クエン酸

キーワード解説
レモンなどの柑橘類に含まれているものと同じ有機酸であり、食品の酸味成分として主要なものの一つである。クエン酸の枸櫞(くえん)とは、レモンの仲間であるミカン科ミカン属の常緑低木樹「シトロン(学名:Citrus medica)」の漢名。酸味剤として食品添加物としても利用されるほか、賛成の性質を活かして掃除等の洗剤としても用いられる。

クエン酸とは

クエン酸とは、無色無臭で安全な酸性の成分として知られています。柑橘類(ミカンやオレンジ、柚子など)や梅干しなどの酸っぱい食品に多く含まれている物質です。
クエン酸は酸味料としてばかりでなく、掃除、衛生、美容など幅広い用途に活用できます。
重曹と同様に、クエン酸には工業用・食品添加物規格(食品グレード)・薬局方の3つのグレードがあります。
掃除に使う場合はどれを選んでも特に問題はありませんが、ナチュラルクリーニングの洗剤としては、出来れば口に入れても安心な食品グレードのものを選びたいですね。

ちなみに、粉末のクエン酸には【無水】と【結晶】のふたつの種類があります。
この2つについてざっくりと説明すると、含まれている「水分量」が違います。
どちらもクエン酸としての安全性や使用方法に差はありませんので、お使いの用途によって使い分けてみてください。

<無水>
結晶を乾燥させて作られている=水分がない
→粉末のまま使う場合や、ペースト状にして使う場合は、「無水」がおすすめ。
排水口の汚れ取り、ニオイ防止などで、直接振りかけるなどの使い方も出来ます。
バスボム作りにも、どちらかというと無水タイプの方がおすすめです。

<結晶>
水と結合させて作られている=水分がある
→溶かして使う場合におすすめ。
クエン酸水での掃除に(クエン酸溶液やクエン酸スプレーを作りたい場合)。
石けんシャンプー後のリンス代わりや、洗濯の柔軟剤代わりに。

料理におけるクエン酸の効果

では次に、具体的なクエン酸の効果についてみていきましょう。
まずはお料理において使用される場合の効果についてご紹介します。

クエン酸にはいくつも効果がありますが、なかでも下記の3つが知られています。

・食欲増進

・疲労回復・筋肉痛の防止

・老化予防に効果的

食欲増進

食欲が落ちる原因として、考えられるのは胃腸の働きが落ちていることが挙げられます。
クエン酸を摂取することで唾液や胃液の分泌を促進。胃腸を活発に動かし、食欲増進につなげます。

例えば、オレンジジュースを飲むと、食欲不振を改善する効果があります。
そして、クエン酸はミネラルの吸収を活発させる働きもあるので、体が酸化するのを防ぐ効果もあると言われています。

疲労回復・筋肉痛防止

運動すると、肉体が消耗し、疲労感を引き起こします。過度にしすぎると、場合によっては筋肉痛になるかもしれません。
そんな時にクエン酸を摂取することで疲労が回復したり、筋肉痛を防止できたりします。

これはクエン酸サイクルが機能するためです。
クエン酸サイクルとは、7種類の酸に姿を変え、再度クエン酸に戻るというプロセスが機能することを指します。

また、代謝の乱れの原因や肩こり、筋肉疲労の元となる疲労物質の乳酸の生成を抑える働きがあります。
クエン酸を継続して摂取することで、疲労や肥満の要因となる乳酸や脂肪を分解&燃焼してくれるため疲労回復にも効果があるというわけですね。

老化予防に効果的

クエン酸には抗酸化作用もあり、老化の原因とされる活性酸素を抑えてくれるので、老化予防などの効果も期待されています。
また、肝臓での脂肪の代謝を高め、体内の老廃物を分解・排除してくれることから、血流も改善されます。

どれも私たちの身体にとって嬉しい効果ばかりなので、積極的に摂取したいですね。

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掃除アイテムとしてのクエン酸の効果

クエン酸の効果を利用する掃除は、主に水垢と石鹸垢の分解除去です。
これらは水道水に含まれるカルシウムやマグネシウム、石鹸の脂肪酸が混ざり合ってできたもので、アルカリ性の性質を持っています。

石鹸垢を除去できるのは、アルカリ性の石鹸を酸性のクエン酸で中和するからで石鹸で洗濯した衣類の仕上げにも使われているのはこのためです。消臭、抗菌効果もあるので、トイレの便器やキッチンの三角コーナーにクエン酸水を吹き掛けておくと清潔が保てます。

また、中和剤としてクエン酸で仕上げ拭きをするという掃除方法もあります。
同じくナチュラルクリーニングで人気の重曹はアルカリ性なので、クエン酸に、アルカリ性の重曹を加えると炭酸ガスが発生して発泡するので、キッチンやお風呂の排水口など、手の届きにくい場所の掃除に便利です。

クエン酸水の作り方

洗剤代わりに使うときは、水に溶かしてクエン酸水を作りましょう。
目安は、水200mlに対してクエン酸小さじ1程度が良いでしょう。水のミネラル分が硬く固まったザラザラとした汚れを溶かしてくれます。

食用の酢もクエン酸と同じように使え、効果は変わりませんが、お酢特有のツーンとした臭いがします。クエン酸は揮発性がなく刺激臭がないので、お掃除に使いやすいといえます。

使用する上での注意点

クエン酸を使用する際の注意点としては、塩素系の洗剤とは絶対に混ぜないことが重要です。
もし、混ぜてしまうと有害なガスが発生するので、大変危険です。

また、大理石や鉄、タイルに使用するケースでも溶けてしまうので、塩素系の洗剤同様にクエン酸は使えません。
大理石と鉄は中性の専用洗剤でお手入れしてください。また、タイルは重曹かセスキ炭酸ソーダを用いてお掃除してください。


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