大掃除の季節が近づいてきました。
トイレの大掃除といえば、換気扇、天井、壁、温水便座、トイレタンクなど・・・。
狭い空間ですが、掃除する箇所がとても多いので、なるべく効率よく進めたいですね。
効率をよくするコツは上から下へ、汚れが少ない所から汚い場所へ向かって掃除することです。
今回は、基本のトイレ掃除からタンクや換気扇シャワーノズルなどの細かい部分の掃除まで、大掃除前に知っておきたいトイレのお手入れ方法について、詳しくご紹介します。
トイレ掃除の基本の手順とは
まず最初に、換気扇と天井を掃除してから壁掃除をします。
換気扇からホコリがたくさん落ちるので一番に掃除しておきます。
また便器は先にタンク掃除から行うと、流した水で便器もついでにきれいになります。
次に、壁と温水便座や便器を掃除して、最後に床を掃除をするという流れで掃除をしています。
一日で進めるのは難しいので、換気扇とタンク掃除の仕込みを先にやって、残りは後日という感じで分けてお掃除すると疲れずにすみますよ。
今回は、下記の順番でお掃除を行いたいと思います。
1)換気扇
2)タンク
3)便器
4)壁
5)温水便座
6)床
トイレ掃除に必要な道具
トイレをしっかりと掃除するときに必要な道具は、以下のとおりです。
通常のトイレ用の中性洗剤やブラシだけでなく、タンク等や着色汚れ等まで徹底的にお掃除するために、タンク用専用洗剤やクエン酸スプレーなども使って、お掃除していきます。
- 新聞紙
- ビニール袋
- ガムテープ
- マスク
- 使い捨てビニール手袋
- 注ぎ口洗いブラシ(ダイソー)※急須ブラシ
- トイレ用洗剤
- クエン酸スプレー(水200㎖にクエン酸小さじ1溶かした物)
- タンク用洗剤(トイレタンクのお掃除粉 エコフレンド+α)
- 雑巾(ウエスなど)
- 必要であれば脚立
写真にはありませんが、これらの道具のほかに、いつも使っているトイレブラシを使用しました。
1)トイレの換気扇掃除
トイレの換気扇を掃除すると、ホコリがたくさん落ちるので、一番最初にお掃除することをお勧めします。
取り外せる場合は内部のファンまで外して掃除できますが、わが家のトイレの換気扇は、ファン部分が簡単には取り外せないタイプ。内部にブラシを入れて、中の汚れをかきだしていきます。
お手入れの際は、換気扇のスイッチを消してから、マスクを着用してお掃除してください。
換気扇のお手入れ手順
※取扱い説明書を参考に換気扇を外してください。

羽根が割れないよう、無理をしないように動かします。
2)トイレのタンク掃除
トイレのタンク内部は普段なかなか掃除しにくい場所。タンク専用洗剤があるので、それを使うことで簡単にお掃除することができます。
今回は「トイレタンクのお掃除粉 エコフレンド+α」というタンク専用洗剤を使います。
タンク掃除のお手入れ手順


タンクの上部で手洗いできるタイプの場合は、ふたがパーツとつながっているので外せません。このように少しずらしてお掃除しています。重たいのでしっかり支えてお掃除してください。

3)便器の掃除
便器本体は、普段お掃除できない場所を中心に清掃します。鏡を使うと汚れが見えて、お掃除後もかがまずに汚れが取れたか確認することができます。
便器のお手入れ手順

※ふち裏に尿石がある場合、先ほどと同じようにペーパーにクエン酸水をスプレーして覆い、湿布をすると取れやすくなります。
4)トイレの壁
トイレの壁には、実は目には見えないけれど、尿などの汚れが広範囲に飛び散っています。
壁の天井から側面まで室内全体をクエン酸スプレーで拭くことで、尿やホコリを取り除くことができ、ニオイやカビの原因を取り除くことができます。ついでに、扉を拭くことも忘れないようにしてくださいね。
クエン酸の成分は残りやすいので、掃除の仕上げに必ず水拭きを行ってください。金属などにクエン酸の拭き残しがあると、サビの原因になります。
トイレの壁のお手入れ手順
※クエン酸は、スプレーしすぎるとせき込む可能性があるので、雑巾に直接スプレーして磨くようにします。
窓のホコリも取り除いて、カビの発生を予防します。
5)温水便座のお手入れ方法
尿の飛び散りなどで黄ばみがつきやすい温水便座。特に温水便座と便器の隙間に汚れがたまるので、便座をずらしてお掃除しています。
お手入れ前の準備
温水便座をずらして掃除する前に、以下のことをやっておきましょう。
・電源プラグを抜く
・止水栓を閉めて給水をとめる
・温水タンクの水を抜く
※取り外しは機種によって違うので、説明書に沿ってください
便座のお手入れ手順


頑固な汚れは、ペーパーに洗剤を拭きかけて、本体内部に洗剤が入らないよう湿布をします。
トイレ用洗剤で黄ばみなど着色汚れが取れない場合、クエン酸スプレーで湿布すると薄くなることがあります。この場合も便座に直接スプレーがかからないように気をつけましょう。


普段なかなか掃除できない場所も、ブラシや洗剤を使って、何度もこすり落とすのがポイントです。
それでも落ちない場合は、クエン酸スプレーを使って湿布しています。クエン酸を使用した後は最後に水ぶきを忘れずに行いましょう。
6)トイレの床掃除
最後に床掃除をしています。便器周りだけでなく、奥のタンク下までお掃除すると嫌なニオイがなくなります。
床に凹凸がある場合、毛足の長めの布地の物で拭き取ると、汚れが落ちやすいです。

おわりに
トイレはお掃除するところがたくさんあります。普段のお手入れをしていても気になるニオイがある場合、実は見えにくい部分の汚れに気がついていない事が多いです。
便座を裏返したり、鏡を使って裏をのぞいたりして、普段見えない場所をのぞいて掃除してみてください。びっくりするほど黄ばんでいますよ。
ふだん気がつかない汚れをお掃除すれば、気になるニオイが解消されると思います。大掃除で、是非行ってみてくださいね。

