この冬、活躍してくれた洋服たち。
気になる毛玉や毛羽立ちはありませんか?
衣類のお手入れが簡単になる電動の毛玉取り器や毛玉取りブラシなど、一般的に「毛玉取りグッズ」と呼ばれるものを、私は2種類持っています。
毛玉取りグッズがあるのと、ないのとでは大違い!
自分の服だけでなく、子供の服などをお下がりにする時なども、毛玉を取るだけで着古した感が無くなり、衣類が生まれ変わるのでおすすめです。
今回は、毛玉取りグッズを選ぶときに参考になりそうな、実際の使い心地や使用するときのコツ、お手入れ方法などを詳しくご紹介します。
毛玉取りの種類
100円ショップにも扱いがある毛玉取り器。電池や電源、ブラシタイプなどさまざまなアイテムがあります。
私が持っているのは、電動の交流式タイプの毛玉取りクリーナーと、両面ブラシの2つ。
この2種類の毛玉取りについて、「どのように使い分けているのか」や使い方のコツ、今まで実際に使ったことのある100均の毛玉取り器との違いなどをご紹介します。
大人気!テスコムの毛玉クリーナー
私が使っている電動の交流式タイプの毛玉取りは、SNSやブログなどでも人気の電源タイプの毛玉クリーナー「テスコム」。
AC電源をつないだ状態で使用する「交流式」の電動毛玉取り器は、途中で充電が切れたり、パワーが弱くなったりしないのが大きなメリットです。
▼愛用している電動の毛玉取り器はこちら
サイズ | 幅5.8×奥行17×高さ10.5cm(風合いガード別) |
重量 | 約165g |
消費電力 | AC電源(3W) |
風合いガード高さの目安 | 高/中/低(3段階) |
付属品 | 風合いガード・掃除用ブラシ・アダプター・世界の電圧とプラグ一覧 |
100均の電動毛玉取り器との違い
この毛玉クリーナーを購入する前は、100円ショップの乾電池式の電動毛玉取り器を使ったこともありました。
ただ。パワーが足りないのか、毛玉が引っかかる度に止まってしまったり、すぐに電池が切れて交換が必要だったり……。
あまり満足のいく使い心地ではありませんでした。
テスコムの毛玉クリーナーは交流式でパワフル
AC電源をつなぐ交流式の毛玉クリーナーは、使用中にパワーが落ちません。
なので、コートなど毛玉取りに時間のかかりそうな衣類でも、継続して作業することができます。
わりと大きな音はしますが、シャリシャリとパワフルに毛玉を取ってくれます。
毛玉クリーナーの使い方
テスコムの毛玉クリーナーには、高さを調節する「風合いガード」というアタッチメントが付属しています。
アタッチメントを取り付けた後に毛玉のサイズや生地、残したい毛足の長さに合わせて調節します。
ニットなどは「高」、トレーナーや靴下などは「低」やガード無しで様子を見ながら使うことが多いです。
こちらは、息子のパーカー。残念ながら毛玉ができやすい素材でした。
でも大丈夫!
風合いガードを取り付けたら「低」にして、スイッチを入れたらゆっくりとすべらせるだけ。
シャリシャリシャリ~♪
持ち手部分が太くて、しっかりと握れます。
刃が大きく、生地に当たる部分が平らなので安定感があり、一度に広い面積を処理することができます。
あっという間に、きれいに毛玉を取ることができました!
まるで新品の服のようで気持ちが良いです。
他にも、色々なものに使えます。
いくつか事例をご紹介しますね。


ちなみに、左側が毛玉取り後の状態です。
使った後の毛玉クリーナーのお手入れ


電動の毛玉取り器のデメリット
電動の毛玉取り器を持っている方は、一度はやるのではないかと思うのですが、生地に「穴を開けてしまう」ことがあります。
とても軽快に毛玉が取れていくので楽しくなり、つい調子に乗ってガシガシ作業していると……。
「ガッ!」という嫌な音を立てて生地を引っかけ穴が開きます。
・・・何度かやってしまいました。
こちらは、うっかりとガードをつけずに生地を引っかけてしまって、穴の開いたパーカー部分。
平らなところでゆっくりと丁寧に作業しないと危険です。
風合いガードをうまく使うなど、注意して使いましょう。
また、クリーナーは根こそぎ毛玉をカットするものなので、クリーナーで毛玉取りをすると生地が薄くなることもあります。
なので、基本的には「毛玉だらけで処分寸前の服を救う」くらいの気持ちで使っています。
あとは、クリーナーの音が少し大きいと感じる人もいるかもしれません。
毛玉クリーナーの使用感
今までは毛玉だらけで捨てるしかなかった、子どもたちのトレーナーや靴下・タイツ・アクリル素材のプチプラニットなど、多くの衣類の寿命を毛玉クリーナーが延ばしてくれました。
「服を買い替えるなら毛玉取りを買いましょう!」と言いたいくらい、交流式の毛玉取りはオススメです。
だいたい3000円前後くらいで購入できるので、一家に一台あると役に立ってくれること間違いなしですよ。
いざ毛玉を取り始めると楽しくて、すみずみまで何枚もやってしまうことがあるので、交流式でパワーが落ちないことが大事。
どんなに長時間でも安心して作業をすることができます。
毛玉取りブラシのメリットと便利な両面ブラシ
「電動の毛玉取り器があれば、ブラシタイプの毛玉取りはいらないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも実は、ブラシならではの良さや、ブラシタイプの毛玉取りにしか出来ないことがあるんです。
ここからは、ブラシタイプの毛玉取りについて詳しくご紹介します。
100均の毛玉取りブラシ
以前、100円ショップのダイソーで購入した毛玉取りブラシを使っていたことがあるのですが、 これが結構便利だったのです。
毛玉の状態まではなっていない衣類の「毛羽立ち」を、ブラシでとかして無くします。
この100円のブラシを数年使用していたのですが、もっと良いブラシが欲しくなり両面のものに買い替えました。
こちらの両面タイプの毛玉取りブラシは持ち手も天然木なので、100円ショップで購入したものよりも手触りが良く、見た目の高級感もあります。
毛玉おとし両面ブラシ
かためブラシとやわらかめブラシが裏表についていて、両面使うことができます。


▼使用している両面ブラシはこちら
サイズ(約) | 22.5×5.6×厚さ3.8cm |
本体の材質 | 本体柄部/天然木 ブラシ部/猪毛、豚毛 |
セット内容 | 本体×1、掃除ブラシ×1 |
毛玉取りブラシの使い方
かたい「毛玉用」で毛玉や毛羽立ちをほぐして、やわらかい「仕上用」で生地をなめらかに整えます。
ウールジャケットに使ってみます。
毛が固まりになって、ゴワゴワしています。
ブラシの両面を使ってほぐした後は、毛羽立ちがほぐれて、手触りがやわらかくなりました。
ニットは脇の下に毛羽立ちができやすいですね。
両面使って、小さくなでるようにすべらせます。
ニットなどのやわらかい素材は大きくブラシを動かすより、細かく軽くなぞる方がきれいになるし、生地も伸びにくいです。
使った後の毛玉取りブラシのお手入れ
ブラシについた毛は、付属の掃除ブラシでかきだします。
見た目にはわかりませんが、結構毛がからみついていました。
この掃除ブラシは簡単に曲がってしまうので、自分でちょっと直す必要があります。
毛玉取りのデメリット
私が使っているブラシに関して言えば、できてしまった大きな毛玉を、交流式クリーナーのようにきれいに取ることは難しいです。
また、強く押しつけると生地が伸びてしまうので力加減に少しコツがいります。
毛玉取りの使用感
毛玉取りの両面ブラシは「ほぐす」ことと「整える」という2通りの方法で使えるので、お得感があります。
交流式の毛玉クリーナーでは「毛羽立ち」まではきれいにならないため、100均のものでもいいのでブラシタイプを一つ持っていると便利だと思います。
エチケットブラシのように服についたホコリを取ったり、カーペットのゴミをはらうのにも便利ですよ。
電動タイプとブラシタイプの使い分け
電動とブラシタイプ、どちらか一つ選んでと言われたら・・・やはり困ってしまいます。
個人的には、毛玉には「電動」、毛羽立ちには「ブラシ」というように毛玉や生地に合わせて使い分けるのが理想です。
毛玉は、衣類同士の摩擦による繊維の絡まりによって発生します。
特に、ニットに使われることの多いウールなどの天然素材やポリエステルなどの化学繊維は、毛玉が発生しやすい素材でもあるので、ニットをよく着るという人は両方とも持っておいて損はないですよ!
おわりに
毛玉が沢山ついている服を見ると、残念な気持ちになりませんか?
丁寧な暮らしの対極にあるように見えるからでしょうか。
毛玉だらけの服はお下がりできないですが、クリーナーで取れば着古した感が無くなり、また着ることができます。
毛玉がスッキリすれば、捨てずに使えてエコです。
丁寧にブラシをかけることで、衣類が長持ちするだけでなく、服に愛着もわいてきますよ。
「もっと早く買えば良かった」と思うこと間違いなし。ぜひ試してみてください。
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