キッチンやリビング、屋外など家のいたるところで使用するゴミ箱。様々な種類が存在しているので、購入の際に迷ってしまうこともあるでしょう。
ゴミ箱は、捨てるゴミの種類や場所にあわせて選ぶ必要があります。
例えば、生ゴミやオムツなどを捨てるならパッキン付きの方が適していますし、置く場所が屋外だと風雨に晒されるので、劣化しにくい素材の方が良いです。
捨てるゴミの種類や場所を意識してゴミ箱を選ぶことで、買った後の「しまった!」をなくすことができるんです。
今回は「ゴミ箱をどうやって選んだらいいかわからない」といった方向けにおすすめのゴミ箱をまとめました。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
ゴミ箱を選ぶときに注目したいポイント
ゴミ箱を選ぶときにチェックしてほしいポイントは、大きく分けて5つあります。
2.サイズ
3.デザイン・色などの見た目
4.材質
5.フタの開け方
まず、一番大切な「ゴミ箱を置く場所」からゴミ箱を選ぶポイントを解説していきます。
置く場所に適したゴミ箱を選ぶ
室内と屋外どちらに設置するかで、適したゴミ箱は異なります。
さらに、室内で利用する場合でも、リビング・キッチン・お手洗い…と、使用場所によって必要な機能が異なります。場所ごとに解説していきます。
リビングに置くのに適したゴミ箱
リビング用のゴミ箱は分別や臭いをそこまでを気にする必要はありません。
部屋の色合いや部屋の雰囲気に適したゴミ箱が良いでしょう。
モダンな雰囲気のお部屋ならモノトーンのスチール素材、無垢のフローリングのお部屋なら、木目調のゴミ箱が違和感なくなじみます。
部屋の隅に合わせてゴミ箱を置くなら、丸型のゴミ箱よりも四角いゴミ箱がおすすめです。
壁にゴミ箱がぴったりと寄り添っていれば、隙間にゴミが落ちるストレスが無くなります。
バスク 木製 スリム カバー付き 8.5L (株式会社橋本達之助工芸)
リビングや寝室、廊下、玄関など様々な場所に置けるおしゃれなデザインです。
内側のリングにゴミ袋を掛け上のカバーを取り付けると、中のゴミ袋が見えにくいデザインです。
タップトラッシュ袋が見えない 壁掛け スタッキング 10L(八幡化成株式会社)
ハンドル付きでフタをしたまま持ち上げられ、女性の方でも片手で持つ事ができます。まとめて運ぶ事ができるのでゴミをまとめる時に便利です。 また、便利なハンドルが付いており壁のフックに吊り下げて省スペースで使用することができます。
キッチンに置くのに適したゴミ箱
キッチンに設置する場合、生ゴミも出るので臭いが漏れにくいタイプを選ぶようにしましょう。
また、手がふさがっていても開けやすいタイプ・ゴミの分別の手間を軽減できるタイプもおすすめです。
ゴミ箱に直接手を触れることなくゴミを捨てられると、手を衛生的に保てます。
分別がしやすいゴミ箱を選んでおけば、あらかじめ分別にかかる時間を短縮できます。
分別 tower ダストワゴン 3分別 タワー キャスター付き(山崎実業株式会社)
キッチンやリビングに置いても省スペースで使いやすく、ワゴンの取っ手にレジ袋を数枚掛けるだけで、ゴミの仕分けがしやすくなります。
底部にフレームが渡されているので、大きなゴミ袋でも床に擦れて破ける心配なくセットでき、キャスター付きで移動が簡単に行えます。
おもちゃの収納やランドリーボックスとしても使えますよ。
寝室に置くのに適したゴミ箱
寝室で発生するゴミは紙くずなどの小さなものでしょう。
明らかにゴミ箱とわかるようなものではなく、自然に部屋に馴染むおしゃれなデザインを選んでみるのもおもしろいかもしれません。
サイドテーブル ゴミ箱 ENOTS エノッツ 収納 ダストボックス(岩谷マテリアル株式会社)
中に袋留めが付いているので簡単に袋が付けられて、ダストボックスとしても使えます。ゴミ袋が隠せて、中身も見えづらいのが嬉しいポイントです。
ゴミ箱として使用するだけでなく、雑誌や新聞、小物などお手回りのアイテムを収納することもできます。
子供部屋に置くのに適したゴミ箱
フルオープンタイプのゴミ箱を置くと、フタが全部跳ねあがるのでお子様の顔に当たったりするかもしれません。
子供が使いやすいゴミ箱を選ぶなら、軽く押すだけで使えるものがおすすめです。
ふた付き スライドペール 20リットル(平和工業株式会社)
片手でスライドさせるだけでフタがなめらかに開きます。フタが開いた状態で固定できるロック機能付きなので、料理や生ごみの処理の時などの作業をしている時でもスムーズに使えます。
フタを外して丸洗いが可能なので、ゴミ箱を清潔に保てます。
移動させたい場合でも後ろにキャスターが2つ付いているので、ゴミ箱前面を軽く浮かせれば簡単に移動することが可能です。
トイレに置くのに適したゴミ箱
トイレに設置するゴミ箱は、フタが付いていて中に内箱や袋留めリングがついたゴミ袋をセットできるものを選びましょう。
フタがあるとゴミ箱の中身が見えないようにでき、ニオイ対策もできます。
トイレポット ゴミ箱 スリム トイレ用品(レック株式会社)
ワンタッチレバーで内ケースを外すことができ、ポリ袋のセットは外ケースをかぶせるだけです。場所をとらないスリムタイプなので、使いやすいトイレ用ゴミ箱です。
屋外用ゴミ箱
庭や畑でガーデニングや農作業をしている方であれば、屋外用ゴミ箱を活用しましょう。
ガーデニングや農作業で発生した大きなゴミを収集日までの一時保管に重宝します。
また、嫌な臭いに悩まされずにすみますし、廃棄するときもスムーズです。
選ぶ際には大きなゴミ袋を入れる機会が増えるので、ふたやゴミ箱の明け口が大きなものを選びましょう。
PALE×PAIL ペールペール ダストビン 60L(株式会社スパイス)
雨などの厳しい天候にも耐えられるので、屋外での使用にぴったりです。
容量も60Lあり、たまったゴミの一時置きにも役立ちます。万が一、ゴミ箱に強い衝撃を加えたとしても元に戻る耐久性を持っています。
必要なサイズから選ぶ
ゴミ箱にはコンパクトなものから大容量のものまであるので、選ぶ際にお部屋に適したサイズか悩んでしまいがちです。
もし小さなゴミ箱を選ぶ場合は、色々な場所で使うことができるメリットがありますが、あまりたくさんのごみを捨てることはできません。
反対に、大きいゴミ箱はたくさんのゴミを捨てることができますが、置く場所が限られてしまいます。
まずは、どれくらいのゴミを捨てるのかを考えてから選んでみましょう。
あくまでも目安としてですが、1人暮らし用なら20L未満のもので十分という計算になります。
2~3人で使う場合や、毎日一定の生ゴミやプラスチックゴミが出るキッチン用なら20~30L、4人以上で使う場合や、ゴミはある程度溜めて出す派であれば31~45L、屋外で使うなら46L以上がおすすめです。
20L未満のゴミ箱
6.7L 丸型 くず入れ コンパクト ダストボックス(アスベル株式会社)
ゴミ箱のカバーを外し、本体にゴミ袋をセットすることでゴミ袋が隠せます。外から袋が見えないことでおしゃれな空間を演出できます。
20~30Lのゴミ箱
ふた付き 20SL スライド式 21L コンテナスタイル 分別(リス株式会社)
フタが折り畳めるので、上部にスペースがない場合など、ゴミ箱を引き出さなくてもゴミを捨てることができます。 また、便利なキャスター付きで、ちょっとした移動もラクに行え、使い勝手抜群です。
31~45Lのゴミ箱
ペダル ユニード プッシュ&ペダル 45S(新輝合成株式会社)
ペダルと手でゴミ箱を押す2種類の開け方ができるためゴミの大きさや量、状況によって使い分けることができます。
大きなゴミやまとまったゴミを捨てる時であれば、足でペダルを踏んで簡単にゴミ捨てができます。
手が汚れている時でもフタを開けられるので便利です。小さめのゴミもフタを押してサッと捨てられます。
46L以上のゴミ箱
ふた付き 連結ハンドルペール 70L (新輝合成株式会社)
70Lの大容量サイズの特徴を活かしてゴミ箱としてだけでなくベランダのコンテナや園芸用品の収納、たまりがちでかさばる空のペットボトルを再利用回収までの一時置きとして活用できます。
デザイン・色などの見た目を重視して選ぶ
ゴミ箱といえど、人目に触れるインテリアです。
見た目にもこだわって選びたいですよね。
色味を重視してごみ箱を選ぶ場合、汚れが目立たない色か、部屋になじむ色を選ぶのがポイントです。
ご自宅の家具や壁紙、フローリングに合わせて選ぶとしっくりくるはずです。
色で選ぶ
ゴミ箱の中には、カラーバリエーションが豊かで、お部屋の雰囲気に合わせた最適の色を選べるゴミ箱があります。
他にはないような色を選ぶと、お部屋のアクセントになっておしゃれな空間になります。
タッチビン 30L ダストボックス ブラバンシア(シイノ通商株式会社)
光沢ある見た目や色合いが素敵なゴミ箱です。部屋に置いてもおしゃれさを演出できます。
もちろんおしゃれさだけでなく機能性にも優れています。
取り外しできるゴミ箱が中に入っているため取り付ければ、袋の端が外側に出ないので外から袋が見えずインテリアを損ないません。
持ち運ぶ場合でも、持ち手が付いているので、ストレスなく移動できます。
ゴミ箱の材質も要チェック
ゴミ箱はプラスチック製とステンレス製のものが主流です。
プラスチック製は軽くて扱いやすく、水洗いができるので、常に清潔な状態を保てるのが特徴です。
ただし、熱に弱いため、火元や暖房器具のある場所では注意が必要です。
ステンレス製の場合は耐久性に優れており、サビに強いのが特徴です。
プラスチック製に比べて高価な場合が多いので、お家ゴミ箱をステンレス製にするとかなりの予算が必要です。
プラスチック製やステンレス製以外にも、インテリア性の高い木製のゴミ箱などもあります。
ステンレス製のゴミ箱
ステンレス製のゴミ箱はサビに強く、お手入れが簡単であることがメリット。
丈夫なので何度も買い換える必要もありません。
ペダル 45L Lase ステンレス ふた付き JAVA(OPUS合同会社)
高級感のあるステンレス製で来客時はもちろん、毎日目にする場所に置いても、生活感を気にせず使えます。フタはゆっくり閉まる静音設計なのでキッチンやリビングに置いても静かにゴミを捨てられます。
木製のゴミ箱
木製のゴミ箱はインテリア性が高いので、ナチュラルなお部屋や北欧風のお部屋にピッタリ!
ただし、プラスチック製に比べるとサイズが小さくても重いものが多いので、頻繁に持ち運ぶ必要のないシーンで使うのがおすすめです。
ヤマト工芸 yamato 木製 W CUBE 10L(株式会社ヤマト工芸)
機能・デザインのバランスのとれた全11色のゴミ箱です。フタがないので、ゴミを捨てる時に開閉する手間が不要で袋の取り替えも簡単です。 数個並べて分別ダストボックスとしても使用できます。
フタの開け方にもたくさんの種類が!
ゴミ箱は1日に何度も使うので、フタの開閉にストレスを感じづらいものを選びたいですね。
ゴミ箱のフタの開け方には、「手で開閉するタイプ」や「足で開閉するタイプ」、「センサータイプ」などがあります。
開け方のタイプにはそれぞれメリットがあるので、自分がゴミを捨てやすいゴミ箱を選びましょう。
手で開閉するタイプ
手でフタを開けるゴミ箱にはプッシュタイプやスライドタイプがあります。フタの閉まり方もパタンと閉まるもの、静かにゆっくり閉まるもの、開けっ放しにできるものなどそれぞれに違いがあります。
自分が使うのにストレスのないものを選びましょう。
キッチンなど衛生的に清潔に保つ必要がある場所に置くなら、除菌シートなどで拭く癖をつけましょう。
kcud クード SQUARE プッシュペール 24L キャスター付(岩谷マテリアル株式会社)
上部のくぼみを押すだけでフタが開くプッシュ式のゴミ箱です。キャスターが付いており、移動や掃除のときも移動がしやすいです。
袋止めは金属製のワイヤータイプでゴミ袋の端を凹凸に引っかけられます。
置く場所を選ばないすっきりシンプルなデザインです。セットした袋は外から見えずに袋がずり落ちる心配がないため外観を保てます。
足で開閉するタイプ
ペダル式タイプなら、料理をしている時でもゴミ箱に触れずに開けられるので手を衛生的に使うことができます。
クード mini スリムペダル 33L kcud 分別 ふた付き キャスター付き(岩谷マテリアル株式会社)
狭いキッチンでもすっきり設置でき、フタを開いたままにもできるのでゴミ袋の交換がラクにできます。
袋止めの凹凸を利用して複数のゴミ袋をかけて、分別用のゴミ箱としても使えます。セットした袋は外から見えないので、ゴミ箱の外観をきれいに保てます。
センサーでフタの開け閉めができるタイプ
フタにセンサーがあり、手をかざすと自動開閉するゴミ箱です。
全自動で開閉できるゴミ箱には丈夫なステンレス製のものが多いです。
足で開閉するタイプと同じく、ゴミ箱に触れずにゴミを捨てられます。
また、センサー付きの自動開閉ゴミ箱には内側に2重でゴミ箱を搭載しているものがあり、しっかりと密封しているため臭い漏れが軽減できます。
普通のゴミ箱に比べるとかなり高価にはなりますが、ロック機能やステンレス素材そのものが臭い移りしにくいので、ゴミ箱の臭いを気にされる方やゴミ箱を衛生的に使いたい人に適しています。
JAVA Vegas 20L(OPUS合同会社)
フタがセンサーで自動開閉するので、調理中などで手がふさがっているときでもゴミを捨てられます。座っている時も、立ち上がることなくゴミを捨てられるので、リビングやソファの横などに置いても使いやすいです。
センサーはゴミ箱の上部にのみ反応し、前を通っただけでは反応しにくい仕様となっています。必要でないときに不意にフタ開くというわずらわしさがありません。
また、センサーでの開閉は直接手が触れないので、ウイルス対策にも最適です。
まとめ
今回はゴミ箱の選び方とおすすめのゴミ箱についてまとめました。
ゴミ箱は長期間使うものですから、捨てるごみの種類やゴミ箱を置く場所を想定してから選ぶ必要性があります。
捨てるゴミの用途にあわせた選び方をすると、ラクにゴミを捨てることができ快適です。


参考資料
環境省ホームページ「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成28年度)について」検索日2020/3/4