うっかり防止!簡単にできる薬の飲み忘れを防ぐアイデアとおすすめの便利グッズ

飲み忘れ防止

「あれ? いつもの薬、飲んだっけ?」
「ついうっかり飲み忘れた!」
など……。
年齢問わず、誰にでも起こりがちな薬の飲み忘れ

「すっかり習慣化しているし忘れるはずない」と思っていても、誰しもうっかりして飲み忘れたという時や、そもそも飲んだかどうか自体を思い出せないなんてこともあります。

自分の分はもちろんですが、家族の分も管理しなければいけないとなると、さらに大変ですよね。

今回は、うっかり薬を飲み忘れないためのアイデアや、薬を飲むときに便利なおすすめグッズについて詳しくご紹介します。

服薬管理はとても重要!

服薬管理は大事
薬は、毎日正しく決められた間隔で服用することによって効果が得られます。
飲み忘れてしまったからと、2回分まとめて飲むなんてことをすると、薬が効きすぎてしまって副作用がおこる可能性があるので、慎重に対応したいものです。

特に、複数の種類の薬を飲んでいる人は大変。
時間帯によって飲む薬の種類が決められている場合など、間違って別の薬を飲んでしまわないようにも気をつけたいですよね。

ここ数年の介護現場では、服薬の管理支援をするロボットも導入されていて、きちんと時間帯ごとに正しい薬を飲めるように支援してくれるというところもあります。
そのくらい正確性が重視されることでもあり、難しい事でもあるということですね。

でも、残念ながら、一般家庭ではまだまだ自分自身で薬の管理をしなければいけないケースがほとんど。
家庭向けのロボットもありますが、職場や外出先での飲み忘れなどには対応が難しいですからね。

・・・というわけで。
なるべく簡単にできる「薬の飲み忘れ防止アイデア」について見ていきたいと思います。

飲み忘れを防ぐ5つの工夫

まずは、薬局や病院などでも推奨されている定番の方法やアイテムを含め、一般的に効果があるとされている薬の飲み忘れ防止のアイデアを5つご紹介します。

※ご病気や服用されているお薬の種類によっては、効果的ではない場合もあります。
※冷所や暗所など、保管方法や保管場所に注意が必要なものもあるので、注意事項をよく読んでご利用ください。

【1】カレンダーに印をつけて管理する

カレンダーに印をつける
卓上でも壁掛けでもよいのですが、日付のところにメモできるような余白が設けられているタイプを使って管理する方法です。

例えば、こんな風に飲んだか飲んでないかの印をつけていきます。文字でも〇印などの記号でも自分で分かれば大丈夫。

朝昼晩など一日に複数回飲まれる方や複数の種類を飲まれる場合は、丸型カラーシールなどを使ってもいいかもしれませんね。

【2】お薬カレンダーを使う

お薬カレンダー
薬局などに置いてあることが多く、最近では100円ショップでも見かけることがあります。
カレンダーの日付の部分がポケットになっており、そこに1回分ずつに切り離した錠剤シートを入れておきます。
粉薬の場合も、小さく折り畳めば入れておけます。

各ポケットに薬を入れておくという手間は発生しますが、パッと見てきちんと飲んだかどうかを判断しやすいですね。
この方法なら、本人以外(家族やヘルパーさんなど)が薬を飲ませる場合に、情報共有しやすくなるというメリットもあります。

ただし、外出先での服用など持ち運びに向いていないのはデメリットですね。

【3】お薬管理ケースで仕分ける

引き出しに入るお薬ケース
飲む薬が多い人や、家族が多くて薬の管理が大変という方におすすめなのは、お薬管理グッズで仕分けるという方法です。
曜日や時間帯できっちりと仕分けられており、どの薬をいつ飲むかが分かりやすい仕組みになっています。
薬管理ケース
お薬カレンダーと同様に、錠剤の場合はシートをハサミで1回分ごとに切り分ける必要があります。

ほとんどの場合、中身がわかりやすいようにフタの部分が透明になっています。
遮光が必要(暗いところで管理しないといけない薬)の場合は、アルミホイルなどで光を遮るなどの工夫が必要ですね。

家での保管アイテムという感じなので、外出時や旅行の際には小さめのピルケースに入れて持ち運びます。
ピルケースを使う
薬の保管や持ち歩きに使う小型のピルケースは、100均の衛生用品売り場などにも置いてあります。

手芸コーナーにあるビーズ用の整理ケースや、トラベルコーナーにある小物用整理ケースにも似た形状のものはありますが、見た目が似ていても実は細かい違い!

例えば、100円ショップのセリアで売られている物の場合、ピルケースは光を通さないように白いケースになっており、パッキンなどがついていて密閉性もあります。
これなら遮光が必要な薬や、湿気を嫌うお薬でも安心して入れられますね。

ピルケースと小物整理ケース
▲▲左:ピルケース、右:小物整理ケース(どちらもセリア)

 
ちなみに、トラベルコーナーにある小物ケースや手芸コーナーなどにあるビーズケースなどの場合は、パッキンがなく中身が見えやすいように半透明あるいは透明のケースになっています。

ケースを選ぶときのポイント

ピルケースなどのお薬課管理グッズは、すっきりした白いデザインのものも魅力ですが、飲み忘れが多い人は色付きのものの方がよいかもしれません。
パッと目に入るので「飲まなければ」と意識しやすいです。

あと、可能であれば仕切りは動かせるタイプになっているものがおすすめ。
薬を飲む数や種類が増えたり減ったりということもあるかと思うので、調整が出来るほうが便利ですよ。

【4】シートに飲む日付を書き、目につく場所に置いておく

薬を色分けで管理
「シートの切り離し作業やお薬ケースからの出し入れが面倒」という方は、朝昼晩でざっくりと仕切ったケースに立てて入れておくという方法も。

大まかでもいいので、どの薬をいつ飲むか分かりやすくするのがポイントです。
色分けされている入れ物を選んだり、ラベルを貼っておいたりするといいですね。

食事の前後に飲む場合は、テーブルやデスクなどすぐに目につく場所に置いておくのもおすすめです(※)
※小さいお子さんやペットのいるご家庭では、誤飲に注意しましょう。

目につく場所に置いても忘れてしまう場合

ざっくりとした仕分けだと「ちゃんと飲んだかどうかの確認がしづらい」と不安な場合もあるかもしれません。

そんなときは、(銀色の)シートに入った錠剤やカプセルや紙の包みなどに油性ペンなどで、あらかじめ飲む日付を書くという方法もおすすめです。

デスク上の飲み薬
▲飲む日付を錠剤シートにペンで書いておくと、飲み忘れに気づきやすい

 
机やテーブルに出しておくのは、一日分もしくは多くても一週間分くらいが目安。

置いておくのが1日分の場合は、ペンで日付を書かなくても「飲んだか、飲んでいないか」をパッと見て残量で判断できますね。

【5】スマホなどのアラーム機能やアプリを使う

薬を飲む時間に合わせてアラームを設定しておきます。
ただし、薬によって飲む時間が違う場合など、スマホの本体機能のアラームだと細かい設定が難しいですよね。
「これ何のアラーム?」となるようでは意味がないので、専用のアプリがおすすめです。

特に、市販の薬や処方された薬をいつ飲んだか記録できるアプリは、お薬手帳の代わりにも使えるので便利ですよ。

「飲んだか飲んでないか」を確認できる便利なアプリ3選

スマホ
飲み忘れたと思って2回分の薬を飲んでしまう、というのは避けたいもの。
でも、悲しいかな「あれ?飲んだっけ?」という状況は、結構な頻度で起きることがあります。

先ほどご紹介したアイデアのうち、アプリで管理するという方法は、飲み忘れを防止するだけでなく「飲んだ」「飲んでない」というのを確認しやすいというメリットがあります。

いくつか使ってみて「これは便利だな」と思ったものを3つご紹介します。

お薬手帳や市販薬の服薬もまとめて管理できるアプリ

こちらの「お薬ノート」というアプリは、家族分のお薬をまとめて管理している方におすすめ。
家族みんなの「お薬手帳」を普段から持ち歩くのって大変ですよね。これならいつでも家族分のお薬をパッと確認できます。

いつ薬を飲んだか分かるアプリ
また、アプリはお薬の服用時刻をアラームで教えてくれる際に、薬を「飲んだ」とチェックを入れられるのが便利なポイント。

薬を飲んだかどうか確認する方法としてはカレンダーや手帳で記録をつけるという方法もあります。
が、そもそも「記録すること自体を忘れてしまった!」なんてこともあるので、こういう機能があるのは嬉しいですね。

編集部Uchida

また服薬時刻を自分で変更・追加できるので、自分のライフスタイルに合わせて設定できる点もいいですね。
個人的には一番使いやすいなと思いました。
お薬ノート

お薬ノート
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処方箋の撮影で予約もできる!便利なお薬手帳アプリ

病院の待ち時間はもちろん、薬局で薬を出してもらうまでの待ち時間も結構かかる時ってありますよね。
この「お薬手帳」のアプリだと、調剤予約が(E-PARK加盟の薬局の場合のみですが)出来ます!

ただ、飲み忘れ防止のアラーム設定の機能は、先ほどのアプリに比べると細かい設定が出来ず、若干使いづらさが……。
あくまでおまけ機能かもしれません。

おすすめの機能は、処方された薬をQRコード(※)を読み込んでまとめて記録してくれるところ。
効能とか副作用をパッと調べたい時や「この薬って食前?食後?」と外出先で薬を飲むときの確認にも重宝します。

※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です

お薬手帳

お薬手帳
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血圧や体重などの健康状態も一緒に管理

多機能なアプリは便利な反面、操作が複雑……。
「お薬リマインダー」は、シンプルな機能で操作が分かりやすいアプリです。

シンプルながら、服薬時刻のお知らせと飲んだかどうかのチェック以外に、血圧や体重、痛みの有無などの体調についても記録しておけます。
また、薬の残数が分かるので、あとどのくらいで次の薬をもらう必要があるかなども把握しやすいです。

ピルなど不規則に飲む薬でも臨機応変に設定できますよ。

お薬リマインダー

お薬リマインダー
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それでも、もし薬を飲み忘れてしまったら?

飲み忘れた薬
色々と対策をしていても、やっぱり「飲み忘れてしまった」という状況が起きた場合はどうすればよいでしょう?

万が一、薬を飲み忘れてしまった場合は、薬の種類、飲む回数、飲み忘れに気付いた時間、次に飲む時間までどれくらい時間が空いているかによって対応が異なります。

一般的に、本来の服用時間から間もなく気づいた場合には、気づいた時点ですぐに服用しても問題ありません。
そのあと同じ日にもう1回以上服用する場合には、一定の間隔を空けるために次の服用時間を少しずらすとよいでしょう。

ただし、処方された薬の場合は、病院や薬局の薬剤師さんに相談することをおすすめします
空腹時は避けるなど、飲み方に注意が必要な場合もあるので、正しく服用するためにも必ず相談するようにしましょう。

薬を飲むときのプチストレスを解消してくれる便利グッズ

ここからは、飲み忘れ防止とは直接は関係ないですが、薬を飲むときにあると便利なグッズをご紹介します。

  • 粉薬や顆粒かりゅうの薬をスッキリ持ち歩きたい
  • 錠剤の取り出しがわずらわしい
  • ストック分の薬をきちんと保管したい etc…

薬を飲むときや薬を持ち歩くときに感じるちょっとした不便さやプチストレスを解消してくれるものをいくつか挙げてみました。
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

粉薬もOK!飲み薬の持ち運びに便利なケース

携帯ケース
鞄の中でかさばりがちなピルケース。
細かい仕切りのあるものは便利な反面、入れられる薬の量や形状に制限があることも。
粉薬を一緒に持ち歩きたい場合などはこんなタイプがおすすめです。
ポーチタイプの薬入れ
ピルケースは「いかにも薬を持ち歩いている!」という感じで抵抗があるという方も。
また、普段は薬を飲まないけど、風邪気味のときだけ漢方薬やのど飴などを持ち歩きたい場合もありますよね。
ポーチタイプだと汎用性があり、普段使いもしやすいのでおすすめです。
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家族分の管理や、市販の薬も一緒に管理するときに便利な整理ケース

薬の種類が多い方や、家族みんなの薬を一括で管理したい場合、すぐに飲む薬やストックをどう保管しておくかも悩ましい問題ですよね。

そんなときは、下記のような整理ケースがおすすめです。

薬の整理ケース
それぞれの枠が分包ぶんぽうに合わせたサイズになっていて、区分けがしやすいです。
小さな錠剤などのお薬でも指一本で取り出しやすいように、底が丸みを帯びた形状になっているのもポイントが高いですね。

錠剤を取り出すためのアイテム

小さい錠剤って、シートから取り出すときにコロンと転がって落としてしまうことってないですか? ……私はあります!
飲み忘れによって残数が変わってしまうのも嫌ですが、落としてダメにしてしまうのも避けたい状況。

あと、薬によっては取り出し時に銀色の部分が一緒にはがれて、錠剤にペタっと貼りついてしまうこともあるのがプチストレスです。

錠剤取り出し機
興味本位で買ってみた、錠剤を簡単に取り出せるという便利グッズ。
3錠ずつしか取り出せないのがやや惜しいですが、落として薬を無駄にすることがなくなったので、個人的には買ってよかったアイテムです。
小さい錠剤~とか書いてありますが、長いカプセル状の薬も上手く取り出せました。

ピルケース付きマグボトルなど

外出時に薬飲まなきゃいけないけど水が無い!っていう時ありますよね。
後でペットボトルの水を買って飲まなきゃ……という、「後で」が忘れてしまう原因になることも。

そんな時はポケットサイズのミニボトル(ミニ水筒)が便利です。

ピルケース付きマグボトル
こちらは何と、ふた部分がピルケースになっています。

外出時だけでなく、寝室などで薬を飲む場合にもおすすめ。
普通のコップに水を入れておくとホコリなどが心配ですが、これなら長時間置いておいても安心ですね。

まとめ

薬の効果を十分発揮させるためには、正しく服用することが大切です。

定番の飲み忘れ防止アイデアには、どれも用意が面倒だったり外出時には不便だったりという多少の短所があります。

アイデアでもグッズでも一つだけに頼らず、上手に組み合わせて使うとよいかもしれませんね。

この記事が、あなたに合った「飲み忘れずに済む方法」を見つけるための参考になれば幸いです。
 
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参考資料
※日本調剤「飲み忘れを防ぐには?」検索日2022/1/14
※全日本民医連「くすりの話 飲み忘れを防ぐには」検索日2022/12/28
※LIFULL介護「薬の正しい保管方法と飲み忘れ対策」検索日2022/12/28