいですよ。

まとめ

今回は寄せ植えの基本的なやり方やセンスよく仕上げるコツについて紹介しました。

初心者には難しそうに思える寄せ植え。
しかしポイントを押さえれば、簡単におしゃれな寄せ植えが楽しめます。

色や形のコーディネートを考えながら気に入った草花を選んで、ぜひ寄せ植えに挑戦してみてくださいね。
 
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